実力の差を見せ、大差で勝利

水球男子
TEAM 1P 2P 3P
東大
早大 19
▽得点者
山田8、池水4、眞板3、桜井2、中安2

※第3ピリオド途中でコールドゲーム

   

 ここまで2連勝と勢いに乗っているワセダ。今回は東大との対戦となった。先制点を奪うとワセダのペースで試合を進め、第1ピリオド終了時点で8-1と東大を圧倒する。第2ピリオドでは山田太一(スポ2=埼玉・秀明英光)が5得点をあげ、16-3と点差をさらに広げた。そして、第3ピリオド中盤で東大に15点差をつけ、19-4でコールド勝ちを収めた。

鋭いシュートで、この試合8得点を挙げた山田

 今回は若い選手が躍動した試合だった。ルーキーの眞板晃生(スポ1=東京・明大中野)は、試合開始から積極的に攻撃に参加し、果敢にゴールを狙う。第1ピリオド開始3分、池水勇太(スポ3=鹿児島南)のパスを受けると、鋭いシュートを放ち得点を決めた。眞板はその後も攻めの姿勢を貫き、この試合で3得点を挙げた。そして、圧倒的な得点力を見せたのが2年の山田である。第1ピリオドから相手の守備の裏を突くシュートを放つなど存在感を見せると、続く第2ピリオドでも勢いそのままに得点を重ね、このピリオドで5得点を挙げた。「深川幹徳主将(スポ4=福岡工)がいなかったので、その中でゲームをコントロールしていく機会を得られたのが良かった」と獅子奮迅の活躍を見せた山田は手応えをにじませる。その一方で、東大に攻め込まれ、ギリギリのところでゴールを守り切る場面も見られた。「格下相手に失点してしまったのはやってはいけないことだった」(桜井祐太、人4=東京・城北)。これから様々なチームと戦っていく上で必要なことを確認する機会となる試合となった。

貪欲にゴールを狙う池水

 「この結果に目を向けるのではなく、上を目指してやっていくべき」と山田は冷静に試合を振り返る。コールド勝ちを収めたものの選手たちはこの圧勝を手放しに喜んではいない。『日本一』という大きな目標を見据えるワセダの活躍に今後も期待したい。

   

(記事 石田耕大、写真 吉田安祐香)

コメント

  

桜井祐太(人4=東京・城北)

――今回の試合にはどのようなことを意識して臨まれましたか

深川主将が就活でいなくて、でも本番でもこういうことがあると思うので、そういうことを。あとはターンオーバーをなくして、自分たちの攻めが出来るようにというところを意識していました。

――試合を振り返っていかがですか

僕自身も就活とか色々あってうまく繋げない部分があって、また新入生も入ってきて、新チームとして新たな体制で挑んだ第1試合目でまだ未完成なものなので、そこを積み上げていきたいなと思います。

――前回の大会から改善された点はありますか

カウンターとディフェンスの被りというのをちゃんとやっていこうというのと、体勢があまり上手く決まらなかったので、そこを意識してやろうと思っていました。

――きょうの試合での収穫や見つかった課題はありますか

格下相手に失点してしまったことはやってはいけないことだったというか…、ミスがあったというのは課題ですね。オフェンス自体はボールをつなげられる部分もあったのは良かったと思うんですが、上手くカウンターが出来ていなかったのは良くなかったと思います。

――新体制となりましたがいかがですか

新体制になって僕らが1番上になって深川を中心に練習を追い込んでいて、インカレ(日本学生選手権)での優勝というのが僕らの目標なので、どうやってその目標に近づけるか。個人が段階的に目標をたてて、今はそこに向かって努力している感じですね。

――新入生も入ってきましたが、チームの雰囲気はいかがですか

最初は慣れないことばかりだと思うので、ちょっとフレッシュな部分もあると思うのですが、これから一緒に頑張っていくという感じです。

――今後の意気込みをお願いします

やはり「日本一を取るぞ!」という感じです!

山田太一(スポ2=埼玉・秀明英光)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

こういう展開になることはわかっていたので、もう少し失点を抑えたかったと思います。

――コールド勝ちという結果については

僕たちのチームは日体大を倒してインカレで優勝することを目標にやっているので、この結果に目を向けるのではなく上を目指してやっていくべきだと思います。

――新入生を交えての試合となりましたが、チームの雰囲気はいかがですか

ひとり1年生も試合に出ているので、新たな戦力が入ってここからインカレまでまだまだあるので、新しいチームで日が浅いですが積み上げていけたらと思います。

――どのようなことを意識して試合に臨みましたか

これから強いチームと当たった時に通用するプレーなのかどうか、勝ちたい相手に自分たちの思うプレーができるのかどうかということを考えました。

――今回の収穫は

きょうは深川幹徳主将がいなかったので、その中でゲームをコントロールしていく機会を得られたのが良かったと思います。

――今後の意気込みをお願いします

まだジャパン・ウォーターポロリーグも続きますが、もうすぐワセダのОBがいる強いチームと戦うこともあるので、そこでしっかりと点をとっていきたいと思います。