池水の6得点で日大を撃破!

水球男子
TEAM 1P 2P 3P 4P
早大 15
日大 11
▽得点者
池水6、深田4、深川2、吉村、瀧川、桜井

 関東学生リーグ戦(リーグ戦)も中盤に差し掛かったこの日、早大は日大との一戦を行った。課題とされている立ち上がりだったが、序盤から流れをつかみ徐々に点差を広げていった。しかし、第3ピリオドで相手の猛追を受け、試合は分からなくなる。最終ピリオドで、もう一度ペースを戻し何とか逃げ切り勝利を収めた。これでリーグ戦は無傷の4連勝。来週からは順位決定に大きく関わってくる戦いに臨むこととなる。

 第1ピリオド、深川幹徳(スポ3=福岡工)からのパスに反応した深田隼輔(スポ4=鳥取中央)のシュートで先制点を奪う。続く2点目は相手ゴールキーパーのこぼれ球を深田が押し込む形となり、一瞬の隙を見逃さない姿勢を見せた。着実に得点を積み重ねていき快勝ムードになるかと思いきや、試合後半、徐々に暗雲が漂い始める。

攻撃の起点となる深川

 早大は相次いで退水(※1)を取られ、ピンチの場面が増えていく。第3ピリオド、3点リードの8-5で、瀧川峻也主将(スポ4=京都・鳥羽)が永久退水(※2)となった。日大がここぞとばかりに反撃を仕掛け、序盤に保っていたリードは縮まっていく一方に。最終ピリオドでついに同点まで追い上げられ、試合の行方は分からなくなった。ここでチームのピンチを救ったのは、池水勇太(スポ2=鹿児島南)。再びリードを広げたいところで、池水が勝ち越しとなる1点を奪い、苦しい局面を自ら打破した。「池水に助けられた部分が大きい」(深田)。池水の活躍は勝利をたぐり寄せる大きな要因となった。

貴重な勝ち越し点を奪った池水

 この試合の勝利は手放しに喜べるものとは言えなかった。深田は「克服しなければならないことは山ほどある」と、チームとしての課題がまだまだあることを強調。これから始まる上位校との試合に向けて気を引き締めた。「良くも悪くもこれからのチーム」(深田)。見つかった反省を糧にして、さらなる成長を遂げていきたい。

※1重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

※2退水が累積3回となった選手は、残り時間出場できない。

(記事、写真 井口裕太)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません。

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コメント

池水勇太(スポ2=鹿児島南)

――最後までどちらに転ぶかわからない試合でしたが、試合全体を振り返っていかがでしたか

今回の試合は接戦になることが予想されていてたので緊張感を持ちながら最初から最後まで集中力を途切らせなかったのが結果に繋がったと思います。

――この試合6得点を挙げる活躍でしたが、きょうのプレーを振り返ってみていかがでしょうか

シュートの調子はよかったですが、他の所でミスがあったのでそのミスを修正していけたらいいと思いました。

――チームの課題となっている立ち上がりの部分について、きょうの試合ではいかがでしたか

先に点を取ることができたので、先日までの試合よりよかったと思います。

――リーグ戦4試合を終えてみて、ご自身のプレーで何か課題は見つかりましたか

ちょっとしたミスがあったのでそのようなミスを減らしていきたいです。

――来週以降の試合で勝利していくために、ポイントとなってくる部分を教えていただけますか

立ち上がりをしっかりして、ミスを減らしていき集中力を切らせないことだと思います。

深田隼輔(スポ4=鳥取中央)

――ゲーム前半は落ち着いた試合運びができていたと思いますが、いかがでしたか

割といいほうではあったと思いますが、個人的にもっとしっかり決めるところを決めていれば、全体がもっと楽になったと思います。

――試合全体で、チームとして退水を多く取られてしまいましたが、その点について振り返っていただけますか

僕を含めてまだまだ1対1のディフェンスが弱かったり、雑な人が多いので、その結果でもあると思います。今後の課題として改善していきたいと思います。

――攻撃面ではチームとして効果的に得点を挙げていたと思いますが、攻撃についてはいかがですか

池水があたっていたので、そこに助けられた部分が大きかったと思います。 全体で見れば、まだまだ噛み合っていない部分が目につきます。

――きょうの試合に勝利し、リーグ戦4連勝となりましたが、今のチーム状態についてはどのようにお考えですか

少しずつ良くはなってきているとは思いますが、まだまだいいとは言えない状態だと思います。 良くも悪くもこれからのチームです。

――来週から上位チームとの試合になりますが、チームとして克服していきたい部分はありますか

本当にまだまだこれからのチームなので、克服しなければならないことは山ほどあるのですが、今回のようなファウルトラブルに陥らないようにはしたいです。