リーグ戦初戦で白星発進!

水球男子
TEAM 1P 2P 3P 4P
早大 19
中大 13
▽得点者
深田6、瀧川5、戸張4、深川3、桜井

 東日本リーグ戦から2カ月、ついに関東学生リーグ戦(リーグ戦)が幕を開けた。リーグ戦に向けて、課題だったディフェンス面を練習してきたワセダ。練習の成果を発揮したい初日のきょうは、中大と対戦。第4ピリオドで相手に連続失点を許すも、第1ピリオドから安定して点を重ねていき、19-13で中大を下した。

 試合は開始数秒後の中大のシュートから始まった。このまま中大の流れになるかと思われたが、その一分後に深田隼輔(スポ3=鳥取中央育英)が渾身のシュートを放ちゴール。流れをワセダに引き寄せる。その後は中大の退水(※)から桜井祐太(人2=東京・城北)が点を入れるなど、好機を逃さない。続く第2ピリオドでもワセダの攻撃は止まらず。深川幹徳(スポ2=福岡工)が技ありのループシュートを披露し、観客を魅了した。

チーム最多得点の深田

 リードしたまま迎えた後半でも、ワセダの勢いは衰えない。ゴール前の混戦から戸張真寿主将(スポ4=埼玉・秀明英光)が押し込み、点を稼ぐ。GK高島丈司(社2=東京・明大中野)の好セーブも光り、第3ピリオドを17-9で終えた。しかし第4ピリオドでは一転、中大の猛攻を受け4連続失点。ワセダから退水を計3人も出すなどピンチに陥る場面もあったが、最後は逃げ切り白星を飾った。

豪快にシュートを放つ深川

 勝利したものの「おのおのがディフェンス力を上げていかなければならない」(深田)と課題も浮き彫りになった初戦。きょうのディフェンス面に関して「20点」と厳しく語った深川。課題点を克服するには「全員で問題点を把握すること」(深川)が重要である。リーグ戦の目標を優勝に掲げ、全員一丸となって試合に挑む。

※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

(記事 種村春歩、写真 森健悟)

コメント

深田隼輔(スポ3=鳥取中央育英)

――きょうの試合を振り返って

きょうは格下相手だったのでチーム全体でこれをやろう、といったことはなかったんですけど、前半は失点が多くて、後半も最後のピリオドはガタガタだったので、もう少しディフェンスの方をしっかりやっていかないといけないと思います。

――悔しい結果に終わった東日本リーグ戦からどのような練習をしてきましたか

基本的なことを中心にやってきました。体力をつけてフィジカル面もしっかり向上させて、課題の守備練習もしてきました。

――ご自身も6得点と活躍されました

いつもそうなんですけど、周りがおいしいところでくれただけです(笑)。

――守備面はどうでしたか

普段出てない人間が出たときに1対1で負けてしまうのが良くなかったです。どうしてもそこで簡単にやられるようだと僕もカバーのしようがないので。おのおのがディフェンス力を上げていかなといけないと思います。

――ベンチから見ていて第4ピリオドに失点を重ねてしまった要因はどこにあったと感じましたか

ボールが回っていなかったことと、オフェンスに関しては動きがなかったことです。オフェンスのリズムが悪かったのでカウンターをくらって結果4連続失点につながったと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

あしたも今回と同じように力の差を見せて勝ちたいと思います。

吉成弘紀(法3=東京・早大学院)
――関東学生リーグ戦(リーグ戦)初戦を終えて、感想をお願いします
練習でやっていたことができなかったですね。できていなかったことはもちろん試合でもできなかったですし…。
――勝利は挙げましたが、失点が多い試合でした。要因は何だと思いますか
きょうは(フィールドプレーヤーの)スタメン6人が揃っていなくて僕などが出ていて、崩されてしまいました。控えが出たところから崩されたかな、という感じでした。
――昨季から、層の薄さを課題に挙げられていました。控えの選手として、ご自身の役割についてはどのように考えていますか
きょうは全然駄目だったんですけど、代わりに入ったときに、得点を取るというよりはミスなく失点しないように。代わって入ったときに、不可のプレーをしないようにしないというのはあるので、ディフェンスはもちろんですが、オフェンスのときもきょうは何回もあったミスをしないようにしなければと思います。
――このリーグ戦の目標は
毎年掲げているんですけど、全員で戦って日体大を倒すということを考えていて、貢献できたらなと思います。

深川幹徳(スポ2=福岡工)

――きょうの試合を振り返って

水球のルールが少し改正されて、まだ慣れていないところがあったのでそれに慣れたいと思います。あと、これから一か月くらいリーグ戦があって、週を重ねるごとに対戦相手が強くなってくるので、それらの相手にディフェンス面などでうまく対応していきたいです。

――きょうのリーグ戦に向けてどのような練習をしてきましたか

退水が多くなるというルール改正になったので、退水にならないようにする練習ですね。あとはディフェンスの強化をしていました。内容としては、ブレスで相手をしんどくさせて、シュートミスなどのミスを誘ってカウンターっていう感じです。

――ディフェンスを練習したとおっしゃっていましたがきょうの試合のディフェンスに関していかがでしたか

できてたとこ、できてないとこ、できてた人もいるし、できていない人もいましたし、もう一回見つめなおしたいですね。まだ、20点くらいですね(笑)。

――では、点数を挙げるためにはどのようなことをすればいいと思いますか

やるべきことはわかっているので、もう一回全部で問題点を把握して、できるようにしていきたいです。

――リーグ戦の目標はなんですか

もちろん優勝です!日体が難しい敵になってくるので倒したいです。

――では最後に次の試合への意気込みを教えてください。

ディフェンスとカウンターがワセダの強みなので、それをうまく生かせるようにしていきたいです。