インカレ初戦 沖縄大に20点差をつけ見事快勝!

水球男子

第100回日本学生選手権水泳競技大会水球競技 8月28日 東京アクアティクスセンター

 第100回を迎える日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)。昨年度はまさかの初戦敗退と悔し涙した早大。2年ぶりの初戦突破に向け、臨む初戦は、沖縄大学。序盤から早大ペースで試合が進み、第1ピリオド(P)に9得点と得点を量産。その後も早大の猛攻は止まらず、18―1で前半を折り返す。第3Pでも相手を寄せ付けることなく、22―2とコールドでの勝利となった。

シュートを狙う中村

 加納恒心(スポ2=東京・明大中野) のセンターボールで試合がスタート。開始20秒で中村大智主将(スポ4=埼玉・秀明英光)が得点すると早大の猛攻が始まる。2分半には、加納(恒)の右サイドからのシュート、続けて、曵地孝太郎(スポ4=埼玉・秀明英光)、永野冬惺(スポ2=東京・明大中野) 、加藤旺道(スポ2=静岡・磐田) と次々と得点を重ねる。残り1分半には、途中出場となった古谷典也(スポ3=東京・明大中野)もゴール前での1対1を着実に制して得点。残り50秒沖縄大の得点があるものの、圧倒的な攻撃力で、第1Pを9ー1で終える。

パスを送る永野

 続く第2P。中村がセンターボールを得ると沖縄大がすぐさまタイムアウトを要求。しかし、早大は、流れを渡すことなく、攻撃体制へ。2分、右サイドの加納(恒)からのパスをゴール前にポジショニングしていた曵地が受け取り、そのまま得点。小林稜典(スポ1=岐阜・大垣東)の水面を滑らすシュートや斎藤昴泰(スポ1=神奈川工)のゴール左上を狙う的確なシュートなども決まる。第2P後半、永津智也(スポ4=熊本・済々黌) と佐野裕一朗(人4=長崎西) が今シーズン初得点を次々と決め、そして永津の2得点目も決まり、18―1と大差をつけて前半を折り返す。

シュートを放つ加納(恒)

 第3P序盤は、カウンター合戦が続く。開始1分40秒、反撃を試みる沖縄大に得点されるも、加納(恒)が右サイドからのシュートですぐさま取り戻す。小林からのパスを受け取った永野が速攻でゴールへと放り込むプレーで会場を沸せると、4分半に中村が本日7得点目のシュート。これが決まると22―2となり、沖縄大に20点差をつけ、コールドでの勝利となった。

(記事・写真 指出華歩)

 

コメント

中村大智主将(スポ4=埼玉・秀明英光)

――今日の試合を振り返っていかがですか

1回戦目を突破したのが自分が1年生の時以来なので、まず嬉しく、ほっとしています。

――個人7得点ありましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか

沖縄大学さんがあまり自分たちのことを知らなくて、自分たちも沖縄大学さんのことをあまり知らないという中で、勝てたことは、自分の実力だと思うのでよかったかなと思います。

――チームの雰囲気はいかがですか

目標を見据えて行動できていて、良い雰囲気で行えていると思います。

――明日の専修大学への意気込みをお願いします

ここに勝てれば、決勝まで行ける組み合わせだと思うので、明日は正念場になりますが、しっかりと全力を出して臨みたいと思います。

永津智也(スポ4=熊本・済々黌)

――今日の試合を振り返っていかがですか

自分としては、少ない出場機会で、しっかり結果を残せたというところがすごくよかったかなと思います。

――2得点ありましたが、率直な心境を教えてください

今シーズン初得点というところもあり、観客席からの応援だったり、ベンチの盛り上がりであったり、得点できて本当に良かったと思います。

――明日の専修大戦が正念場となりますが、いかがですか

明日勝てば、我々の目標としているところに大きく近づきますし、これまでずっと負けてきた相手であるので、しっかり勝ち切れば、自分たちの自信にもなると思います。

――4年生でラストのインカレですがいかがですか

過去去年一昨年とでいい思いをしてきていないので、自分たちの代でしっかり結果を残して気持ちよくシーズンを終われたらなと思います。

――最後に意気込みをお願いします

残り1ヶ月半ぐらい最後までやり切って、早稲田水球部に恩返しができたらなと思います。