関東学生リーグ戦 5月26日 横浜国際プール
TEAM | 1P | 2P | 3P | 4P | 計 |
早大 | 1 | 7 | 2 | 3 | 13 |
日大 | 3 | 1 | 4 | 1 |
関東学生リーグ戦(リーグ戦)第4節。上位リーグ進出に向けて白星が欲しい早大は、日大との一戦に臨んだ。試合開始直後からの3連続失点で先行されるも、第2ピリオド(P)に怒涛の7得点で逆転。8ー4で試合を折り返す。後半も攻撃陣の勢いは止まることなく、得点を量産し続け、13ー9でリーグ戦2勝目を飾った。
個人4得点のルーキー・斎藤
小林稜典(スポ1=岐阜・大垣東)のセンターボールで試合の幕が上がる。序盤からのカウンター合戦を制したのは日大だ。日大の勢いは止まらず、まさかの3連続失点。早大は、すかさずタイムアウトを要求した。第1P残り12秒、加納恒心(スポ2=東京・明大中野)からのパスを小林がGKをよくみたループシュートで決め切り、早大初得点を得る。点差を縮めたい第2P。曳地孝太郎(スポ4=埼玉・秀明英光)の2連続得点を皮切りに、早大の猛攻が始まる。加納(恒)、古谷典也(スポ3=東京・明大中野)と立て続けにゴールへと放り込み、見事逆転。永野冬惺(スポ3=東京・明大中野) からのパスを小林がワンタッチシュートで押し込む。加納凪人(スポ3=三重・四日市中央工)の徹底した守備も光り、勢いに乗ったまま、8ー4で試合は後半へ。
パスを送る曳地
リードを保ちながら迎えた第3P。開始2分斎藤昴泰(スポ1=神奈川工)が左端水面際に鋭いシュート、さらに、相手のマークに苦しんでいた中村大智主将(スポ4=埼玉・秀明英光)もディフェンス陣をかわしたミドルシュートを決め、10ー8で最終Pに向かう。開始1分、古谷がGKを誘いだしてのゴール左下に突き刺す技ありシュートで、会場を沸かす。相手の退水(※)を利用した斎藤のループシュートも再び決まり、ルーキーながら圧倒的な攻撃力で、本日4得点目をあげた。早大は、リードを保ったまま、13ー9で危なげなく試合を終えた。
ゴールを狙う古谷
強豪日体大相手の敗戦から一夜明け、早大の得意とする「守ってから攻める」(曳地)を徹底し、強みを出し切れた今試合。予選リーグも終盤に突入する次戦は、明治大との対戦だ。上位リーグ進出に向け、勝ち星を挙げることを期待したい。
※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。
(記事 指出華歩、写真 中村凜々子、河邨未羽)
コメント
曳地孝太郎(スポ4=埼玉・秀明英光)
――試合全体を振り返っていかがですか
第1Pは、流れが悪かったのですが、うまく、第2Pで自分たちに流れを持っていき、7得点取れて、試合を折り返せたのでよかったです。その後も流れを悪くすることなく終われたのでよかったです。
――個人面では、いかがですか
相手のチームの特徴がフローターを使うチーム特徴で、自分の役割としては、相手の得点源を抑えることなので、しっかりと抑えて役割を全うできたのでよかったです。
――第2Pから流れが良くなりました。監督から指示などはありましたか
チーム全体としても自分達の特徴であったカウンター攻撃を活かすためのディフェンスをして、守ってから攻めることを意識していて、そこがうまくはまって、得点に繋げられたのかなと思います。
――守備で意識したことは
相手の攻撃の特徴を事前に把握していて、そこの特徴をうまく使って試合中どこでボールが出るか考えていたのでそこをうまく実践できたのがよかったです。
――次戦への意気込みをお願いします
これからも楽でない試合が続くと思うので一戦一戦全力で戦っていきたいと思います。
斎藤昴泰(スポ1=神奈川工)
――全体を振り返っていかがですか
最初は苦しい展開だったのですが、第2Pの良い流れを第4Pまで通して続けることができたので、非常に良い流れで終わることができたかなと思います。
――個人的にはどうでしたか
得点もそれなりに取れたので、個人的にも良い評価をつけられる試合だったのかなとおもいます。
――POM(プレイヤーオブザマッチ)に選ばれた心境はいかがですか
僕の得点は全て同期先輩含めて全員で繋いで取った点数だと思っています。ボールがたまたま僕に来て、僕がたまたま点を決めただけなので、個人賞としてもらったのは嬉しいですが結局はチームとしての結果なので、今回PMOをもらえたということに対して重きを置いているわけではありません。
――次戦への意気込みをお願いします
来週も試合が続いて、今後勝てれば上位リーグに進めるということなので、一戦一戦大事にして目の前の試合を勝っていきたいなと思います。