第102回日本学生選手権水泳競技大会1日目 9月3日 東和薬品RACTABドーム
9月3日から9月6日にかけて、東和薬品RACTAB ドームにて第102回日本学生選手権水泳競技大会が行われている。大学での競技生活で培った力を発揮する舞台であるこの大会に向けて、選手達は練習に励み、それぞれの目標に向けて準備を重ねてきた。初日である9月3日は、多くの選手が決勝に進み、白熱したレースを繰り広げた。

女子100メートル自由形には主将である内田さくら(スポ4=和歌山・向陽)が出場。
予選は56秒14で泳ぎ、全体の6位で決勝に進出した。「予選では力んでしまい、自分のレースができなかった」と振り返り、決勝では修正しレースに挑んだ。決勝では前半からパワフルな泳ぎを見せ、後半もスピードを落とすことなく、見事5位入賞を果たした。調子がいい状態で臨んだ今大会であるが、自身の目標には1歩届かず、試合後には悔しい表情も見せたが、「残りの50メートル自由形とリレーで挽回したい、チームの為に1点でも多く点を取りたい」と語った。主将としてチームを牽引する内田に目が離せない。

男子200メートル背泳ぎには飯田光達(スポ4=東京・八王子学園八王子)と添田重樹(スポ2=神奈川・逗子開成)が出場した。どちらも健闘し、添田は2分4秒81で泳ぎ、全体の30位。そして飯田は4年生の意地を見せ、1分59秒52で泳ぎ、全体6位で決勝進出を果たした。3年、1年の関係性で非常に深い関係性のある飯田と添田。対談では、「後輩に結果で大きな背中を見せて終わりたい」語り、人一倍結果にこだわってきた。臨む決勝では予選レースの反省を生かし、後半熾烈な追い上げを見せ、最後まで表彰台を狙い続けたものの、4位入賞という悔しい結果に終わった。飯田は試合後のインタビューで「もっと上を目指していたのでとても悔しい」と涙ながらに語った。飯田は、今後水泳を続けるかどうかはこのインカレの結果次第だと決めていた。この4年間だけでなく水泳人生の集大成として臨むレースだったからこそ、より一層悔しさをにじませた。しかし残りの種目に向けて、「400メートル自由形では、決勝に残って最低限の仕事をして4年生として引退できたらと思います」と語り、気持ちを切り替え、明日以降へのリベンジに期待したい。

男子400メートル個人メドレーには1年生コンビ、原田拓弥(スポ1=愛知・豊川)と竹田翔真(政経1=京都・洛南)が出場。初のインカレの舞台で堂々とした泳ぎを見せた。原田は予選から自分の泳ぎをして、4分18秒34の全体6位で決勝に進んだ。竹田は健闘するものの、4分25秒26で全体24位につき、惜しくも決勝進出とはならなかった。原田は「予選から感覚が良く、決勝もプレッシャーを感じることなく泳げた」と語ったが、最初のバタフライを抑えすぎてしまって残りの300メートルが思ったように上がらなかったと心残りがある表情を浮かべた。そして残りの200メートル平泳ぎに向けては、自己ベストの大幅な更新を目標に頑張りたいと意気込んだ。

女子200メートル背泳ぎに出場した水野柚希(先理3=埼玉・栄東)。一昨年この種目で銀メダルを獲得したが、去年は失格という悔しい思いを経験。「今までは、個人の競技結果にこだわってやってきたが今年はインカレでの活躍を1番のメインとしてやってきた」と対談で語った水野。本大会では、200メートル背泳ぎと200個人メドレーに出場。予選を5位で通過し迎えた決勝では、50から100のラップタイムを上げれるよう意識したと語り、前半から先頭集団に食らいつき後半も粘りの泳ぎを見せ、見事5位入賞を果たした。「目標としていた11秒台には届かなかったものの、エントリーよりはタイムを上げれたので、得点獲得という面においては良かったのかなと思います」と語りチームに貢献を果たした。

決勝の入場で仲間とハイタッチをする飯田

笑顔で入場する児玉

声援を送るチームメート

決勝レース前、チームに手を振る内田
(記事・写真 金坂祥吾 比嘉門夢)
1日目結果
女子400メートル個人メドレー 予選
児玉海生 4分49秒23(7位)
男子400メートル個人メドレー 予選
原田拓弥 4分18秒34(6位)
竹田翔真 4分25秒26(24位)
女子200メートル背泳ぎ 予選
水野柚希 2分13秒31(5位)
男子200メートル背泳ぎ 予選
飯田光達 1分59秒52(6位)
添田重樹 2分4秒81(30位)
女子100メートル自由形 予選
内田さくら 56秒14 (6位)
男子100メートル自由形 予選
松井理宇 50秒19(10位)
増田莉蔵 50秒45(17位)
村上稜芽 50秒62(22位)
女子800メートル自由形 予選
松崎りん 8分41秒82(1位)
青木虹光 8分45秒69(3位)
女子400メートル個人メドレー 決勝
児玉海生 4分48秒78(7位)
男子400メートル個人メドレー 決勝
原田拓弥 4分19秒82(8位)
女子200メートル背泳ぎ 決勝
水野柚希 2分12秒77(5位)
男子200メートル背泳ぎ 決勝
飯田光達 1分58秒96(4位)
女子100メートル自由形 決勝
内田さくら 56秒16 (5位)
男子100メートル自由形 B決勝
松井理宇 50秒28(13位)
コメント
児玉海生(スポ1=愛知・豊川)
ーー率直なタイムの感想
大学入ってから上手く調子を上げれなくて、カンカレでも4分52秒かかったりしてしまっていたので、今回は予選から 4分49秒台で泳げて、予選決勝の 2本を泳げたことは良かったかなって思います。
ーー初めてのインカレの舞台はどうでしたか
普段の試合とは違って、プールサイドで先輩方や同期がたくさん応援してくれて、自分の心がちょっと折れそうになった時とかもみんなが後押ししてくれて頑張れる雰囲気があり、すごい楽しいなって思います。
ーー200メートル個人メドレーに向けてはいかがですか
400は不安な部分が多かったんですけど、こうやって決勝の舞台で 2本泳ぐことができたので、 200もしっかりと決勝に残って、200はスピードもたくさんつけて来れたかなと思ってるので、表彰台狙って頑張りたいなって思います。
原田拓弥(スポ1=愛知・豊川)
ーー率直なタイムの感想
最近、バタフライの調子が良かったんですが、決勝では少し抑えてしまい、そこから残りの300まで自分の持ち味をいかせきれ無かったのがとても悔しいです。
ーー初めてのインカレですがいかがですか
予選から感覚がとても良かったので、決勝はプレッシャー無く挑めるつもりだったんですが、タイムと感覚が噛み合っていませんでした。
ーー予選から決勝に向けて意識したことなどはありますか
予選は前半50メートルのバタフライがとても速かったので、決勝では少し抑えていこうと監督と話したのですが、そこを意識しすぎてスピードが上げられなかったのかなと思います。
ーー200の平泳ぎに向けて一言お願いします
200メートル平泳ぎの方がレベルが高く、厳しい戦いとなりますが、予選からベストを大幅に更新して決勝進出し、チームの指揮を高めていけたらなと思います。
水野柚希(先理3=埼玉・栄東)
ーー率直なタイムの感想
今大会で11秒台を目標としていたので、少し届かず悔しい気持ちはありますが、エントリーよりはタイムを上げれたので、得点獲得という面においては良かったのかなと思います。
ーー決勝レースで意識した点
予選では、50から100のラップが落ちてしまっていたのでそこを上げれるよう決勝は意識しました。
ーー本大会の調子としてはいかが
結構良かったので、11秒台が出るかなとは思っていたんですけど、予選を泳いだ感じだと前半が少し自分の想定より遅かったので、もう少し予選から身体を動かせれば良かったのかなとおもいます。
ーー200の個人メドレーに向けて
カンカレよりは調子が上がっていると思うので、自己ベストを更新してA決勝に残りたいです。
飯田光達(スポ4=東京・八王子学園八王子)
ーー率直な決勝を泳いだ感想
目指すところがもっと上だったので、いや悔しさしかないですね。
ーー4番手と後一歩でした
そうですね。去年メダル目指して取れなくて、今年こそはと思い、この1年間頑張ってきたつもりではいたんですけど。本当にこの大会は結果を残せなかったらやってきた意味がないので、ただ悔しいという言葉しか出ません。
ーー最終学年で臨むインカレでしたが、緊張などはありましたか
緊張はあまり無くて、ただこの大会で今後水泳を続けるかどうかを決めようかと思っていたので。ただ、57秒を出せなかったら続けないと決めてましたし、次につながることもないですし。もっと後輩にいい姿を見せたいと思っていたので、今は良かった部分は見つけられないです。
ーー予選からタイムを上げましたが、レースで意識した点はありますか
50から150のラップが落ち気味だったので、決勝は上げたいつもりだったんですけど、そこが遅かったので。ベストだったらメダルを取れたので悔しいです。
ーー400の自由形にむけて
まあ2バックがあんまり良くなかったとはいえ、切り替えてもう1本しっかり臨まないといけないですし、4フリの結果によっては、800のフリーリレーの方にも招集されると思うので、中1日空いて時間があるので今日のことは忘れてもう一本しっかり臨みたいです。400の方は今まで決勝に残ったことがないので、しっかりと残って最低限の仕事をして4年生として引退できたらなと思います。
内田さくら(スポ4=和歌山・向陽)
ーー率直なタイムの感想
練習がすごい調子が良かったので、ベストが狙えると思っていた中での56秒かかってしまったので悔しい気持ちがあります。
ーー予選から決勝に向けて意識した点
予選は少し力んでしまい、浮き上がりから25までの泳ぎで呼吸が先行してしまったので、そこを意識しました。
ーー最終学年で臨むインカレ決勝の舞台について
この大歓声を受けて泳げるのも今大会が最後なので、とにかくチームのために1点でも多く取りたいという気持ちで頑張りました
ーー50の自由形とフリーリレーに向けて
この100の5位という順位を別の種目では超えて、特に400のフリーリレーでは優勝を目指して頑張りたいと思います。