自己ベストには届かなかったが、船越と松﨑が5位! 

競泳

 日本選手権(25m)2日目。この日は、早大から6種目に7名がエントリー。昨日も好調だった船越彩梛(スポ2=淑徳巣鴨)と松﨑りん(人1=東京・日大二)が決勝へ進んだ。両者ともに予選からタイムを向上させたが、惜しくも自己ベストには届かず悔しい結果となった。

★船越が今大会3種目目の決勝進出

今大会3種目で決勝に進出した船越

 昨日、出場した種目全ての決勝に進出し、安定感を見せていた船越が今日は100メートル自由形に挑んだ。「朝一にしては、泳ぎが良かった」と振り返る予選は、前半から積極的な泳ぎで全体5位で決勝へと駒を進めた。観客席に手を振りながら、リラックスした表情で登場した船越。リアクションタイムが0.59と良いスタートを切った船越は、落ち着いた泳ぎを見せ、5位で前半を折り返す。課題としていた後半の15メートルでも粘り強く3位争いを繰り広げたが、順位は思うように伸びずそのまま5位でフィニッシュした。

★松﨑は追い上げて5位

メダル争いに加わった松﨑

 女子400メートル自由形に出場したのは1年生の松﨑。「今大会の目標はベストタイムを更新すること」としていた松崎はその目標を達成するべく、予選から軽快な泳ぎで6位につけた。決勝では、深々とプールに一礼し、集中した表情でスタートラインに立った、150メートルを8位で折り返すと、そこからはコンスタントにタイムを刻み、200メートル地点では6位まで順位を上げる。ラスト50メートルでは、驚異の追い上げを見せ一時はメダル争いにも食い込んだが、あと一歩届かなかった。さらに、男子400メートル自由形のB決勝には飯田光達(スポ1=東京・八王子)が登場。前半から攻めの泳ぎで積極的なレースを展開したが、予選からタイムを伸ばすことはできなかった。

(記事 大村谷芳、写真・編集 新井沙奈)

結果

◇決勝

女子100メートル自由形

船越彩梛 54秒42 【5位】

女子400メートル自由形

松﨑りん 4分10秒97 【5位】

◇B決勝

男子400メートル自由形

飯田光達 3分49秒49 【8位】

◇予選

女子100メートル自由形

船越彩梛 54秒59 【5位】

女子200メートル個人メドレー

木崎京香 2分18秒01 【27位】

男子200メートル個人メドレー

長牛太佑 1分59秒33 【13位】

男子100メートルバタフライ

山口遼大 52秒20 【12位】

女子400メートル自由形

松﨑りん 4分11秒21 【6位】
小原天寧 4分13秒83 【6位】

男子400メートル自由形

飯田光達 3分48秒44 【16位】

コメント

船越彩梛(スポ2=淑徳巣鴨)

――今日のレースを振り返っていかがですか

自己ベストが54秒00だったのでそのタイムを目指していましたが、予選の感じはすごく良かったのでもう少し(タイムが)出るかなと思った試合でした。

――予選のレースで意識していたことはありますか

私は、前半型なので前半から行くのと、課題であるラスト15メートルでさらにギアを上げようかなという感じでした。

――決勝前はどのような心境で挑みましたか

予選が朝一だったのですが、朝一にしては結構良かったなと感じていて、もう一度泳ぎを修正して感覚は良かったので自信を持って臨みました。

――今後の意気込みをお願いします

最近自己ベストがあまり出ていないので、関カレ(関東学生選手権水泳競技大会)の25では自己ベストを更新して表彰台に乗りたいと思います。

松﨑りん(人1=東京・日大二)

――今日の結果についてどう感じていますか

初めての決勝で結構緊張しましたが、予選よりタイムをあげられたのは良かったと思います。

――今大会はどのような目標設定で挑みましたか

今回の目標は、ベストタイムを更新することで、200メートル(自由形)では更新できたのですが、400メートル(自由形)はあと少しだったので少し悔しい気持ちです。

――決勝レースの手応えはいかがでしたか

予選より余力を残して後半につなげられたのが良かったと思います。

――今後の意気込みをお願いします

これからも大きい大会が続くので、しっかりと戦えるように頑張りたいと思います。