第93回全日本学生選手権(インカレ)が大阪の地で幕を開けた。この大会を最後に4年生は引退となるため、いまのチームで臨む最後のインカレ。それだけに、選手のインカレにかける思いは並大抵のものではない。初日から男子200メートルバタフライで坂井聖人(スポ4=福岡・柳川)が、男子100メートル平泳ぎで渡辺一平(スポ3=大分・佐伯鶴城)が、そして、女子100メートル平泳ぎで渡部香生子(スポ3=東京・武蔵野)がそれぞれ優勝するなど早速華々しい結果を残した。あす以降の活躍にも期待が高まる。
★坂井、インカレ4連覇達成
ワセダコンビでワンツーフィニッシュだ!
インカレの男子200メートルバタフライで3連覇中の坂井は、先月行われた夏季ユニバシアード大会の男子200メートルバタフライにて瀬戸大也(平29スポ卒=現ANA)らを抑え、優勝を果たした期待のルーキー幌村尚(スポ1=兵庫・西脇工)と共に予選に登場。予選を坂井が2位、幌村が3位と危なげなく突破する。そして、4連覇のかかる決勝へ。序盤から積極的に飛ばす坂井と、それについていく幌村。し烈なデッドヒートが続く。ラスト50メートルの時点で既にばてばてだったと振り返った坂井だったが、最後はノーブレ(息継ぎをしないこと)で0秒09差の勝負を制した。「先輩の意地を見せたかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。それでも、坂井は満足していない。「世界は動いてるので、日本人は遅れをとっていると思う」。既に大学卒業後の世界を見据えている。インカレ4連覇を糧に坂井はこれからも進み続ける。一方、女子200メートルバタフライには志賀珠理奈(スポ3=埼玉・武南)が登場。直前に体調を崩してしまい、惜しくも予選で11位。B決勝に回る結果に終わった。それでも、感覚は上々とあす以降に期待が持てる結果に終わった。
(記事 石田耕大、写真 大谷望桜)
★決勝進出も悔しい結果に
男子400メートル自由形には井上奨真(スポ3=県岐阜商)が出場。予選レースは序盤から好調で、予選を全体の2位で通過。迎えた決勝では、前半から、予選同様、積極的に前に出てレースを展開し良い順位につける。しかし、「後半持たなかった」と井上が語るように、後半は疲れが出はじめ失速し、粘りきれず徐々に差を広げられた。
力振り絞るも7位でゴール。3分52秒53という記録で、予選よりも1秒以上タイムを落とした。「かなり疲れて、400メートル自由形の結果納得いかないので悔しい結果で終わっちゃいましたね。」と井上は語り、初日は悔しさが残る結果となった。
(記事 尾崎彩)
★Wワタナベが優勝!
2年ぶりの優勝となった渡部
ユニバーシアードで3冠を達成した渡部香生子(スポ3=東京・武蔵野)は予選を1分8秒74のタイムで全体4位通過。決勝へと駒を進めた。その決勝では序盤から渡部がレースを引っ張っていく。50メートルをトップで折り返した。終盤関口美咲(日体大)の猛追を受けるが逃げ切り、2位と0秒14差で優勝を決めた。「優勝できたこと自体はうれしい」と泳ぐ楽しさが自身のなかで戻りつつある渡部。「シンプルにパワーが発揮できていない」と課題を見つめ直し、メドレーリレーと最終日の200メートル平泳ぎにつなげたいところだ。
今大会最注目を集める1人、渡部一平(スポ3=大分・佐伯鶴城)。予選を1分00秒08のトップで難なく通過した。小関也朱篤(ミキハウス)の持つ大会記録を視野に入れて決勝のレースに挑んだ。前半を28秒38のトップでターンすると、後続との差をどんどん広げていきトップでフィニッシュ。59秒87のセカンドベストであったが「感覚がすごく良くてもう少しタイムが出たかなという気持ちもあった」と振り返った。小関と100メートル平泳ぎでも勝負できるように背中を追い掛けていく。
(記事 杉野利恵、写真 大谷望桜)
★予選9位で惜しくもA決勝には残れず
男女ともに全体を9位で通過し、惜しくもA決勝には残れなかった4×100メートルフリーリレー。先に行われた女子では渡部香生子(スポ3=東京・武蔵野)が100メートル平泳ぎ決勝の直後に第1泳者として出場。渡部は予選からタイムを上げ、体1つ抜け出した状態で第2泳者・常盤怜以(スポ1=東京・早実)へ。第3泳者・川畑志保(教2=東京・早実)までなんとか渡部が作ったリードを守り続け、アンカーの石川真由(社4=東京・早実)に運命は託された。石川はラスト50メートルまでトップを泳ぎ続けたが、後続の猛追に逃げ切れず2位でゴールした。
「絶対に1番で帰ってこようとみんなで話していた」(井上)。B決勝では古川慎一郎(スポ3=長野・佐久長聖)がスターターを務め6位でつないだ。第2泳者の坂井聖人(スポ4=福岡・柳川)は200メートルバタフライの疲れもあってか思うように伸びず、そのまま6位で渡部一平(スポ3=大分・佐伯鶴城)へ。「僕がチームを引っ張っていかないと」という言葉通りの泳ぎを見せ2位と差をつけるトップでアンカーの井上奨真(スポ3=県岐阜商)へ託した。井上はそのまま差を守り、1位でゴール。最低限の目標は達成したようだ。
(記事 杉野利恵)
★去年のリベンジ胸に
喜びを爆発させた古川
去年のインカレの雪辱を誓って、この大会に臨んだ選手もいた。男子200メートル背泳ぎに登場した大芦知央(スポ2=大阪・関大北陽)がその1人だ。「去年悔しい思いをしたので、絶対に点を取るって気持ちを忘れずにやっていました」とレース後にインカレへの思いを語った大芦は、予選から積極的なレース展開で、自己ベストに迫るタイムをマークし、B決勝に駒を進める。迎えたB決勝では、予選の疲れもあり、タイムを落としてしまったものの最終日の男子100メートル背泳ぎに向けて弾みをつける結果に終わった。また、男子50メートル自由形に登場した古川慎一郎(スポ3=長野・佐久長聖)も昨年悔しい思いをした1人だ。予選から自己ベスト更新を目指して飛ばし、23秒05。全体で9位につける。惜しくも決勝には届かなかった古川だったが、B決勝で自己ベスト更新となる22秒92というタイムで1位。チームに勢いをもたらした。大会はまだまだ続く。去年のリベンジに燃える選手にも注目だ。
(記事 石田耕大、写真 大谷望桜)
結果
◇決勝
男子400メートル自由形
井上 3分53秒80【7位】
男子200メートルバタフライ
坂井 1分54秒54【1位】
幌村 1分54秒63【2位】
女子100メートル平泳ぎ
渡部 1分7秒79【1位】
男子100メートル平泳ぎ
渡辺 59秒87【1位】
◇B決勝
男子50メートル自由形
古川 22秒92【1位】
女子200メートルバタフライ
志賀 2分13秒60【3位】
男子200メートル背泳ぎ
大芦 2分4秒54【6位】
女子400メートルフリーリレー
渡部、常盤、川畑、石川 3分51秒33【2位】
男子400メートルフリーリレー
古川、坂井、渡辺、井上 3分22秒04【1位】
◇予選
男子50メートル自由形
古川 23秒05【9位】
女子400メートル自由形
伊藤 4分24秒57【26位】
男子400メートル自由形
阿久津直希主将(スポ4=埼玉・埼玉栄) 4分01秒27【40位】
井上 3分52秒53【2位】
女子200メートルバタフライ
志賀 2分13秒55【11位】
男子200メートルバタフライ
坂井 1分56秒00【2位】
幌村 1分56秒13【3位】
女子200メートル背泳ぎ
山口真旺女子主将(スポ4=兵庫・須磨学園) 2分18秒29【24位】
男子200メートル背泳ぎ
大芦 2分03秒39【13位】
丸山優稀(法1=埼玉・大宮) 2分04秒25【22位】
女子100メートル平泳ぎ
渡部 1分08秒74【4位】
男子100メートル平泳ぎ
渡辺 1分00秒08【1位】
女子4×100メートルフリーリレー
渡部、伊藤、常盤、川端 3分50秒84【9位】
男子4×100メートルフリーリレー
池江、渡辺、竹内、井上 3分22秒88【10位】
コメント
決勝進出者
坂井聖人(スポ4=福岡・柳川)※囲み取材より抜粋
――リレーでの泳ぎはどうでしたか
2バタ(男子200メートルバタフライ)でめちゃくちゃ疲れていて、あまり思うように泳げなかったんですけど、少しでもチームに貢献できたと思うので、その点に関しては、よかったんじゃないかと思います。
――渡辺選手と坂井選手と一緒に泳ぐということになりましたが、チームとして戦う上でそのあたりに関してはどうでしたか
一平とリレーも毎回組みまして、あとの2つも一平と組むと思うので、2人で切磋琢磨(せっさたくま)していきたいです。あしたは、メドレーリレーがあって僕は多分バック(背泳ぎ)で泳ぐと思うんですけど、自分がバックでいって、一平のブレ(平泳ぎ)にひきついで、あとはチームのみんなに任せて、優勝狙いたいなと思います。
――
2バタはちょっと自分の思ったタイムとかけ離れてしまったんですけど、世界水泳のときよりは速いですし、いい経験もできたと思うので、このインカレ4連覇は、すごい経験だと思いますし、今後につながってくると思うので、経験を生かして、次年度から再スタートしていけたらなと思います。
――きょうの2バタに関しては、勝負を意識する部分が大きかったですか
目標では、(1分)52秒といってしまってたんですけど、そういう意識がないと幌村にも負けて、55秒かかるなと思ってたんで、意識高ぶらせながら、52秒って言ったんです。54秒5で納得はしてないんですけど、自分の精一杯の力は出せたんじゃないかなと思います。
――坂井選手にとって幌村選手はどんな選手ですか
一言でいうと怖いです。下から上がってくるっていうのを初めて味わって、僕も負けないように練習から尚と切磋琢磨(せっさたくま)して、2人で代表に入れるように頑張っていこうと思います。
――会場には瀬戸さん(大也、平29スポ卒=現ANA)もいらしていましたが、意識はしていましたか
意識はしていないんですけど、いいところを見せようと思いました。
――4連覇はどうですか
素直に嬉しいです。ここを4連覇できたのは、でかいことだと思うので、今後に自信を持っていけるんじゃないかと思います。
――2バタに対しての恐怖心はまだありましたか
まだありましたね。前半突っ込むってのが怖くなっているので、その克服をしていかないと、世界は動いてるので、日本人は遅れをとっていると思うので、そういうところも考えてやらないといけないなと今回実感しました。
――このタイムについては
正直情けないですね。最低でも(1分)53秒を狙ってたので、優勝したのはうれしいんですけど、(1分)54秒って見たときは、正直心の底から喜べるってのはなくて、悔しいの方が大きかったので、タッチしたときもあまり笑顔が出なくて、悔しさしかなかったです。
渡部香生子(スポ3=東京・武蔵)※囲み取材より抜粋
――最近は泳ぐことが楽しいとおっしゃっていましたが、きょう実際に泳いでみて個人種目の感想を教えてください
まず100メートル平泳ぎの方はこうやって優勝できたこと自体はすごくうれしいんですけど、やっぱり内容としては納得できていないのでしっかりと課題を見つけて3日目にある200メートル平泳ぎにしっかりといいかたちでつなげられるように調整していきたいと思います。
――全然時間がなかったようですが、リレーの方はいかがでしたか
思ったより全然時間がなくちょっと気持ちが焦った部分もあったんですけども、きょうはこの種目で最後でしたし、リレーということでチームへの影響する部分もすごく大きいので、きょう出せる力は精一杯出そうと思って泳ぎました。
――100メートルの平泳ぎで満足いかない部分は具体的にどのような部分になりますか
シンプルに言うと記録の面ですけども、泳ぎの部分でもまだまだ全然修正する部分はあると思います。ユニバ(ユニバーシアード)で(1分)6秒台が出たのにインカレでは7秒後半でしか出せなかったというのがちょっと悔しいのであしたメドレーリレーもあるのでそこでしっかりいい記録で泳ぎたいなと思っています。
――200メートル平泳ぎに向けての修正点、ご自身で感じている部分があれば教えてください
シンプルにパワーが発揮できていない感じがするので、しっかり食事も取って睡眠もしっかり取って体を休めて、できるだけあと2日間を元気に泳げるように、乗り越えていきたいと思います。
渡辺一平(スポ3=大分・佐伯鶴城)※囲み取材より抜粋
――今泳ぎ終えたばかりの感想を教えてください
リレーは惜しくもB決勝というかたちでA決勝では泳げなかったんですけど、きついなかではあったんですけどワセダのために頑張れたと思います。
――かなり順位を上げる活躍になっていたと思いますが、そのあたりはどうでしょうか
100メートル自由形でも僕が1番自己ベストが速かったので、やはり僕がチームを引っ張っていかないとついてこないと思ったので、200メートルバタフライのあと坂井さん(聖人、スポ4=福岡・柳川)も頑張ってくれましたし、僕が絶対に1位で帰ってくるんだという気持ちがあって、1位で帰ってこれて良かったと思います。
――坂井選手と泳ぐ最後の年ということでリレーにも特別な思いますが、どうですか
リレーを組むことはインカレ(日本学生選手権)か六大学対抗選手権ぐらいしかなくて、長水路のリレーでは坂井さんと最後ということもありますしきょうはしっかりと楽しめたのではないのかなと思います。あとメドレーリレーもありますし、800メートルリレーは出るわかりませんが4年生の方々と泳ぐ最後の機会だと思っているので自分の力を12分に発揮してこいつなら任せられると思ってもらえらように終わりたいなと思います。
――100メートル平泳ぎについてはいかがでしょうか
59秒87というセカンドベストでジャパンオープンは59秒80がベストなんですけど、感覚がすごく良くてもう少しタイムが出たかなという気持ちはあったんですけど、でも世界選手権もあったなかで自己ベストに近いタイムで泳げましたし、あしたメドレーリレーで100メートル平泳ぎ泳ぐ機会がありますしもっとタイムを上げていければなと思います。
――59秒台が出たことで自信にもなるんじゃないかなとは思うのですが
100メートル平泳ぎではもちろん今のタイムには満足していないんですけど、どんどん上げていって小関さん(也朱篤、ミキハウス)と100メートルでも勝負できるような選手になってそうすれば200メートルにもつながるんじゃないかなと思います。もちろん200メートルでも小関さんとライバルというかたちなんですけど、100メートルでは全然雲の上の存在というか手の届かない位置にいるので、少しでも近づけるようにこれからも頑張りたいと思います。
――100メートル平泳ぎではレースプランと言いますと、ご自身が描いていた通りでしたか
最初の50メートルは落ち着いて泳ぐことができましたし、やっぱりラスト5メートルぐらいきつかったんですけど粘ることもできたので、練習がしっかりとそのかたちにつながったのかなと思います。
――ラストのテンポアップを課題に取り組まれていましたがラストのはどうでしたか
今まではもっとテンポを抑えて僕らしい少ないストロークで速くというのを心掛けていたんですけど、ラスト15メートルは僕なりに全力で勝つというのをここ最近取り組んできているので、セカンドベストというかたちでつながったのはうれしく思います。
帆村尚(スポ1=兵庫・西脇工)※囲み取材より抜粋
――レースを終えた感想を聞かせて下さい。
優勝目指してやってたので、順位は納得いかなかったんですけど、タイムに関しては、ユニバ帰国してから5日間くらい潜ってない中でこのタイム出せたことはよかったです。来年はしっかり自分が優勝して、活躍したいです。
――レースの最中は坂井さんを意識されてましたか。
そうですね。坂井さんの4連覇阻止して、僕が4連覇したいと思ったんですが、順位は満足してないですけど、坂井さんの記録を更新できるように頑張ります。
――最後の50メートル追い上げているように見えましたが、あと一歩届かなかった感じですか。
そうですね。場所的に坂井さんが見えなくて、ちょっと分かんなかったんですけど、出せる今の実力は出せたと思います。
――とは言え、ワンツーフィニッシュ早稲田で飾って、このあとに繋がる結果だと思います。
そうですね。チームに貢献することができて、このあとのリレーでも坂井さんと渡辺さんと組むことができるので、最後までいい形で終わってもらえるように頑張っていきたいと思います。
――世界ジュニアの方なんですけどハンガリーの選手が1分57秒出したの知ってますか。
はい。注目したいと思ってますし、下の世代にも勝てるように努力していきたいです。
――そういった強力な選手も出てきていると思うのですが、200メートルでどのくらいのタイムを出したいとかありますか。
53秒ではまだ世界のレベルに届かない、難しいと思うので、順調にタイムを伸ばして、51秒台目指して頑張っていきたいと思います。
井上奨真(スポ3=県岐阜商)
――今日1日400メートルを2本、100メートルを2本と泳ぎましたがいかがでしたか
かなり疲れて、400メートル自由形の結果納得いかないんですけど、リレーもA決勝で泳ぎたかったので悔しい結果で終わっちゃいましたね。
――400メートル自由形でレースプランはありましたか
前半からとにかく行くというのが目標だったので、一応そのレースプランでは行って、ても後半持たなかったなというのがあります。
――フリーリレーではアンカーを務められましたがいかがでしたか
きつかったんですけど、B決勝の中では絶対に1番で帰ってこようとみんなで話していたので、それは達成できて良かったかなと思います。
――明日以降への意気込みをお願いします
きょうは悔しい結果で終わっちゃったので、切り替えてあしたは良い結果で終われるように頑張りたいなと思います。
B決勝進出者
志賀珠理奈(スポ3=埼玉・武南)
――今回インカレ(日本学生選手権)に向けてどのように調整されてきましたか
ことし3年目でスタイルである200メートルバタフライでここのところ表彰台とか上ってなく、去年はB決勝だったのでことしはタイム的には表彰台を狙えるタイムでシーズン行けてたので、A決勝で戦うというのをイメージしてきました。予選を泳いで11番ということでB決勝になってしまって、でもきょうできる1番最大の力で泳いでタイムと順位を上げて泳ごうと思いました。
――今大会調子はいかがですか
試合の前に体調を崩したりしてしまって、自己管理ができてなかったんですけど、調子が良いという感じではなかったんですけど、一応泳いでみてタイムは自己ベストから遠いんですけども、感覚とかは悪くないのでこのあとの過ごし方とかであしたの100メートルバタフライとかメドレーリレーは変わってくると思います。
――今大会女子チームは少数精鋭で戦うことになると思いますが、意気込みをお願いします
ことし女子チームはシードを死守することを目標にみんなレースしているんですけど、きょうの今の時点だとシードから外れてしまっているので、自分で言えばあしたの個人の100メートルバタフライで必ず2本泳ぐことと、またリレーでいかにチームに貢献できるかというのを意識しながら、4年生の先輩たちが気持ち良く引退できるように3年生の自分たちが頑張っていかなきゃなと思います。
予選後
阿久津直希主将(スポ4=埼玉栄)
――いまのレースはどうでしたか
全体的にあまりいいところがないレースでした。
――最後のインカレになりましたが
(男子)400(メートル自由形)が得意だったので、ここで得点を稼ごうと思ってたんですけど、得点できなくてすごく悔しいです。
――主将として臨むインカレですが
全体でいつも以上に声を出して、チームの士気を高められたらいいなと思います。
山口真旺女子主将(スポ4=兵庫・須磨学園)
――今回が4年生ということで最後のインカレ(日本学生選手権)になると思うのですが、どのような目標を持って臨んでいますか
200メートル背泳ぎは全然泳いでいなかったのですごくタイムは遅くて残念だなと思うんですけど、私は100メートル背泳ぎだと思うので100メートル背泳ぎとメドレーリレーで足を引っ張らないように、しっかりと決勝に残って、最後に主将らしくしっかりと泳ぎたいなと思っています。
――今回女子主将として女子チームを引っ張る立場にあると思いますが、意気込みをお願いします
みんなあまり調子は良くないんですけど、(個人種目に)出るのは4人だけなのですごく少人数なんですけど、そのメンバーなフルで出るのできついとは思うんですけど、しっかり他がサポートしてシードを維持できるように頑張りたいです。
大芦知央(スポ2=大阪・関大北陽)
――インカレに向けて取り組んできたことはどんなことでしたか
去年悔しい思いをしたので、ことしは絶対に点を取るって気持ちを常に忘れずにやっていました。(男子)200(メートル背泳ぎ)のほうが最近調子がよくて、50メートル4本をまとめるっていうのを意識して、普段から取り組んでいました。
――それを踏まえてのレースはどうでしたか
タッチしたときに疲労がすごくあって、タイムはもう少し速いかなと思ったんですけど、(2分)3秒3と少しベストタイムには届かなかったんですけど、B決勝にいけたらなと思います。
――今後への意気込みをお願いします
最終日に(男子)100(メートル背泳ぎ)があって、僕は(男子)100(メートル背泳ぎ)で早稲田に入らせてもらったので、しっかりと期待に応えられるように頑張ります。