3選手が鎌田総長へ結果報告

競泳

 リオデジャネイロ五輪の熱がまだ冷め切らない中、早大からリオ五輪に出場し輝かしい成績を残した瀬戸大也(スポ4=埼玉栄)、坂井聖人(スポ3=福岡・柳川)、渡辺一平(スポ2=大分・佐伯鶴城)の3選手が鎌田薫総長(昭45法卒=東京教育大付駒場)に優勝報告を行った。

鎌田総長と共に笑顔を見せる3選手

 まず奥野景介総監督(昭63教卒=広島・瀬戸内)からのリオ五輪の成績についての総評が行われ、三選手からの総長への報告が行われた。「4年後の東京五輪はもう卒業してしまっていますが、卒業生としてしっかりと金メダルを目指して頑張りたい」(瀬戸)。「2020年は金メダルをとりたい」(坂井)。「らいねんは世界選手権、2年後はアジア大会、そして4年後は東京五輪があるので、良い結果を残してワセダに貢献したい」(渡辺)。三選手それぞれが感謝の気持ちを述べた上で、4年後の東京五輪への意気込みを語った。それを受けた鎌田総長が送ったのは、ねぎらいの言葉。「ワセダの誇りであり、日本のすべての人たちに喜びと勇気と感動を与えてくれて、心からお礼を申し上げます」と語った。そして、東京五輪でのさらなる早大勢の活躍を臨んだ。

 3選手は大学同士のプライドがぶつかり合う日本学生選手権(インカレ)で戦っている真っ最中だ。坂井は「インカレでもしっかりとワセダに貢献したい」と意気込みを語る。また、瀬戸は国民体育大会出場後、すぐにW杯に出場し複数のレースを行う予定だ。もう東京五輪へのカウントダウンは始まっている。4年後、早大OBとしてワセダの誇りを胸に戦ってくれるに違いない。

(記事 大森葵、写真 中丸卓己)

総長への報告の言葉
瀬戸

 リオ五輪は自分自身初めてのオリンピックで、緊張するのかなと思っていたのですが、自信を持って試合に臨むことができました。試合では自分の最大のパフォーマンスを出そうと思ったのですが、決勝でうまく出し切れなかったのが課題で、まだまだ甘い部分でありましたし、東京五輪に向けてもっともっと頑張りなさいというメッセージだったと思います。自分はこの悔しさを忘れずに、4年後は早稲田大学は卒業してしまいますが、卒業生としてしっかりと金メダルを目指してがんばりたいなと思っています。また、今回早稲田大学の現役生の中で自分と坂井がメダルを獲得できたということも、校友会のトップアスリートとして早稲田大学に入学させていただいて先生方のご配慮などもあり、自分たちも競技に集中できていますし、学業の方も自分たちなりに頑張っているので、本当に良い環境にいるなと感じています。本当に感謝の気持ちを表すことができた結果だなと思います。応援ありがとうございました。

坂井

 応援ありがとうございました。今回初のオリンピックで銀メダルを獲得することができ非常にうれしく思っています。2020年の東京五輪では金メダルを取れるようにがんばりたいと思っています。今後は全日本学生選手権も続いていくので、そこでしっかりとワセダに貢献して良い結果を残して帰ってきたいと思っています。

渡辺

 まず、応援ありがとうございました。僕自身水泳を始めた時からの夢であり目標でもあったオリンピックの舞台に立つことができて、すごくうれしかったです。僕のレースは、先輩方がメダルを取ってきた中で、僕もメダルを取ってやろうという気持ちで臨みました。ですが、決勝では良い泳ぎができず6位という結果となってしまいました。らいねんには世界水泳、2年後にはアジア選手権、そしてもちろん4年後には東京五輪が控えていますので、そこで良い結果を残してワセダに貢献できるように頑張っていきたいと思います。これからも応援の程、よろしくお願いいたします。