瀬戸、貫禄の4冠達成

競泳

 オーストラリア、アメリカ、中国、日本の国別対抗戦であるBHP4カ国対抗戦が行われた。早大からは瀬戸大也(スポ2=埼玉栄)が参戦し、出場全4種目を制覇。日本の総合3位という成績に、大きく貢献した。

 大会前、「選考会(日本選手権)や世界選手権を見据えて何か1つでも課題を持って臨みたい」と話した瀬戸。初日は昨年飛躍を遂げた男子200メートルバタフライと専門種目の男子400メートル個人メドレーでトップに。男子400メートル個人メドレーは納得のいくタイムとはならなかったが、貫禄の優勝を果たした。2日目、瀬戸は男子200メートル個人メドレーで2年前の世界選手権金メダリストのライアン・ロクテ(米国)と対戦。「胸を借りるつもりで」と語っていた今種目、0秒3差で勝負を制した。男子800メートルフリーリレーでの世界選手権代表入りを目指す男子200メートル自由形も制覇し、見事4冠を達成。2015年初の国際大会でも強さを顕示した。

インカレで自由形を力泳する瀬戸

 今大会にはことし入学予定の2選手も出場し、結果を残した。日本トップレベルの選手の加入は早大全体に良い刺激を与え、底上げにつながるだろう。次の目標は4月に行われる世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権。世界選手権で優勝をすればリオ五輪代表内定となるだけに、五輪金メダルに向けての第一歩となる。世界の頂に向け、まずは日本選手権での代表入りを目指し、鍛錬を積む。

(記事、写真 谷田部友香)

結果

総合成績

日本 3位

個人成績

▽男子200メートルバタフライ

瀬戸 1分55秒61 【1位】

▽男子400メートル個人メドレー

瀬戸 4分13秒36 【1位】

▽男子200メートル自由形

瀬戸 1分48秒35 【1位】

▽男子200メートル個人メドレー

瀬戸 1分58秒27【1位】

※早大選手の結果のみを掲載いたします