今季の集大成を見せる日本学生選手権(インカレ)がいよいよ開幕。早大勢は初日から3選手が優勝を果たすなど上々のスタートを切った。400メートルフリーリレーでは惜しくも表彰台を逃したが、1日目を終えて、総合成績は男子部が4位、女子部は11位につけた。
★多田、自己ベストで連覇達成!
優勝を決め、喜びを爆発させる多田
昨年男子200メートル背泳ぎを制した多田邦徳(スポ4=埼玉・春日部共栄)は連覇を懸け、今種目に臨んだ。予選を2位で突破し、迎えるは決勝。予選1位の砂間敬太(中大)との一騎打ちが予想されていた。多田は前半から積極的な泳ぎを見せ、終始レースを引っ張る展開に。100メートルのターンの時点で、砂間との差は体半分ほどまで広がった。「150メートルのところで前に出ていれば勝てるという自信があった」と、思惑通りのレースプランで、一度もリードを許すことなく自己ベストでフィニッシュ。タッチをした瞬間、多田は拳高くを突き上げた。「ずっと出したいと思っていた(1分)56秒台が出せたので本当にうれしかった」。4年間の集大成として挑む今大会。目標とする3冠(男子200メートル背泳ぎ、男子100メートル背泳ぎ、男子400メートルメドレーリレー)に向け、最高のスタートを切った。女子200メートル背泳ぎに出場したルーキー山口真旺(スポ1=兵庫・須磨学園)はB決勝に進出。100メートルで先頭に躍り出るも、後半失速し、4位でフィニッシュした。課題が残ったものの、初めての日本学生選手権で堂々の戦いぶりを発揮。得意の女子100メートル背泳ぎでの表彰台に期待がかかる。
(記事 谷田部友香、写真 河野美樹)
★流れつくった自由形短距離勢。中村がインカレ初制覇!
男子50メートル自由形を制した中村
先月行われたパンパシフィック選手権ではメドレーリレーで銀メダルを獲得した中村克(スポ3=東京・武蔵野)。昨季は個人2種目ともに塩浦慎理(平26中大卒=イトマン東進)についでの2位だったが、今季は満を持して自由形短距離種目2冠獲りを狙う。まず初日の男子50メートル自由形では順当に1位で決勝へと駒を進めた。決勝のレースではスタートで出遅れるも、得意の後半で前を行く選手を一気に抜き去り初優勝。ワセダにメダル第一号をもたらし、「個人でワセダに貢献できたことはうれしい」と笑顔を見せた。その一方で、「タイムが納得いくものではなかった」と反省点も。目標タイムに及ばなかった原因の一つであるスタートから浮き上がりの部分までの調整を施し、メドレーリレー、最終日の100メートル自由形ではベストタイムの更新も視野に入れている。さらに予選で自己ベストを更新した赤尾愉步(社3=東京・早実)と荒木優介(人2=三重・暁)もチームに勢いをもたらした。赤尾はB決勝でもさらにタイムを縮め、スピード力の定着を実感。自信を胸に、残りのレースについても「果敢に攻めて前半からいく」と積極的な泳ぎを見せる予定だ。
(記事 荒巻美奈、写真 河野美樹)
★アクシデント乗り越え、坂井が初出場初優勝!
接戦を制し初優勝を飾ったルーキー坂井
優勝の期待がかかった坂井にとって、初のインカレは波乱の幕開けとなった。男子200メートルバタフライに出場した坂井は、「感覚は悪くなかった」(坂井)と語るように予選で2位のタイムをマークする。しかし、ターン時の違反のため、まさかの失格という判定を受けてしまう。それでも、その後抗議が認められ、判定はくつがえり決勝進出を決めた。すると、決勝のレースでは予選でのアクシデントを全く感じさせない泳ぎを見せ、序盤から平井健太選手(明大)と競り合う展開に。「ラスト50メートルで抜こうと思っていた」(坂井)。その言葉通り、前半は追いかけるかたちとなったが、後半での粘り強さを見せ逆転し1位でフィニッシュ。見事、初出場で初優勝という結果を残した。「ワセダに貢献することだけを意識していた」(坂井)と語るように、波に乗ったスーパールーキーがあす以降もワセダを引っ張ってくれるに違いない。一方、女子200メートルバタフライ決勝には田村美紅(スポ2=埼玉栄)が出場し、8位という結果に。「1バタ(100メートルバタフライ)につながるレースをしよう」(田村)と、予選と決勝のダウンではドリルを増やし、泳ぎの修正に取り組んだという。決勝ではタイムこそ上げられなかったものの、あすへとつなげるレースを披露した。
(記事 大森葵、写真 河野美樹)
★二人の主将、決勝進出も表彰台はならず
5位に入った杉山
平泳ぎでは2人の主将が奮闘を見せた。女子100メートル平泳ぎ決勝には、杉山沙侑南(スポ4=静岡・日大三島)が出場。持ち味のスピードを生かして前半から積極的に攻めのレースを展開するが、惜しくも表彰台には届かず5位。悔しさを残しつつも、「チームのみんなに応援してもらえて幸せだった」と涙ながらに話した杉山。残りの二日間で今までの成果を発揮してくれることだろう。林和希主将(スポ4=愛知・豊川)は見事、男子100メートル平泳ぎ決勝へ進出した。50メートルの折り返し地点では8位と出遅れたが、その後追い上げを見せ、6位でフィニッシュ。前半で思うようにスピードを出せなかったことに対し、「もったいなかった」と悔しそうな表情を浮かべた。決勝へと駒を進めたが、初日を不完全燃焼で終えた男女両主将。果たして集大成を見せられるのか。今こそ主将の意地を見せつける時だ。
(記事 平川さつき、写真 笹澤桜)
★男子400メートルフリーリレー惜しくも表彰台に届かず
チーム全体でリレーメンバーを送り出した
「残念な気持ち」と語ったのは400メートルフリーリレーで表彰台を逃した直後の瀬戸大也(スポ2=埼玉栄)。予選から萩野(東洋大)率いる東洋大と熾烈な争いを見せ、決勝での直接対決を予感させた。だが、決勝の舞台に上がるとワセダも東洋大も表彰台にわずかに及ばず、ワセダは惜しくも4位という結果に終わった。スタートから先頭集団に大差をつけられたワセダは、必死に食らいつくも終始追いかける展開に。第2泳者の中村克(スポ3=東京・武蔵野)も「もう少し良いタイムで泳ぎたかった」としながらも素早い引き継ぎで前を追った。続く雨谷拓矢(スポ3=神奈川・桐蔭学園)も一つ順位を上げ、アンカーの瀬戸にリレー。だが、瀬戸の猛追も叶わず、メダルは手をすり抜けていった。このレースで感じた悔しさを胸に、あしたからの種目で栄冠をつかんでほしい。一方の女子は予選で13位という結果となり、B決勝へ進出した。泳順を組み替え、B決勝では上位を目指したが、予選からタイムを落とす結果に。個人種目に出場した選手もいたことで疲れからか覇気がなかった。結局、B決勝を最下位で終え、苦い思いをすることに。あしたのメドレーリレーでこの思いを払拭(ふっしょく)してくれるだろう。
(記事 安藤愛奈、写真 笹澤桜)
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結果
決勝
▽男子50メートル自由形
中村 22秒36【優勝】
▽女子200メートルバタフライ
田村 2分14秒65【8位】
▽男子200メートルバタフライ
坂井 1分55秒50【優勝】
▽男子200メートル背泳ぎ
多田 1分56秒86【優勝】
▽女子100メートル平泳ぎ
杉山 1分08秒83【5位】
▽男子100メートル平泳ぎ
林 1分01秒51【6位】
▽男子400メートルフリーリレー
和田、中村、雨谷、瀬戸 3分20秒45【4位】
B決勝
▽女子50メートル自由形
赤尾愉步(社3=東京・早実) 26秒09【2位】
▽男子50メートル自由形
荒木優介(人2=三重・暁) 23秒53【7位】
▽女子200メートル背泳ぎ
山口 2分14秒63【4位】
▽女子400メートルフリーリレー
赤尾、田村、佐藤、滝本 3分51秒17【8位】
予選
▽女子50メートル自由形
赤尾 26秒37【13位】
▽男子50メートル自由形
中村 22秒64【1位】
荒木 23秒32【14位】
雨谷 23秒45【22位】
▽男子400メートル自由形
柴田慎一郎(スポ4=愛知・豊川) 3分56秒36【19位】
阿久津直希(スポ1=埼玉栄) 3分57秒23【23位】
▽女子200メートルバタフライ
田村 2分12秒46【6位】
▽男子200メートルバタフライ
坂井 1分57秒68【2位】
▽女子200メートル背泳ぎ
山口 2分14秒87【13位】
▽男子200メートル背泳ぎ
多田 1分59秒06【2位】
安田純輝(スポ2=千葉商大付) 2分03秒99【24位】
▽女子100メートル平泳ぎ
杉山 1分09秒76【8位】
▽男子100メートル平泳ぎ
林 1分01秒41【7位】
上野聖人(社2=神奈川・法政二) 1分02秒15【18位】
加納雅也(スポ3=県岐阜商) 1分02秒18【20位】
▽女子400メートルフリーリレー
赤尾、滝本、田村、佐藤 3分50秒51【13位】
▽男子400メートルフリーリレー
和田、瀬戸、中村、雨谷 3分22秒67【6位】
コメント
◇決勝進出者
林和希主将(スポ4=愛知・豊川)
――6位という結果を受けて率直な感想を教えてください。
いや、もったいないですね。前半少し勢いでいきすぎましたね。
――1分01秒51というタイムについては
もう少し上がるかなと思ったのですが、ちょっと攻めの姿勢がなかったことがもったいなかったと思います。
――どういったところが伸び悩んだ理由だとお考えですか
後半勝負になると思っていたので、前半でどれだけスピードを出せるかが勝負どころだと思ったのですが、完全に最初で出遅れたことがもったいなかったですね。そこだけですね。
――予選を終えた時点で最後のタッチを修正したいとおっしゃっていましたが、そこは修正できましたか
はい、そこはしっかり修正できたと思うのですが、他のところがもう少しできたかなと思います。ちょっと練習不足ですね。
――最後のインカレということでこの大会にかけてきた思いを教えてください
かなり1番が続いていて流れが良かったので、ミラクルをおこしたいなと思っていましたが、主将として仕事を果たせませんでした。けれども、とりあえず1つでも順位を上げて点数を1点でも多く取るということは決まっていましたので、それに関しては貢献できたので良かったと思います。
――あした以降、どのような大会にしていきたいか
あしたはメドレーがあって、そこでかなり足を引っ張ってしまうと思います。なので、しっかりきょう以上のパフォーマンスを見せて、優勝に、そして2連覇に貢献したいと思います。そして200メートル(男子200メートル平泳ぎ)ではきょう取れなかった分、1つでも高い順位を取れるように頑張りたいと思います。
杉山沙侑南女子部主将(スポ4=静岡・日大三島)
――レースを振り返って
予選からタイムは上がっていったんですけど、あんまりいい泳ぎができなくて自分の中に不安がありました。
――午前中のレースをふまえ修正できた部分はありますか
泳ぎの感覚は悪くなかったので、なんで(予選で1分)09秒7かかったのか自分の中でよくわからなくて、その部分が少し心配だったんですけれど、最後いろんな人が応援してくれて、頑張らなきゃな、と思いました。
――予選後、監督とはどんな相談をしましたか
今まで練習してきたことを信じて、持ち味であるスピードを生かして前半から積極的にいけっていう話をして自分の中では積極的に泳いだつもりです。
――最後の大会ということでどんな思いがありましたか
最後、自己ベストで終わりたかったんですけど、ベストには届かなかったので、その点悔いは残りますが、順位もタイムも上げることができて、その点では予選から修正できたなと思います。
――女子部主将として持っていた決意はありますか
チームを引っ張るうえで、競技の面でも結果を残したいなと思っていたので最後A決勝で大きな声援の中で泳ぐことができて幸せでした。
多田邦徳(スポ4=埼玉・春日部共栄)
――優勝おめでとうございます
ありがとうございます。
――2連覇を決め、レース後にはガッツポーズもされていましたが、いまの気持ちをお聞かせください
克(中村、スポ3=東京・武蔵野)が勝って、聖人(坂井、スポ1=福岡・柳川)が勝って、4年生がやらないといけない立場だったので、その2人が勝ってくれたことで自分の中でもスイッチが入って気合いが入ったので、それが空回りしないで、ちゃんとこうやって形にできて、後輩のみんなに見せることができたので、うれしいのとほっとしているのと同じくらいです。
――タッチをした瞬間はいかがでしたか
ずっと出したいと思っていた(1分)56秒台が出せたので本当にうれしかったです。
――終始リードする展開でしたが、どのようなレースプランを考えていましたか
150(メートル)のところで前に出ていれば勝てるという自信があったのでそれだけを意識してあとは楽に泳いで、そうやって150で勝てていて、もう自信あったので、あとは逃げ切るだけでした。本当に自分の思った通りのレースができたなという感じです。
――予選では2位と砂間敬太選手(中大)に負けていましたが、決勝ではどのように警戒をしていましたか
予選は最後の50(メートル)でバテてしまったんですけど、決勝ではちゃんと(タイムが)上がるなという自信があったので、そこは焦らずにちゃんと自分のいつもの状態を保ってやりました。
――以前練習不足というお話をされていましたが、今大会に向けてどのように調整してきましたか
しっかり100メートルや200メートルを泳ぎこんできたので、泳ぎもちゃんと元に戻ってきていて、しっかり練習してきた結果がベストを出せるようになった要因かなと思います。
――最後のインカレですが、どのような気持ちで今大会に臨まれていますか
ここまでお世話になった人たちには泳いででしかいろいろ示せないので、残り2日もちゃんと結果を出して、いままでお世話になった人たちにちゃんとした姿を見せられたらなと思います。
――目標は3冠(200メートル背泳ぎ、100メートル背泳ぎ、400メートルメドレーリレー)だとおっしゃっていましたが、そこに向けての意気込みをお願いします
本当に3冠取るしかないので、4年間の集大成として自分の中で決めていることなので、ちゃんと実現できるように頑張ろうと思います。
中村克(スポ3=東京・武蔵野)
――400メートルフリーリレー決勝では第2泳者を務められましたが、どういった振り返りになりますか
第1泳者で真(和田、スポ2=東京・早実)にいってもらって、そこで僕が一番に帰ってこようと思っていたんですけど、それができなくて雨谷(拓矢、スポ3=神奈川・桐蔭学園)に託したかたちになりました。メダルが取れなかったことがすごく残念なんですが、この4人で最高のパフォーマンスができてよかったです。
――予選から泳順に変更がありました。どういった意図があったのでしょうか
やっぱり僕が個人も引継ぎタイムも一番速いので、引継ぎが得意ということで第2泳者になりました。そこでトップに出て、雨谷が維持して、最後大也(瀬戸、スポ2=埼玉栄)が抜くというプランだったんですけど、個人的にはもうちょっと良いタイムで泳いで一番でタッチしたかったです。
――あす以降のリレーでは順位を上げていきたいところですね
そうですね。メドレーリレーはきょねん勝ってるので、ことしは大会記録で優勝して、2連覇したいなと思っています。
――個人とリレーとでタフなレースとなりますが、体調面も含めてどのように戦っていきたいですか
きのう結局38度が出てしまって、けさも37度後半の熱があったんですけど、自己管理ができていなかったということなので、インカレは始まってしまっていてそんなことは言えないので、できる限りのことを尽くして、チームにしっかりと貢献していきたいです。
――400メートルフリーリレーでは萩野公介(東洋大)も好記録で泳がれていましたが
そうですね!もう、前半でこれは速いなと思ったんですけど、そこは気にせず泳いで終わった後タイムを聞いて僕より速いベストタイムを出されてしまったので、100のレースも残っているんですが、体調は万全ではない中でもそのタイムを上回れるように、努力していって、もしできなければ来年ダントツで勝てるようにしていきたいです。
――個人のレースでは50メートル自由形で初優勝。どんなお気持ちですか
優勝できるということはすごくうれしいことで、個人でワセダに貢献できたことはうれしいです。でも、やっぱりタイムが納得いくものではなかったので、まだまだ課題が残ったレースでした。
――挙げられていたスタート以外での反省は
やっぱりスタートが大きすぎました。泳速自体には自信を持っているんですけど、泳速ももっとどんどん伸ばしていって、スタートで飛び出せるように頑張りたいです。
――あしたのメドレーリレーの引継ぎについては
リレーの引継ぎについてはすごく自信を持っているので、フラットなスタートをしっかりやって、最終日またしっかりと飛び出せるように頑張りたいです。
――100メートルの目標タイムは
萩野選手が48秒7だったので、僕は48秒6を出したいと思います。
田村美紅(スポ2=埼玉栄)
――リレーを振り返って
今日、個人の2バタがあったんですけど自分の不得意な種目なんですけど、点数入れるために予選から全力で行って、決勝はどちらかというと400メートルのフリーリレーにかけてきた感じだったので自分の個人の今のフリーリレーのタイムがまだわからないので何とも言えないですがB決勝の6番通過だったのが落ちてしまったっていうのは今後あと2日間で取り戻さないといけないかなっていう感じはします。
――リレーはどんな目標で臨みましたか
リレーが3つあって初日の400メートルがランキングで13番で。予選の目標はやはりB決勝進出といったところでした。B決勝に決まったときはみんなでどのくらい力を合わせて順位を上げることができるかっていう目標でした。
――予選と順番を変えたのにはどんな意図があったのですか
心強い人をアンカーに持ってくるっていうのもいいんですけど速い順で逃げ切るほうが400メートルにおいては波もそうですし、速い順でいきました。
――個人とリレーで大変だと思いますが、どう対処していきますか
たぶん合計で10レースになると思うんですけれど、初日は個人の2バタは不得意なんですけど決勝に残る。優先順位をつけるようにしています。今日は4レースだったんですけれど最初は1本目の2バタで決勝に残ること、次は2本目の優先順位は4継の予選で、3番目は4継の決勝、4番目は個人というふうに優先順位をつけて、それは直前に決めるのではなくて、合宿の時からどんなようにするのかっていうのを決めてきました。
――課題や収穫は
今回、自分の担当コーチが不在の中で、合宿に参加させていただいて、いつもとは違う環境で、今年の早稲田のスローガンは結束というんですけれど、皆さんと一緒に練習できたことがまず今回2バタのA決勝につながったのかなと思います。女子の主将さんが自分自身に、自分だけでもA決勝に残るっていうのを聞いて、それに感化されて自分もできてきたので早稲田のほうで練習したことが今回につながったと思っています。反省としては2バタで予選行くって決めてその後決勝で落としてもいいやってなってしまったことがこれからまだ練習が足りないかなと思います。
――女子200メートルバタフライ決勝では予選をふまえどこを修正しましたか
2バタに関しては明日が1バタなんですけど1バタにつながるレースをしようと思っていてドリルをダウン中に増やしました。泳ぎの修正をしようと思っています。タイム自体は正直そんなに上がると思っていなかったんですけれど、それでもつかむものはつかんでこないといけないのでもう一回ビデオを見直して、どこが自分で変わっているか見たりして明日につなげたいと思っています。
――あと2日間の意気込みは
明日も4レースでとりあえず今日も終わったので残り6レースなので明日が山場で1バタとメドレーリレーで、1バタを4本泳ぐことになるので。きょねんは1本目の1バタをしくじってそのまま3本だらだらとつないでしまったので、まずは明日の1バタを挑戦者として舐めるのではなく本気でいって、B決勝に残ってそれもあと3本つなげていきたいと思います。
坂井聖人(スポ1=福岡・柳川)
――優勝おめでとうございます
ありがとうございます。
――初出場で初優勝という結果について
初戦で失格になってしまったのですが、決勝に進むことができたので、しっかりと気持ちを入れ替えて優勝できたことは本当に良いことだと思います。
――パンパシフィック選手権から短い間隔での試合でしたが、どのように調整してきましたか
この短い期間では、後半をどうしようとかは意識できませんでした。なのでスピードを持った状態を維持して練習していました。
――予選の泳ぎについて教えてください
まあ感覚は悪くはなかったのですが、ちょっと思ったよりも体が後半動いていなかったので、決勝ではそこを調整していこうと思って臨みました。
――失格というのは審判が見間違えていたということですか
自分が予選を泳いだときには、片手タッチということが全然わからなくて、終わってあれっと思ったら失格になってたので…。監督に言ったらそれが通りました。
――1度失格となってしまいましたが、決勝に進めるということがわかった時のお気持ちは
正直うれしい気持ちはあったのですが、予選で失格になってしまったという心残りがありました。でも気持ちを切り替えて泳ぐことができたので良かったと思います。
――決勝に向けてどのように気持ちを持っていきましたか
とにかくワセダに貢献することだけを意識して、優勝を狙っていきました。
――決勝では、隣で泳いでいた平井選手(健太、明大)に対して何か意識していましたか
平井選手は前半が速いので、置いていかれないようにしてラスト50メートルで抜こうと思って泳いでいました。
――ご自身の思い通りのレース展開でしたか
やっぱりラスト50メートルがしんどかったので、そこからもう少し上げられるような泳ぎをしたいです。そうすれば世界と戦えると思うのであげていこうと思います。
――最後のところで逃げ切れたというのは粘り強さを見せることができたのでは
最後は粘れたので良かったのですが、もう少しタイムがほしかったかなとも思います。
――以前課題としてたびたび挙げていた、ターンはうまくいきましたか
その課題のターンで、予選は失格になりそうになったので、もう少し練習中に意識してきれいなターンにしていけたらなと思います。
――さらに課題を上げるとすると
やはりターンを素早くしたいですね。
――あしたはスピード強化をしている男子100メートルバタフライがありますが、意気込みを教えてください
まずは予選を通過して、それから決勝では52秒前半を狙ってメダル争いに食い込んでいけたらなと思っています。
◇B決勝進出者
赤尾愉步(社3=東京・早実)
――400メートルフリーリレでは予選、B決勝ともにトップバッターを務められました。意識していた点は
きょねんトップバッターを務められていたのが、山崎美里さん(平26スポ卒=東京立正)という自由形のエースの方だったんですけど、今回私が一番手ということで美里さんのように泳ぎたいという気持ちがありました。でも全然足りなかったので、すこしでもチームに貢献できるように自分のベストタイムを出すことを第一に考えて泳ぎました。
――泳ぎの方を振り返ると
目標としては56秒台を出すことだったんですけど、57秒5<ということで、ベストはベストなんですけど、目標としていたタイムよりも遅かったのでチームにも迷惑かけてしまって悔しい結果だなと思います。
――B決勝を迎えるにあたって4人で話したことは
予選の結果が全部3分50秒台ですごく接戦だったので、一人一人が少しでも(タイムを)上げられれば、一番を狙えるということを意識して、少しでもタイムを縮めようということをお互いに言い合いました。また、予選とB決勝で泳順を変えまして、速い順にして先行逃げ切り型でいこうとしたんですけど、まわりのチームも上げてきたので、その作戦通りにはいかなかったですね。
――個人のレースとしては50メートル自由形で予選、B決勝ともに自己ベストを更新されました
50(メートル)の方は自分が予想していたタイムが26秒21だったんですけども、予選がそれよりも遅くて残念でした。でも、B決勝に残れてもう一度泳げるチャンスをいただいたので、集中しました。予選を泳いで浮き上がりが課題だと言われたので、そこを修正してあとは自分のレースに集中したら予選よりも(タイムが)上がって、自己ベストも0秒42更新できたので、結果としてはよかったです。
――スタートもうまく飛び出せましたか
練習は良くなかったんですけど、レースになったちょうどはまったので、奇跡が起きたかなという感じでした(笑)。
――その他自己ベストが出た要因として考えられるのは
インカレまでの練習の期間で、手と足のタイミングが合っていなくて、自分の思うような泳ぎができていなかったんです。それで悶々としていたんですけども、レース前にケアをしてもらって力を入れる体幹をしめる運動などをしたら、ピンポイントでマッチして自分の予想より上の泳ぎができるようになりました。
――あすもメドレーリレーを泳がれると思いますが、つかんだものはありますか
今回の50メートルでスピードがついてきていることは自信になったので、果敢に攻めて前半からいって、最後の第4泳者として赤尾が泳ぐことは安心できると思ってもらえるように前半から思い切りいきたいと思います。
――引き継ぎ練習もなさっていますか
女子が学内と学外でバラバラなので、しっかりと集まれる機会が少ないんですけど、合同練習とかでみんなが集まった時には必ずするようにしています。インカレ直前にも合同練習があったんですけど、その時にはビデオを取ったり、タイムを取ったりして引継ぎ練習をしました。
――あすのメドレーリレーでのタイムの目標は
56秒前半では必ず帰ってきたいです!
荒木優介(人2=三重・暁)
ーーB決勝の泳ぎを振り返って
少し緊張していましたかね。インカレでB決勝まで進んで2本泳ぐのは初めてだったので緊張しました。
ーー初めてインカレのB決勝で泳いでいかがでしたか
何度も体験できることではないので楽しんでやろうという気ではいたのですが、やはり緊張しました。
ーー予選では自己ベストを更新しましたが、B決勝を含めて2本泳ぐことについて工夫されていたことはありますか
2本泳ぐための体力をつけるために、練習でも2本以上泳ぐなど訓練してきました。
ーー7月は好調な泳ぎをされていましたが、そこから調子を維持するためにどのようなことをされてきましたか
練習の量はもちろん距離が短くなったりしているので、距離が少なくなった分、体がなまってしまうといけないので、体がなまらないように体のキレだけは維持するように心掛けていました。
ーー監督から具体的に指導されたことは何ですか
左右で水をつかむときに、左側が少し下手なので、水中で映像を撮ってもらい、指導してもらいました。
ーー今回のインカレに向けて、どのような調整を行ってきましたか
きょねんは予選でタイムが遅く、1本しか泳ぐことができず、予選から緊張していました。そのようなことがないよう、緊張しないようにきょねんのことを思い出しながら、どうやっていけばいいか考えました。
ーー個人種目としては50メートル自由形が最後ですが、今回のインカレではどのような泳ぎができましたか
予選が朝一だったので、朝一でベストを出すということは自分の人生の中でも珍しいことなので、良かったと思います。
ーー今後に向けて一言お願いします
来年のインカレでは2種目とも2本泳いで、50メートル自由形はA決勝に残ります。
山口真旺(スポ1=兵庫・須磨学園)
――B決勝を終えての感想は
(予選から)タイムは落ちなかったんですけど、もうすこし上げたかったなと思いました。
――予選からの修正点は
前半から(積極的に)いくと決めていたんですけど、そんなにはいけていなかったようですね。修正できたかどうかはわかりませんが、浮き上がりの部分は成功したのでよかったです。
――前半100メートルが1分05秒34でした
(1分)04秒台で入りたかったですね。
――それでも125メートル付近から先頭に出て、中盤はトップをキープしました
奥野さん(奥野景介監督、昭63教卒=広島・瀬戸内)から後半がどうしてもテンポが落ちてしまうので、そこを意識するようにと言われたので、意識したら後半が浮いてしまったかなという感じでした。スピードを持続できたらもう少し良い位置にいけたかなと思います。
――初のインカレとして200メートル背泳ぎでの目標はどのように据えていましたか
決勝には進みたかったんですけど、最低でもB決勝には残りたいと思っていたので、それは一応点数としてワセダに貢献できてよかったです。
――B決勝のレースについては最後4人が混戦となり、タッチ勝負になりましたが
練習をしっかりして、後半125(メートル)くらいまではよかったと思うので、そこから後で耐えられるように頑張りたいですね。
――あさっての100メートルがメインになってくると思いますが、状態をどのように捉えてますか
100(メートル)の方は結構スピードもあると思いますし、とりあえずインターの記録を切らなければいけないです。メドレーリレーもありますし、そこで(100メートルの調子も)だいぶわかってくると思いますし、そこから直していって最終的に良いかたちで終わりたいです。
――あすのメドレーリレーは第一泳者ですが、緊張はありますか
すごく緊張します(笑)。組で速い人もいると思いますが、100メートルは得意なので良いかたちで次の沙侑南さん(杉山、スポ4=静岡・日大三島)につなぎたいです。
――100メートルに関しても赤瀬紗也香選手(日体大)など強い選手と争うことになると思いますが、食らいついてきたいところですね
100メートルについては速い選手ともあまり差がないので、とりあえず前半から遅れないように。泳ぎの面ではあまり差はないと思うのですが、ターンとスタートでどうしても離れてしまうので、そこから食らいついていいところにいきたいです。
――表彰台も視野に入れていますか
はい。狙っていきたいです。
◇リレー出場者
雨谷拓矢(スポ3=神奈川・桐蔭学園)
――リレーを振り返って
チームとしては優勝を狙っていたんで優勝できなかったのは悔しいし、個人としてもきょう男子50メートル自由形で予選落ちしてしまったのでこのリレーにかけていたんですけど、そこまでリレーでチームに貢献できるようなタイムで泳いでいないんでちょっと悔いが残っています。
――午前のリレーを踏まえ、どこを修正しましたか
午前は予選ということもあってみんなの中では残れればいいっていう話だったのでそんなに全力では泳いでいないというか。結構レースが久しぶりだったので、前半気持ちよくいって、後半で粘るようなレースを午前中したんですけれどそれだとトータル的には遅いんで決勝では前半からいってラストまで粘れればいいなと思っていたんですけれど。ちょっとうまくできなかったです。
――男子50メートル自由形でのB決勝進出を逃したことについては
毎年このインカレでは最低でもB決勝には残っていたので自分の力不足で残れなかったのはすごい悔しいんですけど。ことしは前半にけがもあってずっと試合に出られなかったのでその中でベストと同じくらいで泳げたっていうのは収穫ではあるのかなと思います。
――課題は見つかりましたか
課題という点では来年もこのメンバーでリレーを組めるので4人の力がばちっとあって来年は優勝したいなって思いますし、個人的な話になると練習が足りなかったので100メートルになると結構ラストがしんどかったり、50メートルでも爆発力があまりなかったのでそこは本当に練習しかないと思っています。
瀬戸大也(スポ2=埼玉栄)
ーーリレーを振り返っていかがでしたか
優勝を狙っていたんですけど、優勝には及ばず、表彰台にも上れなかったので残念な気持ちです。でも、自分のラップタイムは良いと思うので、次は個人や残りのリレーにもつなげていきたいなと思います。
ーー予選と順番を変えましたが
勝負するのにこれが最善だと思うもので戦いました。
ーー4泳ということで、引き継ぎなどに関して特に意識したことはありましたか
引き継ぎ違反は怖いですが、その中でもしっかりと戦っていかなくてはいけないですし、しっかりと引き継ぎはできていたと思いますし、タイムも自分なりには良いと思うので、あしたから残り二日間で表彰台に上れなかった悔しさも含めて、あしたのメドレーリレーは必ず(メダルを)取って、個人種目の200メートル個人メドレーもたぶん今季は2個メ(200メートル個人メドレー)を泳ぐのは最後なので、ぜひ(メダルを)狙って頑張りたいなと思います。
ーーリレーで予選と決勝の2本を泳いでみて、自分の調子などはどのように感じましたか
今回自分の得意種目ではない種目から始まって、それがベストから始まったので、悪くないと思います。
ーーリレーで特に意識した部分はありましたか
きょねんはあまりチームに貢献できなかったので、ことしは少しでもという気持ちで臨みました。2年目なので後輩もできて、もっともっと盛り上げていきたかったですけど、表彰台は一歩及ばなかったので悔しいです。この悔しさをバネに次も頑張りたいなと思います。
ーーあした以降に向けて一言お願いします
あしたのメドレーリレー2連覇と、200メートル個人メドレーではベストを目指して頑張りたいと思います。
和田真(スポ2=東京・早実)
――決勝のレースを振り返っていかがですか
予選と比べてもっとタイムを上げられると思ったんですけど、ちょっと力んでしまって空回りをしてしまいました。
――タイムは納得のいかないものとなってしまったのでしょうか
タイム自体で見たらそこまで悪くないかもしれないんですけど、夏場に練習してきたことを考えるともうちょっとタイムが出せてもよかったかなと思います。
――第2泳者の中村克選手(スポ3=東京・武蔵野)にどのような気持ちで後を託しましたか
やれることはやれるだけやったので、あとは早い段階で前に出てきてほしいなと思いながら、一生懸命タッチしました。
――目標とする表彰台にはあと一歩及びませんでしたが、この結果についてはいかがですか
結構悔しい気持ちはあるんですけど、いまの(400メートルフリーリレー)チームには4年生が1人もいないので、来年ももう1度チャンスがあるので、来年またリレーのメンバーに入れるように頑張って、今度は表彰台に立てるように頑張りたいと思います。
――予選後に「リラックスできるように」とおっしゃっていましたが、決勝ではリラックスして泳げましたか
予選と比べるとできたんですけど、今度は違った形で力みが出てしまったのでまだまだだなと思います。
――決勝ではどういった力みが出てしまったのでしょうか
予選の時は単純に不安な気持ちがいっぱいでリラックスして泳げなくて、逆に決勝ではタイムを出そうという気持ちが強かったので、それが空回りしてしまったかなと思います。
――初めてのインカレ出場ですがどのような気持ちで臨まれていますか
いままで全国中学(全国中学校競技大会)や、インターハイ(高校総体)などのいろんな全国大会に出てきたのですが、こうやってチームとして戦うのはインカレが強いので、また違った緊張感が味わえたなと思います。
――3日目には個人戦もありますが、そこに向けての目標と意気込みをお願いします
きょうと比べてもうちょっと改善できる点はあると思うので、そこをできるだけ改善してつなげていきたいと思います。
佐藤恋(スポ4=東京・藤村女子)
ーー今回のリレーの結果について、どのように感じましたか
予選よりもB決勝の方が体が動きやすい時間帯なので、タイムを上げようと思っていました。上から13番目のタイムでB決勝に残ったので、順位を少しでも上げようとしたのですが、少し自分がタイムを落としてしまったのでそこは不甲斐ないです。2泳の田村と4泳の滝本とは800メートルメドレーリレーでも共に出場するのですが、1泳の赤尾とはリレーが最後だったので、思い入れが深いです。
ーー予選と順番が変わりましたがいかがでしたか
最後は接戦になることがわかっていたので、予選で泳いだときの早い順番で先行逃げ切り型にしました。その方が波をかいくぐって回避できるということで、この作戦にしました。監督からも予選が終わった直後に、そういう風に指示がありました。
ーー全体的にタイムが予選よりも遅くなりましたが、疲れなどの影響があったのでしょうか
各自がこの試合に合わせてしっかり調整してきているので、その影響はないと思いますが、1泳の赤尾と2泳の田村は個人種目でも予選と決勝を泳いでいて4レース目なので二人は少し疲れがあったかもしれません。
ーーリレーでは、引き継ぎのタイミングなどが非常に大事になってくると思いますが、どのようなことを心掛けましたか
4人とも学外の選手なので、あまり集まる機会が少なく、4人がそろって引き継ぎの練習ができる機会は少なかったですが、2人でも3人でもいるときには、練習後に必ず1回は飛ぶと決めていました。ですが、まずは泳ぎでその差を縮めていこうとみんなで言っていて、フライングして失格になってしまっては元も子もないので、落ち着いていこうとみんなで話し合いました。
ーー実際にリレーで予選とB決勝の2本泳いでみて、調子はどうでしたか
200メートルは思い入れが強いというか、個人種目としてはこれしか出ていないので、リレーを通してきょう改めて自分の調子を再確認することができて、良い意味であしたにつながるレースができたと思います。
ーーあした個人で出場する200メートルについて一言お願いします
今シーズンのベストタイム2分39秒9を早慶戦で出したのですが、そのタイムを上回って、決勝ラインはかなり2秒台を上回らないと残れないと思うんですが、とにかく決勝に残りたいです。
滝本純子(教2=東京・早実)
――レースを振り返っていかがですか
情けない結果になってしまいました。
――予選では第2泳者でしたが、B決勝ではアンカーを泳がれていました。気持ちに違いはありましたか
(アンカーだと)タッチをするのは私で、そこで順位が決まってしまうのですごく緊張しました。
――予選後、「焦ってしまった」とおっしゃっていましたが、その点は修正できましたか
スタートもターンも失敗してしまって、緊張していたので正直あまり覚えていないです。
――2年目のインカレになりますが、どのような意識で臨まれていますか
1年生の時は、1年生だからという言い訳で全部丸く収まっていたんですけど、2年生になって、先輩への思いもありますし、結果を出していかなければいけないんだなと思って練習をしていました。
――今後個人種目もありますが、そこに向けての目標と意気込みをお願いします
切り替えて、得点を取れるように頑張ります。
◇予選後
柴田慎一郎(スポ4=愛知・豊川)
――レースいかがでしたか
初日ということでどうしても点数は取りたかったんですけど、前半がちょっと固くて50メートルを上手く泳げなかったのですごいショックでした。
――指標とする選手は
やっぱり4コースに江原さん(騎士、山梨学院大)がいて、実力的に頭一つ飛び出ていたので、上手くついていけるかな、楽についていけるか、というのはあったんですけど、でもラスト100メートルを上手く泳げなくて。隣のコースの人がB決勝のラインだったのですごい後悔というか申し訳ないと思っています。
――反省点は
落ち着いてレース運びをするっていうのが、やはり副将として点数を取らなくてはいけないっていう部分で、大幅に自己ベストを更新してチームに勢いをつけたかったんですけど、ちょっと空回りという感じになってしまって残念です。
――このレースに向けてどんな練習をしてきましたか
自分の中では持久力を意識して。その持久力の中でも、スピードを出しても耐えられるようにやってきたんですけど、結果が出なくて残念です。
――19位という結果については
チームに一点も与えることができなかったので、それに50メートル自由形ではしっかり中村選手(克、スポ3=東京・武蔵野)が強さを出してきて2年生の荒木(優介、人2=三重・暁)もきょねんの雪辱をはらしてB決勝に残っていたので、ここで僕が点数を取らないで流れを続けたいと思っていたんですけど、それができなくてすごく悔しいです。
――副将として持っていた決意はありましたか
僕の同期はほとんど男子5人のうち3人が平泳ぎの選手で割合的に僕しかMDグループっていう中距離のグループしかなかったのでしっかり僕が結果を残して僕が卒業した後も早稲田のMDはやれるっていうのを証明したかったんですけど、僕がうまい形でつなげられなかったのですごい残念だと思います。
――これで最後の大会ですが思いも大きかったですか
僕が大学まで水泳を続けてこれたのは高校2年生まで個人メドレーの選手をやっていて自由形で結果が出始めて。初めてフリーに転向しようと思ったのが400メートル自由形で高校最後の時も大幅な自己ベストを出して、最後の年は強いっていうイメージがあったんですけど結果がついてこなくて残念です。
加納雅也(スポ3=県岐阜商)
ーー予選の泳ぎはいかがでしたか
良かったといえば良かったですが、タイムがついてこなかったので、少し残念です。
ーージャパンオープンでは200メートル平泳ぎを重点的に練習されていましたが、今回は100メートル平泳ぎとどちらを重点的に練習されましたか
今回は100メートル平泳ぎを重点的に練習してきました。
ーーレースプランについてはどのように考えていましたか
積極的にいかないと良いタイムが出ないと思ったので、とりあえず、焦らず積極的にいくように考えていました。
ーージャパンオープンではインカレで結果を出したいということでしたが、思い通りに泳ぐことはできましたか
積極的に泳ぐことは普段通りでしたが、タイムについては少し悔いが残ります。
ーー200メートル平泳ぎに向けて一言お願いします
きょう失敗したので本当は不安ですが、しっかりと練習をやってきたので、頑張って泳ごうと思います。プランは相談して練り直します。
上野聖人(社2=神奈川・法政二)
――泳いでみて感触はいかがでしたか
一年の集大成のインカレだったので、とびきりの結果を求めていたのですが、泳いで結果を見たらあまりいい結果ではなかったのでちょっと悔しいです。
――1組目ということで難しさはありましたか
前を泳いでいる人がいないので、決勝ラインが全然見えなくて、どこを目指せばいいのかが分からなかったのですが、自分のできる泳ぎを精一杯やろうとはしていました。
――以前体力面を課題に挙げられていましたが、その点は今回克服できていましたか
タイムはラップを見てみないとわからないのですが、泳いだ感じはいつもより粘れたかなというのがあったので、ほんの少しですけど進歩できたと思います。
――このインカレでの目標を教えてください
僕はもう多分レースは無いと思うので、あとはチームの目標である、女子のシード権死守と男子の総合3位に少しでも貢献できるように、応援や選手のサポートを頑張っていきたいと思います。
安田純輝(スポ2=千葉商大付)
――2分03秒台をマークしました。感想はいかがですか
1秒近く自己ベストのタイムを縮められたので、本当に結果としてはいいものが残せたなと思いました。
――具体的に良かった点は
前半から気持ち的には楽に行けていて、多分スピードもしっかり出ていたと思ったので、それが後半までつながってくれたのだと思います。
――レースプラン通りという感じでしょうか
そうですね。レースの後半を意識した練習も苦手だったんですけど、しっかり積極的にこなしてきたので、こういうレース展開にできたのだと思います。
――100と200メートルの2つにエントリーされていますが、どちらをメインに練習されていきましたか
昨年1バック(100メートル背泳ぎ)でB決勝に残っているので、本命は1バックで戦っていきたいというのはあったのですが、これで200(メートル)でも結果が出るようになってきたということで、どっちも専門的に戦っていきたいと思います。
――1本目のレースを終えて自身の状態をどのように捉えていますか
結構力んでしまったところもあるので、思いのほか疲労が残っているんですけど、しっかりと次のレースに向けて疲れを落として頑張っていきたいと思います。
――昨年とことしではインカレを迎える心情も異なりますか
インカレはこういうものなのかということを1年生のときに知って、2年生になってからは1年前よりもワセダに貢献していかなければならないという気持ちが強くあります。あとは、先輩方にとてもお世話になっているわけで、後輩にもちゃんとした背中を見せてあげなければいけないので、プレッシャーも大きかったんですが、ベストがでてよかったです。
――2年目として昨年よりも落ち着いて臨めている感じもありますか
そうですね。2回目という経験もあると思うので、そこは武器としてこれから戦っていきたいです。
阿久津直希(スポ1=埼玉栄)
――予選を終えて
アップまでの調子があまり良くなかったんですけど、結構楽に泳げて、タイムもベストが出てよかったです。
――今大会の目標は
楽しむことが第一だったので、それができてよかったんですけど、欲を言えばB決勝に残りたかったので、すこし悔しいです。また来年がんばりたいと思います。
――ご自身初のインカレです。どのように迎えたのでしょうか
結構緊張していたんですけど、いろんな先輩たちが「楽しんでこい」と言ってくれたので、楽に泳げました。
――大きな泳ぎができていた印象がありました
1年ぶりくらいのベスト(タイム更新)なんですけど、それで結構大きく泳げていたので、もっと練習をがんばってまた来年までにさらに上げていけると思います。まだ伸びるという手応えは自分でもあります。
――後半の体力面の心配などを以前されていましたが、その部分の強化も実りつつありますか
きょうはキックが最後までうてたのでよかったと思います。
――初のインカレを経験して
楽しかったです。
――初日ということでチームを勢いづける役割もあったと思いますが、いまのチームの雰囲気はいかがですか
僕の前のスプリンターの先輩たちが、女子の愉歩さん(赤尾、社3=東京・早実)であったり、2年生の荒木さん(優介、人2=三重・暁)であったりがベストで泳いでいて、B決勝に残っているのですごいなと思っています。良い雰囲気だと思います。