【競泳特集】『パンパシ直前特集』中村克×瀬戸大也

競泳

 環太平洋諸国を中心とした選手たちによって競われるパンパシフィック選手権が豪州・ゴールドコーストで21日に開幕する。ワセダからは中村克(スポ3=東京・武蔵野)、瀬戸大也(スポ2=埼玉栄)、坂井聖人(スポ1=福岡・柳川)の3選手が日本代表として出場予定で、連日熱いレースが期待される。今回はワセダのダブルエースとしても活躍する中村と瀬戸の対談インタビューが実現。パンパシフィック選手権とアジア大会の日本代表に選出された両選手にワセダでの大学生活に加え、日本学生選手権(インカレ)、国際大会へ向けての意気込みをうかがった。

※この取材は7月1日に行われたものです。

経験糧に世界へ

リラックスした表情を見せる瀬戸

――今季ここまでの成績を振り返って

中村 とりあえずパンパシフィックとアジア大会の代表に選ばれることができたのですが、まだ納得がいくベストなレースができていないので、パンパシ、インカレ、アジア大会としっかり自分のベストなレースができるように今後トレーニングを積んでいきたいです。

瀬戸 まず4月の選考会でしっかり代表権を勝ち取ることができました。200(メートル個人メドレー)の方ではアジア大会(の代表)には入れませんでしたが、200メートルバタフライと400メートル個人メドレー、800メートルのリレーに選ばれたので良かったです。選考会はタイムがあまり出なかったんですけど、(6月の)ヨーロッパグランプリとジャパンオープンでタイムや勝負という面で夏に向けてすごく良いステップを踏めたので、夏につながると思います。

――お二人はことしの1月下旬にBHP5カ国対抗戦に出場されました。シーズン序盤からハイレベルな国際大会に出場されてどんな手応えを得ましたか

瀬戸 BHPへの参加は初めてで、国別対抗だったのですごく楽しかったです。レースも最初の200メートルバタフライはすごく好記録で泳げていて、自分的にはあの時期に54秒台が出たのですごく良かったです。4月やヨーロッパとかでも54秒頭とかを狙っていったんですけど、いまいちタイムが出ていないのでそれは夏に出るんじゃないかなと。BHPは日本としても出るのは初の試みだったと思うので、ああいった時期に大きな大会があってもいいなと思いました。

――冬場は短水路のレースが多い中で、長水路のハイレベルな大会をいきなり迎えることは大変ではありませんか

瀬戸 練習はいつも長水路なのでそんなに苦ではないですね。自分は大丈夫です。

――中村選手はBHP5カ国対抗戦についてどのように振り返りますか

中村 あの時期に大きな試合というのは初めてだったので、すごく楽しみという気持ちと不安もありました。出場種目はリレーのみで、個人(のレース)も出たかったですが、100メートルのフリー(自由形)を泳ぐ機会が3本あって、そこでレース勘を養えたというのはあります。あの時期だったのでタイムは良くなくて、もうちょっとタイムを上げられたら良かったですね。課題が残った試合ではありましたが、ここでの結果が良くなかったから冬場は頑張れたかなと思います。

――その直後はきららカップ2014、日本選手権(25メートル)と好記録を連発。連戦の中でつかんだものは

中村 正直、きららカップと日本短水路の結果には驚きました。きららカップで100メートルのベストタイム(49秒04)が出るとは思っていなかったですし、練習が積めている実感はありましたが、まさかテーパーをあまりかけない中で(ベストタイムが)出るとは思っていなかったので、そこは自分の力がついているという風に評価していいのかなと思います。ただびっくりしました(笑)。

――昨年からの飛躍の要因を自己分析すると

中村 やっぱりきょねんのユニバーシアードの参加が大きかったと思います。大きな刺激を受けました。100メートルの自由形をリレーを含めて7本泳げたので、そこでレース感覚がすごく養えて、ライバルの刺激と海外勢の刺激をしっかり受けて、そこで水泳に対する意識が変わったので、そういうところなんじゃないかなと思います。

――国内戦と国際大会での意識の違いはありますか

中村 自分は海外の選手のことはあまり詳しくないので、誰がどういうレース展開でくるとか全く知らない状態なので、すごく新鮮なレースができます。

――一方、瀬戸選手は個人メドレーだけでなくバタフライでも強さを発揮されていますが、その要因は何でしょうか

瀬戸 まず短水路(日本短水路)の方で日本新記録まではいかないですけど、1分50秒台とかで泳いだり、丈志さん(松田、セガサミー)とかに勝ったりしたので、長水路でも勝てるだろうと思っていました。昨年の世界水泳(世界選手権)の4月の選考会で2番だったことも結構自信になっていて、次は勝てるなという気持ちがあって。ことしはいまのところ勝ち続けているので、すごく自信にもなっています。でも個人メドレーが自分の中ではメインなので、200メートルのバタフライもメインにしていくつもりでやっていけたらなと思います。

――練習でのバタフライの比重は

瀬戸 バタフライはあんまり練習していないですね。あくまで個人メドレーの中のバタフライです。きのうは坂井聖人(スポ1=福岡・柳川)と一緒に練習したんですけど、本当なら一本ずつ個人メドレーでバッタ(バタフライ)、バック(背泳ぎ)、ブレ(平泳ぎ)、フリーとやっていくところを、最後コーチが「せっかくだからバタフライで泳げば」と言って。そういう感じでバッタはちょこちょこ入れている感じです。個人メドレーが中心なので4泳法を同じ比率で泳いでいく中でのバタフライ。あんまりバッタ中心という練習はなくて、5月のインター合宿(インターナショナル合宿)のときにバタフライチームだったので、そこでバタフライを(集中的に)泳いだというだけですね。バタフライだけという練習はあまりしていないです。

――4泳法の中ではバタフライの感覚が一番良いということでしょうか

瀬戸 バタフライは自分の中でそんなに崩れない種目だと思っていて、大崩れはしないです。いつも安定したタイムを出せていますね。

――日本短水路後は瀬戸選手はメキシコへの高地トレーニングに、中村選手は菅平合宿にも臨まれました。春のヤマ場となった日本選手権に向けての調整面を振り返って

瀬戸 初めての高地合宿だったので、どんなふうになるんだろうなと興味本位な部分もあって行ったら、悲惨なことになって…。すごくきつかったです。全然回復もしないし、自分としては全然良いトレーニングが積めませんでした。それなりには頑張れていたんですけど、自信になる練習はできなかったのでやばいなという感じで選考会に臨むことになりましたね。調整がうまくいかなかったのでバタフライのキレとかも正直なくて、肩の周りもうまく回っていなかったですし。でもそのなかで代表権を勝ち取れたのは自分の力がついてきている証拠ですし、夏になったらもうちょっと(タイムは)出るなという感覚はあったので、3月に山に行ったことによって調整や追い込みはうまくいきませんでしたが、新しい試みだったので次に行った時はその反省点を生かしていけたら、もっと良いトレーニングができて自信にもなると思います。とりあえず代表が決まって良かったです。

――7月にもアメリカで高地トレーニングに臨まれるそうですが、メキシコでの経験から生かせそうなことはありますか

瀬戸 (メキシコでは)苦しいので呼吸をいっぱいしてしまって胸郭が広がってしまっていたりしていて、それで泳ぐごとに苦しくて、呼吸もすごく吸ってしまうという感じでした。今回はトレーナーさんも帯同してもらえるので、胸郭を元の位置に戻してもらったり、ストレッチもしっかりしていきたいです。食事もあまりいいものではなくて、そういうところでも回復がうまくいかなかったのかなと思うので、しっかり食事もとって、サプリメントとかもしっかりとってメキシコよりは良い練習ができたらなと思います。

――メキシコでの食事はどういったものだったのですか

瀬戸 バイキングだったんですけど、種類も少ないし、ワンパターン化だし、薄味だし、美味しくなかったです(笑)。

丁寧に質問に答える中村

――中村選手は2、3月の調整を振り返って

中村 自分は高地ではないんですけど、準高所でのトレーニングに行きました。過去に1、2度行ったことはあったので大丈夫かなと思っていたのですが、すごく苦しくて…。ただ苦しい中で頑張って合宿が終わった後、すぐ次の日にレースに出てみたら49秒5くらいで。これはもう間違いないなと自信はありましたね。そこで気を抜かないで調整もうまくいっていたんですけど、初めて4月に代表を狙うということになって、すごく緊張しちゃって。正直(日本選手権の)2週間ぐらい前からご飯があんまり食べられていないという状態で、食べてももどしそうになったりということが続いていたんです。睡眠時間も夜中に起きてしまったりしていて、4月の選考会前は苦しかったですね。レース当日は全然大丈夫だったんですけど、やっぱり決勝のレースで代表を狙うということを意識しすぎてしまって、すごくガチガチになってしまいました。そういう面でも良い経験ができたかなと思うので、今後はそういう失敗をしないようにレース前はリラックスするとかそういうのができるようになったので、そういう経験ができてよかったです。ただ代表を決められなかったのはちょっとだけ予定が狂ってしまいました。純粋に悔しいです。

――4月下旬からゴールデンウィークにかけて行われたインターナショナル合宿ではどんな練習を

瀬戸 インター合宿は夏に向けてはすごく大事な時期だったので、もう一度追い込むというつもりで自分もいきました。やっぱりこれ以上にないほど良い練習ができて、自分の力になったんですけど、疲れが出たのかインター合宿が終わってちょっとしてから腰が痛くなってしまって。多分疲労が溜まっていたんだと思います。そこから練習(量)が落ちてしまって、ヨーロッパ(ヨーロッパグランプリ)に行く前も熱が出てしまったりとかしたんですけど、練習をすごく頑張れていたんだなとは思っていて。インター合宿ですごく練習できていたので、自信を持ってヨーロッパに行ったらしっかりベストタイムも出たので大丈夫だと思いました。いまジャパンオープンも終わって、夏に向けて大事な時期なのでもう一回追い込みたいなという状況です。

中村 僕は4月の結果を引きずっていて、結構練習に身が入らないというか、やる気がなくなっていた時期でした。でもインターに行ったらすごくやる気が出て、楽しく練習できて、慎理さん(塩浦、イトマン東進)とかみんなで一緒に練習していて強度が高い練習ができました。

瀬戸 あんまり泳いでなかったよね?

中村 泳いでたよ(笑)。確かにスケジュールの関係でスイムの回数とかは少なかったんですけど、他のチームにはないスプリントチームならではの高強度はできていましたし、練習からダイブで49秒4くらいで泳げていたりしていました。ウエイトトレーニングも慎理さんとかと一緒にやって追い込めていたので。スイムでもウエイトでも自分のためになった合宿ができたんじゃないかと思います。

――代表の合宿の特徴は

瀬戸 外食?みんなラーメンが好きだから、ラーメンを食べに行ったりしますね。

――JISS(日本スポーツ科学センター)の近くにも美味しいラーメン屋さんがあるのですか

瀬戸 そうですね!聖地みたいなところがありますね。

中村 そこに行けば間違いないっていう二郎系のラーメンなんですけど。

――ラーメンがお好きな方が多いのですか

瀬戸 めっちゃ好きです!

中村 ワセダの学生もみんな好きで、基本的にスイマーはみんな大好きですね。結構ニンニクが強いんです(笑)。

――先日のジャパンオープン2014を終えてお二人ともに正式に代表が決まりました。率直にどんなお気持ちですか

中村 自分はA代表というのが初めてだったので、正直実感はあまりありません。やっぱりA代表というのはずっとなれると思っていなかったので、憧れの場所という気持ちが強くて。正直実感はあまり湧いていないですね。

瀬戸 ことしで世界水泳から(A代表に選ばれるのは)2年目で、昨年はやっぱり初のA代表ですごく良い成績だったので、ことしも昨年よりは注目される立場になって、やっぱり記録はもちろん出していきたいし、良い結果をもって帰ってきたいなと思うのでただ頑張るだけです。

――日本代表という立場では、瀬戸選手は中村選手の先輩になりますが、昨年の世界水泳前を思い出して中村選手にアドバイスのようなものがあれば

瀬戸 自分と克君は(代表メンバーの中でも)年的にも下の方なので、若さあふれる元気いっぱいのレースをしていければ、日本の流れや雰囲気も良くなると思います。自分たち下が元気に盛り上げていけたら、みんなの結果も良くなるんじゃないかなと思うので、二人と坂井聖人とパンパシは盛り上げていきたいですね!

充実した大学生活

――話は変わって、ワセダでの大学生活はいかがですか

中村 はい、すごく充実していますね。

瀬戸 俺はもう単位を取るのに必死の生活です(笑)。いるときはとりあえず(授業に)行くみたいな感じで課題もしっかりやって。

中村 僕はもう単位も順調に取れているので、練習もすごく良く進めていて、充実していますね(笑)。

――大学の授業は楽しいですか

瀬戸 ことしの春は単位を取りにいってるので、正直自分が受けたい授業はあまり取れていないですね…。

――「受けたい授業」というのは

瀬戸 やっぱり水泳に関わってくるような、バイオメカニクスとかはやってみたいけど難しいし、色んな情報とかを聞くと、(授業に)行かないとついていけなくなったりするって言うので、テストとか…。テスト期間に(日本に)いないのでやっぱり出席半分、テスト半分みたいな感じのやつを見たりしたり、レポートとかも見たりして授業を取っているので、とりあえず単位を2年生までに取れるだけ取って。3年生の年にはやっぱりオリンピックに向けての合宿とかがいっぱい出てきて、そこで単位を取りづらくなってくると思うので、そういうのを見据えていま取れる単位は絶対に取っておこうという感じです。でも楽しいですよ!友達とかと取っているので楽しいですけど…とりあえず単位欲しいですといった感じです(笑)。

――いままでに面白かった授業はありますか

瀬戸 チュートリ(チュートリアルイングリッシュ:少人数の英会話の授業)はやっぱりおもしろいですね!チュートリは2年生もあっていいかなという感じです。

――だいぶ英語は話せるようになりましたか

瀬戸 まあ大体は…(笑)。

――中村選手はいかがですか

中村 授業は前期に結構入れていて、でも受けたい授業は受けてるのかな…。

――お二人は同じ授業も多いのですか

瀬戸 結構被ってます(笑)。

中村 同じやつを大体入れるようにしていて。

瀬戸 健スポ(健康スポーツコース)で一緒なんです。

中村 なので一緒の授業を取るようにしてます。今期はやっぱり卒業に必要な単位を取るためにも、単位を取るということを優先していて自分が興味のある授業はあまり入れられていないですね。

――以前坂井選手に取材させていただいた時には「前の週のオンデマンドをやりそびれてしまった」などとお話されていましたが

中村 (坂井選手は)1年目なので多分慣れていないですね。僕も最初の頃オンデマンドとかよく…。

瀬戸 俺オンデマンド全部取れました、1年の頃。

中村 スポーツビジネス入門?

瀬戸 それはまだ取ってない。健康スポーツ論?

中村 健康スポーツ論?うん、あると思う。

瀬戸 あと、現代スポーツ教論だっけ。

中村 スポーツコーチ学は?奥野さん(景介監督、昭63教卒=広島・瀬戸内)のやつ。

瀬戸 それ取ってない!きょねん春学期も秋学期もオンデマンドを2つ取って、1週間のうちにやっていかないといけないからすごく大変で…。

中村 2つ取っちゃうとね!俺も数学2つとスポーツビジネス入門やってるから結構大変。3つ。

瀬戸 俺4つ。数学2個取ってるから。

――数学も受講されているのですか

瀬戸 グローバル学部(グローバルエデュケーションセンター設置科目)です。

中村 ちゃんとね、やってるよね。

瀬戸 やってる。超簡単!

一同 (笑)

――中村選手は寮で生活されていますが、自炊などの面で大変なことはありますか

中村 1年目は寮の仕事とかがあるので、そういうのでよく苦しんだんですけど、自炊の面では最近寮食ができたので誰も困っていないという感じです。でも寮食ができたのがことしの4月からなので、それまではずっと自炊していて。自炊も僕は全然苦ではないので困ってることは…。

瀬戸 アピールか?

中村 いやいやいや!(笑)ほんとに!見たことないでしょ!(笑)1年生の時はずっと寮食みたいなのがあって、そこから自由だったんですけど。だから2年生の時はずっと僕は自炊していました。自炊の方がやっぱり自分の食べたいものを食べられたりだとか、さすがに栄養バランスとかは考えるんですけど、いまの寮食に比べて量を多く作れるんですよ。だからそういう面では自炊の方が良かったんです。だから寮生活で困っていることは特に無いです。

瀬戸 料理できる系男子です。

中村 アピールとかではないですよ!(笑)

――得意料理は何ですか

中村 得意料理は…そうですね…得意料理って言われると…なんだろ?得意料理ってなんだろ?得意料理は…特に無いんですよね。どれも平凡な出来なので。

――なんでも作れるのですね

中村 そうですね。作れって言われたらできます。難しいのだったら僕ちゃんとクックパッド見るので。

瀬戸 すごー。

中村 クックパッド見ないの?

瀬戸 俺料理できない系男子だから。

中村 そういうのは良くないよ(笑)。

――瀬戸選手は家に帰るとお母さんが食事を用意してくださっているのですか

瀬戸 そうですね。帰ったらもうご飯ができているという感じなので、食べて寝るって感じですね。犬って感じです(笑)。

中村 でも寮入ったら親のありがたみすごく感じるよ。俺だって入って1日目で感じたもん。

――瀬戸選手は実家暮らしですが、寮生活をうらやましいと思ったりはしますか

中村 思うっしょ!

瀬戸 楽しそうですね、めちゃくちゃ!しかもここから近いのでいいなーと。よく休みに行ったりします。

中村 自分の部屋でたまに寝てる時があるんですよ。

瀬戸 絶対ないよ。

中村 あったじゃん!「あれ、いる」みたいな。

瀬戸 あったあった(笑)。

――仲が良いのですね

中村 いや…!(笑)

瀬戸 表面上?

中村 表面上かな!多分。

瀬戸 そんなに仲良く…(笑)。

――練習を夜9時ぐらいまでやって、そこからまた次の日も早朝から朝練習という生活リズムは大変ですか

瀬戸 (自分は家から大学までが)ちょっと遠いので。寮生の動きはちょっと分からないですけど、でも夜とか朝は道がすいているので30分くらいで大学まで来られて、ご飯は家に帰ったら作ってもらっていますし。ご飯食べるのと寝に帰っているだけなんですけど、実家だとやっぱり気を遣わなくてすむというか、寮生は寮生でちょっとは(周りに)気を遣っているところもあるかもしれないのでストレスも溜まるかもしれないんですけど、自分は家なのでそんなにないです。でも一年間やってすごく慣れました。

瀬戸は今季、バタフライでも代表に選出

――専門種目が短距離と中距離で異なりますが、お互いの練習ですごいなと思うところや大変そうだなと感じる部分はありますか

中村 大也の練習はすごく距離が多くて、泳ぐ単位も僕らは50(メートル)単位が多いのですが、(瀬戸選手は)100(メートル単位が)があったり、50があまりなくて、100、200、400とか、そういう練習ばかり見ます。あと短いサークルでいっぱい泳ぐとかそういうのを見ていて、すごくきつそうだなと。そういう自分にはできないことをずっとやっていてすごいなーとは思います。

瀬戸 あざっす(笑)。俺は…。

中村 いや、あるでしょ?あるでしょ?

瀬戸 いや、いっぱいありますよ。一発ポーンといく練習はやっぱり短距離なので多いですし、あとは細かいところの練習とか。ウエイトが多いのかな?

中村 週3でやってる。

瀬戸 (瀬戸選手より)1回多いな。でもちょっとうらやましい部分もあります。距離だけ見てるとやっぱり自分は多いんですよ。短距離のメニューは少なかったりして距離だけ見るといいなと思うんですけど、内容を見るとすごくパワー使うなーって。

中村 そこなんだよねー。

瀬戸 でも自分は一本ポーンといくのとか好きなのでそっちがいいなって感じます(笑)。

中村 一回(短距離の練習に)来てみたら?そこであんまり疲れなかったらまだまだ甘い(笑)。

――中村選手はスプリントチームのリーダーですが、どのような意識でチームを引っ張っていますか

中村 スプリントチームのリーダーっていう意識はあんまりないんですけど、ただみんな同じ種目で50メートル100メートル中心の選手なので、分からないところとかは多い後輩たちにはしっかりと声を掛けます。ここをこうやった方がいいよとか、ドリルを教えてあげたりとか。やっぱりスプリントチームもきつい練習とかがあるんですけど、折れている子がいたら「ここもうちょい行こうぜ」とかちょっと声を掛けて。スプリントチームだけにはなってしまうんですけど、しっかり声を掛けて盛り上げて楽しく練習ができるようには心掛けています。

――お互いのスイマーとしての良さは

中村 大也は個メ(個人メドレー)の選手ですごい練習もいっぱいしていて、バッタ、バック、ブレ、フリーの色んな種目全部泳げてそういうのはすごくすごいと思いますし…。1個1個取り組む姿勢とか、ネガティブ発言がないので、そういうのはほんとすごいと思いますね。いつもポジティブに考えていて。ね?

瀬戸 だめだ…。きょうの練習もだめだった…。

中村 (笑)。ほんとそういうところがすごいなーと思ってて。自分はちょっと繊細なので、(瀬戸選手の)メンタル面の強さとかすごいなと思います。全部は尊敬してないですけど(笑)、尊敬する部分はすごく多いと思いますね。選手として自分も見習っていかなければいけないところはすごく多いので、本当にすごい選手だなと後輩ながら思います。

瀬戸 克君は後輩とかから慕われやすくて、後輩の面倒見が良くて、俺もまあ表面上は好きなんですけど(笑)。

中村 いや、めっちゃ好き!(笑)基本的にめっちゃ好き(笑)。

瀬戸 ついていきたくなる存在ですし、人柄がいいからみんなそういう風に思うのだと思いますし、練習もちょっとふざけたりするところもあるんですけど、やるところはしっかりやって、オンオフの切り替えはすごくうまいなと思います。これからも2人や、あと聖人とかトップ選手とかが雰囲気を作っていかなきゃなと最近思っているので、もっともっと盛り上げていけたらなと思います。克君についていって盛り上げていきたいなと思います。

――リレーではお二人で一緒のレースに出場されますが、どのような気持ちで臨んでいますか

瀬戸 心強いです、本当に。メドレーリレーはフリーが最後ですし、あとはフリーリレーなので。やっぱりいまの大学の中ではもう抜けている存在でめちゃくちゃ心強いです。自分もそれに少しでも近づいてもっともっと速く泳いでワセダに貢献できたらなと思うので、いてくれてすごく心強いです。

中村 そんなに褒めても何も出てこないよ(笑)。自分は8継(800メートルフリーリレー)にも出るんですけど、8継だったらジャパンオープンの結果(男子200メートル自由形、1分56秒47、60位)がああいう感じだったんですけど(笑)、でもやっぱ大也ね。アンカー行くの?

瀬戸 いやーどうだろ?

――泳ぐ順番が変わるとモチベーションが変わることはありますか

中村 大也アンカー好きだもんね?

瀬戸 アンカー好きですね。

――アンカーが好きな理由は

瀬戸 やっぱり追いたくなっちゃうんです(笑)。

中村 俺らが前出てたら追わなくていいじゃん。

瀬戸 いや、やっぱり差すのがめっちゃ良くない?最後。

中村 差すのはすごい気持ちいいよね。最後、すごく上がるもんね。

瀬戸 昨年は世界水泳で頑張って燃え尽きていた部分があって、(インカレでは)全然リレーとかにも貢献できなかったので…。

中村 そんなことないよ!

瀬戸 ことしは本当に頑張りたいなと思っていて。東洋大とかもめちゃくちゃ強いので、どこまでいけるか分からないですけど。自分の順番なにがいいのかなーって感じで、2泳、3泳とかだと不発で終わっちゃう。普通に安パイで泳いじゃって。

中村 アンカーなんじゃない?

瀬戸 やっぱりプレッシャーが掛かっていた方がいい泳ぎができるのかなと、自分のスタイルとして。中学の時とかはこういった(中村選手のような)頼れる選手がいなかったので、俺が最後で抜いてくるから先泳いでって感じだったんですけど、昨年とかアンカーでリレーを泳いでみて、(他のチームに)先に行かれちゃってて、最後抜きたいけど波が(両隣から)2つあって前に出られなかったというのがあったので。ちょっとリレーの泳順というのは分かんないですけど頑張ります。

――アリーナカップ東京六大学春季対抗戦の400メートルフリーリレーも惜しかったですね

瀬戸 あれは…すみません(笑)。

中村 俺もあんま速くなかったしね、あれ。

瀬戸 俺はあれベストだった、一応。

中村 そうだよね。

瀬戸 健太(平井、セントラルスポーツ/明大)が速かったですね。多分代表決まって乗ってて。

中村 速かったね。あれ7(47秒台)乗ったんだっけ?

瀬戸 7乗った。俺8秒1(48秒1)とかだもん。

中村 俺も引き継ぎあんま速くなかった。7秒0(47秒0)くらい。

瀬戸 聖人が出てればね、全然勝ってたけどね。

中村 そうだよね。でも、次は負けないからね、メイジに。リレーはインカレでワセダ2つは勝ちたいよね。

瀬戸 2つ取りたいね。

中村 4継(400メートルフリーリレー)?

瀬戸 4継、メリレ(メドレーリレー)…。4継も混戦になってくると思うんですけど、やっぱり色んな大学もプライドがあると思うので、すごく面白い戦いになるんじゃないかなと。とりあえず自分たちはパンパシでいい流れを作って、インカレでもさらにいい流れを作って、アジア大会に臨んでいきたいので。3大会ディセンディングしていくような感じで臨むつもりで自分はいます。ことしの夏は長いようで多分あっという間に終わると思うので楽しみですね。

――リレーでは昨年の東京国体でお二人は直接対決がありました。東京と埼玉は最後混戦になりましたね

瀬戸 あれ俺勝ったと思いましたよ!勝ったと思ったから「よっしゃー」しか言ってなかったです。自分のところまでは予定通りだったんですよ。自分で岸田さん(真幸、アクラブ調布)にバタフライのところで体半分以上差を付けて渡せたので、「勝ったー」と思ったら…なんとなんとね、最後。

中村 なんとなんと。

瀬戸 「うっそー!」と思いました。

中村 やっちゃいました。

瀬戸 でもうれしかったです。(中村選手のラップタイムが)47(秒台)と聞いた瞬間、「これは熱い」と思って。大学のインカレでも飛び抜けてるので。もう塩浦君くらいまでいっているのですごく心強いと思いました。負けてもすごくリレーが楽しかったので、負けて悔しいとかはあんまりなかったですね。それよりやっぱり克君のタイムがすご過ぎて、すごくうれしかったですね。

――(東京チームの1着がわかった瞬間の)瀬戸選手の表情が印象的でしたね

瀬戸 え!?みたいな感じだったよね(笑)。

中村 エンディングに出てたもんね。康介さん(北島、アクエリアス)のプロジェクトにも使われてたよね、え!?って。

瀬戸 だってタッチ勝ってましたもん。

中村 いやいやいやいや!

――中村選手は北島選手と同じチームでしたが、どんな反応をされていましたか

中村 すごく康介さんもびっくりされていて、すごく褒められましたね(笑)。埼玉に大也と多田さん(邦徳、スポ4=埼玉・春日部共栄)がいて、東京チームのバックの久佳さん(佐藤、ミキハウス)は結構速いんですけど、でも多田さんの方が速くて…。

瀬戸 久佳さん結構速かったなー。

中村 速かったんですけど、やっぱり多田さんの方が速くて、前半で結構いかれてて。大也の250メートルのターンを見た時には東京は結構負けてて、飛び込む前は「もうやばい」、「これどうするー?」、「大也ここは頑張らなくていいよ」みたいな感じでした(笑)。やっぱり大也と多田さんはメドレーリレーで一緒ですごく心強くて、敵にいるとすごく「うわ、まじか!」となりますね。

瀬戸 あれはすごく楽しかったなー。

中村 楽しかったね。

――そのレース以外にお二人は直接対決の経験は

瀬戸 自分が高2で(中村選手が)高3の時の盛岡のインターハイの4継の予選で1泳同士でした。最初俺が1番で来ようと思って泳いでて、タッチしたら2番だったんですよ。「誰だ?」と思ったら克君で。負けてました(笑)。

中村 自分はこの組だったら高校ランキング的にも誰も(競る選手は)いないだろうと思っていたら、後半、呼吸で「奥に誰かいる!」と思って、「誰だ?やばい!」とダッシュしてみたら、大也かーと。結構ギリギリで0秒1ぐらいしか差がなかったんだよね?

瀬戸 それぐらいだったね。

中村 全然変わらないくらいでした。

瀬戸 そのぐらいかな?

中村 あんまりフリー出ないもんね。

瀬戸 フリー出ないね。出ても200(メートル)とか。

中村 50(メートル)だったらいつでも出てきてほしいけど。

瀬戸 いや、無理(笑)。

――お二人の理想とする泳ぎはどのようなものですか

瀬戸 色んな種目があるんですけど、やっぱりいい時ほど自分の身長より大きく体が見えたりするので、大きな泳ぎはすごく心掛けています。4泳法とも大きな泳ぎで水面を滑るような、浮いているような泳ぎをできたらなというのが理想です。

中村 自分も全く同じような感じで、大きく泳ぐというのはやっぱりあって、短距離種目で距離は短いんですけど、どうしても全力で全部泳ぐと疲れちゃうので、効率良く楽に速く泳げるような泳ぎを心掛けていつも泳いでいるんですけど…まあもうちょっと理想に追いつけるように、楽に速く泳げるように努めます。

中村は尊敬する塩浦慎理選手越えを目指す

――中村選手はよく塩浦選手の話をされていますが、塩浦選手のどういった点に憧れているのですか

中村 どういった点…。

瀬戸 モヒカン?

一同 (笑)

中村 髪型もやっぱりすごく(笑)。僕自身もモヒカンまではいかないんですけど、ソフトモヒカンというのはすごく好きだったので、僕もああいう髪型にしたいなとは思ってたんですけど(笑)。泳ぎも大きくて日本の自由形を引っ張っていってて、この前初めて日本人で(男子50メートル自由形で)21秒台を出したりしています。日本人の自由形の第一人者的な感じで自分もそんな風になりたかったというのがやっぱりあったので。普段一緒にいてもすごく優しかったりだとか面白いですし、誰とでも仲良くするというところでもすごいなと思っていて、だから絶対的に尊敬しているんです。

瀬戸 でも抜いていくでしょ?

中村 いずれは抜かなきゃいけない存在だと思ってるので、来年…ことしいけたら一番いいんですけど、正直まだその力は冷静に分析してまだ持っていないので、来年には勝ちたいなとは思っています。

瀬戸 (日本短水路で)1回勝ったから、勝てなくはないと思う。

中村 言っちゃうと俺が高2のときのジャパンオープンで慎理さんとB決勝で一緒に泳いで、俺勝ったけどね(笑)。だけどね、なかなか厳しいよね。

――以前、奥野監督が瀬戸選手は特に実戦で泳いでいく中で調子を上げていくタイプだとおっしゃっていましたが、鍛錬の時期とレースのバランスはどのようにご自身で取られているのですか

瀬戸 本当に鍛錬はしたくないです(笑)。もう試合だけでいいって感じで。冬がやっぱり一番鍛錬する時期なんですけど、あとことしの5月はすごくつらかったですね。1カ月だけだったんですけど、(レースがなく)ずっと練習だったのですごくきつかったです。でも耐え切ってヨーロッパグランプリ行って、連戦してポンポンポンとタイムが上がってきたので、やっぱり自分はレースをしてレース感覚を研ぎ澄ましていくタイプなのかなと思いました。コーチに任せているので比率はちょっと分からないんですけど、やっぱりレースは好きなので、夏も3連戦ポンポンポンと上がっていったらいいなと思います。

勝負の夏

――夏はこれから連戦になります。国内戦ではワセダとしてインカレに出場されますが、目標の総合3位に向けてお二人が果たさなければいけない役割とは何だと考えますか

瀬戸 まず個人種目で昨年2番が2つだったので、勝つということと、あとはやっぱりリレーですね。昨年はメドレーリレーで優勝してますけど、4継と8継で1つでも上の順位にいくことが必要になってくると思います。それが目標です。

中村 僕もほぼ一緒で、昨年2つ2番だったので、まず個人でしっかり2つ優勝して、昨年メリレは優勝しているので引き続き優勝して、4継は昨年3番だったのでそこもなんとか優勝できるように頑張って。あと自分は8継でもし使われたら…(笑)。

瀬戸 (1分)50秒くらいで来てくれたら…。

中村 ジャパンオープンみたいなことがないようにしっかり泳いで、8継でもしっかり貢献できるようにしたいです。あとは雰囲気づくりとか、例えば同じ種目で雰囲気にのまれている子がいたら、しっかり声を掛けてリラックスさせてあげられたりできるように。あとは自分の空いている時に応援をしっかりして、いい雰囲気をつくっていきたいなと思います。

――国際大会では8月にパンパシフィック選手権、10月にアジア大会があり、パンパシフィック選手権には坂井選手を含めワセダから3人が出場されます。坂井選手はお二人にとってどのような存在ですか

瀬戸 脅威でしかないですね、絶対今後来るので。でも2人でいま世界ランキング2番と3番で、きのうも世界ランキング2番3番の練習ができていたので、(ワセダに)来てくれてすごくうれしかったですね。一緒にたまに練習したりして、お互いに刺激をし合って、後輩ですけど2人で切磋琢磨していったら、世界でもトップで戦えると思います。パンパシでは2人で決勝に残って、ワンツーしていきたいです。今後も意識しないと言ったらうそになるかもしれないんですけど、聖人をどんどん置いていくくらい自分が強くなっていかなきゃ駄目だと思います。2人で頑張っていきたいです。

中村 1年目で派遣(標準記録)を突破してるっていうのは本当にすごいなと思っていて、1年目っていうので環境の変化とかですごく苦しむと思うんですね。寮でも聖人は1番年下で(周りには)先輩しかいないので、すごく気を遣ったりとかすると思うんですけど。自分も1年目はストレスとか色々溜まっちゃったりしたんですけど、そういうことも関係なくジャパン(日本選手権)とジャパンオープンでしっかりとベストを大きく更新してきているので、そういうメンタルの強さはすごいですね。自分が繊細なので(笑)。だから本当にそういうのはすごいなあと思ったり、自分のできなかったことを1年目からしているというので、後輩ながら尊敬しますね。頼もしいよね。

瀬戸 すごく頼もしいです。各種目にトップレベルの選手がいるとそれを目指せるようにもなるし、チームメイトの意識だけだと思うんですけど。各種目にいたりするとすごく心強いです。

――この2大会に向けての課題と目標を教えてください

瀬戸 (課題は)4泳法の感覚を研ぎ澄ますことと、あとは体力を7月に山に登った時につけてくることです。それでいけたら昨年よりはタイムは出ると自分では思っているので、パンパシとアジア大会では1つでも多くの金メダルを持って帰ってくることが目標です。

中村 自分の場合はこの前風邪をひいてしまったので、その体力を元に戻すということからやっていかなければいけないので、8月までには以前の自分よりは強くなってないといけないので、そういうところをしっかり練習をさぼらないように頑張って、試合ではパンパシはリレーだけじゃなくて個人もしっかり出られるので、慎理さんと一緒に決勝を泳いでしっかり海外勢に食らいついていけるように頑張っていこうと思います。アジア大会では4継一本なので、そこで日本人最速タイムの引き継ぎで、47秒半ばくらいで引き継いでいけるように頑張りたいと思います。

――最後に夏への意気込みをお願いします

瀬戸 ことしの夏はゴールドで40億分の1になってきます!

一同 おー!

瀬戸 あざっす!

中村 それさあ、あれじゃない!?

瀬戸 テレビのやつで書いた(笑)。

中村 書いた書いた!(笑)

瀬戸 ことしの夏は?

中村 ことしの夏は…俺どうしたらいいの?それ俺も言おうとしたのに…(笑)。きょねんの自分をはるかに超えて、少しでも慎理さんに追いつけるように頑張ります。

――ありがとうございました!!

(取材・編集 荒巻美奈、谷田部友香)

夏への意気込みを書いていただきました!

◆中村克(なかむら・かつみ)(※写真左)

1994(平6)年2月21日生まれのB型。182センチ、74キロ。東京・武蔵野高出身。スポーツ科学部3年。専門種目は自由形。「ポンデリングだったら誰にも負けない」と話すほど大のポンデリング好きという中村選手。ボリュームたっぷりの富士丸のラーメンの食べた後に、ポンデリング10個をたいらげたことがあるそう。瀬戸選手も驚きのその量、想像がつきません…!

◆瀬戸大也(せと・だいや)(※写真右)

1994(平6)年5月24日生まれのA型。174センチ、72キロ。埼玉栄高出身。スポーツ科学部2年。専門種目は個人メドレー。今取材では、中村選手と学年の差を感じさせない仲の良さがうかがえた瀬戸選手。中村選手のコメントに鋭いツッコミを入れる姿が印象的でした。世界の舞台でも、坂井選手と3人で良いチームワークを見せてくれることでしょう!

※同じくパンパシフィック選手権に出場する坂井選手のインタビュー(4月実施のもの)は以下でご覧いただけます!

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