相撲部インカレ直前対談2025 第1回 岸本恵子×黒木香菜子【連載】

相撲

全4回でお送りする、相撲部インカレ直前対談(注:インカレとは、全国学生選手権のこと。ことしは堺市大浜公園相撲場で開催)。第1回に登場するのは主務岸本恵子(人4=鹿児島・鹿児島中央)、と黒木香菜子マネージャー(教3=福岡・県立筑紫丘)の2人。相撲部を陰ながら支える2人に現在の相撲の状況やインカレの注目ポイントについてまで伺った。

 

 

ーーまずは、お互いのこと紹介してください

岸本 教育学部の黒木香奈子さんです。相撲がすごく好きで、マネージャーとし入部してくれた子です。すごく、私とは違って、ちゃんと冷静に、広い視野で、相撲部のことを見てくれて、いろいろサポートしてくれたりあと会計の仕事とかもやってくれるいい人です。

黒木 4年生の岸本恵子さんです。相撲が好きとかじゃなくて、相撲部に知り合いがいたから入って、最初からじゃなくて、途中から入ったんですけど、最後まで頑張って続けてくれた。そういうチームへの思いを感じます。

ーー現在の相撲部の雰囲気教えていただけますか

黒木 今年は1年生が入らなくて、人数が少なくて、シーズン通してもいつも誰かしらが怪我してたりしてて、大会毎に、全部ギリギリの状態で、相撲をやってるんですけど。今も結構みんなギリギリだと思うんですけど、やっぱりインカレにかけてる思いっていうのはすごくて、みんな仕上がってきてるのかなっていう風に感じます。

岸本 さっき戦力面のこと言ってくれたので、日常の雰囲気で言うとすごく先輩後輩、いい意味で関係がよく、話したりとか、支えあったりする雰囲気があるなっていうのがあって、よくプライベートでもご飯行ってる部員がいたり、みんなで練習後にご飯行ったりとか、すごい仲の良い部活っていう雰囲気があるかなと思っています。

ーー今年度通してチーム全体で成長したところはどういうところですか

岸本 毎日私たちが稽古に出てるわけではないので、そんなにわかんないですけど。外から見るとすごく入部した頃に比べて、リーダーシップをとって、色んな学年を引っ張っていってるなっていうのは感じています。仲が良いからこそみんなで一致団結して頑張るっていう、そういう雰囲気ができたのが、一歩成長かなって思っています。

黒木 1年生がいなくてこれまで、1年生が、雑用を多めにやる時があったのですが、今年はみんなで話し合ってそれをなくしてみんなで均等に割り振って、人数少ない中でも寮を回していこうとしていました。

ーーマネージャーとしての自身の立ち位置、役割を教えてください

岸本 やっぱり業務的なことで言うと、毎週料理作ったりとか、あと裏方の会計、その他遠征届けを出したりしています。
立ち位置で言うと、うーん、なんだろう?自分だったら、どういうキャラかみたいな?

黒木 私は面と向かって「頑張ってね」とか言えるタイプではなくて、裏で応援してるだけなので、みんなけらどう思われてるのかわからないですけど、あれですね。自分の仕事をちゃんやって、それで、少しでもみんなを支えられてたらいいなって思ってます。

岸本 私もみんなに「頑張ってね」とか、言葉に出して言わないから、みんなから「興味ないんでしょ」みたい感じで見られたりするんですけど笑。でも本当に、みんなのことを応援してるし、あと、いじったりいじられたりすみたいな、フランクな、先輩、後輩関係になれてるかなって思います。

ーー相撲部のちゃんこ鍋はお2人が作っているのですか

岸本 はいそうです。

ーー味付けなどは決まっているのですか

岸本 一応、伝統的なのが塩ちゃんこって言われてて、鶏ガラだったり醤油だったりとかを入れるのがベースにあって、けど、毎日それだと飽きちゃうので、私たちでカレーとか味噌とか味変していくっていう感じですね。

ーー今までで好評だった味付けはありますか?

岸本 味噌味ならみんな好き嫌いせずに食べてるかなって思います。

ーーでは次に、日々のマネージャー活動で意識が変わったことを教えてください

岸本 めっちゃ1個あるのがマネージャーをやっていたら、OB会とかあと、サポーターズクラブの、ちゃんこ会とか、そういう行事がめっちゃいっぱいあるんですけど、その行事を開催するには、色んな人たちの見えない努力があるっていうのを、マネージャー活動を通して学んだので自分もその、なんだろう?普段の学校生活とかプライベートで、誰かが何か企画してくれる時に、すごく努力してくれてるから、自分もなんか手伝わないととか、そういう裏の努力みたいなとこをちゃんと認識できるようになったことです。

黒木 私も裏で色々な努力があって企画が成り立っている、裏での根回しの大切さを学びました。
そこから、行事がある時はコミュニケーションをみんなとかちゃんととることが大事になるのかなって感じてます。

ーーインカレに向けて、マネージャーの立場から、どう臨むかみたいなのあれば教えて欲しいです

岸本 大学生活で相撲部として大会に出るっていうのは最後だなって思っているので、自分はどうこうっていうよりも、今まで一緒に頑張ってきたこのチームのみんなが、悔いのないように最後の試合ができたらいいなっていう思いが一番強いです。大学生活最後の相撲部としての活動なので自分がどうこうというよりも今まで頑張ってきたこのチームが悔いのないように試合ができたらなっていう思いが強いです。

黒木 自分が大会でやることはそんなになく、他の大会もそうなんですけど、そこまで気持ちを構えることないんですけど、、けどやっぱりインカレで4年生が
いなくなるので、来年のチームとしての取り組みにも繋がってくるので、やっぱり少し気持ちを構えるところはあるかもしれないです。