「この10人に出会えて、ソフトボールができて、とても幸せだった」(高橋主将)/引退コメント集(10/31)

男子ソフトボール

この記事には4年生選手の試合後のコメントを掲載しています

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まさかの初戦敗退 6年ぶりの日本一は叶わず

主将としてチームを引っ張り続けた高橋

高橋尚希主将(スポ4=宮城・泉館山)

――試合が終わった率直な心境を教えていただけますか

まだまとまっていないのですが、率直に悔しいなと思っています。1年間、(全日本大学選手権、インカレ)決勝で日体大を倒すということを目標にしてきたので、1回戦で負けるのは悔しいですし、去年、おととしと準優勝してきた先輩たちのためにも勝ちたかったのですが、それが果たせずに本当に悔しいです。

――序盤の攻撃について伺っていきます。1,2回はバントや強打に好走塁などを絡めていい攻撃だったかなと思ったのですが、攻撃のかたちとしては手応えを感じてらっしゃいましたか

序盤の2イニングで点を取って、コールド(ゲーム)に持っていくのが、自分たちのソフトボールだったので、初回に関しては浅田(剛志、スポ4=大阪・清風南海)が出塁して、理想的なかたちをつくれたので、良かったのかなと思っています。

――中盤以降は好機をつくっても点を取れなかったり、走者を出すことができなかったりという展開でしたが、悔いなどはありますか

中盤で点を取り切れればコールド(ゲーム)という展開もあったと思うのですが、なかなか(点を)取り切れなかったですし、走者が出ても次の塁に進められなかったり、自分たちの持ち味を出せなかったりして、0点が続いてしまったのかなと思っています。

――逆転された点について伺っていきます。鍛えてきた守備の記録に残らない小さなほころびがあったように感じましたが

失策はなかったと思いますが、相手の打者がかなり良くて、甘いところに来たら振りに行くということが自分たちより勝っていたと思います。守備の力に関しては自分たちも実力を付けてきたので自信はあったのですが、相手の打者が上だったかなと思います。(自分たちの)守備の力を否定するよりも、相手打者の力を認めたほうがいいと思っています。

――主将として過ごした時間を振り返るとどのような時間でしたか

かなり苦しい時間だったと思うのですが、高杉さん(高杉聡監督、平10人卒=群馬・前橋育英)や木村さん(木村秀雄コーチ、平8理工卒=山口・柳井)や太田さん(太田宗之佑コーチ、平25教卒)やスタッフの先生方、吉村先生(吉村正前総監督、昭44教卒)、吉永先生(吉永武史副部長)たちと接する中で、人間としても成長できたと思います。怒られるところもありましたが、本気で怒ってくれる指導者の方々に出会えたことは幸せだったと思っています。ただ、最後に結果で応えられなかったことは残念でしたが、今後につながる良い1年間だったなと思っています。

――今までの4年間を振り返るとどのような時間でしたか

やはり、楽しかったと思います。ソフトボールを始めたのが大学からなのですが、野球だけでなくソフトボールもいいなと思いました。ソフトボール部に入って、素敵な仲間に出会えましたし、偉大な指導者の方にも出会えたので、本当に感謝しています。今後の人生にもつながると思うので、まだ終わったという実感はわかないのですが、この経験を後の人生に生かせればなと思っています。

――最後に、同期の選手や後輩の選手に向けてのメッセージをお願いします

同期は10人とかなり多くて、個性あふれる仲間に恵まれました。その反面まとめるのが難しかったので、締めるところを締めないといけない部分はありました。ですが、この10人に出会えて、ソフトボールができて、とても幸せでしたし感謝しています。後輩に関しては、(今大会は)1回戦敗退ということで、来年もコロナの影響でなかなか難しい部分もあると思うのですが、その中でも来年こそはインカレで優勝できるように、澤(優輝、人3=東京・国学院久我山)を中心に頑張ってほしいなと思います。

精度の高い小技でチームに貢献してきた吉原

吉原陸副将(スポ4=福島・安積)

――初戦敗退という結果に関してどう受け止めていらっしゃいますか

正直まだ受け止められないというか信じられないという感じで、実感がないです。

――どちらに転がってもおかしくない試合展開で最後に競り負けてしまった要因は何でしたか

なかなかこのチームでこのようなシーソーゲームを経験したことはなかったのですが、最後に追いつけなかったというところですかね。

――打線につながりをもたらすような打撃をここまでされてきたと思います。打席に入る際にどのようなことを心がけていたか教えてください。

やはりうちには澤と石井(智尋、スポ4=千葉敬愛)という自慢の強打者がいるので、その前にずっと塁にいなければならないという思いが強かったです。

――この代のチームはどのようなチームでしたか

やはり半年間コロナで試合ができなかったというのが大きくて、こういう中で最後自分たちの大会ができたことはうれしく思います。ただ不完全燃焼で終わってしまったのも事実なので、後輩たちにはその分の借りを返してもらいたいです。

――ご自身のソフトボール部4年間での一番の思い出は何ですか

あまりこういう風には言いたくなかったですが、去年、おととしに準優勝したのが一番の思い出です。本当は最後に優勝して一番の思い出にしたかったです。

――ソフトボール部引退後の抱負を教えてください

しっかりまずはこの敗戦を受け入れることから始めたいです。しばらくソフトボールのことは考えたくないですし、ソフトボールは競技としてはもう続けないので、社会人としてまた新たなスタートを切れるように頑張りたいです。

――後輩たちへのメッセージをお聞かせください

本当は自分たちの力で優勝争いを味わわせてあげたかったのですが、このような結果に終わってしまって申し訳ないです。来年こそはこの悔しさを晴らしてほしいです。

松下直矢(スポ4=京都・南陽)

――試合を終えた現在の率直な心境はどのようなものですか

なかなか受け入れられないという感じですね。本当に負けたんだな、早かったなという感じです。

――逆転されてからマウンドに上がるということは、監督から試合中に告げられていましたか

試合中にもそこまでの指示はなくて、行くとしたら次の回(7回)の先頭から行くよ、とは言われていました。

――ピンチでマウンドに立った6回の投球について伺っていきます。6回の投球を振り返るといかがですか

自分の中では感覚が良くて、球も走っていたと思うので、いい球行っているな、という感覚はありました。余裕もありましたし、周りの声掛けにも助けられました。

――最終回の投球は先頭打者に与えた四球が痛かったでしょうか

僕の中では、先頭打者に投げた初球から、違和感と言いますか、自分の調子が悪い時の感覚があって、やばいなとは正直思っていました。

――これまでソフトボール部で過ごした4年間を振り返るといかがですか

そうですね・・・。正直に言いますと、チームになかなか貢献できなかった4年間でした。成長しきれなかった4年間だった気がしますね。

――同期の皆さんや後輩の選手に向けてのメッセージをお願いします

同期には、ソフトボールのこともそれ以外のこともいろいろ言われて、技術的には制球が悪くて、ボロボロに言われてきました。私生活もいろいろと言われたりしました。最後の最後に、(そのような部分が)出てしまったと思っています。もちろんそれで負けたわけではないと思いますが、自分のせいで負けてしまったので、同期には顔向けできないというか、申し訳ない気持ちでいっぱいです。後輩に関しては、個人的には何も残せなかったかなと思っています。この悔しさを胸に頑張ってほしいかなと思います。

エースとして幾度となくチームを勝利に導いた山内

山内壮起(スポ4=千葉・成田国際)

――初戦敗退という結果をどのように受け止めてらっしゃいますか

正直実感は全く湧いていないです。自分が打たれて負けてしまったのですが、まだ試合があるんじゃないかなと思っているくらいです。

――6回に一挙に5失点を喫してしまいました。あのイニングでご自身の中に何か変化があったのでしょうか

特にはなかったです。今日はもともと球も走っていませんでしたし、(打者の)タイミングも合っているなと思いながら投げていました。なんとかごまかして持ちこたえてきていたのですが、それが崩れてしまったという感じでした。

――かなり立命館大打線に真っすぐを痛打されてしまっている印象がありました

自分の調子が良くない時はあのような感じでタイミングをずらしきれずに捉えられてしまうことが多いのですが、今日はそのようになってしまいました。

――この代のチームはどのようなチームでしたか

野手陣に力のあるバッターがそろっていて、今日もトータルで7点も取ってもらって、初回2回とすごくいい攻撃をしてくれました。ピッチャーの僕としては、抑えることができなくて本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。

――早大ソフトボール部での4年間で一番の思い出は何ですか

特にこれといったものは無いのですが、同期と一緒に練習したり試合をしていた時間は本当にかけがえのないものだったと感じています。

――引退後の抱負をお聞かせください

ソフトボール部に入って自分では考えてもみなかった大舞台に立たせてもらったり、素晴らしい仲間と戦えたりと、貴重な経験をたくさんさせてもらいました。この経験がどこで生きるのか今はわかりませんが、社会に出てからもソフト部でやってきたことを胸に頑張っていきたいです。

――後輩たちへのメッセージをお願いします。

自分たちの代で結果を残すことができなくて申し訳ないという気持ちが強いです。後輩たちにはもっとインカレで勝ち進んでもらって、自分たちの分も頑張ってほしいなと思います。

中畑友博(スポ4=愛知・清林館)

――試合が終わった現在の率直な心境はどのようなものですか

現実を受け入れられていない選手が自分も含めていっぱいいます。チームとしては日体大を見ていたので、足元をすくわれて、気持ちの整理がついていない感じです。

――2安打放たれましたが、打撃の調子としてはいかがでしたか

インカレの借りはインカレで返す、と言ってきました。インカレ(インカレ代替大会)の舞台では、これまでやってきた以上のことはできないので、いつも通り楽しんでソフトボールやろうという気持ちが良い結果につながりました。特に3打席目は、(逆転されて)絶対に打たなければいけない場面でしたが、最後(の打席)かもしれなかったので、楽しんで悔いなくスイングできればいいなと思っていました。一打席一打席楽しんでできればいいなと思っていました。

――安打を打ったり、好走塁をされたりした際に、感情を表に出されていましたが、あえてそのようにしようと決めていたのですか

クールに振る舞っても特にいいことはないので、僕が感情を出すことでチームも盛り上がります。僕が引っ張るではないですが、(自分がチームを)引っ張れるのは打撃や雰囲気とかなので、意図的にというよりも気合も入っていたこともあって、自然と(行動に)出ました。

――4年間を振り返ると、ソフトボール部で過ごした時間はどのようなものでしたか

一単語で表すことは難しいのですが、本当に最高の仲間と出会えた、最高の4年間でした。僕自身、高校では野球もソフトボールもやっていないですし、そんな僕なんかでも温かく受け入れてくれる周りの人だったり、チームメートだったりに感謝の気持ちしかなくて。こんなバックグラウンドの僕でも活躍できる環境がソフトボール部の魅力だと思うので、後輩たちも自分の力を信じて頑張ってほしいなと思います。

――後輩の選手と同期の選手にメッセージをお願いします

最後はこんなかたちで終わってしまったのですが、プレーを通じて芽生えた絆や友情は絶対になくならないし、これからも仲良くしていきたい心からのいいと思える自慢の仲間たちなので、先輩、同期、後輩関係なく出会えてよかったなと思います。後輩は、悔いなくソフトボールをしてくれたらいいかなと思います。

下級生の頃から主軸を務めた石井。最終学年では遊撃手を務めた

石井智尋(スポ4=千葉敬愛)

――初戦敗退という結果をどう受け止めていらっしゃいますか

個人的には楽しく終われたので良かったてす

――ご自身はこれまで中軸として走者を返す役割を全うされてきたと思います。打席で意識されていたことは何ですか

特に変な意識をすることなく、来た球に対してしっかりとバットを振ることを意識していました。

――この代のチームはどのようなチームだったか

投手陣が低めに集めて打たせて取る投球を徹底していて、打線も小技も使いつつポイントゲッターが走者を返すという役割分担がしっかりできていたチームだと思います。

――ご自身昨年までは中堅手を守られていましたが、今年から遊撃手を守られました。それに関してはいかがですか

新チームに入ってからショートを守ることはないと思っていたのですが、実際に大会が近づくにつれてどんどん現実味を増してきたという感じです(笑)。とにかくエラーをしないことを目標にしていたので、それが達成できて良かったです。

――ソフトボール部4年間での1番の思い出を挙げるとすると、何になりますか

昨年のインカレの試合全てが非常に思い出に残っています。関西大との試合も手に汗を握る試合でした。

――今後はソフトボールを続けていかれますか

まだはっきりとは決めていませんが、競技としてやるのは今回が最後で今後は趣味程度にしようかと思っています。

――今後の抱負をお聞かせください

早稲田で磨かれた人間力を生かして、社会人としても活躍したいと思います。

――後輩たちへのメッセージをお聞かせください

僕たちは初戦で負けてしまったので、初戦は突破してほしいですね。そしてあわよくば優勝を狙えるように澤を中心に頑張ってほしいです!

新井裕也(社4=埼玉・早大本庄)

――試合を終えた現在の心境はいかがですか

予想外の結果で終わってしまいましたが、一番は自分自身が何もできなかったなというのが率直な感想です。

――先日伺ったお話のように、チャンスは少なく、1回しかありませんでした。準備はしっかりとできていましたか

ベンチで投手の球を見て、早めに監督からも一打席もらえる、ということを言っていただいていました。そこで何とか後輩にも、いろいろ迷惑をかけた人たちにもいい姿を見せたかったのですが、思うような結果が出なくて、何もできなくて悔しかったです。

――4年間を振り返ると、ソフトボール部で過ごした時間はどのようなものでしたか

僕自身いろいろな人に迷惑をかけて、助けてもらった4年間だったと思っています。この大会で最後に、そのような人たちに感謝の姿を見せて、恩返しできることをしたかったのですが、このように終わってしまって、悔いが残る4年間だったかなと思います。

――同期の選手と後輩の選手へのメッセージをお願いします

本当に同期の選手にも後輩の選手にも迷惑をかけたのですが、今までチームメートとして一緒にやってくれて、ありがとうということを伝えたいです。この結果は誰もが予想していなかったことだと思うので、後輩にはこのことを心に留めて、来年こそは日本一を成し遂げてもらいたいなと思います。

梶谷陽介(法4=神奈川・柏陽)

――初戦敗退という結果に関してどのように受け止めていらっしゃいますか

初戦で負けるということは考えずに今までやってきたので、正直まだ実感がないです。

――主につなぎの役割を担うことが多かったと思いますが、打席に入る際に意識されてきたことは何ですか

もちろん小技といわれるバントもそうですけど、今回は逆方向に間を抜くような強い打球を打ってつなぐという部分も必死に取り組んできたので、状況に応じてヒッティングとバントを使い分けることを意識して打席に入っていました。

――どちらに転ぶか分からなかった展開で最後競り負けてしまった要因は何だと思われますか

本当にチームメートは一生懸命やって、出せる者はすべて出し切ったといえるくらいではありました。ただ僕自身チャンスで凡退してしまって点数を取りこぼしてしまったので、そこで取り切っていれば違う結果にはなったのかなと思います。

――この代のチームとはどのようなチームでしたか

本当にどの打順からも点数が取れるような切れ目のない打線でしたし、投手陣も山内や松下を中心に守り勝ってきた部分もありました。チームの雰囲気も全体的に良くて、しっかり言いたいことを言い合える環境にもありましたし、本当にいいチームだったと思います。

――ご自身のソフトボール部での4年間で一番の思い出は何ですか

一番記憶に残っているのは、2年生で初めてインカレに出させてもらったときの国士舘大戦でランニング本塁打を打ったことです。初めての経験だったので非常に印象に残っています。

――ソフトボール部引退後の抱負をお聞かせください

本当にこの4年間でソフトボールだけではなく、主務としての仕事やTボールのボランティア活動などでいろいろな経験をさせてもらって、それを社会人になっても活かしたいと思います。また、今後も早稲田のソフトボール部を応援していきたいと思います。

――後輩たちへのメッセージをお聞かせください

本来であればすでに代替わりしているであろう時期まで、自分たちの代として最後まで一緒に戦ってくれた後輩たちには感謝しかないです。去年やおととしとは異なる悔しさを今年は味わったと思うので、来年こそは頂点を目指して頑張ってほしいです。

杉本亮太(教4=神奈川・柏陽)

――試合を終えた現在の心境はいかがですか

正直、初戦で負けるとは思ってなかったので、受け入れられないところはあるのですが、切り替えるしかないので、しっかりと受け入れて次につなげたいと思います。

――初回について伺っていきます。打った球はドロップですか

そうですね、ドロップです。

――チーム全体的にドロップを打っている印象があったのですが、ドロップに狙いを定めることは事前にチームとして決めていましたか

チーム全体として決めていたわけではないのですが、自粛期間中に相手投手の動画を見て、みんなで研究している中で、(相手投手は)ドロップが多いよ、という話になったので、ドロップに(狙いを)張っている選手が多かったのかなと思います。

――先日の対談の際は、長打と小技の両立に苦心されているということをおっしゃっていましたが、第2打席のバントももう少しで安打になるものでした。その両立についてはいかがでしたか

直前まで特に普通の打撃の方は苦戦していました。ですが、この大会では安打を2本打てましたし、バントに関しても本当に相手の守備が上手かったと思うので、やってきたことは間違いではなかったのかなと思います。

――ソフトボール部で過ごした4年間を振り返ると、どのような時間でしたか

部活動としてやってきたことに意味があるのかなと思っています。特に僕は1、2年生の頃は、ベンチにも入れない状況で苦しくて、辞めようと思ったこともありました。ですがその中で続けてきて、得られたものもすごくあったかなと思っています。

――得られたものは具体的にどのようなものですか

特に同期の人間関係もですし、後輩だったり先輩だったりも含めて、普通の学生生活では味わえない深いつながりみたいなものを感じられたことです。この関係が一生続くのだろうなということは感じているので、ただなあなあに学校生活を送っていただけでは得られなかったものを得られたと思っています。

――最後に同期の選手と後輩の選手に向けて、一言お願いします

同期には本当に感謝しています。特に1年生で試合に出られなくてつらかった時に、辞めたいと言っていた時もあったのですが、それでも優しくしてくれたり、話しかけてくれたりしたので、そのような人間関係に支えてもらいました。後輩には、今年みたいな負け方をしないで、しっかりと勝ってほしいなと思います。

浅田剛志(スポ4=大阪・清風南海)

――初戦敗退という結果をどのように受け止めてらっしゃいますか

率直に悔しいという思いが強いです。2年連続で準優勝と先輩たちが築き上げてくれたものを自分たちの代で壊してしまったので、先輩たちに申し訳ないという気持ちがありました。

――ご自身はこの試合でもリードオフマンとして得点につながる出塁をされました。1番打者としてこれまで心がけてきたことはなんですか

早稲田の1番バッターの求められていることが、第一に出塁することなので、バントでも内野安打でも何でもいいからとにかく塁に出るという気持ちを持って臨んできました。

――この代はどんなチームでしたか

4年生が中心のチームだったのですが、1人1人個性的な人が集まっているという印象でした。ですが、しっかりとまとまらなければならない時には結束できるというところがあるので、キャプテンの高橋はとてもやりやすかったのかなと思います。

――ご自身のソフトボール4年間を振り返って一番の思い出はなんですか

4年生になって初めてレギュラーをとってからの秋季リーグ(東京都大学ソフトボール連盟秋季リーグ戦)で日体大と戦ったときに、日本を代表する投手である小山玲央(4年)から安打を打てたことは、今まで積み上げてきたものが正しかったと思えたので嬉しかったです。

――小山投手から安打を放つ上で意識されていたことは何ですか

とにかく球が速くて球威も抜群なので、強く振ることと始動を速くすることを意識して臨みました

――引退後の抱負を教えてください

今後は競技としてソフトボールを続けるつもりはなくて、やるとしても休日に身体を動かす程度にしたいと思っています。これからは一人の社会人として、競争することは個人的には好きなので、この環境でレギュラーを取れたことを自信にして、日々努力していきたいと思います。

――後輩へのメッセージをお願いします。

やはり初戦敗退という結果は悔しいですし、見に来てくれた方々にも申し訳ない気持ちが強いです。後輩たちには自分たちの代での結果から反省点だけを洗い出してもらって、日々練習してもらいたいと思います。