全国進出記念特集 第7回 高橋尚希

男子ソフトボール

▷選手紹介

全日本総合選手権東京都予選までは、9番打者として上位打線につなげる働きをしてきた高橋尚希(スポ3=宮城・泉館山)。全日本総合選手権関東予選では5番、2番と打順は変わりはしたが、求められているのは常に好機を拡大する働きだ。また三塁手として守備機会が多かった中で、大きなミスをすることなく、守備面からもチームに安定感をもたらしてきた。高いレベルを見据えて練習を重ねる高橋の成長が、チームのさらなる総合力向上に貢献することは間違いないだろう。

▷全総成績

▽東京都予選(11打席8打数4安打1打点)

国士舘大戦:遊失、三安、一ゴ、中三

東京AC戦:死球、左前①、 左前、四球

中大戦:捕犠、三振、左飛

▽関東予選(6打席5打数2安打0打点)

花王コスメ小田原戦:中前、三振、三振

日立大みかクラブ戦:三振、三安、四球

(丸数字は打点つき)

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コメント

――全国の舞台に立つこととなりましたが

全日本総合選手権(全総)では社会人もいる中で。全国に出場することができて良かったと思っています。インカレ(全日本大学選手権)以上にレベルが高いと思うので、そこでどのように戦っていくかをしっかりと考えてやっていきたいなと思っています。

――全日本総合選手権東京都予選(東京都予選)、全日本総合選手権関東予選(関東予選)と打順が異なった中で、求められる役割というものに多少なりとも差があったと思いますが

東京都予選は9番で、関東予選では5番、2番というかたちだったのですが、丹野さんからは基本的にやることは変える必要はないと言われていました。小技を絡めたり、普通に打ったりしていればそれでいいということでした。なので、打順が変わったからと言って特段何かを変えたということはなかったですね。

――守備機会が多かったと思いますが、その際に意識していたことはありますか

サードを主に守っていますが、距離が近いので打球がかなり速いので、一歩目というものを大事にしています。そこでしっかりと切れるためには姿勢を低く構えておくというのをすごく意識していて、三塁線や三遊間の打球をしっかりと捕れるようにということは考えています。あとは三塁線を締めたりなどといった守備位置に関しても考えながらやっています。

――全総予選(東京都予選、関東予選)でのご自身の守備に関して振り返ってください

エラーは多分なかったと思うのでそこは良かったと思いますが、三塁線や球際の部分でまだ弱いところがあるので、これから東日本(東日本大学選手権)、インカレ、全総に向けて、しっかりと調整していきたいと思っています。

――全総の社会人のサードと比較して劣っていると感じたり、または勝っていると感じた部分はありますか

今回対戦した、花王コスメ小田原や日立大みかクラブのサードと比べると、バント処理は自分の方が優れていると思うのですが、トップレベルと比べると全体的に劣っているのかなと感じます。

――打者としては一定の成績を残されていると感じますが、そこに関しては

調子自体はそこまで良くも悪くもないという感じです。あとはコンスタントに出塁したりできていると思うので、ここから先さらに伸ばすことができれば、よりチームに貢献できるかなと思っています。

――今後は守備面、打撃面で練習する際にどちらに重点を置き練習したいとお考えですか

このチームで見ると打撃面に重点を置きたいですね。やはり中央大の歳川投手(3年)や日体大の小山投手(3年)といった好投手を相手にした際にはなかなか打ちあぐねてしまうことが多いですが、そのような相手から点を取っていかないとインカレ優勝は厳しいと思います。そのような投手を打つことができるように、マシーンのスピードを上げたりして対策をしていきたいと思います。

――全総で早大が勝ち上がっていくためには、ご自身の強みはどこでしょうか

ヒッティングも小技もできるという部分ですかね。全総で考えた場合は自分よりも実力が上の選手が多いので、自分のできることをしっかりとやっていきたいと思います。

――全総という舞台に関して、どのようなイメージをお持ちですか

やはりそこで優勝することができれば真の日本チャンピオンになれるので、レベルは非常に高いとは思いますが、自分のできることをしっかりとやっていけるように頑張っていきたいと思います。

――ありがとうございました!

※この取材は7月3日に行われたものです。

(取材 大島悠希、編集 篠田雄大)

◆高橋尚希(たかはし・なおき)

1998(平10)年6月13日生まれのB型。169センチ、65キロ。宮城・泉館山高出身。スポーツ科学部3年。内野手。右投左打。強みは、ヒッティングも小技もできる部分だ!