関東大学女子サッカーリーグ
2025年5月3日(土)13:00 Kickoff
@山梨学院向町サッカー場
試合結果
チーム | 前半 | 後半 | 合計 |
---|---|---|---|
早大 | 2 | 1 | 3 |
山梨学院大 | 1 | 2 | 3 |
得点者
前半
13分 生田 七彩
39分 堤 なつほ(相手)
40分 米村 歩夏
後半
46分 佐溝 愛唯
53分 高城 青空(相手)
78分 一瀬 葵夢(相手)
関東大学女子サッカーリーグ(関カレ)3連勝中のア式蹴球部女子(ア女)は、今節アウェイで山梨学院大との試合に臨んだ。序盤から攻勢に出たア女。前半のうちに得点を奪い2-1で試合を折り返す。後半立ち上がりにも追加点を挙げリードを広げることに成功。しかし、その後は相手に押し込まれ、立て続けに2失点。勝ち点1を分け合う結果となった。

立ち上がりから勢い良く試合に入ったのはア女だった。FW生田七彩(スポ4=岡山・作陽)がクロスに合わせるプレーで幾度とゴールを脅かす。すると13分、ピッチ中央でセカンドボールをキープしたMF米村歩夏(スポ2=宮城・聖和)が華麗なターンからループパスを供給。相手DFラインの背後を狙ったパスにいち早く反応したのは、スピードが武器の生田。前に出てきた相手GKを交わしてボールを流し込み、先制点を挙げる。25分には右サイドからMF三宅万尋(スポ2=東京・十文字)が強烈なシュートを放ったが、ボールはクロスバーに直撃。すると39分、相手に自陣への侵入を許すと右サイドからストレート性のクロスを合わせられ失点。追いつかれたア女だが、すぐさま決定機を迎える。40分にここまで再三右サイドを突破してきた三宅が裏への抜け出しからクロスを送る。グラウンダーの鋭いクロスに米村が丁寧に合わせて追加点。再びリードを確保して後半を迎えることになった。

後半に入ってもア女が攻め込む展開は変わらない。前半同様にサイドを使ったプレーで一気に敵陣へと侵入する。46分、右サイドの深い位置でスローインを確保。細かいパスでボールを敵陣中央に位置するDF佐溝愛唯(社2=大阪・大商学園)につなぐと、佐溝はトラップから間を空けることなく右足を振り抜く。するとボールは相手GKの頭上を超えてゴールイン。アウェイでの勝ち点3に向けて、貴重な3点目を奪った。しかし、このゴールを境に試合の流れは一転する。試合が進むにつれ相手がボールをキープする時間が続くことに。53分にはDFラインの背後へと落ちたボールを相手に触られて1点を返される。その後もじわじわとペナルティーエリア内へと迫る相手に対し防戦一方のア女。すると迎えた78分、相手のコーナーキックが何度か続いた流れから、ペナルティーエリア内でシュートを放たれ、またしても失点。同点に追いつかれたア女は決勝点を目指すも、ゴール前へと迫ることが出来ずに試合は終了。3-3の痛み分けに終わった。

2点のリードを最後まで守り切ることができなかったア女。関カレでは3試合連続での失点となった。今季は複数得点の試合が多く攻撃が武器となっているだけに、失点数の増加は決して見逃せない。堅守を理想とするア女にとって少しでも早く解決したい課題だ。多彩な得点パターンを持つ攻撃と堅守が合わさった時、チームは目標とする日本一へ大きく近づく。次戦・東海大戦は「堅守のア女」が体現された試合となることに期待したい。
(記事、写真 荒川聡吾)

早大メンバー(数字は背番号、◎はキャプテン)
GK 16 勝間田葵(スポ1=大阪・大商学園)
DF 2 新井みゆき(スポ3=埼玉・浦和レッズレディースユース)
DF 3 杉山遥菜(スポ3=東京・十文字)
DF 13 佐溝愛唯(社2=大阪・大商学園)
DF 30 吉田玲音(社2=新潟・帝京長岡)
MF 7 﨑岡由真(スポ3=埼玉・浦和レッズレディースユース)
MF 8 佐藤美海(スポ2=埼玉・浦和レッズレディースユース)
MF 10 ◎宗形みなみ(スポ4=マイナビ仙台レディースユース)
→75分、淀川知華(商4=山梨・日本航空)
MF 11 三宅万尋(スポ2=東京・十文字)
MF 17 米村歩夏(スポ2=宮城・聖和)
→69分、千葉梨々花(スポ3=東京・十文字)
FW 9 生田七彩(スポ4=岡山・作陽)