今季の集大成として『全日本大学女子選手権(インカレ)優勝』を果たすべくこの日を迎えたワセダ。選手各々が熱い思いを胸に挑んだ。試合は、開始早々一瞬の隙から相手に先制され、雲行きの怪しい展開に。徐々にリズムをつかみ始め迎えた45分、MF山本摩也(スポ3=スフィーダ世田谷)のCKをDF小野田莉子主将(スポ4=宮城・常盤木学園)が押し込み同点へ。後半、追加点を手にしたいワセダであったが、再三の好機をものにできず勝負はPK戦に突入。悔しくも2-4で敗れ、2年連続初戦敗退。全国への挑戦は早くも幕を閉じた。
いよいよ迎えたインカレという大舞台に、「必ず勝てると思って臨んだ」(小野田)と挑む選手たち。しかし試合は思わぬ展開で幕を開けた。開始2分、相手に一瞬の隙を与えカウンター攻撃を許すと、そのままヘディングシュートを決められてしまう。思いがけない相手の先制に、なかなか自分たちのプレーを体現することができない。「むやみやたらに蹴ってしまった」(MF高木ひかり、スポ3=静岡・常葉学園橘)と、得意のポゼッションができず、プレーに焦りが見られる。徐々にペースをつかみ始め、29分にはDF大島瑞稀(社3=宮城・常盤木学園)の縦パスに山本が合わせるも左ポストに直撃、得点とはならず。続く32分に山本がシュートを放つも再びバーに跳ね返されてしまう。何とか同点で試合を折り返したい45分、CKを獲得しワセダに前半最後のチャンスが訪れる。綺麗な放物線を描いた山本のボールを小野田が押し込みネットを揺らす。執念の同点弾で試合を振り出しに戻し、前半を終えた。
前半45分に同点弾を決めた小野田
後半、試合のリズムを完全につかんだワセダはそのままゲームを支配する。小野田のロングフィードを受けた高木が猛攻を仕掛けるなど、果敢にゴールに迫る。70分にはDF大島茉莉花(スポ4=鹿児島・神村学園)がドリブル突破から倒されFKを獲得。PA手前から山本が直接ゴールを狙うも、バー上をかすめ惜しくも勝ち越し点とはならない。「単調なプレーが多かった」(MF権野貴子、スポ4=宮城・常盤木学園)という言葉通り、ボールを保持するも得点につなげることができないまま、タイムリミットは一刻一刻と差し迫る。残り5分はパワープレーを仕掛けるも、PK戦を告げるホイッスルが鳴り響いた。
悔しすぎる結末に多くの選手が涙を堪え切れなかった
ピッチには独特の緊張感が漂う。1本目、先攻の国士舘大が落ち着いて決めたのに対し、ワセダはゴール左隅を狙ったボールをGKにキャッチされてしまう。相手に優勢を許したままPK戦は進み、4本目もまたもキャッチされると、5人目のキッカーとして控えていた小野田主将の出番を目前に2-4で敗戦を喫した。選手の思いはかたちとなることなく『大学日本一』は夢と散ることとなった。
今季は関東女子リーグ戦(関東リーグ)で6連覇を飾るも、皇后杯全日本女子選手権関東予選(関東予選)敗退、関東大学女子リーグ戦(関カレ)では5連覇を逃し苦杯を喫した1年でもあった。また2年連続インカレ初戦敗退という結果に、立ちはだかる全国のカベの高さをも痛感。しかし、今季チームを率いてきた4年生はこの試合をもって引退となる。「恩返しできなかったことが一番悔しい」(MF松川智、スポ3=大阪桐蔭)と4年生への思いがあふれる選手たち。「後輩たちにはこういう(悔しい)思いをしてほしくない」(GK三田一紗代副将、社4=京都精華女子)という最上級生の願いに、次世代のワセダはどのようにして勝利を追求していくのか。今季の悔しさを晴らすために、そして本来の力を発揮するために、変化が求められているときである。新シーズンでは一体どのようなチームに変化を遂げるのか―――。「ワセダはもう強くないといことをしっかり受け止めなければ」(正野)。新たな戦いに挑むワセダの真価が問われるときがやってきた。
(記事 渡部歩美、写真 桝田大暉、増山祐史)
ア式蹴球部女子
全日本大学女子選手権 2回戦 | ||||
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早大 | 1 | 1-1 0―0 (PK2-4) |
1 | 国士舘大 |
【得点者】【得点者】(早)45小野田 |
早大メンバー | ||||
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ポジション | 背番号 | 名前 | 前所属 | 学部学年 |
GK | 1 | 三田一紗代 | 京都精華女子 | 社4 |
DF | ◎4 | 小野田莉子 | 宮城・常盤木学園 | スポ4 |
DF | 23 | 奥川千沙 | 静岡・藤枝順心 | スポ1 |
DF | 33 | 菅原靖巴 | 浦和レッズレディースユース | スポ1 |
DF | 12 | 大島瑞稀 | 宮城・常盤木学園 | 社3 |
MF | 6 | 松川智 | 大阪桐蔭 | スポ3 |
MF | 7 | 高木ひかり | 宮城・常盤木学園 | スポ3 |
MF | →86分 | 中井仁美 | 兵庫・日ノ本学園 | スポ1 |
MF | 10 | 正野可菜子 | 兵庫・日ノ本学園 | 社3 |
FW | →47分 | 川原奈央 | 兵庫・日ノ本学園 | スポ2 |
DF | 3 | 大島茉莉花 | 鹿児島・神村学園 | スポ4 |
MF | 8 | 権野貴子 | 宮城・常盤木学園 | スポ4 |
FW | →82分 | 一原梓 | 宮城・常盤木学園 | スポ4 | MF | 13 | 山本摩也 | スフィーダ世田谷 | スポ3 |
◎はゲームキャプテン 監督は福島廣樹(昭45教卒) |
コメント
DF小野田莉子主将(スポ4=宮城・常盤木学園)
――試合を終えていまの率直な気持ちをお願いします
90分とPK、すべての時間を通して1回も負けると思わなくて、だからいままで負けた試合の中でこんなに負ける気がしなくて負けたのは初めてだったなって思って。絶対に勝てた相手だったし、そういう中でトーナメントっていう試合で負けてしまって本当に悔しかったなって感じです。
――年末年始練習を重ねてきょうを迎えるにあたって、どんなことを意識して試合に臨みましたか
たくさん練習試合を重ねてきて、その中でコンパクトに保つということで前線からの守備であったりDFのラインコントロールでの押し上げということであったり、その中での速い攻守の切り替えで相手のゴールに迫っていくということは練習試合を通じてできていたので、今回の試合でも発揮しようと思っていました。
――立ち上がりは緊張からかいつものサッカーができないままに2分の失点をしてしまったと思いますが
立ち上がりはシンプルにやろうとしていたんですけど、その中で相手が蹴り込んできたボールに対しての処理であったりその後のサポートであったりと相手の勢いにやられてしまって、立ち上がりはやられちゃいけないところだったので本当にそこは一番大きな反省点だと思います。
――徐々にワセダらしいプレーも見られていきましたが、失点からはどのような立て直しを意識しましたか
多分誰も焦っていなかったというか、90分という時間があれば逆転できると信じていたので、それは話し合いの中でも「信じてやり続けよう」というのはあったので、その中で立て直して相手のゴールに迫っていくということはできていたと思います。
――その中で、45分にCKから小野田選手の執念が伺える同点弾もうまれました
最近CKでも点数が取れるようになっていたのでそこは狙おうと思っていたし、本当にいいボールが何本も入っていたのであとは詰めるだけだったので、絶対に詰めていこうと思っていました。
――ハーフタイムにはどんな話を
立ち上がりの部分の反省であったり、あとは前半の後半部分でのいい流れを続けられれば必ず点が取れるという話はしていました。
――後半は始めからワセダペースが続きましたが、なかなか点数に結びつけることができませんでした
相手が本当にゴール前に固めてきている中で、最後の強引さであったり貪欲に向かう部分で、気持ちはもちろんあったと思うんですけどシュートまでいけなかったという部分をもっと高めていくというのが今後も重要になっていくんだと思います。
――90分を終えると延長戦はなくいきなりPKということでしたが、80分以降の雰囲気はいかがでしたか
ラスト5分までは普段通りのサッカーをやろうって感じだったんですけど、残り時間少なくなった時にはDFからも単純なボールを入れて中の人に競ってもらってそれのセカンドだったりを狙ってゴールに迫っていくプレーを増やせればと思っていました。
――90分を終えてPK戦になった時のお気持ちは
自分自身としてはそんなに焦っていなかったというか、必ず勝てると思って臨んでいました。
――PK戦のオーダーについて
PK戦の練習は結構していて、大体その時の流れ通りというか監督が決めて臨みました。
――小野田選手は
5人目でした。
――5人目として蹴ることはできませんでしたが、PK戦を振り返ってみて
PKに関しても自信はあったんですけどああいう結果になってしまって、外した選手を責めるなんてことは絶対に無いですし、90分の中で試合を決められていたらと…そこだけですね。
――競技としてのサッカーはここで終えられますが、そのことについていまどのように考えていますか
自分が理想としていたサッカーの終わり方ではなかったですし、苦しいことが多かった4年間でしたけど、本当にこのチームで最後終えられて良かったなって思います。
――ワセダでの4年間はプレイヤーとしてどのような時間でしたか
大学での4年間は自分で考えながらやっていかないといけない時間でもあって、学生主体というところで、いままで悩んでいなかった部分を考えなきゃいけない部分というところも増えたんですけど、その分チームメイトにもサッカーにも向き合う時間が増えた4年間だったかなと思います。
――その中でも最後の1年間は特別な時間でしたか
この1年間は本当に勝てなかったなっていうのが大きくて、やってきたことが間違ってなかったということを証明したくてこのインカレ(全日本大学選手権)に臨んだんですけどそれでも結果はついてこなかったので。何かが足りないし何かが欠けているということだと思うんで、それは後輩にもっともっと突き詰めてもらって来年からはもっと強いワセダっていうのを見せていってほしいなって思います。
――来年以降今度は後輩たちが日本一を目指していく中で、ことしのワセダには足りなかった部分、日本一になるために必要になると思うことを後輩に向けてお願いします
きょねんもそうだったんですけど、ことしに関しても『勝負強さ』がまだ欠けているのかなって思って。トーナメントであったりそういう厳しい戦いを勝ち抜く中で一人一人がもっと貪欲にならなきゃいけないし、綺麗にやるだけじゃなくて泥臭くゴールに向かう姿勢を持ちながらやっていくことが大事だと思います。
――最後に
結果を出すことはできなかったけど、本当にこのチームが好きだったなって、本当に思います。だからこそこのチームで本当に結果を残したかったなっていう気持ちです。
GK三田一紗代副将(社4=京都精華女子)
――この結果をもって引退となりましたが、いまの率直なお気持ちは
チームのみんなに申し訳ない気持ちしか、いまはないです。
――この大会に入るにあたってのチームの雰囲気はいかがでしたか
すごく良くて、このままいけばインカレ(全日本大学女子選手権)も優勝できるかなと思ってました。
――開始早々に失点を許してしまいましたが、あのシーンを振り返って
元々サイドの選手は良くていいクロスを上げてくるよと言われてたので、それに対応し切れずに自分の判断も誤ってしまったし、はっきりプレーができなくてそれが失点につながったのかなと思います。
――前半はパスの出し手と受け手の息が合ってないような時間帯が続きましたが、GKとしてどういった声掛けを意識しましたか
つなげる部分が多かったので、蹴るんじゃなくてつなげる部分はつないでいこうというところと、切り替えが遅かったので切り替えていこうと。あとはディフェンスが弱かったのでしっかり良いディフェンスから入っていこうと言いました。
――その後後半は押し込みましたが、時間の経過とともにPKの準備などはしてましたか
そうですね。時間が経つとともにしっかり準備していましたし、後半始まったあたりからPKがあるかもしれないとは思っていました。
――PKの中でも2本目の時は特に悔しがっていましたが、コースは読めていましたか
まあ読みが当たったってのはそうなんですけど、1本目を外していて止めてあげないとという思いがあったので悔しかったです。
――敗れた瞬間、仲間を抱き合う瞬間に涙を流されていました。どんな思いでしたか
自分の中ではこの試合を通して何もできなかったなっていうのが一番大きくて、前線の選手が上がって頑張っている中で自分が何もできず悔しかったですし、4年間がこれで終わってしまったんだなっていう思いが一番強かったです。
――試合後は何か話したことはありますか
試合に出てない人には本当に申し訳ないということ、後輩たちにはらいねんがあるから頑張れよということを伝えました。
――今季一年間を振り返ってどんな印象ですか
うちらの学年っていうのはスーパースターってのがいないですし、いままでの先輩たちを見ていても1人はスーパースターがいたんですけど、ことしはいないので1からチームをつくっていこうと、どこにも負けないチームをつくっていこうとしました。ただこの一年間の結果がこの試合なので。そういう意味では4年生、そしてチームの中で甘さが出たからこその結果なのかなと思います。
――三田選手は副将も務めましたがいかがでしたか
いや、全然良くない副将だったと思います。自分は声で引っ張っていくタイプではなく、プレーや試合に出続けることで引っ張っていくタイプだと思っていたんですけど、このインカレも全然駄目でしたし悔しい思いをしたので、後輩たちにはそういう思いはしてほしくないと思います。
――サッカーはこれからも続けますか
はい、続けようと思ってます。
――同期に向けてメッセージをお願いします
試合に出ていた一選手として本当に申し訳ないってのがあって、最後勝てなかった悔しさはありますけど、本当にこの同期で良かったですし、この同期じゃなかったらここまでのチームはつくれなかったと思います。申し訳ないっていう思いと感謝の気持ちがあります。これからチームを離れてバラバラにはなりますけど本当にこの同期は最高ですし、ア女でやってきたことを次に生かしてほしいなと思います。
――最後に後輩に向けてメッセージをお願いします
うちらの学年よりもダントツにうまい子たちがいる代なので必ずやってくれると思いますし、良い選手も入ってくるようなので、みんなを引っ張っていいチームをつくって、こういう思いをしないよう頑張っていってほしいと思います。
MF権野貴子(スポ4=宮城・常盤木学園)
――いまのお気持ちをお願いします
悔しい、に尽きます。
――この大会に向けてたくさん練習を積み重ねてきたと思いますが、どんなことを意識して試合に臨まれましたか
チーム全体でも入りの5分は大きくやろうということをずっと言っていて、それを意識して臨んでいたんですけど、開始2分で失点してしまって。その中でも、これまでだったら焦ってしまっていた試合もあったので、焦らずにいこうということはピッチ内でも言い合ってできていたと思います。
――立ち上がりは少し緊張もあったのか、なかなかいつもの展開ができていなかった印象でしたが
そんなに緊張しているっていう感じは自分自身はなかったんですけど、出ていた11人も楽しくやろうっていう風に笑顔が多くて、いけるなっていう風には感じていたんですけど。
――徐々にワセダらしいパスをつなぐ展開が出てきましたが、その時間帯については
ハーフタイムにも監督やコーチが言っていたんですけど、最初の方はタッチ数が多くて、徐々にいい展開やかたちができていたときには判断が速かったりタッチ数も少なくてリズムに乗ることができていたんですけど、最後の決定力というかチャンスがあった中で決め切ることができなかったなと感じています。
――ハーフタイムにはその他にどのような話を
速い展開が出てきていたのでそれを続けるということと、サイドをもっと有効的に使ってクロスからの得点を狙おうという風な話をしていました。
――後半は立ち上がりからチャンスがたくさんうまれていましたが、振り返ってみて
前半の立ち上がりに失点してしまったということがあって、後半はいくぞという気持ちが全体で高まっていたので、それがプレーにも出ていたのかなというのは感じます。
――チャンスが多くあった中でも決め切ることができなかったというのは、課題にも上がっていた決定力不足の部分でしょうか
決定力不足だったり、クロスも数は多かったんですけど単調というか、もう少しえぐれるところはえぐったり、クロスを多く使うならもう少しバイタルの空いたスペースを使ったりという工夫がもっとできたら良かったのかなということです。
――試合終了の瞬間ははピッチの外で迎えましたが、その時のお気持ちは
練習でもPKはやってきていて、みんなもたくさん練習していたのでみんなならできるって信じて祈っていました。
――PK戦で敗退が決まった時のお気持ちは
「あ、負けたんだ」というか、これでインカレ終わったのか、というか、信じたくないけど信じなきゃいけないというか受け止めなきゃいけないという気持ちで。徐々に色々考えると、どんどん悔しさが込み上げてきました。
――サッカーを続けていく中で、ワセダでの4年間や最後の1年間はどんな時間でしたか
ワセダでの4年間は本当に自分自身が成長できて、本当にワセダに入って良かったなって思って。1、2年生の頃はケガが多くて思うようにプレーできない時間も多かったんですけど、体づくりもちゃんとできてきてケガをしなくなり試合に出場できる機会が多くなって、徐々に自分のプレーも上がってきたなっていうのはことしは強く感じてて。最後に関カレ(関東大学女子リーグ戦)で自分自身2つ賞を頂けたんですけど(MVP、得点王)、その賞を頂けたのも前監督であったりいまの監督や全スタッフのご指導があって成長できたと思っているので、すごく感謝しています。ア女の卒業生も本当にレベルが高くてすごく刺激を受ける選手ばかりで、これまでの仲間やいまの仲間と『ア女』としてサッカーができて本当に良かったなって思ってます。
――優勝のためには何が必要だったと、いまは思いますか
どの試合においても完璧なサッカーをするのは難しいと思うんですけど、もう少し安定した入りから速く自分たちのサッカーにもっていくことです。あとはメンタル的なところも必要かなと思います。
――これからもサッカーを続けていく中で、これまでのことをどのように生かしていきますか
きょうの負けが今後サッカーを続ける上でも自分の大事な思いになると思うので、その気持ちを忘れないことと、この4年間で得てきた技術や考えを今後サッカー人生においても生かして、さらにレベルアップしていきたいと思います。
――らいねんこそ日本一を目指していく後輩に向けて
長くインカレ優勝できていないですし、チャレンジャー精神ということを忘れずに、インカレ優勝を目指してほしいです。技術の高い選手が多いのでお互い刺激し合い、てっぺんを取ってほしいです。
DF大島茉莉花(スポ4=鹿児島・神村学園)
――これで引退となってしまいましたがいまの率直なお気持ちは
悔しいっていうのと、試合に出てない人に申し訳ないっていう気持ちがあって、負けて引退っていう実感もまだあまりないです。
――試合前のゲームプランは
最初は大きくいってそこから自分たちがつないでいければ、いつも通りの自分たちのプレーができれば勝てるっていう自信があったのでつないでいくことを意識しました。ただ途中からは連動した動きも出てきてゴール前まではいけたんですけど、いままでの課題でもあった決定力不足が響いてしまったかなと…。
――パススピードは徐々に改善していきましたが振り返って
そうですね。あと攻守の切り替えもそうですし、セカンドを拾う集中力とかも改善しました。
――後半は相手を押し込み続けた中で1点が遠かったですが、最後に何が足らなかったと考えていますか
最後の最後での精度ですかね。シュートを打つ本人が最後に焦っちゃったりしてて、そこで落ち着けていれば変わったのかなと思います。
――PK戦を振り返って
PKの練習はしてきましたけど運の部分もあるので、PKに持っていってしまった自分たちに問題があると思います。
――試合が終わってしまった瞬間のお気持ちは
自分のプレーでああすればよかったっていうのがどんどん出てきて、いろんな場面での後悔がありました。
――ことし一年間のチームを振り返って
最初監督が代わってからフォーメーションも変わってみんなで試行錯誤してやっていく中で、途中に負けとかもあってそこでしっかり改善して、練習試合とかもかなりやっていい状態でこの大会に臨めたので、それに関しては良かったと思います。ただ結果が出せなかったのが全てです。
――大島茉選手の代は1度も日本一を経験できずに終わってしまいましたがそういった点に関してはいかがですか
インカレ(全日本大学女子選手権)優勝するために私生活やトレーニングで甘い部分があったのかなって思います。
――4年間の中でのベストゲームは
つい最近やったForza‘02との試合は全体的に連動していて、いままでで一番やってて楽しかったです。
――同期はどんな代でしたか
自分は結構適当なんですけど、周りのみんなに支えてもらってきましたし、試合の時も指摘してもらったりと支えてもらいました。
――後輩に向けてのメッセージお願いします
きょねん、ことしとインカレで悔しい思いをしているので…、らいねんこそはインカレ優勝できるように、悔いを残さないでやってほしいと思います。
――大島茉選手はスペインの方でサッカーを続けると聞きましたが、いつごろからスペインに行かれるのですか
今月末から行きます。
――それでは最後に新たなサッカー人生に向けての意気込みをお願いします
まずは語学からになるんですけど、ワセダでやってきたことを生かして、スペインのクラブでも頑張ります。
FW一原梓(スポ4=宮城・常盤木学園)
――きょうの試合を振り返っていかがでしたか
とても緊張感のある試合だと思ってて、ベンチから見てても追いつける試合だと思ってたんですけど、インカレという独特の雰囲気に呑まれてしまったのかなと感じました。
――失点した時はベンチから見ていてどのような気持ちでしたか
まずよぎったのは、関カレと同じ失点の仕方だと思って、そのときに焦ってしまったこととか1回経験してるってこともあって、ちゃんと落ち着いてくれたらいける試合だと思ってました。
――交代するときはどのような気持ちで臨みましたか
とりあえず得点することだけを意識して入りました。
――これまでの4年間を振り返って、どんな4年間でしたか
あっという間でした。サッカーから離れるという実感が湧かないです。でも4年間やって良かったなと思います。
――今年のチームはどのようなチームでしたか
全学年の仲が良くて、サッカーについて何でも言い合えるような環境はつくれたのかなと思っています。
――ご自身の代ではインカレ優勝することなく引退ということですが
――悔しいです。実感が湧かないですし、何がダメだったんだろうって考えようと思っても今は考えられない状況です。
――最後に後輩たちに向けてメッセージをお願いします
きょねんと同じ結果になってしまったんですけど、3年生の子たちが私たちをここまで連れてきてくれたっていう部分もあるので、それを忘れずに次は最高学年としてやってくれると信じています。
MF高木ひかり(スポ3=静岡・常葉学園橘)
――きょうの試合を振り返って
立ち上がりでいきなり失点してしまったというのが一番の敗因だと思うし、やっぱりそのせいで自分たちのペースも乱れてしまって、何とか持ち直しても後半には焦りが見えて得点できなかったのは残念だったと思います。
――この戦いに向けてどのようにコンディションを整えてきましたか
ゲーム形式だったり、PKの練習もたくさんしてきたりだったのですが、やっぱり本番になると雰囲気も全然違いますし、適応できていなかったなと思います。
――前半は思うようなサッカーができていなかったように見えましたが
自分も緊張してしまってプレーがすごく硬かったって感じだったのですが思うようなプレーができていなかったときはむやみやたらに蹴ってしまうという感じでそれが続いてしまって自分たちのペースにできなかったと感じます。
――後半にかけて徐々にワセダらしいプレーが見られるようになったと思いますが
やっぱりボールを保持している時間が長かった分、落ち着いてプレーしなくてはならないことを分かっていてそうすれば得点にもつながっていくことを分かっていたのですが、単調なプレーが多かったのでもっと連動したプレーでたくさんの人がボールを受ける意識があった方が良かったかなと思います。
――2年連続インカレ初戦敗退となってしまいましたが
前回は自分自身ここにも来ていなかったのでその悔しさすら感じていなかったというか客観視しかできなかったのですが、今季もこういう結果になってしまって勝つことがすごく難しいと感じましたし、インカレが怖いなって感じました。
――これで今季は終わりとなりますがことし1年間を振り返って
自分がサッカーをしてきた中で一番サッカーと向き合うというか、サッカーのことを考えていた1年と感じますし、負けることが多くて勝つことの難しさを痛感する1年だったし、その悔しさをこのインカレの場で表現できなかったというのも含めて、もがいた1年でした。
――来季は最終学年となりますが意気込みは
2年連続2回戦敗退ということで、ワセダが強い時代が薄れてきてしまっているので、それは伝統としても強さを表現していかなくてはならないことを感じますし、自分が最後の年でインカレ優勝できたら最高のことだと思うのでそれを目標に頑張りたいです。あとは4年生としてチームを引っ張っていけるような選手になりたいです。
MF正野可菜子(社3=兵庫・日ノ本学園)
――率直にいまの感想をお願いします
悔しいというのが一番ですけど、自分自身が何もできなかったので…。申し訳ないという思いでいっぱいです。
――試合前チームではどのような話をされましたか
いつも通り自分たちがやろうとしていることをしっかりやって焦らずにやっていこうという話をしました。
――今季の課題であった立ち上がりにやはり失点してしまいましたが、その点に関してはいかがですか
ずっと課題だったところを克服できずにここまでもってきてしまったのが最も悪い原因だと思うので…。そこを改善し切れなかったというのが出てしまったのかなと思います。
――少し浮き足立ってしまったという面もあるのでしょうか
集中しようって皆で声を掛けていたんですけど、どこかで抜けてしまっていたのかなと今思います。
――前半終了間際に追いつけたことで後半に良い流れのまま入ることができたのではないでしょうか
そうですね、前半の後半にはもうペースをつかめていて全体的に流れも良かったんですけど、そこで決め切れなかったのも負けた一つの原因ですし、1点だけじゃ足りなかったというのはありますね。
――後半は相手が引いてワセダが押し込む展開の中、どのようなゲームプランを意識しましたか
前半の終わりの流れが良くて、このままいけばチャンスもいくつかできるだろうし、もっとサイドの攻撃を増やしていくっていうのが話に出ていました。
――お話にもありましたが、多くのチャンスをつくりながら決め切れなかったことがこの結果につながってしまったのではないでしょうか
そうですね、この試合ではなく今季全体を通してそうだったので、そこも改善し切れなかったのが原因だと思います。
――昨年と同じ初戦敗退となったこの結果をどのように受け止めていますか
悔しいというのが一番ですけど…。ワセダはもう強くないってことをしっかり受け止めなければいけないと思います。
――この悔しさを来年につなげなければいけないのではないでしょうか
そうですね。先輩の分もしっかり頑張れるようにしたいと思います。
――来季はエースとしての自覚を求められるのではないでしょうか
まだまだ力不足だと感じますし、きょうも何もできてないので…。まだエースと言える立場ではないので頑張っていきたいと思います。
――最後に4年生へメッセージをお願いします
この1年引っ張ってくれたことに感謝しています。4年生のためにという思いを結果に表せられなかったというのがすごく申し訳なくて…。4年生と一緒にサッカーをできることはもうなくなってしまったのですけれど、この思いを来季につなげて良い結果を出せたらいいと思います。本当に感謝しかないです。
MF松川智(スポ3=大阪桐蔭)
――率直にいまの感想をお願いします
本当に悔しいの一言です。
――試合前はチームでどのような話をしましたか
国士舘大は(関東大学女子リーグ戦の)開幕戦でもぎりぎりの戦いだったんですけど、最後は気持ちということで自分たちのサッカーをしようと心掛けました。
――今季の課題であった立ち上がりにやはり失点してしまいましたがその点に関してはいかがですか
やっぱり立ち上がりの相手の勢いに飲まれてしまって、自分たちのリズムで組み立てられずすぐ失点してしまったんですけど、そこで「焦らずに」という声掛けが(ピッチの)中でもあってその通りに焦らず得点を取りにいこうとしたんですけど、決め切れないという展開が続いてしまったので、そこの決め切るという部分がまだまだだったなと思います。
――少し浮足立ったという面もあったのでしょうか
枠内にシュートはいっていたんですけどポストやバーに嫌われるシーンが多くて、そんなに悪いわけではなかったしいつか入るかなとは思っていました。前半に追いついて後半自分たちのペースで試合を運べたには運べたんですけど最後の最後に決め切れないっていうのが…。気持ちという面で相手に飲まれてしまったのかなと思います。
――前半終了間際に追いつけたことで後半に良い流れで入れたのではないでしょうか
そうですね、0-0からスタートという気持ちで後半入れたのでその面に関しては良かったのかなと思います。
――相手が引いてきてワセダが押し込む展開となった後半はどのようなゲームプランで臨みましたか
引いてくる相手に対して、ボールを持っている人への周りの関わりが3枚目、4枚目と出てきてゴールを狙っていけたらもっと良かったのかなと思います。
――相手のカウンター攻撃に対するリスクマネジメントはどのように意識してましたか
相手のFWの一人が速かったので、ディフェンス陣が一列にならずにボランチもバランスをとって引きながらセカンドボールを拾えたらなと話していました。
――MF高木ひかり(スポ3=静岡・常葉学園橘)選手とのボランチコンビにおいて、松川選手は引き気味にバランスをとっている印象を受けましたが
高木が前に前にという力を持っている選手なのでそこを生かし、自分はバランスをとって後ろのディフェンスと連携してしっかり守ろうと意識していましたし、チャンスがあれば自分もどんどん上がっていこうと意識していました。
――お話にもありましたが、多くのチャンスを作りながら決め切れなかったことがこの結果に大きくつながってしまったのでしょうか
一つ一つのチャンスを全部決めていれば大差が付いた試合だったのかなと思います。でも結果的に1-1で終わってしまったのでそこはチームの課題です。
――昨年同様に初戦敗退となった結果をどのように受け止めますか
気持ちの持ちようということでは相手の方が勢いがありましたし、そういうときに自分たちでどうリズムをつくっていくのかということが課題で今回も早くに失点してしまったので、もっと自分たちが主導権を握る試合をしていかなければいけないと…。本当にトーナメントは油断できないのでそこをもっと来シーズンに改善していけたらなと感じました。
――この悔しさをどのように来シーズンにつなげていきますか
はい。来季の始動がいつになるかはわからないですが、自分たちでどういうチームにするかっていうのは自分たち次第だと思うので、4年生となる自分たちが引っ張ってやっていきたいと思います。
――最後に4年生へメッセージをお願いします
4年生の人たちとは一番長く3年間という間一緒にサッカーをしてきて、その中で4年生は自分たちの意見も聞いてくれたように下の人たちも見てくれていた存在で、4年生に恩返しできなかったのが一番悔しいことです。来年は自分たちが借りを返すつもりでしっかり頑張っていきたいです。4年生には感謝の気持ちでいっぱいです。
――来季はしっかりタイトルを獲って恩返しをということですね
はい。今の4年生や卒業生の分の思いを背負って頑張っていきたいです。
DF大島瑞稀(社3=宮城・常盤木学園)
――きょうの試合を振り返っていかがでしたか
まず、最初に失点してしまったことが痛かったかなと思います。その後は自分たちのサッカーができていたし、サイド攻撃からチャンスをつくれていたので、自分としては悪くなかったと思います。ただ、決め切らなければならないところで決め切れなかったので、もしそこができていればこんな結果ではなかったと思います。
――相手が中にブロックを作っていたのでサイドバックとしても高い位置を取る試合となりましたが自身としてはいかがでしたか
試合前から自分が前に出ていくことでチャンスをつくろうと考えていたので、そこはうまくできて良かったです。
――反面上がる気持ちによって守備面ではセンターバックの二人中心のようにも見えましたがいかがでしたか
点を取ろうという気持ちばかりが先行して守備をおろそかにしてしまいました。失点のシーンも自分のマークだったのでしっかりやっていかなきゃいけなかったと思います。
――チーム全体のきょうの試合でのパフォーマンスはどのように思いますか
先ほども言いましたが、自分たちのサッカーはかなりの部分でできたと思います。ただ、最初の失点のところで焦って、縦に急ぎすぎる場面がたくさんあったと思います。
――最終的にはPK戦での決着でしたが振り返っていかがですか
蹴る場所も決めていました。でも気持ちが弱かったのか分かりませんが、決め切れなくて残念です。
――今季のア女の一年はいかがでしたか
1年間を通して楽な試合はありませんでした。それでもここまでこれたのはチーム一丸となって戦えたからです。優勝したかったんですが、1回戦負けてこんな結果になってしまって悔しいですし、応援してくれた人や出れなかった選手に申し訳ないです。
――ことし引退する4年生チームメイトへの想いを聞かせてください
4年生はチーム全体をまとめてくれて、そのおかげで、私は伸び伸びとサッカーをやらせてもらえました。ほかのメンバーも自分たちが試合をしている間他のチームの試合のスカウティングに行ってくれたりしていました。支えてくれている人の分も試合に出る自分は頑張らなければならなかったのに結果を残せず、申し訳ないです。
――最後に、らいねんに向けての課題、意気込みをおねがいします
まだらいねんのことは考えられていません。ただ、勝負所で勝ち切る強さはこれからもっと身に着けたいです。
MF山本摩也(スポ3=スフィーダ世田谷)
――きょうの試合を振り返って
悔しいです。
――きょうの試合に向けてどのようにコンディションを整えてきましたか
心身共に初戦に向けてしっかり調整してきました。
――開始早々、先制点を決められたシーンを振り返って
入り方がちょっと消極的で、一方で相手には勢いがあって決められてしまったかなという感じです。
――自身のCKから同点弾となりましたがその時を振り返って
入ればいいと思ったので、中でしっかりやってくれた人に感謝したいです。
――後半はワセダが流れをつかんだ試合展開となりましたが
前半最後から後半にかけて攻撃を仕掛けることはできたのですが、点数になってないので良くなかったと思います。
――PK戦を振り返って
本当に申し訳なかったと思います。
――ことし1年間を振り返って
結果が出てないので、何かが足りなかったこともそうですし、まだまだ弱さがあると個人的に感じました。
――きょうで4年生が引退となりますがメッセージをお願いします。
本当にここまでありがとうと言いたいし、最後に自分のせいで負けてしまったので申し訳なかったなと思いますし、らいねんはリベンジできるようにしっかり戦っていきたいと思います。
――来季に向けての目標は
「勝ちたい」の一言に尽きるのでそれに向けて1年間頑張っていきたいと思います。
DF奥川千沙(スポ1=静岡・藤枝順心)
――きょうの試合を振り返っていかがでしたか
きょうは攻守ともに結構波があって、良いときと悪いときとたくさん展開があった試合だなと思っています。攻撃面ではいい展開もたくさんあったと思うんですけど、やはり最後の決定力の部分で決め切れなくて、こういう引き分けという結果になってしまったので、そういうところはしっかりらいねんに向けて修正していきたいなと思います。守備面の方では、連携不足とか指示の声が通らなかったことで、裏を狙われたりしちゃったんですけど、相手のやってくることは分かっていたのでもっと臨機応変にやっていければいいなと思いました。
――失点シーンを振り返っていかがですか
私はクロスを上げた人にいったんですけど、まずああなる前に前線からもっとミスをなくして、取られたら取り返すっていう切り替えをもっとしっかりやらなきゃいけないのと、クロスを上げさせていい状況なのか悪い状況なのかを自分でちゃんと判断してやることが反省です。
――守備の連携不足というお話もありましたが、いかがでしたか
ある程度はできてたと思うんですけど、リードされていたり引き分けということで、いつもと違う雰囲気があったのでうまくできてる場面とできてない場面があって、そこをムラなくやっていきたいと思います。
――来年はどのようなチームにしたいと思いますか
1年生なのでまだあと3年あるんですけど、1年1年最後になる先輩たちがいるので、試合に出たらしっかり責任を持ってやりたいです。チームとしてはことしのことを踏まえてそこにプラスアルファ付け加えることで成長できるように、きちんと考えてやっていきたいです。
DF菅原靖巴(スポ1=浦和レッズレディースユース)
――きょうの試合を振り返っていかがでしたか
最初は大きく、あとはつないで落ち着いてやろうと考えていました。
――失点シーンを振り返っていかがですか
全日本大学選手権(インカレ)ということで誰しもが緊張していたと思います。その中で相手の勢いに押されてしまったという印象です。
――その後はブロックを固められ攻めあぐねるシーンもありましたが
結構押し込めていて、相手の攻撃はほとんどカウンターというかたちでなかなか、攻め切れない時間帯が続きました。ただしっかりサイドに展開することを続けられていたことが最後の得点につながったと思います。
――サイドバック二人が高い位置を取る分センターバックへの負担がかかる試合のように感じましたが危機管理はいかがでしたか
どうしても、点が入らないとサイドとボランチが上がってしまいます。リスクマネジメントを自分がなんとかしなければとは考えていました。
――最終的にはPK戦までもつれこむことになりましたが、今回の試合の課題はどのような点でしたか
決め切れるところで決め切れなかったところはあったと思います。あとは最初から落ち着いてサイドを使ってから締めていく動きとかも重要だったと思います。
――1年生として貴重な出場機会を得たということですが、らいねん以降の自分の目標、課題を教えてください
らいねん、その先があると思うので、自分の中で今回の経験で得た課題を明確にしていきたいです。本当にきょうの試合で自分は何もできなかったので、次こそはチームに貢献して、信頼されるプレイヤーになるために今後も頑張っていきたいと思います。
――最後に今回の試合で引退される4年生への想いを聞かせてください
自分がミスしたときも励ましてくれたり気持ちの入ったプレーでチームを引っ張ってくれたのですごく感謝しています。結果として負けてしまい、申し訳ない気持ちで一杯です。
MF中井仁美(スポ1=兵庫・日ノ本学園)
――きょうの試合を振り返っていかがでしたか
4年生最後の大会だったので絶対勝ちたかったんですけど、とても悔しい気持ちでいっぱいです。
――交代するまでベンチでどのように見ていましたか
多分ベンチにいる人全員だと思うんですけど、全然負ける気がしなくて、絶対勝ってくれると信じてました。
――交代する時はどのような気持ちで臨みましたか
監督からは、もう守備のことは考えずにどんどん前にいっていいって言われてたので、点を取ることだけ考えてました。
――ご自身としてもチーム全体としても、攻撃や守備に対しての印象はいかがですか
先制されてしまって、自分たちのやりたいいつも通りのサッカーができなかったかなと思います。
――らいねんはどのようなチームにしたいと思いますか
きょうの先輩たちの涙を忘れずに、もっとうまいだけじゃなくて強いチームにしていけるように頑張りたいと思います。