今季のワセダを支えているのは上級生だけではない。今回お話を伺ったのはDF奥川千沙(スポ1=静岡・藤枝順心)、FW平國瑞希(スポ1=宮城・常盤木学園)、DF松原有沙(スポ1=大阪・大商学園)の1年生トリオ。ルーキーながら随所で活躍を見せるこの3選手に、今季の振り返りから初となる大舞台・全日本大学選手権(インカレ)への思いまで、様々なことを語っていただいた。
※この取材は12月29日に行われたものです。
「勝つためにはメンタルが必要」(平國)
平國
――まず今季の振り返りをしていただきます。優勝を飾った関東女子リーグ戦(関東リーグ)を振り返っていかがでしょうか
奥川 勝ったけどたくさん失点もして課題もわかりました。いろいろな大会が並行して続いていく中で、とりあえず一つは優勝できてうれしかったです。
平國 自分はスタメンよりも途中出場で出ることが多く、その中で結果を残さないといけなくて。でも最終節ではスタメンで出られたことは少しは成長したのかなと感じています。
松原 自分は最初の何試合かは出させてもらっていたのですが、途中からケガで出られなくなってしまいました。試合に出させてもらっていた時を振り返ると大学に入って初めての関東リーグで緊張もあったのですが、楽しくできた印象があります。高校の時にはいろいろな大学やクラブチームと対戦する機会が無かったので、関カレ(関東大学女子リーグ戦)やインカレに向けて良い準備ができた大会だったと思います。
――高校サッカーと大学サッカーの違いを感じたりはしましたか
一同 そうですね。感じました。
奥川 高校の時はフィジカルや足の速さなどの個人の力に頼っていた部分があったのですが、大学に入ってどうしてここでパスをつなぐのかとかを考えてそれを戦術に変えてやるというところが大きな違いとして感じたことです。
――大学サッカーに慣れるのには苦労しましたか
奥川 みんながフォローしてくれるしサポートもしてくれるので。
平國 早く慣れたよね。
――次に関カレについてお聞きします。日体大に負けて(●0―1)、5連覇を逃してしまいましたが振り返っていかがでしょうか
奥川 自分たちは1年生なのでいままでの連覇には関わっていないですが、やっぱり上の先輩たちから伝わってくるものはありました。自分はDFなので失点したら負けてしまうというところで、ゴールを守り切れなくて。試合後の先輩たちの涙を見てそういう世界なんだなと感じました。
松原 自分はケガをしていて日体大戦は外から見ていたのですが、やっぱり4年生の気持ちがすごく伝わってきました。勝ちたいという気持ちは強かったのですが、なかなか自分たちのサッカーができなくて、自分が出た、出ないに関係なく自分たちの力の無さを実感したというか、チーム全体でまだまだだなと気付かせてくれた試合でした。
平國 その時は後半のラスト10分くらいで出場したのですが、いつも負けている状態で出ることが多くて。でも日体大戦の時は入った瞬間にいつもと雰囲気が違くてみんなが焦っていました。自分はその中で、途中出場で流れを変えることもできずチームのために何もできずに終わってしまって、個人としてはとても悔しかったですし、先輩たちは連覇をしていて、自分はそのア女の歴史を知らないからできたことがもっとあったのかなと思いました。
奥川 途中で入って流れを変えられないと悔しいよね。
――日体大戦の前から3バックから4バックに変更されましたが、なぜそこで変えたのでしょうか
奥川 失点も多かったですし、いろいろなバリエーションができた方がいろいろな相手に対応できるという監督(福島廣樹監督、昭45教卒)の意思があったからかなと思います。
――4バックに変えてみていかがでしたか
松原 最初は慣れるのに大変でした。
平國 4バックの方がサイドが上がれるよね。
奥川 最初の時は戸惑いがあって、変なところでミスをして流れが悪くなったりとかはありました。
――皇后杯関東予選(皇后杯予選)では2回戦敗退を喫しましたが振り返っていかがでしょうか
奥川 皇后杯予選がチームで初めての連戦になったのですが、その連戦の難しさやコンディショニングの整え方とかができていなかったことが2試合目でもろに出てしまったと思います。目標を高く持っていた分、個人が気を負い過ぎてしまって、選ばれたメンバーだけで試合に行ったのでみんなが来れなくて、焦りもありましたし、自分たちのサッカーがうまくできないまま終わってしまったという感じです。
平國 1回戦目は相手は自分たちよりも上だと思ってみんなチャレンジャーな気持ちで臨んだのですが、2回戦目は関東リーグでも勝っていた相手だったので、そこで「勝てるかな」と思ってしまって、前の試合とは違う気持ちで試合に臨んでしまったという面があると思います。失点した時に焦りだけが出てしまって自分たちのサッカーができなくなってまた失点してしまって。本当に自分たちのサッカーが全くできなかった試合だったと思います。
抜群の突破力でチームを勢いづける平國
――今季、印象に残っている試合を教えてください
平國 関東リーグ最終節(○2―1浦和レッズレディースユース)です。右サイドで出たのですが、スタメンで出られた喜びもあってどんどん仕掛けられたし、すごく楽しかったので。
奥川 守備も献身的にやってたよね。いつもやらないのにあの時だけやってて(笑)。
松原 自分は出てはいないですが、日体大戦です。負けたのは悔しいですが、それで気づかされてそこから強くなった部分があったと思います。
奥川 自分は何だろうな…。場面場面は出てくるんですけど。筑波大と戦った時(○4―1)に股抜きされて失点につながったことは覚えています。あとは記憶に残っているのは智さん(MF松川智、スポ3=大阪桐蔭)が復帰戦の国士舘大戦(○3―2)で決めたシュートですね。
――ここまで戦ってきた中で、いまア女に必要なものは何だと思いますか
松原 まずは気持ちの持ちようじゃない?
奥川 気持ちかな…。でも気持ちって言ってもいますぐには無理じゃない?表に見えないから。
平國 どんな時でも自分たちのサッカーができるようになれば絶対勝てると思います。だから勝つためにはメンタルが必要です。
――では逆にア女の一番の強みは何でしょうか
松原 サイド攻撃とかパスとかコンビネーションかな?
奥川 細かいところでパスをつないで相手を崩すみたいなコンビネーションだと思います。
――個人的に今季を通して成長した点を教えてください
松原 高校の時はチームのスタイルもあって蹴ってばっかりでつなぐということを全然していなかったのですが、ア女はつなぐのを優先でロングも使うというスタイルなので、ア女に入ってからは焦って蹴ってしまっていたのをしっかり落ち着いてつなげるようになりました。自分の思ったプレーができるようになったと感じます。
平國 高校時代は一つのことだけ考えてプレーしていたのですが、いまは選択肢を持ってドリブルできるようになった時もあるかなと思います。
奥川 私は高校の時よりは周りを見ていろいろな選択肢を持ってパスを選んだり、狙い目を持ってここで奪おうとか考えて相手を誘導してディフェンスをするようになりました。
――奥川選手は今季公式戦全25試合で先発されていますが、ケガをしないコツは何かありますか
松原 それ教えてほしい(笑)。
奥川 何もしてないんだよね(笑)。
松原 本当に丈夫だよね。
平國 ちょっと抜けても1日休んで帰ってくるもんね。
奥川 そう。しかもうまいこと試合と被らないようにね。ケガしないコツは何だろう。日々笑うことかな。
平國 私もすごい笑ってるよ。
奥川 瑞希は駄目(笑)。ちょっと笑いが足りない。
コツは笑うことで(笑)。
――松原選手は5番を背負っているということでプレッシャーを感じたりはしましたか
松原 最初はプレッシャーというか、自分で言うのもあれなのですが、期待されているのかなという思いはあって。やっぱりそれなりのプレーをしないといけないとは思いました。その思いはいまも持ってはいますが、プレッシャーを感じてプレーに影響があったりとかは無かったです。
奥川 番号が決められてるの知らなかった。高校の時みたいに4年生が抜けたところに入るのかと思ってたから、有沙すごいじゃんて思った。
――平國選手は試合を重ねていくにつれて得点が増えていきましたが、ご自身でゴールの精度が上がったなどは思われますか
平國 いままではシュートを打てるタイミングでドリブルをしてしまったり、パスする相手を探してしまったりしていたのですが、途中出場を経験していく中で打てるタイミング打たないと点が入らないことを学び打つようになりました。
「学年のカベが無い」(奥川)
奥川
――プレー面以外で大学に入ってから変わったと思う点はありますか
奥川 明るくなりました。
平國 嘘?明るくなかったの?
奥川 キャプテンだったから厳格にいこうと思っていて。
松原 確かにそれはあるね。しっかりしなきゃみたいな。
奥川 そうそう。しっかりしてなかったけど(笑)。
松原 自分は高校時代キャプテンでいまは学年長をやっていて、やることは一緒かなと思います。
平國 女子力は上がったと思います。
奥川・松原 えー(笑)。
平國 いや本当に(笑)。高校の時はすごい髪を切って短くしてたし。
――ワセダを選んだきっかけは何ですか
松原 自分は高校の顧問の先生に「練習に行ってみたら」と言われて、練習試合とア女の練習に参加させてもらいました。そこでチームの雰囲気が良くて先輩も優しくて溶け込みやすかったので、行きたいなと思っていたところに推薦をもらえたのがきっかけでワセダに来ました。あと高校の時にインカレが神戸で行われてそれを見てワセダのサッカーが良いなと思ったのもあります。
――実際に入ってみていかがでしたか
松原 本当にすぐなじめました。ね?
奥川・平國 うん(笑)。
松原 本当になじみやすかったですし、やるときはやって楽しむときは楽しむというチームなので楽しいです。
――お2人のきっかけは何でしたか
奥川 ぽろっと「ワセダ行こうかな」と親に言ったら、全部準備してくれました。「他に受験したほうが良いかな」って聞いたら「落ちたら考えな」と言われて。もともとのきっかけは先輩が行っていたからです。あと私は教員免許も取りたかったので、それとなおかつサッカーができる大学というのを考えてもいました。
平國 ワセダがサッカー強いのは知っていてインカレ優勝したこともありますし。先輩もたくさんいるので選びました。
――オフの日は何をして過ごされているのですか
奥川 ひたすら昼くらいまで寝ています。
平國 自分は実家に帰ります。(オフの)前日に帰ってお母さんと過ごす。ほんとお母さん大好きなので(笑)。
奥川 前日とかに(オフかどうか)決まるので買い物行こうよとか。でもとりあえず昼まではぐだろうねってなって、集合時間は大体14時とかになりますね(笑)。
松原 自分はずっと家にいます。
奥川 寮だと(外に)出てこないでしょ。
松原 うん。
平國 休日とか会わないよね(笑)。
奥川 オフ欲しいとか言うけど結局ぐだって終わるよね。
平國 あんまりやることない(笑)。
――仲の良いア女の選手はいますか
奥川 この人っていう人はいなくない?常に一緒にいるっていう人はいないよね。(誰と)2人で遊んでも気まずくないしね。
松原 いろいろな人と遊ぶし、そんな感じです。
――学年ごとのカラーはありますか
平國 自分たちは自由という感じです(笑)。
松原 何でもありだよね(笑)。
奥川 自己中(笑)。
平國 そうなんです(笑)。
奥川 学年で集まるとか全然無いもんね。やりたいってなるけど各自自分のことで忙しくて。
松原 しかも決める人がいないんですよ(笑)。やろうっていってもそれを行動に移す人がいない(笑)。
奥川 予定が合わないんです。
平國 で、結局やらないんですよ(笑)。そんな感じです。
――先輩たちはどうですか
奥川 学年で仲良いよね。パーティーとかしてるもんね。
松原 仲良いね。それが1学年だけじゃなくていろいろな学年で集まってやったりもするから楽しそう。
プレP 奥川さん
今季公式戦フル出場、安定した守備でチームに貢献した奥川
――クリスマスパーティーを開催されたと聞きましたが
奥川 ケーキわっしゃーってやりました(笑)。
松川 みんなでべったくりました(笑)。
奥川 デブだったねあれは。
平國 あれはデブだったね(笑)。
奥川 プレゼントとかも意外性あったし。
――何をもらったのですか
奥川 私はナノブロックです。
平國 あー。
奥川 あんた分かってないでしょ(笑)。
平國 パズルでしょ(笑)。
奥川 パズルじゃないよ(笑)。組み立てたら犬になるとかそういうブロック。
平國 分かった(笑)。
松原 自分はスリッパとか芳香剤みたいなやつのセットでした。
平國 自分は26日にツリーをもらいました。飾ってるんだよちゃんと(笑)。あとはハンドクリームです。
奥川 いまもしてる?
平國 うん。してる(笑)。
――先輩との関係はいかがですか
松原 きのうも4年生と寮生でパーティーしました。それくらい仲良いです。
奥川 学年のカベが無いよね。もともと入った時から無かった。
松原 親しみやすいよね。
奥川 (最初は)緊張して行ったけど、(先輩たちの)わいわいに押されて飲み込まれたよね。
平國 気付かないうちに輪の中に入ってたよね。
――怖い先輩はいますか
奥川 ぱっと出てこないよね。
平國 うん。
松原 うーんと…。千沙(奥川選手)。
奥川 タメじゃん(笑)。なんで?どこが?
平國 ちょっと怖いよね(笑)。冗談ですぐ肩パンしてくるし、超痛いの(笑)。
奥川 手加減してるよ(笑)。
松原 手加減してないじゃん(笑)。
奥川 してるよ(笑)。
平國 手加減してあれはやばいよね(笑)。
――では松原選手の第一印象といまの印象を教えてください
平國 最初はもっと怖い人かと思った。高校選手権(全日本高校選手権)の特集とか見たらしっかりしていたので。いまは全然だね。
奥川 関西人なのにすごいテンション低かった(笑)。
平國 でもめっちゃ優しい。あと心配性。
奥川 そう心配性(笑)。その割に自分の心配はしないから、意味わかんない(笑)。
――平國選手の第一印象といまの印象はいかがですか
松原 大人しそうだなって思った。
平國 よく言われるんだよね。
奥川 毎日が楽しそうだった。いちいち楽しそうだった(笑)。
平國 笑っちゃうんだよね。
松原 なんかあるたびに笑うよね(笑)。
奥川 いまも楽しそう。日々が。
松原 ほんと毎日楽しそう。
奥川 笑えるっていうことはいいよね。でもドリブルとかされた時は嫌だった(笑)。
松原 取れそうで取れないのが嫌だよね(笑)。
松原 これで大丈夫?もうちょい欲しい?
平國 もうちょい欲しい(笑)。
奥川 分かった。意外と真面目じゃない?勉強とか意外にする。一緒の部類だと思ってたのに裏切られた気分(笑)。
松原 案外しっかりしてるんですよ。周りが見えてる。
――奥川選手の第一印象といまの印象を教えてください
松原 会った時からよく喋るなと思ってた。
平國 このままだよね。
松原 第一印象と変わらないです。自分の意見をしっかり持ってるよね。(意見を)言える人が少ないから言ってくれるのはありがたい。
平國 良いと思う。そういう人がいないと成り立たないから。
松原 あと料理できるのにはびっくりした。
奥川 女子力高いからね(笑)。
「笑顔で終わりたい」(松原)
松原
――インカレという舞台についてどんなイメージをお持ちですか
奥川 見に行ったこともなかったですし、そんなに存在も知らなかったので4試合だけというのにもびっくりしています。いままでの1年間を全部出さなきゃいけないので難し過ぎますが頑張らなきゃと思っています。インカレに向けていま一丸になっているっていうのが伝わってくるから頑張れますね。
平國 全部言ってくれました(笑)。
奥川 存在自体が大きいんだよね。いままで知らなかったものが目標となってくれるから頑張れます。4年生とやるのは短かったですけど、すごいお世話になったから恩返しとして自分たちはやらないといけないし。
松原 笑顔で終わりたいね。
――関東リーグ、関カレが終わりましたがインカレへ向けてチームの雰囲気はいかがですか
松原 いまは本当にインカレへ向けてって感じだよね。
奥川 もう一直線だよね。試合とかでも全部インカレを意識していますね。
松原 みんながそのことしか考えてない。一つになっていると思います。
ディフェンスラインでの存在感だけでなく、強いキック力も魅力の松原
――インカレへ向けて個人としてのコンディションはいかがですか
松原 きのうの練習試合も半分出させてもらって。合流してからすぐ対人入って試合みたいな感じなので、まだプレーの感覚とかは完全に戻っていなくてディフェンスの対応とかはだまだなのですが、やっぱり4年生のために、ケガしてなかった頃出してもらっていた責任というかそういうのも自分の中でもあるので、この残された少ない時間で(調子を)戻して自分のプレーをしてチームに貢献できたらいいなと思います。
奥川 私はちょくちょくケガしていたのですが、ケガをしている時もしっかりプレーできる時も自分がいまチームに何をもたらせるのか考えてやりたいです。ケガをしていても指示は出せるし声は出るから、そういうのはなくさないようにしたいですし、プレーできるのなら一試合一試合貢献したいっていう気持ちが一番強いです。それはインカレでも一緒でまだ準備の期間ですけど、試合に出られたら自分の出せる力を全部出したいし自分に足りないところがまだあるのでもっとイメージを持ちながらプレーしていきたいなって思います。4年生はこれで最後だけどただ支えている一員ではなくてア女の一員として活躍したいし貢献したいので、もっと自分のプレーの質を高めたいと思います。
平國 自分はいまケガしているので早く治したいです。でももし治らなかったらチームのためにできることをやりたいです。
――インカレで活躍を期待しているア女の選手はいますか
松原 みんなだよね。色々コンビネーションとかすごいから。
平國 見ていて面白いです。
奥川 後ろで見ていてすごいなって思いますね。それを出して欲しいです。ディフェンスラインは活躍できるか分からないけど(笑)。
松原 (ディフェンスは)何もしないで終わりたいよね。前線の人たちが交代要員とかで流れを変えるために頑張ってくれると思うので。
――インカレで意識しているチームはありますか
松原 どこが来てもチャレンジャーとして挑むだけです。
奥川 決勝で日体大にあたってリベンジしたいですね。
平國 日体大ですね。
――インカレで4年生は引退してしまいますが
一同 寂しいです。
奥川 寂しいの一言だよね。
平國 ほんと寂しい。
奥川 すごい良い人たちだし色んなものをくれたから。
松原 4年生の存在があるから頑張れたっていうのがあるしね。
平國 ほんとに寂しい。
松原 だからこそこの時間を大切にしたいって思います。
――インカレへ向けての意気込みをお願いします
松原 チームの目標であるインカレ優勝を目指して自分にできることをするだけですしチームのためにやるだけだと思うので、自分のいま持っている力を全部出し切って頑張りたいと思います。
平國 自分もインカレ優勝のためにいまできることを精一杯やってチームのために頑張ります。
奥川 ディフェンスとしては無失点、チームとしては優勝。目標がはっきりしているだけにやるべきことが明確になったと思うのでそれをしっかりやっていきたいです。
――ありがとうございました!
(取材・編集 伊藤なつ実、佐藤諒)
初のインカレに向け意気込みを色紙に書いていただきました
◆奥川千沙(おくがわ・ちさ)(※写真左)
1995年(平7)8月24日生まれ。身長160センチ。静岡・藤枝順心高出身。スポーツ科学部1年。ルーキーながらここまで公式戦全試合に出場している奥川選手。ケガをせずコンスタントに試合に出るコツはなんと笑うことだそう。その笑い方は『怪獣』のようだと言われていましたが、日々たくさん笑うことが強さにつながっているのでしょうか!
◆平國瑞希(ひらくに・みずき)(※写真中央)
1995年(平7)8月16日生まれ。身長157センチ。宮城・常盤木学園高出身。スポーツ科学部1年。第一印象は「静かそう」、「大人しそう」だとよく思われるという平國選手。ですが対談中にお二人と笑顔で掛け合う姿からは、にぎやかなで楽しそうな様子が伝わってきました。インカレでも勝利と共にその笑顔を見せてください!
◆松原有沙(まつばら・ありさ)(※写真右)
1995年(平7)5月1日生まれ。身長167センチ。大阪・大商学園高出身。スポーツ科学部1年。同期2人に「めっちゃ優しい」と評された松原選手。対談中、言葉の節々からチームを思う気持ちが伝わってきました。今季は故障のため欠場した試合も多かったのですが、インカレでは持ち前の巧みなボールさばきでリーグ戦の分もしっかり活躍してくれることでしょう!