8月24日に行われた第23回早慶女子サッカー定期戦(早慶女子クラシコ)で勝利したア式蹴球部女子(ア女)。今回は試合後のコメントと、来月から始まる皇后杯予選、関東大学女子サッカーリーグ(関カレ)に向けての意気込みをお届けする。
後藤史監督(平21教卒=宮城・常盤木学園)
ーー今日はいつもの関カレ、関東リーグとは違う早慶クラシコという特別な試合でしたが、 気持ちの面でどういったところを意識して臨みましたか
やはり伝統の一戦であるということ、そして毎年毎年無敗の記録というのを、先輩たちが紡いでくれた歴史を次に繋げるということがまず達成できたのが何よりも良かったなと安心しています。
ーー試合全体を振り返っていかがですか
こういった展開になるということは試合前から想定はしていましたが、改めて慶応大学さんの最後まで粘り強く出してくる守備に非常に苦しめられた試合であったなと思うと同時に、これから後期が始まっていくので、皇后杯関東予選もありますし、 絶対に勝たなければいけない試合というのは続くので、今日の試合から学んだことというのをしっかりと生かしていきたいと思います。
ーー序盤、前半はかなりア女がボールキープして、シュートも何本かある展開が続いていた中で、後半の最後の方まで得点を奪えませんでした。今日の試合でそこはどういった難しさがありましたか
序盤に関しては少し自分たちのリズムを作りきれなかった部分があり、それでも保持は、ただ保持をしているだけというのと、意図を持って攻撃をしているというのは違うので、 そういう意味で、ただ保持をしていた時間が非常に前半は多くなってしまい、 前線のバランスが悪かった部分があったので、選手を変えながら後半に修正を持ってきたというところです。なので後半に得点を取るというのは、七彩(FW生田、スポ3=岡山・作陽)が決めてくれましたけど、しっかり(勝利することが)できてよかったかなと思います。
ーー後半、かなり積極的に選手交代していたことが印象的でした。そこは修正点も含めて、どういったところを意識しましたか
そうですね。やはり湿気もありますし、90分の試合っていうところもトレーニングマッチは組んでましたけど、なかなか久しぶりなところもありますので、その中で選手の疲労具合だったり、組み合わせだったりを考えながら選手を起用したというような感じですかね。
ーー今日の試合は大勢の観客、そして応援もあった中での試合でした。そこは監督として指揮をしていてどのように感じましたか
声が届きづらかったっていうのは、やっぱり声援の声が大きかったかなという風に感じます。 明日男子部の早慶戦があるので、今度は逆に私たちが大きな声で男子部の背中を押せるように応援したいと思います。
ーー来週末からは皇后杯予選が始まります。そこに向けて意気込みをお願いします
まずは暑さが心配です。茨城の水戸で14時半というのが、実際にどうなるのかっていうのがまず心配なんですけれど、今回、選手を色々と入れ替えながら戦ったように、 皇后杯ではその暑さの中で勝ち切らなければいけないというのであれば、やはり最初に出た11人だけでは絶対に勝てないと思うので、チーム全員で勝っていきたいと思います。
DF田頭花菜主将(スポ4=東京・十文字)
ーー普段の試合とは違う早慶戦ですが、チームとしてどのような意識で試合に臨みましたか
無敗記録がありますが、自分たちは挑戦者の精神で泥くさく戦うことを意識して試合に入りました。
ーー対談の時は「絶対に勝ちます」と意気込まれていました。良い試合でしたが、試合全体を振り返って
思っていた以上に難しい試合でした。早慶戦は4年生にとってより特別なもので、4年生全員が出場することができなかったことが悔しかったですし、ピッチに立ってる4年生も悔しかったと思います。ですが、出ていないメンバーも一番優先するべきことが勝利という共通理解を持っているので、とりあえず勝てたことが良かったなと思います。
ーーなかなか点が取れない時間帯が続きましたが、どんな難しさがありましたか
慶應も意地を見せて最後のところで足を滑ってきたり、一個早くシュートを打てるゴール前のシーンでテンポが遅れて足を伸ばされたりしました。コーナーもたくさんありましたが、最後の1点を決め切る部分でお互いに気持ちがある分、早稲田がそれを上回ることができなかったです。
ーー大勢の観客や応援がある中での試合でしたが、どんな気持ちでプレーしてましたか
観客席からも応援は届いていましたし、ピッチの中では声が届かない難しさはありましたが、確実に自分たちの背中を押してくれたと感じていますし、それが最後の1点につながったのかなと思います。最後まで自分たちが走り続けた結果が勝利に結びついたと思うので、すごく感謝してます。
ーーここからの意気込みをお願いします
メンバー的にも愛笑(大山愛笑、スポ2=日テレ・東京ヴェルディメニーナ)がいなかったり普段とは違う部分がありますが、交代する選手も含めてチームの中で競争していかなければならない1週間だと思っています。皇后杯(第45回全日本女子サッカー選手権)でベスト16を掲げている上でも関東(皇后杯関東予選)を勝ち切るのはマストだと思うので、しっかり週末に向けて切り替えて最善の準備をチーム全員がしていきたいです。
DF木南花菜副将(スポ4=ちふれASエルフェン埼玉マリ)
ーー普段のリーグ戦とは違う特別な早慶戦でしたが、今日はどういう意識や気持ちで臨みましたか
今まで無敗という歴史がある中で絶対に今日も勝たなきゃいけないっていう気持ちは全員あったと思うし、自分も4年生、副将っていう立場になってこそより一層強く感じました。
ーー試合前半はベンチから見ていらっしゃったと思いますが、どのように感じていましたか
結構攻めていて、惜しいシーンとか決めきれないシーンとか、こういう雰囲気だったからこそしっかり決めるとこは決めなきゃいけないっていうチームの課題も感じましたし、見ながら自分だったらどうするかなって、常に自分が出た時どうしようっていうイメージはしていました。後はチームが勝つための声とか、普段はこんなに人が入らないので声とか通りずらかったのはあるんですけど、みんながプレーしやすいようにプラスの声をかけることは意識していました。
ーー後半も攻めているけれど点が入らないという時間帯が続きましたが、プレーされていてどのような難しさがありましたか
慶応さんは絶対早慶戦に向けてすごい準備をしてきますし、それに対してやりずらさはありました。
ーー普段とは違うこのような雰囲気をどのように感じてプレーされていましたか
サッカーやっててこのように観客が入ってプレーすることってあんまりなくて、早慶戦自体も私自身憧れの舞台だったので、普段は結構入る時緊張とかするタイプなんですけど、すごいワクワクしました。
ーーここからリーグ戦もまた続いていくと思います。最後に意気込みをお願いします。
前半戦、チームにプレーで示すことがなかなかできなかったんですけど、後期こそしっかり副将としてピッチ内で引っ張りたいっていう気持ちもありますし、自分自身もっとレベルアップして成長していけるといいなと思います。
GK石田心菜(スポ4=大阪学芸)
――本日、かなり普段のリーグ戦とは雰囲気の違う試合になったかと思うのですが、どのような意識で試合に臨まれましたか
久しぶりのこういう大きな試合でしたし、素晴らしい雰囲気を作っていただいたなかで、自分としては緊張感なく試合に入れたし、いつも通りのプレーを出すことをまず意識しました。ただ、早慶戦という大事な舞台ですし、4年生としても最後になりますし、いつもの試合以上にこの試合に懸ける思いも強かったので、強い気持ちをプレーで表現しようっていうところは、この早慶戦に向けて意識していました。
――試合全体を振り返って一言お願いします
そうですね、なんか普段はあんまり応援団の方もいらっしゃらないので、声は良く通るのですが、今日はなかなか声が通りづらくて(笑)。普段からDF陣と声をかけたり、 仕事ない中でもリスク管理のところとかを意識しているんですけど、今日は伝えるのも必死だったので、苦しい時間帯もあったなかで、リスク管理というか、みんなの集中力を切らさないように、聞こえる声でみんなにコーチングしたり、ポジショニングのところも普段とはよりもより意識した部分ありました。
――序盤からア女がボールキープする時間が続きましたが、チームとしてはどのような戦い方を意識されていたのでしょうか
特別今日の試合で戦術とかを変えたわけでもなく、いつも通りのア女のサッカー、普段通り繋いでいく事はみんなでも意識しました。普段はリーグが違いますけど、相手も早慶戦では勢いを持って戦ってくるので、守備側の人間からしたら変な形で失点することが一番嫌なので、リスク管理のところは普段よりも意識してやったところかなと思います。
――今日の試合を個人として振り返って一言お願いいたします
しっかり味方とコミュニケーション取ることを普段から心がけていて、自分の意思だけじゃなくて、味方とその狙いっていうのを合わせながら、ビルドアップすることは意識していました。やっぱり相手が前から勢いつけてプレスしてくる分、蹴ることを意識しがちなんですけど、その中でもしっかりマイボールで前進して後ろから運んでいくっていうところは、意識してやっているところかなって思います。
――なかなか点も決まりませんでしたが、守備側としてどのような難しさがありましたか
すごく相手の守りがいいなっていうのは、後ろから見ていて思いましたし、ア女としても決めるチャンスが何回もあったので、決めてよって思う部分もあったりしました。でも形としてはア女らしいというか、みんながやりたいサッカーだったり、みんなの狙いっていうのが出た試合だったんじゃないかなって思いました。
――今日応援部の方が来ていらっしゃったりとか、たくさんの観客がこのAGFフィールドに詰めかけました。どのような気分でプレーされていましたか
雰囲気として本当に最高な舞台を皆さんが作ってくれたなって思いますし、応援の力がもちろん自分の力にもなりました。慶應さんの応援も、自分としては危機感持ってプレーすることに繋がったので、本当に素晴らしい舞台を皆さんが作ってくれたと思っていますし、感謝の気持ちでいっぱいです。
――これからラストシーズンとなるリーグ戦が続いていきます。そこに向けた意気込みを最後にお願いいたします
前期、苦しい試合もありましたし、失点が多いっていう課題もありました。ただ、そこの改善に向けてこの中断期間でしっかりチームとして積み上げたし、守備陣としてもよりコミュニケーション取って取り組んできたつもりです。後期はもちろん勝ち切ることも大事ですが、失点の部分で0で抑えられる試合を増やせるように、1位を目指して頑張っていきたいと思います。
MF白井美羽(スポ4=ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)
――いつもとは違う早慶戦という舞台で、どういう意識や気持ちで臨みましたか
伝統の一戦だし、最後の早慶戦だったので、気持ちを入れつつ、でも頭は冷静でいられるようにしていました。
――試合全体を振り返っていかがですか
ボールを持っている時間や攻めている時間は長かったけど、相手も最後のところで足を出してきたり、少し引いてきたりして、なかなか点に結びつかなくて。でも結果的に1点取って勝てたということはすごく良かったなと思います。
――序盤からア女がボールをキープした時間が続きましたが、チームとしてどういう戦い方を意識していましたか
相手が引いてくるというか、ゴール前を固めてくるのは想定していたので、ダイレクトのプレーとか、あとはシュートを打つこととかを意識していました。
――なかなか点が決まりませんでしたが、プレーしていてどんな難しさがありましたか
シュートを打っていながらも点が決まらないと、自分たちで焦っていってしまうので、そういったところで決めきれず、その後相手に流れがきてしまったりというのは難しかったなと思います。
――大勢の観客や応援がある中での試合でしたが、どんな気分でプレーしていましたか
ピッチに立てるのは11人しかいないし、その11人に選んでくれたからこそ、運営をしてくれている人とか、アップしてくれている人の気持ちも背負って、しっかりと勝てるようにというのは意識して、いつも以上に泥臭く戦おうと思っていました。
――これからの意気込みをお願いします
来週から皇后杯の予選も始まって、それが終わったらすぐに皇后杯の本戦でインカレにつながっていくので、試合も立て続けにあるし、そこに向けてチームでさらにもう一段階勝てるチームになっていきたいなと思います。
MF栗田彩令(スポ4=静岡・藤枝順心)
ーー普段の試合とは違う早慶戦ですが、どのような意識で試合に臨みましたか
4年生というところで今まで先輩たちがつないできてくれたし、4年生がすごく特別な想いを持っているのを見てきました。いざ自分がその立場になった時にそれを感じる部分が強くて、早稲田を背負って戦う責任をすごく感じました。
ーー下級生の時とは違う想いがあったんですね
そうですね。絶対に自分たちが勝たせなければいけないんだという思いはすごく持ってやっていました。
ーー途中出場でしたが、どのような気持ちでピッチに入りましたか
点が入らない状況の中ですごくドキドキする気持ちはありましたが、今までの仲間の姿を一緒に練習する中で見てきたので仲間を信じてやることと、自分がピッチに入った時にはいろいろな悔しい思いもこれまでしてきたので、それを体現することと、早稲田を勝たせる立役者になるという気持ちでピッチに入りました。
ーー点が入らない時間帯が続きましたが、試合を振り返って
今シーズンはなかなか点が入らないことを課題にしていて、そういった部分では後期に向けて成長しなければいけない部分が見えた試合だったと思います。
ーー大勢の観客や応援がある中での試合でしたが、どんな気分でプレーしてましたか
観客の方々も、ピッチに立つ人も立たない人も、応援に回ってくれる人も全員が早稲田の一人として戦っていることを意識してプレーしていました。
ーーここからの意気込みをお願いします
ここからは負けたら終わりの試合で、自分たちは早稲田を背負って戦うことができなくなってしまうので、そこに対して一戦一戦の責任や強い気持ちを持ってやっていきたいです。後は、これまで以上に仲間を信じて自分自身も仲間のために力を振り絞れるようにしていきたいです。
MF築地育(スポ4=静岡・常葉大橘)
ーー今日の試合は普段の関カレ・関東リーグとは違うクラシコという特別な試合だったと思います。 気持ちの面でどういったところを意識して臨みましたか
やはり普段のリーグ戦とは違う雰囲気があって、違う種類の緊張感があって、絶対勝たないと、もちろん普段も勝たなければならないですけど、 早稲田として伝統があって勝たないといけないというところがある中で、独特の緊張感は感じてました。ただやっぱり自分はこうやっていろんな人に見てもらえる機会はすごくありがたいし、こういう場をみんなで作り上げるというところは、すごく感じながら今日まで準備してきた部分もあったので、楽しもうという気持ちや自分をしっかり見てもらおうという気持ちは持ったまま挑めたかなと思います。
ーー4年生として迎える最後の早慶クラシコでしたが、勝利した今どのような気持ちですか
やっぱり慶応さんも、しっかり早稲田に対する熱量とかライバル意識をプレーで表現してくれるというところで、こうやって見てる人も楽しい試合をお互い作り上げることができたというのはすごく良かったと思っています。試合展開的にはもうちょっとその1部というところで戦ってる早稲田だったり、日本一を目指してるチームという部分を、もっと圧倒したい部分はすごいたくさんあって、それこそブロックを引かれても攻めきるところだったり、個人のところ、球際だったり、簡単に失わないというところはもっともっとできたのかなと感じてます。
ーー拮抗した展開の中で、80分を超えた時間に決勝点が決まりました。決まった瞬間はどのような気持ちでしたか
だんだんこう時間が終わりに近づいてくる中で、引き分けというのをみんな考え始めてた部分はあると思いますけど、最後の最後しっかり走りきるっていうところは、自分らは強いなと思ってたし、自分はここ絶対、最後の最後絶対チャンスくるって思いながらやってたもで、それはみんなもプレーで出てた部分をすごい感じたので、苦しいところで1個踏ん張るというのは全員ができてたのかなと思います。
ーー今日はMVPを受賞しましたが、試合でプレーして、手応えはありましたか
いや、前半の途中で自分が危ない場面を作ったり、テンポをうまく作れないという部分があって、MVPを意識して、試合していた訳ではないですけど、早稲田として圧倒しなきゃいけないという部分をできてないなと思う場面が、自分個人で何回かあったというのは、すごく自分の中で反省してて。それでもやっぱり試合中に気持ちを落とすんじゃなくて、 まだ時間があるし、絶対勝たなきゃいけないし、みんなしっかり走ってるし、自分が見せなきゃいけないしっていうところで、最後チャンスを作れたというのは、自分の最後まで(気持ちを)切らさなかったところが出て、それを見てる人に評価していただいたので、すごい嬉しいなと思います。
FW生田七彩(スポ3=岡山・作陽)
ーー普段のリーグ戦とは違う特別な早慶戦でしたが、今日はどういう意識や気持ちで臨みましたか
早稲田が無敗ということで少し前半とかは緊張が見られたんですけど、その中でも自分が入ったら絶対点取ろうと思っていたので、それが結果としては繋がったから良かったです。ただ、内容としては全然納得の行く結果ではなかったので、 またリーグ戦が始まってインカレになるので、そこまでにしっかり自分が点を取って勝たせられる試合を増やせるようにしていきたいです。
ーーご自身の得点のシーンを振り返っていかがですか
その前に2、3点外して、FWとしての役目じゃないですけど、自分で思うところもあったので、 結構気持ちで押し込んだみたいな1点になったかなと思います。
ーー序盤からア女がボールキープしてプレスする時間が続いていましたが、今日はチームとしてはどういう戦い方を意識しましたか
慶應さんも2部とはいえ、しっかり気持ちを入れて戦ってくるチームだし、個人のレベルも上がってるなっていう中で、やっぱり引いてくる相手に対して簡単に突破はできないってなったので、ダイレクトプレーとか、その前線の動きとかで崩そうっていう風には話してました。
ーーその中で、なかなか前半は点が決まらなかったと思いますが、慶応のディフェンスラインの強さだったり、どういったところに難しさを感じましたか
まず入って思ったのは、ディフェンスラインの個々の対人の強さだったり、カバーリングっていうところで、結構自分は裏への抜き出しとか武器にしてると思うんですけど、結構何本かそこも封じ込められたシーンがあって、やっぱり簡単には行かないディフェンスラインだったんですけど、その中でも何回もチャレンジするっていうことは自分の中でやろうと思ったので、そこはできたから良かったかなって思います。
ーー今日は大勢の観客だったり、応援団の応援がある中での試合でしたが、どのような気分で気持ちでプレーしましたか
知り合いとかが結構見に来てくれてて、いつもはなかなかリーグ戦とか見に来れないと思うので、そういうところでやっぱり自分が今までやってきたことだったり、 感謝の気持ちっていうのを伝えればいいかなって思って、ピッチに立ちました。
ーー最後に、来月からまたリーグ戦も再開します。これからの意気込みをお願いします
インカレが始まる中で、リーグ戦も負けられない戦いが続くと思うので、 しっかり勝ち点を積み上げる上で、自分自身が点を取って、インカレに向けて、日本一に向けて、またいい準備をしていきたいなって思います。
MF宗形みなみ(スポ3=マイナビ仙台レディースユース)
ーー普段のリーグ戦とは違う特別な早慶戦でしたが、今日はどういう意識や気持ちで臨みましたか
公式戦ではないですけど今までの先輩たちが紡いできた歴史があってそれを崩せないっていうプレッシャーっていうところと、やっぱり早慶戦という舞台に立てるんだったら楽しみたいなっていう気持ちがあったので、チームに対してもそうですけど早稲田大学の誇りを持ってしっかり戦おうという気持ちで試合に臨みました。
ーー試合全体を振り返っていかがでしたか
自分たちがボールを持てることはある程度想定していたんですけど、その中でやっぱりゴールを決めきるっていうところは自分自身の課題でもあったなと思って、1本決めるだけでチームの流れも変わるなって思いましたし、前半はボールを持ててた分強さ、怖さっていうところが足りなかったなと思います。
ーー点がなかなか決まらない時間帯はプレーされていてどのような難しさを感じていましたか
ゴールに進めば進むほど人数はかかって、自分たちのスペースがなくなってくるのは分かっていたんですけど、ミドルシュートで引き出すことだったり焦れずにボール回すっていうところは、意識はしていたんですけどやっぱり疲れてきた時の1本のパスミスだったりそういう部分で攻撃の手を緩めてしまったところが苦しくなった原因かなと思います。
ーーここからリーグ戦もまた続いていくと思います。最後に意気込みをお願いします。
前期最初の方勝ててた分、失速してしまって順位も上の方ではあるんですけど1位を目指している以上もう負けては良い試合はないと思うので、その部分で簡単なミスであったり自分たちの攻撃の仕方だったりっていうのをもう一度みんなで合わせて、上手いだけではなく勝てるチームになりたいなと思います。
FW千葉梨々花(スポ2=東京・十文字)
ーーいつものリーグ戦と違う早慶戦でしたが、どういう意識や気持ちで試合に臨まれましたか
やっぱり1年に1度っていう伝統のある一戦で、ずっと無敗の歴史が繋がれていて、結構プレッシャーもかかる中で、自分は2年生として4年生よりプレッシャーを感じない分、 自分らしくプレーして、4年生がやりやすい雰囲気を作れたらいいなと思って臨みました。
ーー今日の試合全体を振り返っていかがですか
ボールを持つ時間が長かった中で、 点を決めきれないと苦しい展開になるっていうのが改めてわかったし、これから皇后杯(第45回全日本女子サッカー選手権)とか関カレで上位チームと当たる中で、やっぱり1個のチャンスを決めきる大切さっていうのは改めて感じたので、そういう部分にこだわってやっていきたいなと思います
ーー序盤からア女がボールキープする時間が多かったですが、チームとして、慶応に対してどういう戦い方を意識されてましたか
相手はしっかり最後のところで足を伸ばしてきたりだとか、気持の部分が普段のリーグ戦よりも1個上がってくるっていう感じがあった中で、 自分たちは自分たちらしく、泥くさく、相手を受け止めるんじゃなくて、自分たちからチャレンジャーの意識を持って試合に入っていこうという話でした。
ーーなかなか点が決まらない展開になりましたが、試合でどういう難しさがありましたか
前半もいくつかチャンスがあった中で、最後のところで足が伸びてきたりだとか、こう、気持ちがすごい見えた試合だったので、やっぱそういうところで1点取れるか取れないかで、だいぶチームとかピッチ内外の状況は楽になると思うので、 そういう最後のところ、決めきるところっていうのはやっぱり難しさがあるなと感じます。
ーー今日は大勢の観客だったり応援がある中での試合となりましたが、どういう気持ちでプレーしましたか
やっぱりこうやってたくさんの人に見てもらう機会も、AGFっていう素晴らしい場所でプレーする機会もなかなかないので、その機会をしっかり楽しみつつ、結果にこだわってプレイできたらいいなと思って試合に臨みました。
ーー来月からまたリーグ戦が再開して、インカレに向けてどんどん試合が多くなっていくと思いますが、これからの意気込みをお願いします
今日感じたその結果、溝があるなという部分で、 やっぱり1本のシュートが入るか入らないかで、チームの状況ってだいぶ変わってくると思うので、そこを、自分は前線の選手なので担えるようにあと1ヶ月たくさん努力していければいいなと思います。
DF杉山遥菜(スポ2=東京・十文字)
ーーどのような気持ちや意識で早慶戦に臨みましたか
去年は1年生だったのでそれを言い訳にではないですが、初めての雰囲気を味わうだけで終わってしまい、陰でいろいろな人たちで動いてくれたのは分かっていましたが分かっているだけで終わってしまいました。今回はまず準備の時点で少しでも関われるように係を持ったり、迎える前の時点でいろいろな人に感謝の気持ちを持ったり気を配ったりするところから始めようという気持ちで挑みました。去年とは違ってそこの準備の部分でいろいろな人への感謝が大きかった分みんなの気持ちが詰まった早慶戦で、絶対に勝ちたい気持ちと努力を無駄にしてはいけない緊張感がありました。
ーーどのような準備をされたんですか
当日企画、SNSで動いてくれる人たちがいる中で私は展示の部分で関わらせていただきました。自分の役割を頑張るだけではなくて、SNSを動かしてくれていたらそれを見て楽しんだり、私が気づけてないところでたくさんの人たちが動いてくれてると思うんですけど、できることを協力したりしていました。
ーー今年は2年目の早慶戦となりますが、早慶戦の雰囲気には慣れましたか
1年前に帰ってきたなという感覚はありました。普段のリーグとは全然違っていて、1年に1回しかないこの試合にかける気持ちがお互い強いし、特にア女は4年生がどの学年よりも気持ちが早慶戦に向ける気持ちがあふれていた分、それを目の当たりにして普段から練習したり準備したり日常生活を送っていたので慣れはしなかったです。
ーー試合を振り返って
みんなが言うと思うんですけど、なかなか点が入らなかったり、慶應さんの気持ちがすごくあふれていました。早稲田がその慶應さんの強い気持ちを上回る気持ちを出さないと勝てないのは試合前から分かってはいましたが、予想通りの気持ちのぶつかり合いでした。最後勝てたのは良かったですが、その気持ちのぶつかり合いは今回の早慶戦だけではなくて今後も大事になってくるので切らさずやっていくための良い糧になる試合だったなと思いました。
ーー序盤からア女がボールキープした時間が続きましたが、チームとしてどのような戦い方を意識していましたか
決して受け身にはならずに、自分たちのやりたい思い描いているサッカーを90分押し通すことが結果につながると信じていたので、そこは点が入らなくてもじれずに、自分たちのサッカーを曲げずにやり切るという話はしていました。
ーー皇后杯予選も始まりますが意気込みをお願いします
皇后杯予選も今日の試合と同じく厳しい戦いになるのは分っているので、そういった時こそア女らしさや方向がバラバラにならずに強いア女を体現できるように、みんなで頑張り続けたいと思います。
MF新井みゆき(スポ2=埼玉・浦和レッズレディースユース)
――本日の試合、早慶クラシコというところで、普段のリーグ戦とはかなり違う部分も多かったかと思います。今日はどのような意識で試合に臨まれましたか
特別普段より緊張感を持ってっていうよりは、 少しの緊張感を持ちながら、楽しむってことを第一に考えて、そのなかで自分のやるべきこともしっかりやろうと思って試合に入りました。
――序盤からア女がボールを握る形での試合となりましたが、チームとしてこの試合スタートした時点でどのような狙いを持って試合に入っていきましたか
慶応が引いて守ってくるっていうのはスカウティングの時点で分かっていたので、ワンタッチとか少ないタッチで相手を崩していこうっていう狙いを持って、それでゴール前に迫るっていう狙いで試合に入りました。
――前半はなかなか得点という形にはつながりませんでしたが、後半どのような修正点を監督から伝えられたのでしょうか
個人的にはなるのですが、自分はポジションがサイドなので、前半からクロスを上げる場面が多くありました。前半は比較的抜け出してすぐに上げていたのですが、味方が中に入り切れなくて合わない場面が多かったので、後半は少しドリブルをもう1個運んで上げることを伝えて、それを意識してやりました。
――観客の方も多く、注目度の高い試合だったかと思いますが、どのような気分でプレーされていましたか
ピッチにいるときは、いつもよりは独特な雰囲気は感じていました。ただ、緊張とかそういうのはあまり感じず、むしろその応援がすごい力になって、自信をもってプレーできたと思います。
――これからリーグ戦も続いていきます。意気込みをお願いいたします
厳しい戦いがたくさんあると思いますし、もう1点が本当に勝敗を分けるっていう試合も多くあると思うので、 その1点っていうところにこだわって全力で勝ちに行きたいと思います。
FW﨑岡由真(スポ2=埼玉・浦和レッズレディースユース)
ーー本日の試合はリーグ戦とは異なる早慶クラシコということで、特別な試合だったかと思います。どのような意識や気持ちでこの試合に臨まれたのでしょうか
伝統の一戦というところですごく緊張していたのですが、早稲田らしく泥臭く戦って絶対に勝利するっていう気持ちで試合に臨みました。
ーーチーム全体として、この試合を振り返っていただけますか
前半から決定機を何回も作れていたなかで決め切ることができず、最後の最後まで苦しい展開になってしまったので、反省しなければならないと思います。
ーー序盤からア女が ボールを持つ展開で試合が進みました。チームとしてどのような狙いを持っていたのでしょうか
最近の練習では、ゴール前での積極的な仕掛けと、ロングシュートといったところ、ゴールへの意識を強く持つという共通認識を持って練習や試合を行っていたので、そういった点を発揮できるようにチームとして意識していました。
ーーなかなか攻撃が得点という形に繋がらない展開が続きましたが、チームとしてハーフタイムどのようなことを話したのでしょうか
相手のディフェンスが選手に食いついて来ることが多かったので、そのスペースをしっかりと使うために、ランニングを繰り返すっていうところを1番ポイントとして確認して、 あとは早稲田らしく最後まで戦うっていうところを話しました。
ーー早慶クラシコということで普段の試合とかなり違う雰囲気だったかと思うのですが、どんな気分でプレーしていましたか
応援があることで、力が出て、もっと頑張らなきゃなっていう気持ちになりましたし、色々な人の支えがあってこの一戦ができているっていうことが、プレーしてても実感することができました。
ーーこれからのリーグ戦に向けて、意気込みをお願いいたします
自分自身としては、もっと得点してチームに貢献できるような強い選手になる事が出来ると思っています。あとは、チームとしてもっとレベルアップして、相手を圧倒して勝てるようなチームになっていきたいと思います。
FW三宅万尋(スポ1=東京・十文字)
ーー本日の試合は普段のリーグ戦とは違う、特別な一戦となりましたが、今日の試合を振り返っていかがでしょうか
自分自身初めての早慶戦でした。1ヶ月とか2ヶ月前からいろんな人が作り上げてくれた舞台なので、自分もしっかり伝統の一戦に勝たなければならないっていうプレッシャーがありました。
ーー試合全体を振り返って、チームとして今日の試合の内容についてはどうか、どのように考えていらっしゃいますか
勝ちきれたってことはよかったんですけど、何本もシュートを決め切れる場面もありました。自分たちがボールを持っている時間帯が多かったのですが、慶応さんも意地があったと思いますし、なかなか自分たちのペースで試合を進めているなかでも、得点を取ることが難しい試合でした。
ーー序盤からア女がボールをキープしていたなかで、チームとしてどのようなところを目指していたのでしょうか
自分たちがボールを持っている時間が長かったので、そこは焦らず、相手がブロックを引いてきても焦らないで、いつも通りのサッカーをして点を取ろうっていう話をしていました。
ーー三宅選手個人としては、前半で交代という形になってしまいましたが、あと3回、早慶クラシコがあると思います。そこに向けての意気込みをお願いいたします
今まで無敗っていう伝統を先輩たちが紡いできてくださっているので、私自身あと3回ありますけど、そこでもしっかり伝統を紡げるように、来年は最後までピッチに立って戦いたいと思います。
MF福岡結(スポ1=岡山・作陽)
ーー普段のリーグ戦とは違う特別な早慶戦でしたが、今日はどういう意識や気持ちで臨みましたか
勝たなきゃいけないという試合の中で、自分が点を取ってやろうっていう気持ちで、出場時間は限られてたんですけど、そういう気持ちで試合に入りました。
ーー今日の試合全体を振り返ってみていかがですか
すごい押してる時間が長くて、その中でなかなか決めきれないというのはあったんですけど、 最終的には決めてくれて勝つことができたのはすごくよかったなと思います。
ーー序盤からア女がボールキープした時間が続きましたが、チームとしてどういう戦い方を意識していましたか
相手がブロックを敷いてくるかもしれないっていうのは分析で出てたので、ダイレクトプレーだったり、相手を引き出す動きを用いてうまく合わせていこうっていう戦術というか、戦い方でした。
ーー前半はなかなか点が決まりませんでしたが、どんな難しさがありましたか
がっつりボールが入った時に、 そこでしっかり収めたりとか、前を向いている選手をうまく使うことを意識できました。
ーー大勢の観客や応援がある中での試合でしたが、どんな気分でプレーしましたか
いつもはあんまり応援団というか、そういう声出しの応援がないので、新鮮というか、緊張感がいつも以上にありました。
ーー来月からまたリーグ戦も再開します。これからの意気込みを最後にお願いします
今日はゴールを決めきれなかったんですけど、 リーグ戦ではゴールだったりアシストっていう形でチームに貢献できるように、もっともっと色々な練習を積み上げていきたいなと思います。
FW米村歩夏(スポ1=宮城・聖和)
――いつもとは違う早慶戦という舞台で、どういう意識や気持ちで臨みましたか
前半は同点で点を決めないと勝てないという状況で途中の後半から入ったので、自分が決めてやるという気持ちで行きました。
――試合全体を振り返っていかがですか
前半はなかなか決め切れなかったし、後半もシュートは打てていたのに決め切れなかったけど、最後はしっかりストライカーの人が決めてくれてよかったです。
――序盤からア女がボールをキープした時間が続きましたが、チームとしてどういう戦い方を意識していましたか
最近練習でやっていた、ゴール前は相手を剥がしてシュートを打ったり、クロスで入り切ったりするところを全員で意識して戦いました。
――なかなか点が決まりませんでしたが、プレーしていてどんな難しさがありましたか
ポストに当たってあともう少しというところがあったので、その最後の少しのところまでもっとこだわっていかないといけないと思いました。
――大勢の観客や応援がある中での試合でしたが、どんな気分でプレーしていましたか
後半から出たので、チームの流れも良くして、チームに勢いをつけられるようなプレーをしようと思って入りました。
――これからの意気込みをお願いします
これからリーグ戦の後期や、インカレ、皇后杯の予選などたくさん試合があるので、そこに向けて今日出た決め切るところの課題をどんどん練習で取り組んで、もっと攻撃力を高めていきたいと思います。
DF佐溝愛唯(社1=大阪・大商学園)
ーー普段の試合とは違う早慶戦ですが、チームとしてどのような意識で試合に臨みましたか
初めての早慶戦で様子も分からなかったですが、とりあえず早稲田として自分が戦う準備はしてきました。
ーー初めての早慶戦の雰囲気はどうでしたか
応援もそうですし、関カレとは違う独特な雰囲気で緊張感がありました。
ーー試合全体を振り返って
展開が多かった中でちょっとしたカウンターのピンチを守れたのは良かった点でしたが、攻撃で決めきれないところがあったり、焦って前に前に行ってしまった部分もあったので今後勝ち切るために改善は必要だなと思いました。
ーー序盤からア女がボールキープした時間が続きましたが、チームとしてどういう戦い方を意識していましたか
チームとしてはイメージを合わせる部分だったり共通認識を大事にしていました。守備でも11人全員が同じイメージを持って守備をすることを意識していましたし、攻撃はゴールに向かうことを意識していました。
ーーここからの意気込みをお願いします
来週には皇后杯の関東予選が始まるので、まず9月に皇后杯出場を決め切ることが第一目標です。関カレも始まってくるので1位に返り咲けるような準備を全員がしていきたいなと思います。