早稲田大学 2ー3 東海大学
試合記事
中断期間が明け、今節から後半戦となる関東大学リーグ戦に臨んだア式蹴球部(ア式)。先日行われた総理大臣杯ではまさかの1回戦負けに終わり、その悔しさを晴らすべくアウェイ東海大に乗り込んだ。雨が時折強く降るなか、ア式は立ち上がりに失点を許すも、18分にMF柏木陽良(スポ4=鹿島アントラーズユース)が相手GKとの1対1を冷静に決め追いつく。その後41分にフリーキックを決められ再び追う展開となったが、後半71分に前線の競り合いの中でこぼれたボールをMF高橋作和(法4=東京・国学院久我山) が押し込み同点に。しかし87分にサイドを崩されて失点してしまいそのまま2ー3で試合終了。重要な中断明け初戦で手痛い敗戦を喫した。
試合は開始早々に動いた。2分、ロングスローでゴール前に迫ってくる東海大に対しア式はコーナーキックを与えてしまう。そのコーナーキックでの攻防の中でこぼれたボールを押し込まれ先制を許してしまう。早めに追いつきたいア式は18分、中央ペナルティエリア内で柏木が抜け出しスルーパスを受けると、ゴール前でキーパーと1対1になり、これを落ち着いて決め同点に。これで勢いづいたア式は、MF今西正之輔(社4=神奈川・日大藤沢)を中心に左サイドでの仕掛けを交えながらゴールを脅かす。すると28分、右サイドに展開してMF久米遥太(政経3=東京・早実)が上げたクロスを相手がクリア。それに反応した今西がボレーシュートを放つも、惜しくも枠の上に外れる。その後も敵陣でプレーする時間が続き、追加点は時間の問題かと思われたが、40分に東海大のセットプレーでの競り合いの中でア式が自陣ペナルティエリア付近中央でハンドを取られる。このプレーで与えたフリーキックを直接決められ勝ち越されてしまう。テンポの良い攻撃を前半通して続けていたア式だったが、セットプレーの精度で相手に上回られ、1点ビハインドでハーフタイムを迎えることなった。
後半が始まると、ア式は早速チャンスを迎える。47分、丁寧につないだパスをFW伊藤猛志(スポ4=ジュビロ磐田U18) が受け、そのままミドルシュートを放つがボールはゴールポストを叩いて惜しくも得点ならず。その後は前半同様、今西を中心に左サイドを攻め込んでクロスを供給する展開が続くもなかなか味方の選手に合わない。すると東海大も次第にア式ゴール前に迫ってくる機会が増えるが、ここはGK海本慶太朗副将(スポ4=大宮アルディージャU18) を中心に粘り強く守り、さらなる失点は許さない。試合は終盤に差しかかりだんだんと重苦しい雰囲気になるなか、ア式が再び追いついたのは71分。敵陣中央に侵入しクロスが入ると、相手がクリアしたこぼれ球を途中出場の高橋が力強く振り抜きゴール。試合を再び振り出しに戻した。得点後はお互いに一進一退の攻防を見せるが、試合終了間際の88分に右サイドをパスで崩されクロスを上げられるとゴール前で混戦になり、このボールを押し込まれ失点。その後、残り少ない時間の中で果敢にゴールを目指したが、東海大の集中した守備を崩しきれずにそのまま試合終了。2-3で敗戦する結果となった。
リーグ戦前半を4位で折り返したア式。中断期間中には早慶クラシコや総理大臣杯で悔しい経験をし、気持ち新たに迎えた中断明け初戦だったが、後半戦の戦いに不安を残す結果となってしまった。次節は中2日ですぐに行われる。相手は首位を独走する国士館大だ。短い準備期間の中で今節の反省点をどれだけ整理できるか。彼らの変化に期待したい。
(記事:皆川紘人、写真:山口愛結、綿貫竜之介)
| Pos. | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 21 | 海本慶太朗 |
| DF | 3 | 伊藤稜介 |
| DF | 4 | 尾崎凱琉 |
| DF | 7 | 西凛誓 |
| DF | 22 | 林奏太朗 |
| MF | 2 | 野田隼太郎 |
| MF | 8 | 柏木陽良 |
| MF | 10 | 鈴木大翔 |
| MF | 11 | 久米遥太 |
| MF | 25 | 今西正之輔 |
| FW | 9 | 伊藤猛志 |
| Pos. | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 1 | 雨野颯真 |
| DF | 5 | 金指功汰 |
| DF | 12 | 谷岡拓 |
| DF | 14 | 池田遼 |
| MF | 6 | 神田拓人 |
| MF | 15 | 高橋作和 |
| MF | 18 | 山田皓生 |
| MF | 19 | 青柳龍次郎 |
| MF | 28 | 根木翔大 |
インタビュー
兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)
ーーまずは今日の試合振り返ってみてどうでしたか
そうですね、セットプレー入りのところで出鼻をくじかれたっていうのが、一番良くなかったかなと。そういう部分ではセットプレーの失点というのは、総理大臣杯の1回戦から、改善してきたつもりなんですけど、結局改善できてなかったというところで、ちょっともう一回自分たちの中でどの基準でやるのかとか、セットプレーに入った時の心構えとか含めて、もう一個基準を上げないといけないかなというふうに思います。
ーー今日から後半戦開幕となりました。目標は変わらずリーグ戦日本一でしょうか
そうですね。ただ、そう言ってられるような状況じゃないっていうのもあるので、まずは一つ一つ丁寧に積み上げていくっていうところしかないのかなっていうのはあります。目の前の試合にどうやって学生を100パーセント臨ませるかっていうところで、トレーニングをしっかりと作って、試合で迷いなくサッカーできるような形をどうやって作るかっていうことが大事かなと思います。
ーー次節、首位国士舘戦となりますが、国士舘戦に向けて意気込みをお願いいたします
総理大臣杯でも準優勝というところで、やっぱり力があるチームなんで、前半戦負けたというところもありますし、やっぱり連敗するとチームが苦しい状況になるっていうところもあるので、時間そんなにないですけど、できる限り最大限準備をしたいなと思います。
MF高橋作和(法4=東京・国学院久我山)
ーー今日の試合振り返っていかがですか
勝たなくてはいけない試合でした。優勝を目指す中で結果が重要な試合の中で勝てなかったっていう結果が全てなんで、悔しい。自分に悔しい気持ちが強いです。
ーー総理大臣杯初戦敗退となり、ここまでどのような準備をしてきましたか
総理大臣杯負けて、もうリーグとインカレ両方優勝しようというみんな高いモチベーションで、また一からチーム作ってきた中で、本当に初戦が全てっていう、この最初の段階、あ、大会が大事だっていう中で練習もしてたんで、切り替えて次の試合迎えたいです。
ーー今節は途中出場からゴールとなりましたが、どのような意識を持って出場しましたか
もちろんスタートしたいっていうのも悔しいですけど、その中でも今日本当途中から結果が出て、1回してやろうって言ってたんで、それができたっていうのは、もっとチャンスあったんであれですけど、自分の中で良かったと思います。
ーー次の試合に向けてどのような意識で準備をしていきますか
勝つしかないんで、どんな相手かとかではなく、勝つための準備を全員でします。本当に勝ちだけ、結果だけなので、頑張りたいと思います。