第31回東京都サッカートーナメント 学生系の部 予備予選
2025年12月11日(木)12:00 Kickoff
@早稲田大学東伏見サッカー場
試合結果
| チーム | 前半 | 後半 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 早稲田大学 | 0 | 2 | 2 |
| 東京経済大学 | 0 | 0 | 0 |
得点者
後半
76分 山田 皓生
85分 瀧澤 一心
先月、リーグ戦最終節で1部昇格を決め、華々しく4年生を送り出すことに成功したア式蹴球部(ア式)。新チームとしての初戦は東京都サッカートーナメント学生系の部予備予選 1回戦。この大会は勝ち上がると天皇杯の舞台につながる為、天皇杯出場を目指すア式にとっては確実に突破したい通過点である。1回戦の相手は関東リーグ3部から東京1部に降格した東経大となった。試合は終始ア式がボールを握り2ー0で危なげなく勝利、まずは順調なスタートを切った。

今試合、DF池田遼(スポ1=新潟・帝京長岡)、MF今西正之輔(社3=神奈川・日大藤沢)、MF寺下翔和(スポ1=湘南ベルマーレU18)と新しい顔ぶれがスタメンに名を連ねた新生ア式。試合序盤はまだ連携面に粗さがあったが、段々とパスが繋がるようになってからはシュートを打つチャンスも増えてきた。14分には相手ペナルティエリア付近に侵入した今西から寺下へとパス、上手くターンをして前を向いた寺下がシュートを打つも枠の左に外れる。21分と32分にはMF山田皓生(社3=群馬・前橋育英)にシュートチャンスが訪れるもいずれも枠の上。徐々に攻撃の形を作りながらも無得点で前半を終えた。

後半は攻撃の形がより洗練され、ゴールエリア付近からマイナスのクロスが入るようになるが、相手のディフェンスが最後の最後で集中を切らさず中々ゴールに結びつかない。対して57分の相手コーナーキックでは、GK海本慶太朗(スポ3=大宮アルディージャU18)の処理のミスのこぼれ球を相手にシュートを打たれるもこれを海本がファインセーブ。ア式としては今試合で1番ヒヤリとする場面であった。72分、コーナーキックから山田がフリーで合わせるも枠の上。得点の匂いを漂わせ出した山田が魅せる。76分、中盤で囲まれながらも右にMF柏木陽良(スポ3=鹿島アントラーズユース)が展開し、フリーで受けたDF西凜誓(社3=名古屋グランパスU18)が持ち運び、山田が待つ中へとアーリークロス。少し手前に来たクロスを見事なトラップから反転シュート。スーパーゴールでア式が先制点を挙げる。85分には直前に投入されたMF瀧澤一心(スポ2=柏レイソルU18)がペナルティエリア外からミドルシュートを左隅に突き刺し、追加点を獲得、その後も得点を狙いに行ったがゴールは得られず。結果2ー0の勝利となった。
新体制初戦は新たな顔ぶれを試しつつ危なげのない無失点での勝利と、結果だけ見れば上々のスタートではあった。山田や瀧澤一にトップチームの公式戦初ゴールが生まれた事はとても喜ばしい点である。しかし、エネルギー面など課題が残る内容の試合ではあったことは間違い無いだろう。まだ初戦、ここからの積み上げに期待をしていきたい。
(記事 綿貫竜之介、写真 安田直樹、本多鼓瑚、山口愛結)
早稲田大学 メンバー
スタメン
| ポジション | 選手名 | 背番号 |
|---|---|---|
| GK | 海本慶太朗(スポ3=大宮アルディージャU18) | 21 |
| DF | 伊藤稜介(スポ2=ジュビロ磐田U18) | 3 |
| DF | 金指功汰(商3=東京・早実) | 5 |
| DF | 西凜誓(社3=名古屋グランパスU18) | 7 |
| DF | 秋山虎之亮(法2=湘南ベルマーレU18) | 17 |
| DF | 池田遼(スポ1=新潟・帝京長岡) | 22 |
| MF | 柏木陽良(スポ3=鹿島アントラーズユース) | 8 |
| MF | 鈴木大翔(スポ3=ガンバ大阪ユース) | 10 |
| MF | 山田皓生(社3=群馬・前橋育英) | 18 |
| MF | 今西正之輔(社3=神奈川・日大藤沢) | 25 |
| MF | 寺下翔和(スポ1=湘南ベルマーレU18) | 28 |
サブ
| ポジション | 選手名 | 背番号 |
|---|---|---|
| GK | 雨野颯真(スポ2=群馬・前橋育英) | 1 |
| DF | 谷岡拓(社3=静岡学園) | 12 |
| DF | 泉新之助(人2=静岡・藤枝東) | 14 |
| DF | 小林佳太(スポ3=東京・帝京) | 24 |
| MF | 神田拓人(スポ2=福島・尚志) | 6 |
| MF | 青柳龍次郎(スポ3=群馬・前橋育英) | 19 |
| FW | 瀧澤一心(スポ2=柏レイソルU18) | 26 |
交代出場
| 時間 | In | Out |
|---|---|---|
| HT | 青柳龍次郎 | 今西正之輔 |
| 58分 | 神田拓人 | 寺下翔和 |
| 84分 | 泉新之助 | 柏木陽良 |
| 84分 | 瀧澤一心 | 山田皓生 |
| 88分 | 谷岡拓 | 池田遼 |

試合後インタビュー
兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)
ーー新チームとなりました。今日のテーマを教えてください
今日はチームとしてエネルギーを出すっていうところが1つテーマとして臨んだ中で、見てる人たちもなんか静かなゲームだなっていう感じだったと思います。そういう部分で要求の掛け合いがないというか、コーチングの声も少ないし、結局何してほしい、何やりたいっていうところの要求の声もないから、結局試合が停滞感あって、見てる人もなんかつまんないゲームかなっていうところです。そういうところは今後しっかりと上げてかないといけないかなっていうところではあるので、エネルギーを急に上げるってのは難しいかなとも思うんですけど、トレーニングからしっかりと声を出すことを追求していくしかないかなと思ってます。
――試合を振り返ってみてください
自分たちが狙ってるっていうところでは、全然まだまだできてなかったんで、特に前半はどちらかというと停滞感あるゲームかなっていうところでした。後半ハーフタイムで修正したところが出るシーンが少しずつ増えてきて、前半より相手コートでやる時間が長かったのかなっていうとこではあります。ただ、チャンスになる1つ前のパスだったり、ここで1本通せればっていうシーンでのやっぱクオリティの低さだったり、ペナルティエリア内に入ってシュート打ってるけど、結局相手のことを最後ずらしきれないっていうとこだったりっていう、1つ1つのところがまだまだ全然足りないなっていうのはありました。1部の舞台で今年戦うっていう中では危機感を持たないといけない内容だったなと。結局こういうゲームで何を感じとって、勝ったからいいやって思うのか、いや、こんなんじゃダメだよねって思うのか、大きな違いがあると思うんで、そういう部分をしっかりと全員で目線揃えるためにしっかりとミーティングとトレーニング積み上げていくしかないかなと思います。
――新チームになってこれからのチームはどういう特徴があって、どんな色があって、また1年後にどういう風なってほしいですか
キャラクターが全員違うんで、当然個性が違う代にはなるかなって思うんですけど、ただ昇格した時にどういう環境で練習してたっていう緊張感がある練習環境を作り上げてたとか、昇格するときの雰囲気って、チーム状況ってどんなんだったっていうのは、3年生を中心に感じ取ってくれてるというか、感じさせてもらった部分があると思うんで、やっぱりそこの部分は継承しないといけない。個性が違っても、そういう基準点はずらしちゃいけないと思います。そういう部分では、自分たちは1部でやるっていうところでは、そこの基準をもう1段自分たちで上げてやるぞっていう強い気持ちと、まだ新チームになって誰が主導権取るのっていうところで探り合ってるような感じなんで、もっとギラギラして、自分が全部やるとそのぐらい責任感持ちますよっていうぐらいのなんか集団にしていきたいなっていうのはありますね。
――日曜日の2回戦に向け、どのような準備をして、どのような意気込みでのぞみますか
まず今日のゲームの反省点含めて、目線が揃ってなかったところをちゃんと明確にしてあげるっていうところと、まだまだ止める、蹴るっていうところのクオリティも低いんで、そういうこのベースを上げるのがここの期間でもあるのかなと思います。戦術的な要素も当然目線を揃えるために必要っていうところですが、小さい集合体の集まりだったら小さくしかまとまらないんで、個人をどれだけ大きくできるかっていうところにはプレシーズン含めてチャレンジしないといけないと思っています。天皇杯予選は連戦で大変な中でも、それぞれがしっかりと成長するっていう強い意志を持ってやりたいなと思ってます。
鈴木大翔(スポ3=ガンバ大阪ユース)
ーー今日に向けてどういう意識で取り組んできましたか
新チーム1戦目ということで、この試合で勝つことと、来年1部で戦うので、自分たちの基準をあげるというところを意識して戦いました。
ーー個人としては前半を振り返ってどうでしたか
周りの基準を上げていくということに関しては、足りてないですし、試合を決めるという意味でも物足りないと感じています。
ーーチームとしては前半振り返ってどうでしたか
自分たちが主導権を握って戦えなかったと思っています。後半は、それができていたことが多かったと思っています。試合の入りから主導権を握れるようにならないといけないと思っています。
ーー後半は個人として何か達成できたことはありますか
ゴールやアシストという結果では残せなかったけど、少しはチームにリズムを与えることができたと思います
ーーチームとして後半を振り返ってどうでしたか
後半ぐらいのレベルで戦っていかないと、1部では通用しないので、後半のプレーを基準に、より高みを目指したいです
ーーどういうチーム作りをしていきたいですか
突出した選手は、いないと思っているので、謙虚に愚直に戦うというところのレベルを上げて、そっから自分たちの技術を上乗せしていき、強いチームを作っていきたいです
ーー次節に向けての意気込みを教えてください
負けたら終わりなので、1つ1つのプレーにこだわるというところが重要になってくると思っています。試合を通して、我慢強く戦って勝利を目指していきたいです。
山田皓生(社3=群馬・前橋育英)
ーー本日のゴールを振り返ってください
今日ずっと前半から点が入らなくて停滞していた中で、自分が点を取りたいという気持ちでやっていて、陽良(柏木、スポ3=鹿島アントラーズユース)から逆サイドの凜誓(西、社3=名古屋グランパスU18)に良い形で入って、前にスペースがあってリンセイと目が合ったので、クロスが来るかなーってところで、少しボールは後ろに行ったんですけど、上手くトラップしてゴールを決めれたので良かったと思います。
ーーボールが後ろに来た時にそのプレーはイメージしていましたか
最初はもう少し前にボールが欲しくて、少し後ろに来たんですけど、自分の中ではシュートがずっと頭にあったので、トラップした時に「打とう」って思った感じです。
ーー本日はセンターフォワードでの出場てました。監督からの指示はありました
自分は今までだとトップ下とかで出場する事が多かったので、自分の特徴はビルドアップに関わることができたり、相手の中盤とDFラインとの間などで受けることができる所なので、そういう面も出しながら、最後はゴール前に入って行ける様にっていう感じでやってました。
ーー今日は所謂「偽9番」という戦術を採用してるとは思うんですが、この試合チームとしてどういう戦術で望みましたか
自分が前に入る時は、自分はセンターフォワードという感じではないので、自分が色々なところに動いて顔を出しながら、自分が開けたスペースに他の選手たちが入って行ってという感じで流動的にやっていました。
ーー新チーム初戦のこの試合、どういう意気込みで試合に入りました
新チームになって初の公式戦だったので、「入りが1番大事だ」ということをみんなで言っていて、アップからしっかりやるっていうところから入ったのですが、中々硬いところもあって前半は上手くいかなかったんですが、後半はしっかり点を取って、無失点で勝ったというのは、一つの成果かなって思います。
ーー次の試合に向けて一言お願いします
次の相手は今日より強いと思いますので、このままだと勝てないと思うので、次の試合まで数日しかないですが、いい準備をして、勝てるように全員でやっていきたいと思います。
秋山虎之亮(法2=湘南ベルマーレU18)
ーー新チームになって、今日に向けてどういう準備をしてきましたか
トップチームでやることは去年と変わらず、戦術面のところは落とし込んで、それに加えて今年は1部でやるので、強度だったり、その部分を1部の基準に高めるというところは意識していました。
ーー前半を振り返ってみてください
個人的にはあまり相手が前からプレスに来なかったので、フリーでボール受ける回数多かったですし、そういう時に横パスがメインで上がってくるのですが、スイッチを入れる縦パスだったり、対角へのボールだったり、そのような流れを変えるキックは個人として力をつけていかなければいけないと思っています。チームとしては、新チーム1発目の公式戦という中で硬さがあってなかなかうまくいかない時間があったので、そこは来年1部戦う中で自覚持ってやっていかなきゃいけないです。パスを出して動くことだったり、1個1個のパスの質だったり、止めるとこだったり、そこにもっとこだわっていかないといけないと感じた前半でした。
ーー後半を振り返ってみてください
後半は点入るまではあまりうまくいかない時間もあったのですが、点が入ってからは個人的には後ろは絶対やらせないというところと、0失点に抑えるという意識を持っていました。チームとしては、前半よりは少し動きが出てきた中で、流れも良いところはありましたけど、でもまだまだこんなものではなし、こんな感じでは勝っていけないので、課題しか残らない試合だったかなと思います。
ーー次戦に向けて
もう1個レベルが上がった相手になり、2日しかないのですが、意識のところで変えられる部分はたくさんあると思います。全員でベクトルを揃えて、1つの方向に向かって、早稲田はこういうものだということを示せる試合を実現できるようにやっていきたいと思います。