【男子サッカー】 最終節の勝利で2位に浮上 逆転での1部昇格をつかんだ!

ア式蹴球男子
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JR東日本カップ2025|関東大学リーグ戦 第22節

2025年11月15日(土) 14:00 KO

@早大東伏見グラウンド

早稲田大学 2ー0 神奈川大学

(0-0 / 2-0)
試合写真
  
スタメン
スターティングイレブン
後半20分交代|早稲田 14 森田大智 → 5 佐久間真寛Sub
後半20分交代|早稲田 7 西凜誓 → 2 佐々木奈琉Sub
後半24分早稲田 山市秀翔(柏木陽良)Goal
山市先制点
シュートを打つ山市
山市先制点後
感情を爆発させる山市と佐久間
後半30分早稲田 本保奏希(柏木陽良)Goal
本保追加点
ゴールを決めてスタンドに向かって飛ぶ本保
後半14分交代|早稲田 11 本保奏希 → 24 高橋作和Sub
後半17分交代|早稲田 6 柏木陽良→ 8 谷村峻Sub
後半29分交代|早稲田 20 久米遥太 → 3 増田健昇Sub
昇格ベンチ
昇格を知り、歓喜に沸くベンチ
  
石井、山市
勝利後の石井(左)と山市
  
昇格
来季4シーズンぶりに関東1部の舞台に帰還する

試合記事

4月に開幕した関東大学サッカーリーグ戦もついに最終節。前節に痛恨の敗戦を喫し2部リーグ優勝の可能性は潰えてしまったが、最終節の勝利で自動昇格の可能性は繋げられるという状況での一戦となった。ア式蹴球部(ア式)の最終節の相手は神大、今シーズンの開幕戦で対戦し2点差をひっくり返しての勝利をつかんだ相手だ。前半をスコアレスで折り返したア式だったが、後半に入りMF山市秀翔主将(スポ4=神奈川・桐光学園)とMF本保奏希(スポ4=JFAアカデミー福島U18)のゴールで勝ち点3を獲得。他会場の結果により2位に順位を上げて1部リーグ昇格を決めた。

”山市"
先制点を決めてスタンドに走る山市

ボールを保持して攻め込むスタイルの相手に対して、ア式は集中した守備でチャンスを作らせない。19分に山市のパスからチャンスを作り、ボールを受けたMF久米遥太(政経2=東京・早実)がターンしてシュートを放つも相手にブロックされる。24分に柏木のクロスから最後は久米が合わせるもこれはサイドネット。その後はお互いが硬い守備を基盤にシュートを打たせない展開が続く。アディショナルタイムに山市のパスを受けた本保がロングシュートを打つが枠の上に外れる。0ー0で前半を折り返した。

尾崎
守備からチームを支えた尾崎

51分、DF尾崎凱琉(スポ2=大阪桐蔭)からのロングボールを久米が収めて、サイドバックのDF西凜誓(社3=名古屋グランパスU18)がクロスまで持ち込む。最後はMF森田大智(スポ4=熊本・大津)が合わせるも枠を捉え切ることはできず。57分、相手に左サイドを突破されカットインからシュートを放たれるが、ゴールポストに直撃。続くコーナーキックもGK海本慶太朗(スポ3=大宮アルディージャU18)がパンチングでかき出してピンチをしのぐ。その後、攻撃の時間が続くがなかなか決定的なシュートを打てない。迎えた69分、ついに試合が動く。連続攻撃の流れでMF柏木陽良(スポ3=鹿島アントラーズユース)のクロスに山市が抜け出す。浮き玉を胸トラップでコントロールした山市が右足で押し込み先制点を獲得。この試合がケガ明け初のスタメン出場となったキャプテンが大きな仕事をやってのけた。さらに5分後、途中交代のFW佐久間真寛(商4=静岡・藤枝東)が落としたボールをワンタッチで柏木が前線に送る。このスルーパスに本保が抜け出すと、キーパーとの1対1を制してゴール左に流し込んで追加点を挙げる。チームを牽引してきた4年生の2ゴールでリードを奪う。ここからは相手の圧力に耐える展開に。87分、相手にキーパーと1対1のシチュエーションを作られたが海本の好セーブでしのぐ。最後までゴールを与えず、タイムアップ。2ー0で勝利となった。

海本
後半戦守護神としてピッチに立ち続けた海本

試合終了直後、昇格の行方を左右する他会場の結果を確認した東伏見。待っていたのは歓喜の瞬間だった。2部リーグ降格から3年。勝ち点差「2」に2度泣かされたア式が、降格を知る最後の世代のもとで1部昇格の切符をつかみ取った。思うように成果が出ず苦しんだプレシーズン、全国大会に出場できず、宿敵との定期戦にも敗れた夏。理想として描いていたシーズンの姿ではなかっただろう。それでも自分たちの積み上げてきたものを信じて戦い抜いたア式が、早稲田のいるべき位置に戻るためのスタートラインに立った。来季は関東1部の舞台での新たな挑戦が始まる。今年届かなかった日本一を目指して、ア式蹴球部の挑戦はこれからも続く。

(記事:和田昇也、写真:熊谷桃花、西本和宏)

先発メンバー
Pos.背番号選手名
GK21海本慶太朗
DF4石井玲於奈
DF7西凜誓
DF27伊藤稜介
DF30尾崎凱琉
MF6柏木陽良
MF9鈴木大翔
MF10山市秀翔
MF11本保奏希
MF14森田大智
MF20久米遥太
スタメン写真
スタメン復帰の柏木は2アシストと大活躍
リザーブ
Pos.背番号選手名
GK1雨野颯真
DF2佐々木奈琉
DF3増田健昇
DF5佐久間真寛
MF8谷村峻
MF17秋山虎之亮
MF24高橋作和
MF28神田拓人
MF29山田皓生

インタビュー

 

兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)

ーーまずは今日の試合振り返っていかがでしたか

相手のボール保持含めて自分達を引き寄せて何かをしようっていう意図があるチームなのでスコアが早く動くとか、我慢比べになるな、っていうのは思っていました。ただその時間帯と自分達からアクションを起こさないといけない時間帯があるというところで、守備のところはある程度セットして、「行くときはこういう行き方をする、行かないときはもう3バックに持たせて、結局こういうところに入ってきたらここの対応はこうするよ」っていうところで、最初の方少しスピード感含めて戸惑ったところから、最後の方はもう相手のやり方にしっかり慣れて、想定内のところで動かされてっていうところでした。準備したものはしっかりと出すことができましたし、年間を通して自分達がやるべきことをやる大切さ、やり続けることの大切さは改めて最後のゲームに出てきたなと思います。

ーー3年目での1部昇格を決めましたが、この世代は過去2年の世代と比べてどういうチームでしたか

国学院戦が入りのビッグチャンスみたいなところで決めきれなくて、そのままずっと点を取れなくて負けてしまったので、今日入りでガツンといって先に点を取ろうということがチームとしての狙いだったので、入りで皆で走って最初のチャンスで決め切ろうと言っていた中で、PKを貰えて幸先良く点取れたので、狙い通りにいったかなと思います。

――後半を振り返ってください

自分が就任して最初の2シーズンは、チームの課題が攻撃力っていうところで、攻撃力に特化した中で、守備を疎かにしたというわけではないですが攻撃に振る時間が多かったので、得点は取れるものの不安定なチームという感じでした。自分もどちらかというと攻撃志向なので、自分の理想と現実の追いかけ方が、自分自身も定まってなかったのかなと思います。強気で攻撃で行ったけれども、止めることができない失点っていうところの、良い時は勝てるけど悪い時に勝てないっていうのがここ2年で自分自身も学んで、チームを安定的に勝たせるという中で守備、最小失点を目指すっていうのはやはり大事なことだなっていうところと、自分自身、守備は原理原則だからある程度これまでサッカーを学んできた中で、できるものだっていうのがやはりこの細かいところであったり正しいマークのつき方だったりゾーンの時の守備の仕方っていうところは、全然整理されてなかったなというか、思ったより自分の思う基準と、そこの基準の置き方がズレてたなっていうのは改めて思いました。そこは自分の力不足だなっていうのは思うんで、その中でA級ライセンスなどを獲得させていただいて、整理する、なにをしなければいけないであったり、選手がどれだけ考えずにでもできるような仕組みを作るかっていうところで、決まりごとをどこにどんだけ作るのかっていうところは、今年は守備もしっかり時間をとって、やってきたっていう中で、そこの部分がしっかりと出たかなと。最多得点は目指したかったんですけど、そこには届かなかったですが、得失点では1番上になったのかなっていうところではあるので、そこは自分達の中で成果としてでたところかなって思います。今年のチームは4年生のメンバーのチーム、元々大学サッカーは4年生のチームだっていう中で、やはり山市(MF山市秀翔主将、スポ4=神奈川・桐光学園)のチームだなと。開幕戦の神大も、最初の得点は山市だったし、他のゲームも多分山市なんだろうなっていうところは自分の中でも思っていて、まあそこにしっかり答えてくれたっていうところで、それこそモチベーションビデオを作ってくれた学生だったり、今回出ることができないにも関わらず応援してくれた学生、早稲田に対して強い思いを持ってくれている玉井さんが、ミーティングの前に一言話してくれて、自分のやりたいことをやるのではなくて、人のためにやるのが結果的に1番結果が出たチームだよ、今まで15年早稲田を見て、そういう時に昇格してるよ。っていうところを伝えてくれて、そういう部分では今日自分のことよりチームのためにっていうところで、しっかりと全員がチームの為に走ってくれていたと思います。ですから自分のことを先に考えるより人のためにやったほうが意外と自分に跳ね返ってくるものは多いよっていう事を改めてみんな気づけたところもあるのかなと思います。ただやはり自分達はまだスタートラインに立っただけっていうところで、最低限の目標は達成したけど、自分達が大きな目標を掲げた中で日本一は取れなかったっていうところも結果としては受け止めなければいけないところから新チームの最上級生になる3年生は、そこを強く思ってほしい。昇格したからOKではなく、やっといるべき場所に4年生が立たせてくれたっていうところで、そこに対して、自分達が今度は1部の中でいるべき場所をしっかりと勝ち取らないといけないっていうところだったり、相手のレベルも1段上がる中で誰が引っ張って行くのか、というところだったり、チームの為に当然走りながらも最後俺が決めてやるっていう気持ちを全員が持ち続けることも大事だと思うんでそこをしっかりとチームとして、これからもまた新しいチームを作って行きたいなと思っています。

ーー率直に言ってホッとしましたか

ホッとしました。正直今年は自分の去就を賭けてはいたので、昇格できなかったらやるべきでないかなっていうのは思っていましたし、そういう部分では、自分の中でプレッシャーをかけていたところもあるんでまあやっぱりこう、気が気じゃないラスト3週間くらいでした。自分達で掴み取れるかっていう直前に自分達の弱さを痛感させられて、ただ結局原点に戻るとやるべきことをやり続けるだけだよねっていうところと、自分がどうこうというより、チームが勝つ為に走り続けることだよね、っていうことが、明確になってこれを(上級生が)見せてくれたのを下級生が感じ取って、日々のトレーニングだったり日常の過ごし方を変化させられるのかっていうのが全てだと思うので、来年は(今年よりも)絶対に苦しいシーズンになるとは思うので、そこに対して苦しくてもチームとして戦えばしっかりやれるっていうところをしっかりと準備していきたいですね。

ーー昨年までの反省を積み上げて昇格できたと見ています

勝ち点2差で優勝を取りこぼしたっていうところと、勝ち点は1番取れてるっていうので、ただ優勝のレベルが一個上がってたっていうところで優勝できなかった反省もちゃんとしながら、だけど、やっぱり積み上げたものはあったなと思います。

監督の写真
笑顔を見せる兵藤監督
 

MF山市秀翔主将(スポ4=神奈川・桐光学園)

ーー涙が見えましたが

いやもう涙しか出なかったです、終わった瞬間に。1部に上がれたという、本当に4年間終わっちゃったんだなという、そういうものと、早稲田のキャプテンというプレッシャーが一気に降りた感じがして、終わったんだなという気持ちになって泣いちゃいました。

ーーそれは寂しさからですか

もちろん寂しい、寂しいです。

ーー涙が出ると思っていましたか

泣くと思ってましたよ。もう前日の夜ぐらいからウルウルしてたので、明日終わっちゃうんだと思って。早稲田に育てられたので、早稲田終わっちゃうんだという感じでした。

ーー今日の試合を振り返って

前半なかなか自分たちのうまくいかない時間帯の方が多かったのですが、なんとかチームで耐えて、後半で取れて、勢いそのまま乗れて、追加点も取れて、すごいよかったなという風に思います。

ーー1年間を振り返ってみて

アミノ負けたりとか、日本一消えたりとか、大臣杯、早慶戦も負けてやばいなという風に、自分的にも全体的にも思っていて本当に1部昇格できて嬉しかったです。

ーーこの1年どこが苦しかったですか

アミノ負けた時が1番悔しかったですね。もう少しチームに対して声かけとかしてたら変わってたのかなという風に思ったし、後悔の念と色々なものが混じって、1番そこが苦しかったです。

ーーここから山市選手は次のステップが待っていますが、改めて今の心境はそこに向けてはどうですか

本当にワクワクしてるという感じです。なんか高卒でプロになれなかった悔しさを持って大学に来たので、本当にワクワクしています。

アミノ負けた時が1番悔しかったですね。もう少しチームに対して声かけとかしてたら変わってたのかなという風に思ったし、後悔の念と色々なものが混じって、1番そこが苦しかったです。

ーー改めてこれからのサッカー選手としての目標を教えてください

1番の目標は日本代表の中心選手となってワールドカップで優勝することです。そこに向けて1日1日大切に進もうと思います。どんな時も周りで支えてくれてる人がいるので、そこに対して感謝の気持ちを忘れずに、謙虚に大胆に進んでいきたいなという風に思ってます。

山市の写真
試合後には涙を見せた山市
 

DF佐々木奈琉副将(社4=新潟・帝京長岡)

ーー今日の試合を振り返って

他力での自動昇格という形でしたけど、そこは気にせずに、この1戦に勝つということだけを意識して試合に臨めたので、その結果2対0で勝てたのでよかったです。

ーー4年生の中で話し合っていたこととかありますか

本当に4年生としてチームに何を残せるかということ、一部という舞台を後輩たちに残そうということは、常にミーティングで話にあがっていたことだったので、それを残すことができたのはよかったです。

ーー今季のチームを振り返ってどうでしたか

自分たちの代が本当に仲が良くて関係地の深いところで話し合いができていたので、それがチーム全体のスタイルにもつながったと思います。

ーー4年生として最後の1年をどう包括しますか

最後の1年が1番辛かったですけど、同期みんなで助け合えたことがよかったです。

ーー今日は途中出場という形でしたが、試合に入る際に考えていたことを教えてください

最後いい形で大学生活を終えるためにも、自分に与えられた役割を全うしようという気持ちで試合に臨みました。

ーー関東1部を後輩に残したが、来年のア式や将来のア式に期待することを教えてください

泣いている後輩たちも多くいましたが、ア式が本来いるべき場所に戻っただけなので、来年から強度も質もレベルが上がると思いますが、逞しく成長していってほしいです。

ーー4年間を振り返ってどう総括しますか

思うように行くことの方が少なかったですけど、本当に最後にこうやって同期たちと笑って終われたことは本当によかったです。ア式で成長できたからこそ、プロへの道が開けたと思うので、ア式に来てよかったと思いました。

ーー今後プロの世界でどのような選手になりたいでしょうか

他の選手にはできないような、観ている人をワクワクさせるようなプレーをしたいです。

佐々木の写真
晴れ晴れとした表情の佐々木
 

谷村峻副将(スポ4=FC東京U18)

ーー涙も見られましたが今の気持ちをお願いします

そんな泣くつもりはなかったんですけど、なんか周りで山市もそうだし、健昇(増田、スポ4=横浜FCユース)もそうだし、みんなのことを見てたら自然と涙出ちゃって、今年1年、個人もチームも苦しいことが多かったですが、最後昇格できてほっとしたというか、そういった気持ちが大きかったです。

一一試合の入りの重苦しい雰囲気が去年を思い出したようでしたがいかがでしたか

最初の試合の入りが相手のプレースタイルっていうのもありますが、自分たちでリズムを作ってる分サッカーを確立していて、その分こっちもうまく勢いを出せなかったので気持ちは入ってるんですけど、なかなかそれを表現しづらい試合展開にどうしてもなってしまったのは大きいかなと思ってます。でも、後半入って少しアバウトに、背後に出すボールを増やしてからは、前で収めたりすることができて、そこの流れから得点できたので前半の試合を元に後半でサッカーを少し変えられたのが良かったのかなと思います。

一一それはハーフタイムの指示ですか

ハーフタイムの指示というよりかは、最初は特にあまりできなかったんですけど、スリーバックの背後に蹴ってリズムを作るというところを、後半はより一層意識して、前半できなかった分もう1回そこは徹底しようという話でした。

一一この1年間を振り返っていかがですか

個人としては副将という立場だったのですが、年間を通すと出てはいましたが、長い時間出れなかったので、ピッチで示し続けられなかったのが苦しかったというのが個人としてはありました。チームとしては山市も最後言ってましたけど、定期戦全部負けて、天皇杯も出れず、アミノ(アミノバイタルカップ)も負けて、本当にこの関東しかないという中でのここまでだったので4年としても、チームとしても、すごく苦しかったです。

一一来年以降、1部を戦う後輩たちに向けてはどのようなことを伝えたいですか

1部だと2部でやっている強度やレベルが1段階も2段階も高くはなってくると思うので、現状のこの基準に満足せずに、ここからの天皇杯予備予選だったり、プレーシーズンを含めて去年以上の積み上げをしてほしいなとは思います。

一一ご自身の大学サッカーを振り返っていかがでしたか

同期の中だったらカテゴリー問わず多分1番試合には出たのかなと思うんですけど、サッカーとしては納得できる4年間ではなかったです。でも、高校の時に1回サッカーが楽しくないなと思う時期もありながらも、4年間終わってもう1度サッカーが心の底から楽しいな、面白いなと思えるようになったのは本当に良かったです。

谷村の写真
途中出場から試合をコントロールした谷村
 

DF増田健昇(スポ4=横浜FCユース

ーー今日の試合を振り返って

前半はやっぱり難しいところもあって、お互い堅い試合だったんですけど、後半佐久間(真寛、商4=静岡・藤枝東)が入った辺りからしっかり連携して得点を取れたのはよかったと思いますし、続けて2点取れたことで試合を有利に進められたのかなと思います。

ーー終盤に投入される形となりましたが、監督からの指示は何かありましたか

最後残り5分くらいだったので、最後失点しなければ良いというところで、背後を徹底して守る。ただそれだけでした。

ーーこの試合で昇格という結果になりました今シーズンを振り返っていかがですか

プレシーズン含めてアミノは初戦で負けたり、なかなか上手くいかなかったシーズンではあったのですが、しっかり耐えるところを耐えて勝ち切れたところもあったので、そういう小さい積み重ねが昇格という結果に繋がったと思うので、1年通して踏ん張り続けた結果だったと思います。

ーー主にセンターバック、サイドバックと2つのポジションで起用されたシーズンでしたが、その中でご自分の役割も含めて、どのように個人として振り返りますか

1個のポジションだけじゃなかったので、そこの頭の切り替えというのは少し苦労したところもあったのですが、しっかり自分でも映像を見返しながら、ポジショニングだったり、守り方というのは、サイドバックになった時でもできるようには準備していました。自分はセンターバックの選手だったので、本音を言うとセンターバックで立っていたかったというのはありますが、ここはチームのためになるんだったら、というマインドも含めてうまく切り替えられたなと思います。

ーーキャプテンマークを巻く試合もありました。早稲田での4年間を振り返って、今どのような気持ちですか

新人戦でも主将をやったりと(キャプテンマークを)巻くシーンはありましたが、やっぱり自分はキャプテンでも副キャプテンでもなく、新人監督という立場です。それでも4年生としてチームを引っ張っていくことには変わりないと思うので、そこは意識してやれた4年間だったのかなと思います。

ーーご自身の4年間をどう振りますか

プレイスピードに慣れることはできなかったのですが、年を重ねていくにつれてどんどんそこは慣れていったのかなと思います。ただ、出る試合で自信を持ってプレーできなかったり、最後の方もあまり試合絡めなかったです。だから、4年間通して順風満帆にいったかと言ったらそうじゃないと思うのですが、出た時にはやる、しっかり完璧でやるという準備は4年生になってからでしたけど、しっかりできましたし、そこをもっと早い段階からできてれば、もっと選手として成長したかなと思います。

ーー満足はしてないということですか

そうですね。自分としては満足いった4年間だったといったらそうでもなくて。やっぱりユースの時から試合に出ていたからこそ、出ない時のメンタリティだったり、気持ちの持っていき方というのは正直甘い部分はあったのかなと思います。

ーー新人戦で全国優勝した代として、自信はありましたか

そうですね。その経験があったからこそ、同期の中の絆だったり、同期を信じる力はついたと思いますし、同期だけじゃなくて新人戦も1個下の代と一緒に戦ってきたので後輩との信頼関係は築けていたのかなと思います。

ーーそれがベースになっているのですか

そうですね。あまり4年生になって口にすることはなかったのですがそこの繋がりだったり、仲の良さとかは優勝した経験とかが根底にあって。その上でみんな作り上げていくという感じでした。

ーー後輩に1部を残すことができました。来年の後輩たち、そして将来的な早稲田に対して期待することがあれば教えてください

本当に早稲田は2部にいて良いチームじゃないというのは1年生のときから思っていて、やっと1部の舞台に立てたということは喜ばしいことです。ただ、それを当たり前にしてほしいですし、2部でもこんだけ苦しい戦いが続くということは、1部だったらもっと厳しい状況になると思うので、そこで下を向かずに同期だったり後輩を引っ張っていけるような4年生になってほしいなと思います。

ますけんの写真
試合後自身のチャントに対し礼をする増田
 

DF石井玲於奈(商4=FC東京U18)

ーー本日の試合を振り返って

神大さんがボールを持ってくることはもともとわかっていました。その中で、自分たちがどうはめるか、練習はしてきましたが、それを上回られてしまい、自分たちボールの時間を作ることに苦労しました。自分たちからスイッチかけて守備ではめるっていうこともできない時間が長かったんですけど、自分たちが後半少ないチャンスを決め切って、自分たちの有利な展開に持ってきたっていうところで、まずは勝利できてよかったです。

ーー前半ボランチの脇を使われることが多かったが、どのような修正をしたか

前半もラストまでやられたシーンは無かったので。神大は1点ゲーム、引き分けだったり、1ー0で勝ってるとはいう状態が多分作りたかったでしょうし、自分たちも失点をしないことを意識していたので、後半もそんなに行けるとこは行こうっていう意識でしたけど、前半と変わらずやられないっていうことにまず重きを置いてたので、そんなに大きく変えた部分は無いですね。ただ、一応引き分けのまま残り15分まで行ったら本当に行くぞ、っていうことは言っていました。

ーー今季を個人として振り返って

自分はやっぱりなかなか、膝の手術から1年間のリハビリ生活とかもあって、思ったようなプレイが出来なかった。正直、自分でベストパフォーマンスをしたっていう試合もなくて。今日もやっぱり自分が納得できるようなプレーは正直できませんでした。ただ、自分としてはいいプレーができないことは覚悟していましたけど、その中でも監督が必要と思って自分を使ってくれてるので、チームの中の自分にできることをしようという意識で、昇格っていう形が達成できれば、自分が良いプレーができなかったとしても、昇格っていう形に持ってこれたことは、自分の役割としては全うできたってことなのかなって思います。

ーー今年の4年生は、新人戦優勝を成し遂げた代でした。この4年間を、4年生として振り返って

やっぱり関東1部でやりたかったっていうのが多分、俺らの代全員やっぱりどうしてもあったと思うんですよ。だからなるべく早く、2部に降格した時には、一昨年絶対上がるぞ、と思っていましたし、去年も自分たちが1部でやるために上げたいっていう気持ちがありました。それでも、そう思っていましたけど、昇格はできなくて。もう自分たちが1部ではできなかったけど、後輩にこういう思いをさせたくないために、やっぱ1部に上げるしかないよねっていうラストシーズンでした。トップチームに関わっていのは、山市とか(佐々木)奈琉とか、少ない人数でしたけど、新人戦で自分たちができることは示したと思っていますし、自分たちのいるべき場所がどこかは1部だと思ってやってきました。今季も、なかなか4年生が使われなくて、ピッチにいるのが自分だけ、大智(MF森田、スポ4=熊本・大津)だけ、みたいな時間も多くて、4年生人それぞれやっぱり苦しい時間もあったんですけど、それでも、チームのためにっていう風に、みんなが、4年生がふてくされることなくチームと向き合ってやれてたっていうのが、こう昇格に繋がったのかなって思います。

ーー個人としても4年生としても悔しいシーズン、4年間だった

本当にそうだと思います。新人戦優勝したからこそ、今年のスタメンはなるべく4年生で行きたい、行くべきだと思っていました。そのメンツで全国優勝しているわけですから。そういう気持ちもどこかでやっぱりあったし、今日、僕たちが持っている思いはチームのどの代より強いと思ってたので、なんならその時と同じメンバーで、自分たちで1部に上げたい、という思いもありました。新人戦で優勝した頃から、やっぱり自分たちは強い、4年生になったら負けずに良い感じで行けるのかなって、どこか思ってたところがありましたけど、最後みんなも言ってましたけど、アミノも初戦敗退で、早慶戦も勝てずで、何も無い代になってしまうという危機感がどんどん大きくなっていって。 それでも、1番大きいの1部昇格っていうのは成し遂げられたので、そこはやっぱり、苦しかった4年間ですけど、良かったかなっていう思います。

ーーシーズン終盤戦、玲於奈選手も復帰しましたし、4年生が土壇場で試合を決める場面が目立ちました

正直嬉しいしか無かったですね。さっきちょっと言い過ぎたかもしんないですけど、ずっと4年生を頼ってほしいっていうのを言ってきましたし、下級生よりも気持ちはやっぱりあるので、終盤にかけて僕たちがやれたっていうのは、嬉しいしかありませんでした。

ーースタートラインに今日戻った。下級生、そして、将来の早稲田を背負うメンバーに伝えたいことは

早稲田というチームは1部にいるべき組織です。自分も学院に入ったのは、早稲田が1部で優勝していたのを見て、早稲田に入りたいと思って内部の学校を選んだからですし、憧れる人は自分のように少なからずいるので。ただ、そうやって憧れを持たれるのは、1部にいるから、1部で優勝しているからです。2部にいるチームに憧れるような人はなかなかいないと思うので、いるべき場所にいて、そして、全国優勝であったり、大きな大会で結果を出していくっていうのが、やっぱり早稲田のいるべき場所、やることだと思います。それをやって欲しいです。

石井の写真
復帰後キャプテンマークを巻く機会もあった石井
 

DF佐久間真寛(商4=静岡・藤枝東)

ーー今日の試合振り返っていかがでしたか

他会場の結果が気になるとこでしたけど、まず自分たちが勝たない限りは昇格の道はないってことでこの1週間、先週負けてからは何が足りなかったってのを話し合いながら、チーム全体で向き合ってきたので、そういった思いもあってちょっと力が入りすぎるくらい、試合の入りはできたかなって思います。

ーー他会場の結果を全く見ないっていうミーティングでの話があったと聞いていますが、この一戦に向けてのチームの中の決め事みたいなものを教えてください

戦術面というよりかは、どちらかというと神大さんがやってくることもある程度分析でわかってましたし、多分僕らがやりたいサッカーも向こうが理解してた上で、それをどう上回るかっていったら気持ちとか個々がやれることを全力で尽くすといったところだと思うので、本当に強い気持ちを表現するっていうところを山市中心に言ってきて、やれたかなって思います。

ーー後半途中から投入される形とはなりましたが、監督からの指示であったりだとか、試合に入る時に考えていたことなど、教えてください

今日は陽良(MF柏木、スポ3=鹿島アントラーズユース)が最初スタメンでどちらかといえば中盤に降りて枚数を多くしながらボールを動かしていきたいといったところだったと思うんですけど、だんだんリズムが掴めなくなっていったところに監督達から相手のセンターバックの真ん中のところでしっかりと受けて後ろのスペースを開けてほしいというところでした。毎試合僕はそういう役割なので、それを全うできるようにしました。

ーーセンターフォワードでの起用が後半戦特に多くなりましたが、その中で自分の役割をどのように見つけて行きましたか

去年からあんまり出られない、ベンチを温めることが多かったんですけど、そういった中で役割というのは自分の中で意識しましたし、あとフィジカルのところはある程度理解してました。サッカー理解のとこも兵頭さんと話しながら高めていったつもりなので、後半からの役割はやっていこうかなって思ってました。

ーー今シーズン、昇格という結果を手にすることができました。今シーズンをチームとして振り返ってどうですか

プレシーズンに勝てない時期が続いた中で、また、去年一昨年のようにならないようにというのを心がけてました。うまくいかないことも多かったですが、リーグ開幕してからはなんとか上手くいくことが増えました。前半戦の最後の方は負けたり引き分けってのが続いて、そこで何が足りないのかっていうところで、チーム全体でサッカーを統一するところ、全員が躍動するサッカーっていうのを中断期間取り組んできて、そういった中で全員がやれること、やるべきことを見つけれたのが今年のチームのいいところかなって思います。後半戦は、苦しい時もありましたけど、なんだかんだゲームをものにしたりだとか、そういう四年を中心に勝ち切るってとこのメンタリティを強くもてたことが大きかったかなって思います。

ーー特に終盤4年生の土壇場での活躍ってのが非常に目立ったと思います。今年の4年生として、この4年間を振り返っていかがですか

4年生として、良いところは同期を思うところだったり一体感だと思うので、そういった面では、周りの今日来れてない社会人リーグでやってる選手とか、応援してくれた選手のために走るっていうところは多分4年生全員が意識してやっていったところだと思いますし、そういった中でピッチに出る以上は全力でやりきる、というところを常に心がけてやり続けた結果が、今日の結果になったかなって思います。

ーー藤枝東高校から早稲田に来て、伝統校を二つ、渡り歩いた形になるとは思うんですけど、ここまでのサッカーキャリアはどう捉えてらっしゃいますか

大学で兵頭さんと出会えたことは僕にとってすごい大切な出会いだと思います。高校の時の監督、今はヘッドコーチやられているんですけど、その方にサッカーとはなんだ、というところだったり、高校から僕は親元離れて行ってるんですけど、誰のために戦うのかっていうところを口酸っぱく言っていただいて、そういったところが、自分が出れない時期が大学続いた時も、前向きに取り組めたきっかけになりました。伝統校というよりかは、良い指導者の方に巡り会えたことを、自分の力に変えて、苦しい状況も乗り越えれたと思うので、高校、大学は特にすごい同期も良かったですし、いい出会いのおかげで、なんとかやってこれたという風に思います。

ーーこの4年間に満足してるからしてないか、何かしらの評価をするならどんな評価をしますか

満足はしてますけど、点数で言うと70点くらいかなと思います。スタメンで出ることがやっぱ大学入った時の目標であったんですけど、最後の方は出場機会は多くなっていったもののやはりスタメン出場っていうのはなかったです。でもそういった交代で与えられた役割を全うできたっていうのは満足できる結果かなって思います。

佐久間の写真
応援にこたえる佐久間
 

MF本保奏希(スポ4=JFAアカデミー福島U18)

ーー率直な気持ちを教えてください

嬉しいです。アミノも早慶戦も負けてしまったので、最後一部にあげれたということで後輩に何かを残せてよかったです。

ーー怪我の影響もあって、ベンチを温める期間が続きましたが、焦りとかはありましたか

なんで、自分を使わないんだという気持ちはあったのですが、それで終わってたら最後こういう形でゴールを決めることはできなかったと思っています。苦しい中でも自分のできることをやり続けようと決めていたので、そうやってやり続けた結果、最後の試合に出たのでやり続けることの大切さを改めて学びました。

ーー今シーズンは辛いシーズンとなりましたか

怪我とかもあって、前期から納得のできる試合がなかったので、辛かった時期の方が長かったです。

ーー大学サッカーはどんなものでしたか

仲間たちに恵まれたなって思ってます。同期がいなかったら、ここまで頑張れなかったし、プロにもなれなかったと思ってます。高校卒業したタイミングで、プロに行けなかったのが、自分の実力だったので、4年間でレベルアップできてプロになれたのは同期の支えのおかげだと思ってます。大学サッカーが、自分のサッカー人生の軸となりました。

ーーこれからどういうサッカー選手になっていきたいですか

まずは、試合に出て結果を残すというところを目標にして、チームとしても個人としても結果を残してよりいい選手になっていきたいです。

ほんぼの写真
得点を奪い喜ぶ本保
 

MF森田大智(スポ4=熊本・大津)

一一今日の試合を振り返っていかがですか

最後の試合だったので、全員気持ちが入ってました。相手にボールを持たれる時間が長かったですが、焦れずにとりあえず勝てて昇格できたってことが本当に良かったかなと思います。

一一かなりボールに絡んでずらしていく局面が多かったかと思いますが、試合前から意識していたことなどがあれば教えてください

今日はゼロトップみたいな形だったので、陽良(柏木、スポ3=鹿島アントラーズユース)とお互い見ながらどっちかが引いて、どっちかが前に残ってという感じで、2人ともボールを持てる選手ではあるのでこの2人で攻撃を組み立てていければなとは思っていました。

一一この試合の前にチームとして決めていたことや個人としてこの試合に向かって気持ちを作っていた部分などがあれば教えてください

決まり事というか、最後は気持ちの部分だよというところはみんなで話して、個人的には特に最後だからという感情もなく、いつも通りにやることをやろうというのを考えてやっていました。

一一今季をチームとして振り返ってどのように捉えていらっしゃいますか

サプレシーズンはうまくいかなくて、アミノ(アミノバイタルカップ)や早慶戦で負けて、本当にこのまま何もない代になるぞと話をしていたので、絶対このリーグ戦だけは昇格しようと話していました。4年生中心に仲が良くて、チームワークがすごい良かったチームなのではないかなと思います。

一一4年生のお話が出ましたが、新人戦では森田選手も大活躍されましたし、優勝した代で関東1部昇格という結果が得られました。この4年間を4年生の代として振り返ってどのように感じていますか

新人戦で優勝して1部に上げれたという最低限のことは残せたのかなと思いますが、やはり日本一を取れる力が無いというこたはなかったと思いますし、総理大臣杯に出たかったなというのは結構心残りというか、日本一を取りたかったなというのはあります。

一一森田選手は今季も難しい状況になったこともあった中で、個人としてこのシーズンを振り返ってどのように総括されますか

やはりチームに迷惑をかけた時もありましたし、その中で絶対に結果を残さないといけないという危機感はすごくありました。本当にチームのためにやるだけだったので個人としてはもっとプレーとかを振り返ると、やれたなというところもあるし、成長しないといけないなと思うところももちろんありますが、最後はチームのためにプレーできたのではないかなと思います。

一一シーズンの後半、森田選手は國學院戦では土壇場でゴールを決められましたし、佐久間選手が活躍されたり、4年生が土壇場で試合を決めるような活躍が目立ったように思いました。シーズン終盤に向けて4年生で話し合っていたことなどあれば教えてください

早慶戦に負けて本当に何もない代になるというのがあって、結構練習後とかに4年生だけで何度も話し合ったりもしましたし、4年生がやらないとという気持ちが一段と強くなったのではないかなと思います。

一一この4年間を総括して、森田選手としてはご自身の4年間をどのように評価されますか

うまくいかないことの方が圧倒的に多くて、なかなか試合も出れない時期が長かったですし、まだ進路も決まってないですが、こうやって最後にみんなで喜びあえたことが1つ、本当に4年間やってきたことが報われたなっていう風に思いましたし、あとは自分の目標であるプロサッカー選手になれるようにまた頑張っていきたいなと思います。

森田の写真
チームのために献身的に戦った森田