【男子サッカー】順大相手に大勝 昇格に一歩近づいた

ア式蹴球男子
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JR東日本カップ2025|関東大学リーグ戦 第20節

2025年11月3日(日) 14:00 KO

@千葉・順大さくらキャンパス

早稲田大学 4ー0 順天堂大学

(2-0 / 2-0)
試合写真
前半16分早稲田 本保奏希(PK)Goal
本保ゴール
自らが獲得したPKを蹴る本保
前半32分早稲田 伊藤猛志 (久米遥太)Goal
伊藤ゴール
ゴールを決めパフォーマンスをする伊藤猛
後半9分早稲田 本保奏希(森田大智)Goal
後半11分交代|早稲田 14 森田大智 →10 山市秀翔Sub
山市
復帰した山市
後半30分交代|早稲田 11 本保奏希 → 24 高橋作和Sub
後半30分交代|早稲田 28 神田拓人 → 8 谷村峻Sub
後半34分交代|早稲田 18 伊藤猛志 → 5 佐久間真寛Sub
佐久間
交代の準備をする佐久間
後半42分交代|早稲田 30 尾崎凱琉 → 3 増田健昇Sub
後半45+4分早稲田 佐々木奈琉 (谷村峻)Goal
佐々木ゴール
ゴールを喜ぶ佐々木(写真左)と谷村(写真右)

試合記事

前節、首位・駒大を相手に惜しくも勝ち点3を取り切れなかったア式蹴球部(ア式)。今節は自動昇格に向け絶対に負けられない相手、順大との一戦に臨んだ。

立ち上がりからア式が試合の流れを握り、攻撃を展開する。13分にコーナーキックを獲得したア式。一度はクリアされたもののセカンドボールを拾ったMF本保奏希(スポ4=JFAアカデミー福島U18)がドリブルでペナルティエリア内に侵入すると、足をかけられPKを獲得。キッカーは本保。決めれば今季初ゴールと期待が高まる中、着実にボールをゴールに沈め先制。チャンスを自ら得点に変えた。流れに乗るア式は、MF鈴木大翔(スポ3=ガンバ大阪ユース)の順大のパスコースを遮断するプレーを筆頭に前へと攻め続ける。ここで30分、再びコーナーキックを獲得する。DF伊藤稜介(スポ2=ジュビロ磐田U18)が蹴ったボールはキーパー正面に落ち、FW伊藤猛志(スポ3=ジュビロ磐田U18)がこれをゴールに収め、追加点を獲得する。前半で2ー0と優位に立ったア式。守備面でも相手にゴールチャンスを与えず、2点リードで前半を折り返す。

さらに追加点を奪いたい後半、立ち上がりから相手の攻撃が動き出す。48分、ロングスローでゴール前にボールが送られ頭で打ち込まれるもGK海本慶太朗(スポ3=大宮アルディージャU18)が空中で確実に掴み取り、得点を許さない。49分にも立て続けにコーナーからゴール前に蹴り込まれるも海本のセーブで危機を掻い潜った。再びア式が試合を掌握し始め53分、右サイドでDF石井玲於奈(商4=FC東京U18)とMF久米遥太(政経2=東京・早実)が攻撃を組み立てる。佐々木奈琉副将(社4=新潟・帝京長岡)のクロスを伊藤猛が中に入って落とすと最後はフリーになっていた本保に通りシュート。これがゴール左に突き刺さり、今試合2得点目となる。3点リードで試合は進み、上位争いのためにもさらに追加点を狙うア式。ここで63分、怪我から復帰したMF山市秀翔主将(スポ4=神奈川・桐光学園)が前期最終節以来の出場に。チームを2部優勝へ導きたいという想いを胸にボールを奪って前へと送り、ピッチに追い風をもたらす。幾度もチャンスが訪れるもモノにできないままアディショナルタイムに突入。それでも最後までゴールを全員で追い求め、MF谷村峻副将(スポ4=FC東京U18)がクロスをあげるとゴール正面に位置していた佐々木が頭で合わせ4点目を奪取。ここでホイッスルがなり、4ー0で勝利。自動昇格へ前進した。

メンバーが揃い、終始ア式の流れで試合が進むと4点ものリードで勝利を掴み取った。残り2節とリーグも終盤となる中、次節の相手は産能大。今回の勝ち点3で満足しきらず次の試合への弾みとし、勝利を確実に掴み取ってほしい。2部優勝、1部昇格に向け負けられない戦いは続く。

(記事:林朋亜、写真:安田直樹)

    
先発メンバー
Pos.背番号選手名
GK21海本慶太朗
DF2佐々木奈琉
DF4石井玲於奈
DF27伊藤稜介
DF30尾崎凱琉
MF9鈴木大翔
MF11本保奏希
MF14森田大智
MF20久米遥太
MF28神田拓人
FW18伊藤猛志
スタメン写真
スターティングメンバー
  
リザーブ
Pos.背番号選手名
GK1雨野颯真
DF3増田健昇
DF5佐久間真寛
DF7西凜誓
MF8谷村峻
MF10山市秀翔
MF17秋山虎之亮
MF24高橋作和
MF29山田皓生

インタビュー

DF佐々木奈琉副将(社4=新潟・帝京長岡)

ーーこの試合向けてどういう準備してきましたか

前節、首位対決で引き分けてしまって、3連勝すれば、自動昇格まで行けるっていうところで、絶対勝たなきゃいけないっていうのは全員が共通して、考えて試合に臨めたかなと思います。

ーー前半振り返ってみてチームとして個人としてどうでしたか

入りは良かったと思いますし、その流れから二点先制できたんで、そこは良かったかなというふうに思います。自分個人としては、久しぶりの先発で、体力的にきつい部分もあって、自分のところで少し相手に好きなことをさせてしまったなというふうに思います。

ーー後半を振り返ってみて、個人として、チームとしてどうですか

後半、2-0という状況で、相手がパワー持ってやってくるっていうことが分かってた上で、まあ先に次の一点取る、どっちが取るかっていうのは大事だったと思いますし、それを早稲田が取れたことは良かったと思います。自分も得点という形で勝利に貢献できたので、よかったかなと思います。

ーー得点シーンを振り返ってみてください

自分が足つってしまって、前っていう風にはなったんですけど、あの形というか、峻(MF谷村峻副将、スポ4=FC東京U18)が中を向いた時にゴールに向かってアクションを起こすっていうのは、いつも日頃からやってる動きではありました。そこにいいボールが来たんで、あとは決めるだけというか、うまく当てれたかなと思います。

ーー公式戦のスタメンは早慶戦ぶりとなりました

自分の持ち味の攻撃面のところは出せるように、周りを動かしながら自分も動いてチームを活性化させたいと思ってました。そこで前半は良い形を何個も作れてたので良かったかなと思います。

ーー残り2試合となりました。意気込みをお願いします

自分たちは今年の夏、総理大臣杯も出てないですし、早慶戦も負けてしまって、もう本当に後輩たちに残せるのは1部の舞台だけだと思うので、そこは本当に副将としても、4年生としても、本当に最高の形で後輩たちに来年の1部昇格をプレゼントできたらなというふうに思います。

佐々木の写真
久々のスタメンとなった佐々木

MF本保奏希(スポ4=JFAアカデミー福島U18)

ーーこの試合に向けてどういう準備をしてきました

自分自身久しぶりのスタメンだったので、なんとしてもチームの力に、勝利に貢献したいという気持ちで入りました。

ーーゴールを振り返ってください

一点目はPKなんですけど、自分の持ち味として仕掛けられるっていうところがあるので、迷わず仕掛けた結果がああやってPKをもらうことができたので、よかったかなという風に思います。

ーー前半、チームとして個人として振り返ってみてどうでしょうか

チームとしては2-0で折り返せて、いい形で点を取ることができたので良かったです。ただ、前半の終わり方っていうところでちょっと相手ペースになってしまったので、そこをもう一個、締めないといけないなというふうに思います。個人としては、得点を決めることができたので、今まで決めることができてなかったので、良かったところかなというふうに思います。

ーー後半を振り返ってください

早い時間帯に、本当に良いボールを出してくれたので、決めるだけでした。そこを決めきることができて3-0になったので、本当によかったかなというふうに思います。本当にハーフタイムのところで次の一点が勝負っていうのをみんなで話していたので、そこを決めれたのがよかったというふうに思います。

ーー試合を通してハイプレスで圧力をかけて行ったように見えましたが、狙いはありましたか

サイドに誘導して、奪うっていうのをチームとしてやってて、本当に自分たちがいい時間の時には、相手の良い形でやらせず、自分たちの守備ができていたので、そこはよかったかなというふうに思います。

ーー残り二試合になりました。意気込みをお願いします

あと二試合勝たないといけない状況は変わらないので、まずは目の前の試合に勝つことだけを考えて、チームみんなで良い準備をしていけたらなというふうに思います。

本保の写真
2得点を決めた本保

MF山市秀翔主将(スポ4=神奈川・桐光学園)

一一前期最終節以来の出場となりましたが振り返っていかがですか

後期が始まる前から今までチーム離脱していて迷惑をかけていたんですけど、本当にチームは頑張っているから自分も頑張ろうという気持ちになりましたし、そういう仲間がいることに恵まれているなと思っています。こうして復帰できてまたピッチに立ってみんなと一緒にプレーできることに今すごい感謝しています。

一一試合に出る上で何か意識していたことはあります

出ていない時でも、今日出た時でも絶対に勝つ、勝って後輩に良い場所を残してあげたいという思いでずっとやっているのでそこは出ていても出ていなくても何も変わっていないです。

一一残り2試合となりましたが、主将としてどのような気持ちで試合に臨んでいきたいですか

やることは自分が主将になってからも主将になる前からも変わっていなくて、まずチームを勝たせることというのはずっとやり続けること、あとは怪我をして自分のプレーができていなかったので、プレーでしっかり結果で返していきたいなというふうに思ってます。

一一次節への意気込みをお願いします

やはり大勝した後はどこか気が緩むことがあるかもしれないので、しっかり1週間、来週まで1週間あるので、そこを締めてチーム全員でもう1回良い雰囲気で向かっていきたいなと思っています。

山市の写真
怪我からの復帰を果たした山市(写真中央)