順大相手につかめなかったあと1点 リーグ前半のラストゲームは引き分けに終わった

ア式蹴球男子
試合結果

関東大学サッカーリーグ戦 2部 第11節

2025年6月8日(日)14:00 Kickoff

@早大・東伏見

試合結果

チーム 前半 後半 合計
早大 1 1 2
順大 2 0 2

得点者

前半

9分 伊藤猛志

32分 順大

38分 順大

後半

13分 久米遥太

 前節、拓大の巧みなテクニックに翻弄され、2失点を喫して敗れたア式蹴球部。2部優勝に向けて、連敗は避けたい中で迎えた今節は宿敵、順大。昨シーズンの最終節、プレーオフ進出をかけ戦った因縁の相手。今年のア式は一味違うという決意を胸に臨んだ。序盤から、試合のペースを握り、9分FW伊藤猛志(スポ3=ジュビロ磐田U18)のPKから先制点を取るも、前半のうちに2失点を喫し逆転された。後半も前半同様に自分たちの展開で試合を進める。そして、58分MF久米遥太(政経2=東京・早実)のヘディングゴールにより同点に追い付く。その後も何度かゴールに近づくが、決めきることができず、2−2のドローに終わった。

先制点を決めた伊藤猛(右)と西(中央)、高橋

 前半立ち上がり2分、サイドからのクロスを中で合わせられ、ピンチを迎えるも、GK雨野颯真(スポ2=群馬・前橋育英)の好セーブ。9分、スローインの流れからMF高橋作和(法3=東京・国学院久我山)がペナルティエリア内に侵入し、ファウルをもらいPK獲得。キッカーは、伊藤猛。右隅にきっちり決めて、ア式が先制に成功する。ア式はセンターバック2枚の的確なコーチングによる組織的な守備、サイドのMF高橋作和(法3=東京・国学院久我山)、久米を起点とした攻撃から試合の主導権を握る。そんな中迎えた、32分。ペナルティエリア付近で相手にフリーキックを与えてしまう。これを、ゴールネット右隅に決められ、同点弾を許した。続く、38分。コーナーキックの流れからこぼれ球を拾った相手選手のボレーシュートがキーパーの頭上を超え右ゴールネットに吸い込まれ、失点。前半、試合の主導権を握っていたア式だったが、2失点を喫し1点ビハインドで前半を折り返す。

途中出場で攻め込む瀧澤暖

 陣地を入れ替えて迎えた後半。後半も試合は変わらずア式ペースで進む。54分、MF山市秀翔主将(スポ4=神奈川・桐光学園)が左サイドに展開しDF伊藤稜介(スポ2=ジュビロ磐田U18)のクロスボールを久米が詰めるも、シュートはキーパー正面。山市や、久米を中心に攻めるが、なかなかゴールへの糸口がつかめない。迎えた58分、中盤でボールを持った、MF神田拓人(スポ2=福島・尚志)が右サイドへ対角線のパスを送り、D F西凜誓(社3=名古屋グランパスU18)が折り返し久米がヘディングゴールを決め、ア式が同点に追い付く。その後も、ア式が相手陣地で試合を進めるもスコアは動かず、2−2の同点で試合を終えた。

同点弾を決めた久米

 4試合連続2失点。しかしながら、前節に比べ組織的な守備で相手の攻撃の芽を摘むように修正されていたことは収穫ではある。不運な2失点に泣いたが、次に繋がる試合だったのではないだろうか。2週間後から始まるアミノバイタルカップ、更に期待が高まる。

(記事 本多鼓瑚、写真 和田昇也、田中瑠花)

試合後インタビュー
後ほど掲載します