全日本大学サッカー新人戦特集『REGAIN』 【第6回】石井玲於奈✕佐々木奈琉✕増田健昇

ア式蹴球男子

 最終回となる第6回にはDF石井玲於奈(商2=FC東京U18)、DF佐々木奈琉(社2=新潟・帝京長岡)、DF増田健昇(スポ2=横浜FCユース)の三人が登場。新人戦チームではキャプテンマークを巻く増田をはじめ、最終ラインからチームを支える三人。目標の日本一に向け今考えていることに迫った。

※この取材は12月5日に行われたものです。

(最初は)ラインコントロールすらできていない状況で、試合が近いのに大丈夫かなっていう心配があった(増田)

質問に答える増田

――今シーズンを振り返ってください

佐々木 シーズン最初はトップの方で試合に絡むことが多くて、でもそこであんま思うように結果残せずに、後半戦は新人戦の出場っていうかたちになりました。トップで得たものをどう新人戦に生かすのかっていうのを自分の中で考えながらプレーしてました。

増田 似た感じになっちゃうんですけど、トップチームでは何試合か試合に絡むことはありました。中心選手としてはそんな絡んでなかったんですけど、新人戦では奈琉と自分が中心となってやってたので、そこは周りの選手たちにどう還元するかっていうのと、どうチームを引っ張っていくのかっていうのを考えてました。

石井 自分は去年ケガでなかなかサッカーできなくて、今年こそはって思ってたんですけど、それでも今年6月まで全然サッカーができなかったです。でも6月からサッカーをし始めて、それで新人戦とか社会人リーグとかで試合や公式戦に出れるありがたみを感じました。もうちょっとトップとかに関われたらよかったなと思いますけど、試合に出られるってことがありがたいなと感じました。

――今の課題は何ですか

増田 自分のプレーだけじゃなくて、周りの人とどうコミュニケーション取るかとか。センターバックなんで、周りにどう伝えるかっていうのと、個人的にも1対1でヘディングとかもまだまだ勝率低いですし、ゴール前でもっと体を張るってのはやっていかないといけないなと思います。

石井 自分は結構ネガティブなところがあるんで、メンタルの部分でもうちょっと成長していけたらなっていうところです。

佐々木 自分は去年に比べて余裕を持ってプレイできるようになったんですけど、そこで結果っていうものにもっとこだわってやっていけたらいいかなと思います。

――今年一番成長を感じた部分は

佐々木 1試合を通して集中してゲームに臨めることが多くなったかなっていう風に思っています。これまでは途中で集中が切れてしまって、自分のミスから失点につながることとかあったんですけど、新人戦を通して自分がこのチームの基準だっていうことを自覚して、周りへの声かけとかも含めて90分集中して戦うことができてるかなと思います。

――佐々木選手今季はサイドバックに加えサイドハーフなど前めでプレーすることもありますが、自分の中でどちらで勝負したいと考えていますか

佐々木 基本的にサイドバックでの前の推進力っていうところが持ち味だと思っています。サイドバックの方がやりやすいんですけど、サイドハーフはサイドで攻撃に専念できるというか、守備の負担が減る分攻撃に多くの力を注ぐことができるので、そういったところではサイドハーフでも別に嫌ではないではないと言う感じです。

――似たタイプの選手でいうと森璃太選手(スポ4=川崎フロンターレU18)がプロに行かれましたが、意識している部分や影響を受けていた部分はありますか

佐々木 璃太君より爆発的なスピードっていうのはないんですけど、やっぱり相手との駆け引きで一瞬で剥がすっていうところとか、 オーバーラップのタイミングとかがすごいうまいなと思って、そこは参考にしてます。

――お二方は今年一番成長を感じた部分やうまくいったことはありますか

増田 自分は去年1年生っていうのもあって、ちょっとチームで萎縮しちゃった部分がありました。4年生に対してあんま強く言えなかったりとかあったんですけど、今シーズンは学年関係なく先輩にも言えたり、チーム全体に言えて良かったってのは、センターバックとしていい成長できたのかなと思います。

石井 二つあります。一つ目は、大学生活で今長い期間サッカーできてるっていうところで、やっとケガをしない体を手に入れられたことです。二つ目は、試合中にサボらなくなったというか、運動量のところでのラインの上げ下げとか、今までは結構サボって、体力を温存するためにそこをこだわってやってかなかったんですけど、新人戦とかでこだわるようになったっていうのが成長かなって思います。

――去年と今との違いみたいなものはありますか

佐々木 大学サッカーを去年1年でたくさん経験することができたので、ここはこうした方がいいとか、具体的なプレーの対策とかは立てれるようになったかなと思います。

増田 去年は結構4年生が怖いイメージは自分もあってビビってました。今年は平松君(平松柚佑主将、社4=山梨学院)が明るいキャプテンで、 練習中でも言いやすいような環境づくりとかをしてくださったり、後自分自身も去年よりはプレーの面でも成長できた部分があったりで、多少自信がついたのもあるのかなと思います。

石井 自分は去年の自分のブログにも書いてたんですけど、元々人と関わるのとか、人間不信な部分があったので、そういうのが苦手でした。今年になって同期も含めて自分は結構変われたなっていうか、人と関わることをするようになりました。あとは、現4年生の颯辰君(中谷颯辰、基理4=静岡学園)とか、怜於君(山田怜於、スポ4=神奈川・鎌倉)とか、寛太君(小松寛太、教4=東京・早実)とか、自分のことをいじってくれたりして、そういうのも含めてア式には感謝しかないです。

――結構イジられる感じなんですか

石井 昔からそうで。U15の代表の時も誰かの誕生日に一発芸でお祝いしろよみたいな感じで、その頃からイジられてました。

――新人戦の関東大会全体を振り返っていかがですか

佐々木 チームが本当に一つになってるなって感じがします。今年は去年までと違って、新人戦にすごく力を入れててリーグ戦を通してほとんどメンバーが同じ人たちで戦ってることもあって、互いのことも分かりますし、チームが本当に一つになって進めているなっていう風に感じました。

増田 この期間を通して個人としてもチームとしてものが成長してるなって感じています。最初自分とか奈琉が、Aチームから新人戦のメンバー入った時はもうラインコントロールすらできてない状況で、正直もう試合が近いのに大丈夫かなっていう心配がありました。自分とかが中心にラインコントロールだったり、ゴール前の粘り強さだったりは改善できて、筑波戦でも無失点で終われたので、そういうのは急成長できた部分かなと思います。

石井 筑波戦に勝ったりとか、あとはゲバ(紅白戦)でAチームに勝ったりとか、チームとしての強さはあると思うんですけど、やっぱり明治戦とかも個々でさらされた時の強さがやっぱりまだ足りないかなって思うので、チームとして強いだけじゃなくて、もうちょっとこのレベルとかも1段階上げていきたいなっていう風に思います。

――関東2位という結果はどう振り返られますか

佐々木 自分はちょっと想定していなかったです。トーナメント初戦法政に勝って、次が筑波っていうところで、相手チームも個人個人の能力が高い選手が多かったです。関東優勝っていうのは目標にしていましたけど、本当にしっかり勝っていくという意識の方が強かったんで、まあ終わってみれば2位だったみたいな感じで、本当に一試合一試合大変でした。

増田 (佐々木と)同じ感じです。最初さっきも言った通りに、あまりチームとして出来上がってない状況だったので、まずは法政に勝とうっていう気持ちで臨んで、筑波も同じような気持ちで臨みました。筑波戦の前くらいはチームとしても成長してきて、強くなってる実感があったんで、明治に勝てるっていう希望は少しはあったんですけど、0-3の完敗でした。自分たちの力の中ってのが出たんで、全国で返せるように頑張ります。

石井 関東1位っていうのを掲げてたんですけど、リーグ戦も2敗してて、そこまでうまくいかないかなって思っていました。でも法政、筑波って勝って、やっぱり自分たちはやれるって思った中、明治戦で負けてなかなか1位とかになるのは難しいなっていうのと、やっぱ2位は悔しいなっていう風に感じました。

―チームの具体的にどんな部分が強くなりましたか―

増田 自分が感じるのは、ゴール前での守備の粘り強さだったり、法政戦ではセンターバックが11キロ走っていたりと、誰もサボらずに戦えなくなったりしたところです。 正直個の力だけで比べたら、明治とか筑波とかにはちょっと及ばない部分もあるかなって思うんですけど、チーム全体で見た時は、筑波に勝てるくらいのチーム力は出来上がってきてるんじゃないかなというのはあります。

石井 似たようなとこなんですけど、集中力の部分でやっぱりそこが変わりました。集中力がすごい高くなったので、運動量もそうですし、一人一人がチームのために戦う姿勢が良かったのかなと思います。

――新人戦チームについてどんな印象を持ってますか

佐々木 絶対的な人みたいなのがいないので楽しい雰囲気で、練習ができてると思います。ただそれがちょっとした緩さに繋がってしまう部分もあります。リーダーらしいリーダーがいないからこそ、全員で声かけて全員でやるみたいな感じです。

増田 1、2年生、結構私生活から仲が良くて、学年の壁も少ないんですけど、その分練習に緩みが出るんじゃないかっていうのは心配していることです。たまに練習で緩くなってる部分とかあったら、自分はそこを言わなきゃいけないと思いますし、逆に練習でしっかり自分たちで締めた練習ができた時の週の試合は結構いいパフォーマンスができていたので、練習の質だったりは全員で良くしていかなきゃいけないと思いました。

石井 筑波戦の前とかは、みんなやる気があって強度の高い練習とかをやっていました。やっぱり自分たちがメンタルっていうか、引っ張っていく人やリーダーがいないです。なので雰囲気が悪かったり緩くなったりとかした時に、良い方に持っていくことができないので、まだそこが課題かなっていう風に思います。

――増田選手はキャプテンマークを巻かれていましたがどんな思いを持っていましたか

増田 今リーダーがいないみたいな言われたんですけど、 そうなれるように努力しているつもりで、アップの序盤から 人より声を出したり、コーナーとかの時に声を出したりしています。プレーで引っ張ってくのはできてない部分もあるかもしれないですけど、せめて声だけは出そうっていう意識があるんで、そこはもう少し頑張ります。

 

自分はいじられてなんぼだから、自分から結構話しかけに行く(石井)

質問に答える石井

――左隣の方の他己紹介をお願いします

佐々木 (増田の)プライベートはよく分からないです。実家が近いので実家に帰ったり、インスタのストーリーに犬が載ってるので楽しそうだなと思います。プレー面も安心感や安定感があって、しっかり声を出すところもそうですけど、やっぱり自分ができない発信することに関しては一番率先してやってます。嫌われ役じゃないですけど、チームが良くなるためにしっかりと周りの人に向けて伝えることをやってる風に感じます。

増田 石井さんは私生活の方は、寮外生の仲の良いグループみたいのがあって、そこで旅行みたいな旅が結構あって、大体宿でマージャンしかやってないんですけど(笑)。めちゃめちゃ楽しそうな感じです。プレー面は見ての通りがっちりした体で、フィジカルがすごいなって思います。ヘディングとかでも負けないですし、そういうところは自分は憧れる部分で。あと、守備面での安定感も隣にいて安心してられるんで、自分が前に強く出たりするのは玲於奈だからなのかなと思います。

石井 (佐々木は)プライベートはずっと寮にいるので、YouTubeとか。

佐々木 知らないやろ(笑)。

石井 それしか分からないですけど

増田 合ってます。

石井 サッカー面の方は、颯馬君(安斎颯馬、社3=青森山田)とかがいて、(トップチームで)出れてないっていうのもあるかもしれないんですけど、過小評価されすぎというか、もっと関東リーグに出てもおかしくない能力だったり足の速さを持っていると思います。ビルドアップでもそんなにミスがないし、筑波戦でも関東リーグの代表とか選ばれてる人に対して、守備面でもしっかり対人で勝ってたし。課題というか悪いところが見つからないので、もうちょっと評価されてもいいのかなっていう風に自分はずっと思ってます。

――佐々木選手は部員ブログでも自分の評価と周りの評価のギャップに苦しんだとおっしゃっていましたが、ご自身としてはいかがですか

佐々木 読んでいただきありがとうございます。そうですね、安斎君がいて、去年は藤本君(藤本隼斗、スポ4=柏レイソルU18)もいて、ちょっとサイドバックだけ層厚いなみたいな。何回も思ったんですけど、お手本が近くにいてくれるんで、今は切り替えて学べるもの学ぼうっていう感じで練習には挑めてます。

――今までの対談でずっと寮にいるという話を聞きますが、それは変わらずなんですか

佐々木 そうですね、1人がめっちゃ好きで、部活とかで周りの人と会うので、自分の時間は1人がいいかな。

――右隣りの人にプレー面で点数をつけてください

佐々木 じゃあ自分から。(石井は)85点です。守備面は対人能力とか結構安定感もあっていいと思いますけど、攻撃面でちょっと優しさのあまりバックパスが緩くなって、自分へのパスが緩くなったりするっていうところがあるんで、 そこの期待も込めて85点でお願いします。

石井 (増田は)75点で。健昇だったらやっぱりもっとうまくやれると思うし、去年はせっかく立正戦とか良かったんですけど、駒沢(大)対策かわかんないですけど、神橋君(神橋良汰、スポ3=川崎フロンターレU18)が出て、健昇がスタメンじゃなくなったっていう。そこからなんかスタメンで出れなくなっちゃったんですけど、やっぱり駒沢戦でも健昇が出るくらいにならないといけないかなと思うので、その期待も込めて75点です。

増田 (佐々木は)90点で。

一同 おー。

増田 自分が(佐々木と)組んだ時は安心感があります。攻撃面だったら自分から奈琉の背後に蹴ったり、センターバックとサイドバックの関係ですけどそこでの関わりが持ててたり、守備でも抜かれたとこ見たことないです。マイナス10点の理由は、正直あんまり欠点が見つからないので、悔しいのでマイナス10点です(笑)。

一同 (笑)

――先ほど増田選手が1、2年生の仲がいいとおっしゃってたんですけど、特に仲の良い1年生はいますか

増田 自分は基本寮生全員と仲良いので。なんか1人出した方がいいですかね。正直誰と廊下で会っても喋れるし喋るし、たまに1年の部屋行くしみたいな感じなので、みんな可愛い後輩で仲良いです。

――生意気な後輩は

増田 みんな生意気っすね(笑)。

一同 (笑)。

増田 鈴木(大翔、スポ1=ガンバ大阪ユース)とか(笑)。みんな生意気だけど、そういうところが好きっすね。

佐々木 大翔が1番トップでも長くやってるので、仲いいですね。 あと、久保マネジャー(久保寿輝、スポ1=早稲田佐賀)が仲いいです。部屋隣の隣なんですけど、勝手に部屋入ってきて、1時間ぐらい話したりします。

石井 自分はいじられてなんぼだから、自分から結構話しかけに行きます。

一同 (笑)

石井 だからめちゃくちゃ仲いいっていう人は多分いないんですけど、普通にみんな近くにいたり、2人きりになったら喋るっていうくらいです。そこまで自ら仲良くするっていう感じじゃないんですけど、特に青柳(龍次郎、スポ1=群馬・前橋育英)が、俺を見つけたら大体後ろから引ったたいてくるスタンスで来るので、そこでちょっと絡んでるぐらいですね。

――2年生の雰囲気は

佐々木 もうめちゃくちゃ仲いいです。仲悪いペアとかあんま聞いたことないですし。

増田 同じで、寮生寮外って結構分かれがちな部分あると思うんですけど、そういう壁もなくて、どのペアが2人きりになっても多分みんな話せるんじゃないかなっていうぐらい仲いいです。

石井 自分も、はい。

――石井選手は早慶戦の決起集会のときに、ギターを弾いたらしいですが、最近ハマってることや、趣味はありますか

石井 自分は、ギターはしっかり毎日自分の好きな曲とか、歌を歌うのも好きなんで、弾き語り、自分が歌いたい曲を練習したりして。

――何の曲を歌うんですか

佐々木 歌った方がいいんじゃん。

石井 いや。

一同 (笑)

石井 今は大体『猫』とか、『さよならエレジー』とか、弾き語りできるぐらいにレベルにしといて。あとはいつも一緒に遊んでるメンバーがミスチル(Mr.Children)が好きなんで、自分はめちゃくちゃ好きってわけじゃないんですけど、ミスチルの曲を今練習してるくらいです。あとは、旅行とか行っても、マージャン。日曜日もしっかりやったりとか、マージャンはしっかりやってます。

一同 しっかり(笑)。

佐々木 寮外生のせいで、マージャンを見るのにハマってしまって。やるのは好きじゃないですけど、見るのに最近ハマってます。

――寮外生のマージャンを見るのが好きですか

佐々木 いや、Mリーグです。推しチームはサクラナイツ(KADOKAWAサクラナイツ)です。

石井 自分はKONAMIです。

増田 自分は正直玲於奈がたくさん趣味あってうらやましいなってぐらいないんですけど、最近自分がハマってるはアニメで『呪術廻戦』見たり、最近モンスト始めました。最近10周年来てて、みんな始めたので波に乗ってモンスト始めました。結構同じタイミングぐらいで5、6人ぐらい始めたんじゃないですかね。

石井 再開したとかじゃなくて?初めて?

増田 アカウントは新しいと思う。

石井 自分は結構前にやめちゃいました。

佐々木 自分はモンストの波にあえて乗らないで、にゃんこ大戦争をしています。

一同 (笑)

 

プロになるために試合に出て結果を残すということにこだわる(佐々木)

質問に答える佐々木

――今季トップチームが1部昇格という目標を達成できなかった中で、新人戦の全国大会にどのような気持ちで臨みますか

佐々木 この新人戦に出るメンバーが来年多くトップチームでプレーすることになると思うので、そこに向けてしっかりとレベルアップするということを意識してやっていきたいと思います。

増田 チームで日本一という目標を抱えている中で、トップ(チーム)の大臣杯(総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント)とかでもかなわなかったので、新人戦では日本一を取って、目標を達成したいと思います。

石井  自分は内部進学なんですけど、早稲田を選んだのは早稲田が強かったからなので、その強い早稲田を取り戻すためにも、目に見える結果で早稲田が強いというのをたくさんの人に知らせていかないといけないと思います。

――石井選手は内部進学ということで、FC東京U18に所属しながら早大学院高に通われていましたが、両立は大変だったのではないですか

石井  大変でしたね。鈴木俊也選手(令5商卒=現大宮アルディージャ)のお兄ちゃんの鈴木郁也選手(令3社卒)がFC東京U18で早大学院という例があったので、自分も受けられる権利があると思いました。FC東京がちょうど小平で(練習を)やっていて、学院は上石神井ということで近いので行ってみようと。高1のときは教科数が多くて、17科目あって。

増田  まじで(笑)。

石井  テストは14科目あって、1日2科目で1週間あるみたいな。ブログにも書いたように高1はなかなかうまくいかなかったんですけど、それでも高2、高3と慣れてきて、ぎりぎり両立できているくらいに持っていけた感じです。でも大変でした。

――これからの全国大会で、個人的に見てほしい自身のプレーはありますか

佐々木  自分は裏のスペースへのランニングと、アシストを見てほしいです。

増田  自分はゴール前での対人の強さを見てほしいなと思います。

石井  自分は地上戦の対人のところを見てほしいなと思います。

――自身以外で全国大会のキーマンを挙げるとしたら誰ですか

佐々木  川辺球尊(スポ2=大宮アルディージャU18)で。出てきてシュートを打ったら何か起こるんじゃないかと、会場も沸きますし、すごい可能性を秘めているシュートを打つので、そこに注目してほしいです。

増田  自分は山市(秀翔、スポ2=神奈川・桐光学園)で。トップの方ではサイドハーフでプレーしていたんですけど、新人戦の方ではボランチで出ていて、山市が機能するかしないかでチームが変わるんじゃないかと思うので、注目してほしいです。

石井  自分は鈴木大翔(スポ1=ガンバ大阪ユース)だと思います。自分たちは一生懸命守りますが、やっぱり点を取らないと勝てないので、そこは託しています。

――最後に、来季以降への意気込みをお願いします

佐々木  来シーズンはまだ安斎君(安斎颯馬、社3=青森山田)がいるんですけど、そこと争うくらいのレベルで、どっちが出てもおかしくないくらいのレベルにまず持っていくということと、プロになるために試合に出て結果を残すということにこだわってやっていきたいなと思います。

増田  プロになるために試合に出ないと見られないですし、継続して試合に出るということと、センターバックなので、チームの中心になれるくらいの選手になりたいと思っています。

石井  自分は、サッカーを楽しむ。ケガをしないでサッカーを楽しめるようになりたいです。

――ありがとうございました!

(取材、編集 渡辺詩乃、西村侑也、和田昇也)

 

新人戦全国大会への意気込みを書いていただきました!

 

◆石井玲於奈(いしい・れおな)(写真右)

2003(平15)年6月28日生まれ。172センチ、71キロ。FC東京U18出身。スポーツ科学部2年。高い身体能力でア式を最後方から支える石井選手。新人戦全国大会の舞台でも、センターバックとしてチームを助けるプレーに注目したいです!

◆佐々木奈琉(ささき・なる)(写真左)

2003(平15)年7月13日生まれ。170センチ、60キロ。新潟・帝京長岡高出身。社会科学部2年。圧倒的なスピードと攻撃センスが光る超攻撃的サイドバック。オーバーラップだけでなく、内側のポジションを取ることも多く、得点に絡むプレーに期待がかかります!

◆増田健昇(ますだ・けんしょう)

2003(平15)年9月22日生まれ。182センチ、75キロ。横浜FCユース出身。スポーツ科学部2年。競り合いの強さやビルドアップ能力の高さを見せる増田選手。キャプテンとしてチームを勝利に導く活躍を見せてほしいです!