首位・立正大との大一番! 打ち合いを制せず、4位後退となる

ア式蹴球男子
関東大学サッカーリーグ戦 2部 第7節
早大 2-2
0-2
立正大
【得点】
(早大)13’東 廉 45+1’駒沢 直哉 
(立正大)29’西田 結平 43,72,77’多田 圭佑

 前節、上位対決三連戦の初戦となる日体大との一戦をなんとかものにした早大。激戦から1週間、今節はホーム東伏見に首位・立正大を迎えた。勝てば首位浮上、さらには今季初の3連勝となるこの試合。1年での1部昇格という揺るぎない目標に向け、まさに大一番と言えるゲームだ。その大一番で先に試合を動かしたのは早大であった。13分、コーナーキックにMF東廉(スポ3=清水エスパルスユース)が頭で見事に合わせ先制に成功する。その後一時逆転を許すが、FW駒沢直哉(スポ3=ツエーゲン金沢U18)のゴールで同点に追い付き、2-2で試合を折り返す。後半、追加点を挙げたい早大は再三相手ゴールに迫るもなかなか得点を奪うことができない。そんな中、72分、77分に立て続けに失点し、そのまま2-4で試合終了。首位を相手に悔しい敗戦となってしまった。

 

コーナーキックから2アシストを挙げた森。サイドでのオーバーラップも積極的に見せ存在感を発揮した

 シーズンを通して課題となっている立ち上がり。今節も開始早々からピンチを迎えるが、GKヒル袈依廉(スポ3=鹿児島城西)が好セーブを連発するなど、なんとか序盤での失点を免れる。徐々にリズムを掴み始めた早大は13分、この試合最初のコーナーキックのチャンスで、ニアサイドに入った東がDF森璃太(スポ4=川崎フロンターレU18)のボールに頭でうまく合わせ貴重な先制点を挙げる。そのまま試合の主導権を握りたいところであったが、相手は今シーズン未だ負けなし。当然簡単に勝たせてもらえる相手ではない。ペースをつかみきれない中、29分に左サイドを崩され同点に追い付かれると、43分、再び同サイド深い位置への侵入を許し、逆転ゴールを奪われてしまう。低い位置でボールを保持しつつもなかなかゴール方向へと前進できない早大であったが、前半終了間際、森のコーナーキックに今度は駒沢が足で合わせ同点ゴール。2-2で前半を終える。

 

 これで出場試合4試合で4ゴールの駒沢。今節も前半終了間際に同点弾など、チームがほしいところで得点を決めている

 迎えた後半、開始直後にエリア付近から強烈なシュートを放たれピンチを迎えるが、ここはヒルのビッグセーブで得点を許さない。立ち上がりこそ何度か好機をつくられたものの、その後は勝ち越し点を狙う早大が相手ゴールへと畳み掛ける。55分、MF植村洋斗副将(スポ4=神奈川・日大藤沢)が東とのワンツーで巧みに相手エリア内に侵入すると、最後はMF安斎颯馬(社3=青森山田)がボレーシュートを放つも、枠を捉えられない。直後の56分には、左サイド森からのクロスに駒沢がダイビングヘッドで合わせる。しかし、ここもボールは枠の外へ。さらに67分にはDF中谷颯辰(基理4=静岡学園)、68分には安斎がコーナーキックに頭で合わせるが、いずれもネットを揺らすことはできず。立正大の固い守備を前になかなか追加点を奪うことができない。すると72分、左サイドを巧みに崩され失点。2-3と再び追いかける展開となった早大であったが、続く77分にはPKを沈められ2点差に。その後、点を取るしかない状況の中、途中交代で入ったMF成定真生也(スポ3=神奈川・日大藤沢)、MF平野右京(人4=兵庫・滝川)らが積極的にゴールに迫るプレーを見せるも、後半は最後まで得点を奪うことはできず。首位との大一番は、2-4での敗戦となった。

 

 リーグ戦初出場となった成定

 「決定機が多くあった中で決められない一方で、相手はしっかりそこを決めてくるということで、やっぱり今の自分たちと相手の差が出た試合かなと思います」と今日もキャプテンマークを巻いた植村。先制ゴールを挙げた東も、「こういう接戦をものにしていかないと1部昇格は見えてこないと思うので、そこはもっとチームとしてこだわっていけると良いなと思います」と語った。首位との対決で浮き彫りになった差は、ピッチ上で戦った選手たちが一番痛感していることだろう。また、兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)が「入りで構えちゃっているという、やられないようにどうしようと構えているのがまだまだだなと思います」と話すように、シーズンを通して課題となっている試合への入り方についてもまだまだ修正が必要そうだ。その一方、逆転を許す展開の中、同点で前半を終えられたことなど、ア式が目指す「強い早稲田」復活の兆候が見られたことも確かだ。駒沢のようにコンスタントに点を取れるストライカーが出てきていることも、間違いなくチームにとって好材料である。「今早稲田も良くなっている途上」と兵藤監督。今節の結果は結果として受け止め、チーム全体のさらなるレベルアップに向けて前を向く。次節は難敵・駒大との対戦。上位との三連戦最後となるこの一戦に何としても勝利し、1部昇格へ向けもう一度弾みをつけたい。

(記事 安岡隼人 写真 髙田凜太郎、野中美結)

 

★Column/コラム  アイデアのある攻撃を

リーグ戦初ゴールを決めた東

 前半13分、森が左サイドのコーナーキックから精度の高いボールをあげると、ニアサイドに東が走り込む。東が触り軌道が変わったボールは、相手GKの手が届かないコースに飛び、見事にゴールへと吸い込まれた。序盤から自分たちの時間がつくれず、相手に押し込まれる状況が続いた中での先制点。結果的に試合に敗れはしたが、早大にとって価値あるゴールとなったことは間違いない。またそれは東自身にとっても同じことが言える。自身にとって貴重な今シーズン初ゴール。「ヘディングは強い方ではないのですが、相手を外す動きを意識して、うまくマークを外してフリーになれたので良かった」と振り返った。今季はトップ下や右サイドハーフなど、攻撃的なポジションで多く出場機会を得ている東。主力定着とまではいかなかった昨年と比べ「攻撃の迫力を出せるようになった」と自身の成長を分析する。実際に本人が意識しているという周りの選手との連携から攻撃のテンポを生み出したり、相手の嫌なところに入ってチャンスをつくったりするプレーで、今季はピッチ上で存在感をかなり示している。また崩しのアイデアを多く持っていることも東の特徴。その点については兵藤監督からも一定の評価を得ている。そんな東の今季の目標は「5ゴール、5アシスト」。前節が1アシスト、今節が1ゴールとその目標に向けて一歩前進したかたちとなった。今節が終わり、シーズンのおよそ3分の1が経過した「自分の持ち味は周りの選手とつながりながら相手を崩していくことだと思っているので、そういうところをもっと今後発揮していけたらなと思う」と東。味方との連携から繰り広げられるアイデア満載のプレーで、今後も早大の攻撃陣をけん引していってほしい。

 

早大スターティングイレブン

 

早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK ヒル 袈依廉 スポ3 鹿児島城西
DF 安斎 颯馬  社3 青森山田
DF 小倉 陽太  スポ4 横浜FCユース
DF 中谷 颯辰 基理4 静岡学園
DF 森 璃太 スポ4 川崎フロンターレU18
MF 福井 寿俊 文構4 東京・国学院久我山
→77分 26 鈴木 大翔 スポ1 ガンバ大阪ユース
MF 14 山市 秀翔   スポ2 神奈川・桐光学園
→78分 22 平野 右京 人4 兵庫・滝川  
MF 15 東 廉 スポ3 清水エスパルスユース
→74分 23 成定 真生也 スポ3 神奈川・日大藤沢  
MF 10 ◎植村 洋斗 スポ4 神奈川・日大藤沢
MF 19 松尾 倫太郎 人2 千葉・八千代
→HT 17 本保 奏希 スポ2 JFAアカデミー福島
FW 18 駒沢 直哉 スポ3 ツエーゲン金沢U18
◎=キャプテン
監督:兵藤慎剛(平20スポ卒=長崎・国見)

関東大学サッカーリーグ戦2部 順位表
順位 大学名 勝点 試合数 得点 失点 得失差
立正大 17 12
日体大 14 12
山梨学院大 13 13
早大 13 12
駒大 13 13 11
関東学院大 12 13
産能大 10 11 11
順大 10 10
青学大
10 立大 13 ー7
11 作新学院大 17 ー12
12 亜細亜大 15 ー12
第7節終了時点
コメント

兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)

――今日の試合を振り返ってください

 しっかりと準備されてきたなと思います。ウチの今までや前節が分析され、どこがウィークなのかを分かられ、4失点とも全部左サイドからだったので、うまくやられたなという感じです。人や配置を変えた後半の20分くらいのいい時間帯で仕留められなかった。そこは自分がもう少し準備のところで持っていきたかったなと思うので、しっかり反省して、次につなげていきたいです。

――今もお話しにありましたが、対策されていたなというのはかなり感じましたか

 対策というか狙いどころをはっきりとやられたというのと、ウォーミングアップから見ていても首位にいるべくしているチームだという感覚や雰囲気もあったので、そういうところからも厳しい試合になるなというのは感じました。また、90分を通して自分たちのやるべきことを(相手に)やり切られたというところが、今回は向こうに負けた要因ですし、今後、自分たちがやっていかなければならないことだと思います。

――前半からビルドアップのところでなかなか前進できないシーンが目立ちましたが、どう感じていましたか

 試合の入りがいつも良くないというところで、入りで構えちゃっているという、やられないようにどうしようと構えているのがまだまだだなと思います。入りがというよりは自分たちがそこからアクションをしていかないといけないし、受けて構えるというより、どっしりしてやられないというのをトレーニングから植え付けていかないといけないと思います。その中でも、セットプレーから自分たちが意図するかたちではないですけど、しっかりと点を取ってきて同点のまま帰ってきてくれたのは評価できる部分もあると思います。後半、そこに一つ付け加えて勝ちに行ったのですが、失点のところや今までのウィークのところにこちらが着手できでなかったところを突かれたので、そこを含め今後改善していくしかないと思います。

――首位・立正大との試合を終えて、こういったチームとの差みたいなものは感じましたか

 向こうは失点が少ないというところで、全員がやるべきことを理解してそれをピッチ上で表現するという頭と体のタイムラグが少ないと思います。切り替えの速さというところでも、しみついているものが違うなと感じています。それでも少しずつ、今早稲田も良くなっている途上ではあると思うので、今日の試合に負けて学生の中でもいろいろと感じ取ったところがあると思います。まだまだ高いレベルでの定着ができていないなというのが反省だったので、もう一つトレーニングから基準をあげた要求をしていかないなと思いますし、もっと学生の個が生きるような戦術だったり、どうやってそれを最大化していくのかを全員でやっていきたいと思います。

――まだまだ発展途上ではあると思いますが、徐々にスタイルも浸透し始めて、メンバーも固定まではいかないにしても固まってきた部分もあると思います。そういった点を踏まえて手応えはいかがですか

 正直僕はメンバー固定はあまり好きではないです。調子の良い選手をどんどん使って、チームにエネルギーを与えていきたいというところでは、少しずつ入れ替わりだったり、軸としているべき選手の立場というのを、学生たちも気付いている部分はあると思います。そういった序列を覆してこそのチーム内競争だと思うので、今は2試合続けて同じようなメンバーでスタートしましたけど、この敗戦からいろいろな要素を取り入れていかないといけないと思いますし、本当に調子の良い選手が今増えてきているので、そこを自分がチームとしてどう最大化できるかというのを考えていかないとなと思います。

――次戦は駒大戦です。今日出た課題なども含めて、この1週間どう準備をしていきたいですか

 駒沢もスタイルがしっかりとしていて、縦に速いサッカーというのがあるので、また立正大とは違った意味で自分たちの型を持っていると思います。そういった相手に自分たちが何をできるのかというところだし、今年の早稲田は相手に合わせてサッカーをするつもりはさらさらないので、その中でいかに相手の良さを消しつつも自分たちのスタイルでのし上がっていけるか、対策はしつつも自分たちのクオリティーを上げる作業に1週間を使いたいなと思います。

MF植村洋斗副将(スポ4=神奈川・日大藤沢)

――今日の試合を振り返っての感想をお願いします

 勝てば首位に立てたというところでは勝たなければいけない試合だったと思いますし、決して勝てないゲームではなかったと思います。決定機が多くあった中で決められない一方で、相手はしっかりそこを決めてくるということで、やっぱり今の自分たちと相手の差が出た試合かなと思います。

――今季は立ち上がりを課題としていますが、今節も危ない場面がありました。立ち上がりが甘くなると考えられる要因は

一つはクリアが小さくて相手にうまく拾われて押し込まれるというところと、あとはアップからの準備のところを自分たちでは入りのところを意識してる上で、やはり少し気が緩んでるところがあると思うので、もう一度そこをしっかりやっていく必要があるなと思います。

――後半はかなり立ち位置変わったと思いますが、どういう指示がありましたか

シンプルに一つポジションを下げて相手の中盤のところ、前に運べたらかなりチャンスをつくれるというところだったので、そこで自分が落ちて前にかかっていくっていう指示でした。

――最後はアンカーでしたか

最後は勝ちに行くというところで4-2-3-1から4-1-4-1にして、自分はワンアンカーというところでやっていました。

――首位・立正大と実際に戦ってこのような結果になりましたが、一番足りなかったところはどこだと考えますか

決定力のところ、決められるところ。チャンスはたくさんありましたし、そこを決められるか決められないかがこれからこういう相手に勝てるか勝てないかというところが大きく出ると思います。

――今はピッチ上でキャプテンマークを巻かれていますが、意識しているところはありますか

特に意識していることはありませんが、キャプテンマークを巻いているということでは中心となってやっていかないといけないと思います。こういう2-2でなかなか点が入らない状況の中で自分にもチャンスはありましたし、こういうところで決められるか決められないかで中心の選手としての、ましてやプロ内定している身で、違いを見せなきゃいけない立場ではあると思うので、そういうところでもう少し責任感を持ってやっていけたらと思っています。

――5月24日にジュビロ磐田でデビューされましたが、そこで意識の変化や、体感してさらに自分の中で変わったことはありましたか

デビューして、短い時間でしたけど、やっぱり強度だったりっていうのはプロの方が一つ強度は高いです。来年からいく身としてはあそこの強度を常に意識しながら練習でやっていく必要がありますし、試合でも違いを見せていく必要があるなと思います。

――次節の駒大は苦手としている相手ですが、どのように戦っていきたいですか

苦手なチームなのは間違いないですし、蹴ってくるっていうのはある程度分かっています。自分たちのサッカーをやり続けるしかないですし、それができるかできないかで駒沢というチームが勢い持ってくるかこないか変わってくるので、出たら自分が中心になって勝利に導けたらなと思っています。

MF東廉(スポ3=清水エスパルスユース)

――今日の試合を振り返ってください

 個人としては、序盤で点を決めて流れに乗れたというのはあるのですが、チームが後半同点の中で、前の選手として得点につなげられなかったというのは責任を感じています。こういう接戦の試合をものにしていかないと、1部昇格は見えてこないと思うので、そこはもっとチームとしてこだわっていけると良いなと思います。

――今季初ゴールとなりましたが、得点シーンを振り返っていかがですか

 自分はヘディングは強い方ではないのですが、その中で相手を外す動きというのは意識してできていたので、うまくマークを外してフリーになれたので良かったかなと思います。

――ニアサイドに入って触るかたちとなりましたが、狙っていたのですか

 練習からやっていたというわけではないのですが、毎回中に入る選手たちで、どこに入るのかは決めていて。自分がその時ニアに入ることになって、そこにうまく(ボールが)入ってきたので、良かったなと思います。

――前半と後半でポジションが変わりましたが、どういった指示がありましたか

 自分は元々トップ下(のポジション)をやっていたのですが、最近は右サイドで出ていて。前半相手のセンターバックの前のスペースが空いていて、自分はそういうところで受けるのが得意なので、そこでどんどん受けて、さばいてリズムをつくれるようにするよう監督から言われていました。

――今季は攻撃的なポジションを複数こなしていますが、それぞれのポジションでの手応えはありますか

 トップ下で出た時は、自分は個人で行くタイプではないので、周りの選手とうまくつながりながら、攻撃のテンポをつくったり、相手の嫌なところに入ってチャンスをつくったりというのは意識していました。サイドハーフの時は駒沢(駒沢直哉、スポ3=ツエーゲン金沢U18)という、中(のポジション)で強い選手がいるので、そこにいいボールを送れるように意識していました。

――昨年はなかなか出られない時期が続いた中で今季はコンスタントに試合に出続けていますが、どこが自分の中で変わったと思いますか

 フィジカルの部分が変わったなというのがあります。今まではボールを取ってカウンターという時に、一度テンポを遅らせてみんなが上がってくるのを待つという感じだったのですが、そこでもっと前に行って攻撃をやり切るというところができるようになったので、そこの攻撃の迫力を出せるようになったのが、出られるようになった要因かなと思います。

――ここまでのリーグ戦を振り返って自分の持ち味はどれくらい発揮できていると思いますか

 正直最初の方はあまりうまくいっていなかったのですが、前節スタメンで出て、そこで結構手応えを感じました。自分の持ち味は周りの選手とつながりながら相手を崩していくことだと思っているので、そういうところをもっと今後発揮していけたらなと思います。

――ゴールとアシストはこれからどれくらい残していきたいですか

 5ゴール5アシストくらいです。

――次節の駒沢大学との一戦に向けて意気込みをお願いします

 今日負けてしまって、次は絶対に勝たなければいけない試合だと思っているので、自分が得点に関わって、どんどんみんなで点を取って勝てたら良いなと思います。

MF成定真生也(スポ3=神奈川・日大藤沢)

――今シーズン関東リーグ初出場となりました。率直に感想をお願いします

初出場ということで、自分としては出場できたことはうれしかったですけど、やっぱりチームが勝てなかったのでそこは悔しいですね。

――2-3と再び追いかける展開となっての投入でしたが、監督からはどのような指示がありましたか

失点とは関係なくその前の時間帯から、中盤のところがすごく空いていたので、そこで受けて前を向いてリズムをつくるようにと言われていました。

――中盤における他の選手との位置関係で意識していたことはありましたか

他の選手との位置関係もそうなんですが、特に意識していたのは相手のボランチとセンターバックの間のスペースに入ることと、敵と敵の間のパスコースを常につくり続けるということを意識していました。

――前を向いてゴールに迫るプレーが印象的でした。やはりゴールへの意識というのは強くあったんでしょうか

そうですね。ゴールを取るつもりで試合に入りました。

――プレーの手応えとしてはいかがでしょうか

 試合終盤ということもあって、カウンター合戦のようなかたちにはなってしまってはいたんですけど、ただ自分の近くのスペースでパスを繋げていた時はリズムをつくれていたと思うので、その点は良かったかなと思います。

――今後チーム内での競争もまた激しくなっていくと思いますが、ご自身のプレーでどのようにチームに貢献できると考えていますか

自分の強みはポジショニングと、ダイレクトプレーなどでリズムをつくっていけることだと思っています。ただ、それだけではこのチームでスタメンを取ることは難しいので、ここ最近はゴールを取る姿勢、ゴールを決めることをより強く意識して取り組んでいます。