今日28日、MF相馬勇紀(スポ4=三菱養和SCユース)が来季からJ1・名古屋グランパス(グランパス)に加入することが発表された。早大からの来季のJリーグ入り内定の第1号となり、プロ選手輩出は16年連続となる。
『ワセダの韋駄天』が国内屈指の名門クラブのユニフォームに袖を通すことを決断した。サイドを主戦場とするアタッカーの相馬は、1年時から公式戦出場を重ね、2年時には主力として全試合に出場。プレースキッカーの役割も任され、高精度のキックと優れたスプリント能力を武器に、数々のチャンスを演出してきた。その能力は1年冬からデンソーチャレンジカップの選抜メンバーに選出されるなど、下級生の頃から高い評価を受けてきている。関東大学リーグ戦の2部アシスト王を獲得して迎えた昨冬は、全日本大学選抜としてデンソーカップサッカー大学日韓定期戦に出場し、1得点1アシスト。優秀選手賞も獲得した。
ワセダの攻撃のキーマンとしてプレーしてきた
大学サッカー界でも指折りのチャンスクリエイターが新天地に選んだグランパスは、昨オフ、2016年にともに両翼を担ったMF秋山陽介(平30スポ卒)が加入したチーム。早大から2年連続で中心選手が加入することになった。グランパスはJ1復帰1年目のシーズンを戦っており、15試合を終えて現在最下位と、苦しいシーズンを送っている。今季の関東大学リーグ戦では、開幕からの6試合全てでフル出場し、1得点3アシストを記録している相馬。公言する『シーズン最多アシスト記録の更新』を目指してプレーし、名古屋からの吉報を待つ。
(記事、写真 守屋郁宏)
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◆相馬勇紀(そうま・ゆうき)
1997(平9)年2月25日生まれ。165センチ、66キロ。東京・調布南高出身。前所属・三菱養和SCユース。スポーツ科学部4年。全日本大学選抜。関東大学リーグ戦で、1部通算36試合4得点9アシスト(5月28日現在)。2部通算21試合5得点15アシスト。