【連載】第66回早慶サッカー定期戦特集 【第2回】後藤雅明×山内寛史

ア式蹴球男子

 国学院久我山高で、苦節を共にしたGK後藤雅明(スポ3=東京・国学院久我山)とFW山内寛史(商3=東京・国学院久我山)。互いのことを知り尽くしているお二人に関東大学リーグ戦(リーグ戦)を振り返っていただくと共に、高校時代についても語っていただいた。

※この取材は6月19日に行われたものです。

「何が何でもゴールを守るっていうのが最大の役割」(後藤)

恵まれた体格を生かしたシュートストップが、後藤のなによりの武器だ

――お二人は出身校が国学院久我山ということでどれくらいの付き合いになりますか

後藤 高校から一緒だったので・・・何年目?

山内 5年目だね。

後藤 5年間一緒です。

――この対談が決まったときどのように思いましたか

後藤 セッティングされたなーって感じです(笑)

――国学院久我山はどんな高校でしたか

山内 文武両道っていうのは結構世間的にも知られていると思います。勉強との両立も大変でしたけど、自分はスポーツクラスだったんである程度できたと思います。雅明(後藤)は一般受験ですし、そういうところで部の中でも難しさっていうのはありました。

――何か高校のエピソードとかはありますか

後藤 高校のエピソードですか・・・。高校では色んな事経験できたというか、2年時の全国高校選手権とか。3年生のときは進めなかったんですけど。自分にとってすごく良い経験ができた場所だと思います。

――練習環境は

後藤 グラウンドが狭くて、ちゃんとしたコートよりちょっと小さくてそれも野球部と半面で使っていたので、そんなに良い環境では練習できませんでした。大学に来てサッカーに向き合う時間が増えて、より多くのことを考えるようになりました。

――お互い大学に入って変わったなって思うところはありますか

山内 最近変わったなっていうのはやっぱり試合に対する姿勢というか頼れる部分っていうのが増えてきたなって思います。ことしからスタメンで出始めたときは不安とかもありましたけど、最近は少しずつですが良くなってきているというか。単純に良い選手になってきていると思います。

後藤 あざす(笑)。ひろ(山内)は、点決めるようになったよね。そういうところがほんとに大きいっていうか、チームのエースとしてこのチーム背負って戦っているっていうのもあるし、このチームのために変えようっていう意識や行動が見えているので、変わったなっていうか本気でやっているんだなって。

――山内選手が変わったということでしたが何かきっかけなどはありましたか

山内 ワセダと久我山っていうのはサッカーだったり、取り組みっていう部分で結構違うところがありました。久我山はピッチ外ではフリーですし、正直上下関係とかもあんまりなかったんですけど、そういう中でワセダに来たときはすごいギャップを感じてサッカーもやり辛かったです。ピッチ外のところでの厳しさっていうのに苦しんだというか、困惑したときもありましたけど、いまはア式蹴球部(ア式)の目指しているものや大事にしているものを自分でも理解できているので、そこは自分が変われたきっかけになったんじゃないかと思います。

――ピッチ外でのあり方っていうのは古賀聡監督(平4教卒=東京・早実)の影響ありますか

山内 古賀監督は常々人間性がピッチに出ると話しています。まず人として成長して、その上でサッカー選手としての成長があると。自分は高校のときはそんなことは一切考えずにやっていたんですけど、最近はそういう部分も非常に大きいなっていうのをこのシーズンに入って感じているので、監督の影響っていうのはありますね。

――後藤選手は徐々に安定性が増したということでしたが何か自身で感じている部分などはありますか

後藤 単純に自分のミスで失点するっていうのが弱みだったんですけど、試合に集中するっていう部分だったり、キーパーのあり方っていうのを見直したことがいまのプレーにつながっていると思います。

――目指すキーパー像は

後藤 目指すものは、ここぞってときに止めるキーパーであってチームから信頼されているキーパーが一番だなって思います。

――では、山内選手がストライカーとして自分の目指しているものはありますか

山内 リーグ戦(関東大学リーグ戦)前期を振り返って、チームが流れに乗ったときに自分が点を取って勝てた試合もありましたけど、苦しい状況で得点できていませんでした。ここで勝たなければダメっていうときに個人の力で点を取って、チームの流れを変えるのがストライカーだと思うので、自分の理想はそういうストライカーです。そこに関して、自分の調子はチームの流れに左右されることがまだまだ多いので、自分で流れをつくるくらいの思いで、というかそういう結果を残していきたいです。

――印象に残っているゲームはありますか

山内 正直自分の理想としているかたちっていうのは前期では明大戦(〇2-1)でしかできなかったというのが現状だと思います。一試合はそういうのをできたという良いイメージはしつつ、そういう試合をもっと増やしていかないとチームのモチベーションが下がってしまうと思うので、良い部分と悪い部分整理してやっていきたいと思います。

――後藤選手は前期の試合で一番印象に残っている試合はありますか

後藤 慶大戦(〇1-0)ですかね。ずっと負け続けていてなかなか勝てなくてそんな中で慶大戦があって、早慶戦はワセダにとって特別な試合だったので、それを機に連勝できたので、一番印象に残っている試合かなって思います。

「すべてにおいて高い基準でプレーし続けてチームの模範とならなければいけない立場」(山内)

――前期の総括をお願いします

後藤 今季は初めて関東リーグのピッチに立って開幕戦は自分がボールを触るとかシュートを止めるとかいうプレーがあんまりなくて、チームのみんなが勝たせてくれたっていうのがありました。そこから2節3節続いていく中で、自分の弱さだったりが見直されたと思うので、キックの部分や安定性を付けてこれからもっともっと高めていかないといけないなと思いました。それで慶大戦を機に、自分も安定性を取り戻して強みであるシュートストップをする場面が増えたと思います。しかし、現にまだ4位とワセダとしては良くない順位なので、ちょっと後悔が残る前期リーグだったなって思います。

山内 さっきも言いましたけど自分が勝たせられた試合が一試合しかないですしチームとしても苦しい状況のとき何も変えられなかったというのが現状です。雅明(後藤)も言っていましたけど、最後に4連勝して、そこで最低限の位置にギリギリ入って前期を終えたっていう感じですね。自分たちの目標はあくまで優勝なので、それと比べたときに自分たちの前期の戦いぶりはどうだったのかと言えば、全然届いてないですし、アミノバイタルカップ2015だったり、間の試合でも結果を残せていません。後期で勝ち続ける道しか残されていないと思うので、早慶サッカー定期戦(早慶サッカー)もありますしこれからもっと高められるようにやっていきたいと思います。

――いま最低限の位置に付けたということで前期を振り返ると、勝てなかった時期もありましたが

後藤 勝てなかった時期は点が決められない部分もありましたけど、ここぞっていうときに守れないっていうのはあったので、1点差を争う関東リーグで自分たちの弱さだったり甘さだったりっていうのが出たなって思います。

山内 勝てなかった時期と最近の勝った試合を比べたとき、全員が一つの共有意識の中で戦えていたかっていうと、やっぱり勝てなかったときはばらばらだったし、一人一人がつながっていないというか全てがバラバラ、早慶戦をきっかけに勝ち方というか自分たちのやり方を少しですけど見えました。そういう風にみんなで共有したとき、自分たちの運動量だったりエネルギーだったりというのが自分は勝っていけるチームに値すると思ったのですが、そういうところを前期は慶大戦しかきっかけにできなかったのが、チームとしての完成度の低さであったり弱さだったかなと。前期で勝てた試合のイメージを持ちつつ、もっと得点を取れるようになってもっと勝てるようになれればいいと思います。

――勝ちが遠かったときに具体的にどのようなことをチームで共有しましたか

山内 単純に運動量や球際の競り合いっていうのは負けていた時期より自然と全員高まっていたと思うし、そこは具体的に言葉で共有したというよりは慶大戦を一つのきっかけに、全員が個人個人でこうしなければ勝てないっていうのを気付きました。ワセダの根本をなすものではあるんですけど、どこかでそれを忘れていたというか、やりきれていなかった部分を全員が再確認できたので、それが多分共通認識としてチームの力の源になったというのはあると思います。

――リーグ戦前期の後半を振り返ってみていかがですか

後藤 リーグ後半に関してはワセダが勝つためにはこうしないといけないというのを全員が分かっていたと思います。チームの関わり方というか、みんなのために戦うという気持ちのこもったプレーが増えてきたことでチームの勝利につながったと思うので、これを後期につなげていかなければと思います。さらに勝ち続けるチームになるためにはいまのままではまだ足りないと思うので、これから変えていかないといけない部分はあると思います。

――まだ足りない部分があるということでしたがいまの課題を挙げるとしたらどの部分でしょうか

後藤 ワセダは後半に攻められるケースが多いです。自分たちの時間をどうつくっていくかだったりここぞというときに点を決めきる力が大事だと思うのですが、ここ最近セットプレーでの失点が練習の場面でも多く、勝負どころの甘さをなくしていかないと勝てないと思うので、それに向き合ってやっていきたいと思います。

――前期は攻撃のバリエーションが少ないということが課題でしたが、FWとして山内選手はこういった点についていかがですか

山内 攻撃のバリエーションに関する課題というのは、ことしだけじゃなくて自分が去年も戦ってきた中でも、ワセダの弱みの一つだなと感じていました。そこに関しては、チームへの関わり方などで変えていこうって思ってたんですけど、やっぱり公式戦になると今期に関しては初出場の選手もいましたし、固くなるというか判断が安易になったり、つなげるところで簡単に危険を避けて蹴ってしまった部分がありました。そういう一つ一つの小さな部分で、チームが良くない流れになってしまったなっていうのはあります。しかし、それに関しても、絶えずコーチ陣からもそういうところの取り組みを変えていこうっていう声掛けや働きかけがあって、徐々にですけど良くなってきています。前期の早慶戦でも自分たちが動かしている時間も結構ありましたし、まだまだ改善の余地はありますけど自分としては良くはなってきているなと感じています。最後結果を残すのはFWで、攻撃のバリエーションなどの課題は個人で打開するものだと思うので、そこはしっかり向き合ってやっていきたいと思います。

――ご自身に求められている役割をどう考えますか

後藤 自分自身キーパーということもあって、何が何でもゴールを守るっていうのが最大の役割だと思います。それに加えて精度がまだまだだと思うので、チーム全体が奪ったボールを大事にすることをもっともっと突き詰めてやっていきたいなと思っています。

山内 一番は得点を取って勝利に導くということだと思いますし、守備だったり切り替えだったりボールタッチだったり、すべてにおいて高い基準でプレーし続けてチームの模範となる選手になる、というのは監督と話したときにも言われました。自分もそれはやっていかないといけない立場だと思いますが、そこに関してはまだまだだと思うので、高めていきたいと思っています。

――背番号『10』をつけていることの重みはありますか

山内 それに関しても期待の部分が大きいと思うのでプレッシャーもありますけど、高校のときも監督に期待されたのですが、背番号『10』をもらったときに何も結果を残せずに終わったっていうのがあります。その時と比べて自分は変わっていると思うし成長しているとも思うので、それを証明するためにも結果が全てで、いくら良いプレーしても結果が残っていなければワセダの10番はそんなに良い選手じゃないなといわれると思うので、もっと結果を残せるようにやっていきたいと思います。

――後藤選手は背番号『1』を背負っているということでこの重みはいかがですか

後藤 いままでワセダの守護神として松君(GK松澤香輝選手、平27スポ卒=現J1・ヴィッセル神戸)がいたと思うんですけど、松君は自分で努力して色んな意味でチームを支えていて、自分にはまだまだ足りない要素が多いなと背番号『1』をつけてみて感じます。しかし、自分の特徴というのもありますし、そういう部分を出してワセダのゴールを守るという大きな存在になれたらなと思います。

――お二人とも関東大学選抜A候補に選出されましたが

後藤 素直にうれしいです。こういうのはなかなか自分にはなく、チャンスはあったけど、それを生かせずここまできたサッカー人生だったので、これを自分のチャンスと捉えて思い切りやりたいと思います。

山内 自分は昨年のリーグ戦後期から試合に出始めて、ことしのシーズンも選抜に入りたいと強く思っていてそこの部分での悔しさだったりだとかも常に持っていました。ここからどれだけできるかが勝負であって、気持ちの部分はもうつくっているのであとはやるだけかなと思います。

大一番に懸ける思い

ひたむきに上を目指す姿勢を崩さない山内

――では、ここからは早慶サッカー定期戦(早慶サッカー)についてお話を伺いたいと思います。きょねんの早慶サッカーを振り返っていかがですか

山内 自分はベンチに入っていたのですが、思い返したときに前期の最初はスタメンでそこから徐々にスタメンが遠ざかっていって前期の最後も出れずに、早慶戦もそのままベンチに入りましたがやはり出られず、あの時期に関しては自分のモチベーションというのもあまり高くなかったです。早慶サッカーのメンバーに入れたことはうれしかったですけど、早慶サッカーに出て自分が勝たせるだけの準備ができていたかっていうとできていなかったですし、それと比べるとことしは準備やモチベーションっていうのができているので、きょねんと変わった点というのはそこです。

後藤 きょねんはその期間ケガをしていてスタンドで試合を観るかたちだったんですけど、あれだけの人の前でプレーできるのは幸せなことだと思うので、らいねんこそは絶対出るぞっていう気持ちでした。

――今期の慶大の印象は

山内 自分たちの代の選手が結構主力として出ているので、知っている選手も多いです。役割がはっきりしているのかなというか、DFのラインはしっかり引いて守って、FWは個性の強い選手でカウンターやセットプレーで攻める印象が強くあります。その二つがうまくいった試合では慶大は強いですし結果も残していますが、自分たちとやったときに一つになって戦えていたのは自分たちだと思うので、そこの強みで勝てれば自分たちの流れで試合できているのかなって思います。

後藤 今期の慶大はいままでとはちょっと違っていて、いままではふわっとしていた部分があったと思うんですけど、そういった部分がDFラインの集中力や最後の守り切るところが改善されています。部員も少ない中で、バリエーションのある攻撃や多彩なコンビネーションが、ゴール前でやっかいかなっていうことを感じました。

――慶大に注目している選手や怖い選手はいますか

山内 同じ高校出身のFW山本哲平選手が得点も取っていますし一発持っているので、自分も意識してプレーしているという面があります。リーグの早慶戦のときはあんまり出ていなかったんですけど、多分今回は出ると思うので個人としてもチームとしても山本選手かなと思っています。

――同じ高校の選手ということで手の内はお互いに知っていると思うのですが、いかがでしょうか

山内 自分たちやってきたサッカーが違うんですよね。特徴であったり強みっていうのは知っていますけど、大学に入ってお互いより高校では知らなかったサッカーをやってきていると思いますし、そういったところの勝負になると思うので、そこまで試合に影響はしないかなと思います。

後藤 FWである哲平(山本選手)とかはシュートの質であったり、プレイスタイルもなんとなくわかっていますけど変わった部分はあると思うので、状況に応じて対応していかないといけないのかなと感じています。

――早慶サッカーは、普段の試合とはどういったところが違いますか

山内 多くの人に観てもらえるっていうことで、緊張もありますが興奮というのもあると思います。この早慶サッカーで自分たちは試合に関わらせてもらっている立場ですし、主務だったりマネージャーの人だったり、そういう長い時間かけてこの一試合のために動いてくれている同じ部の人が多くいますし、OBなどの支えてくれている人たちがいる中でピッチに立てるというのは他の試合とは違う重みがあると思います。

後藤 ヒロ(山内)も言いましたけど、色んな人が支えてくれてっていう試合だと思うので、OBの方であったりそういう方が持つ、慶大だけには負けたくないっていう気持ちは部員全員も一緒だと思うので、そういう気持ちが一番強い試合なのかなって思います。

――早慶サッカーに向けて、いまのチームの状況はいかがですか

山内 一番大きな部分としてはユニバーシアードで奥山君(DF奥山政幸副将、スポ4=名古屋グランパスU-18)がいないっていう状況を古賀監督も話していますし、自分たちも自覚しています。試合に関してのあの人の仕事量は、多分誰よりもこのチームで大きいものですし、他の人が出た中でそれ以上のものを出すためには全員がもっと意識を高めてやっていかなきゃいけないと思います。そこは意識していますし、チームとしては順大戦(〇2-1)の前半の守備面に関してはいままでにない感触というか、能動的に守備できたというのがあるので、それを高めていければ慶大に対しても自分たちが主導権を持った試合ができると思います。

後藤 早慶サッカーはまさ君(奥山副将)がいないということで誰かが入るわけで、それに対して全員が危機感を持って臨まないといけないと思います。チームの状況といて悪くはないと思うんですけど、さっきも言った一瞬の甘さっていうのがいま、出始めてしまっているのでそういった部分を修正してやっていきたいと思います。

――早慶サッカーではどんなプレーがしたいですか

山内 自分は得点を取るっていうところが大事だと思っていてそのためにすべきことはすべてしているし、まずはチームが勝つために守備に入ることもあると思うんですけど、そこをやりつつもゴールを狙っていきたいと思います。

後藤 無失点で勝ちたいと思います。絶対にゴールを割らせないという気持ちをプレーで表現して、チームを勝たせるプレーをしていきたいと思います。

――早慶サッカーでのキーマンはどなただと思いますか

山内 アンケートには後藤と書きました。やっぱり気持ちと気持ちのぶつかり合いになったときにどれだけ守っても最後シュートは打たれるし、ライン際で守るとかそういう戦いになると思うので最後止めてほしいです。

後藤 自分もヒロ(山内)って書きました。ヒロに活躍してもらってゴールを決めてほしいなっていう思いです。やってくれると思うので(笑)。

――ご自身にとって早慶サッカーとはどのようなものでしょか

山内 ワセダの伝統と自分のいる期間と言ったら全然違いますけど、自分が1年のときからいた先輩から学んできたものとしては、やっぱり単純に負けられないっていうのが大きいです。初めて1年のときに国立競技場で試合に出たときに、こういう光景があるんだって感じたように、いままでのサッカー人生にない経験だったので、それが多分いまの自分の原動力になっていると思います。でも、その早慶サッカーで自分が何ができたかっていうと何も残せていないので、先輩たちから早慶戦の意味だったり大きさを教えてもらった分、そこで自分が何か残したいって強い気持ちがあります。勝つこともそうですし、個人として点取ることもそうですし、早慶サッカーはやっぱり結果が全てですね。

後藤 自分にとって早慶サッカーとは負けられない戦いだと思います。いままではここだけには負けたくないっていうのはなかったんですけど、実際にリーグ戦で早慶戦っていう試合に出てみて、相手には高校の同期とかがいて、そういうのもあって絶対負けたくない試合だなって感じています。

――最後に意気込みを教えてください

山内 自分が得点を取り、絶対勝ちます。

後藤 無失点で勝利、ですかね。

――ありがとうございました!

(取材・編集 佐藤諒)

早慶サッカーへの意気込みを書いていただきました!

◆山内寛史(やまうち・ひろふみ)(※写真左)

1995(平7)年2月9日生まれ。182センチ、74キロ。東京・国学院久我山高出身。商学部3年。山内選手の強さは攻撃だけでなく、守備においても存分に発揮されます。前線からのプレスを絶やすことなく続けるタフさ、奪えばすぐさまゴールへ向かう貪欲さ、そして鮮やかに決める華やかさ。全てを兼ね備えたストライカーは、等々力陸上競技場でも『魅』せてくれるでしょう!

◆後藤雅明(ごとう・まさあき)(※写真右)

1994年(平6)5月24日生まれ。190センチ、84キロ。東京・国学院久我山高出身。スポーツ科学部3年。後藤選手は慎重に加え、リーチの長さも併せ持っています。相手選手と空中戦においても、ひとたび腕を伸ばせばその手は天をつかむよう。それらを駆使し、早慶サッカーでは失点『0』を目指します!