ゴールラッシュで7発快勝!

ア式蹴球男子

 2週間以上の中段期間を経て再開されたインディペンデンスリーグ(Iリーグ)。日体大との対戦となった今節は、1年生を中心としたメンバーで挑む。試合は開始早々にFW柳沢拓弥(社1=清水エスパルスユース)が先制点を決めると、PA内での連動したパス回しからさらに4点を奪い前半を折り返す。後半は失点を喫するなど運度量が落ちるも、終盤に2点を追加し試合終了。7得点で快勝を収めた。

ボランチながら積極的な攻撃参加を見せた飯泉

 ゴールラッシュの幕開けは2分。柳沢が右足で決め先制点を挙げると、11分にはスルーパスに反応したMF今来俊介(商1=神奈川・桐光学園)が技ありのゴールで早くも2点目を決める。22分にはDF渋谷勇太郎(社2=神奈川・桐蔭学園)のへのパスを受けたFW牟田翼(基理3=佐賀・鹿島)が追加点。その後も左サイドを中心に素早いボール回し、そしてボランチのMF飯泉涼矢(スポ1=三菱養和SCユース)のミドルシュートなどを中心に相手のDF陣を押し込む。すると37分にはMF秋山陽介(スポ1=千葉・流通経大柏)、41分には飯泉がゴールネットを揺らし、大量5点のリードで前半を折り返す。

パスとドリブルを織り交ぜ攻撃を組み立てた秋山

 後半も再びゲームの主導権を握るワセダ。今来、秋山がサイドを問わず頻繁にボールを受け展開し試合を支配していく。だが運動量の低下から、なかなかフィニッシュまで持ち込むことができない。62分にはケガからの復帰戦となったMF大丸瞬(教3=東京・早実)を投入するなどさらに追加点を狙いに行くが、逆に83分にカウンターからGKをかわされ1点を返されてしまう。それでも終盤に再びエネルギーを出し始めると、87分には途中出場のFW中谷幸葉(スポ4=千葉・八千代)が強烈なシュートを決めると、飯泉もこの日2点目となるヘディングを叩き込み試合終了。今季最多の7得点を決めた。

 Aチームがなかなか結果を残せずにいるワセダにとって、Iリーグでの快勝は底上げとなるだろう。チーム内での競争もより一層激しいものになるはずだ。「いい部分もあったけど、まだまだミスもある」(今来)と選手たちにも慢心はない。一試合でも早く関東大学リーグ戦のピッチに立つため――。レギュラーの座を狙う戦いから目が離せそうにない。

(記事、写真 増山祐史)

スターティングメンバ―

Iリーグ第5節
早大 5-0
2-1
日体大
【得点者】(早)2柳沢、11今来、21牟田、37秋山、41、91飯泉、87中谷 (日)83柳沢
早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK 斉藤康平 法2 静岡・清水東
DF 日高裕介 スポ3 横河武蔵野FC
DF 鈴木準弥 スポ1 清水エスパルスユース
DF 渋谷勇太郎 社2 神奈川・桐蔭学園
DF 樫尾和明 スポ2 名古屋グランパスU-18
MF →62分 大丸瞬 教3 東京・早実
MF 17 多田八起 商2 神奈川・桐光学園
MF 飯泉涼矢 スポ1 三菱養和SCユース
MF 秋山陽介 スポ1 千葉・流通経大柏
MF 今来俊介 商1 神奈川・桐光学園
FW →85分 西本八博 スポ2 岐阜・多治見北
FW 柳沢拓弥 社1 清水エスパルスユース
FW 10 牟田翼 基理3 佐賀・鹿島
FW →78分 中谷幸葉 スポ4 千葉・八千代
 監督は竹谷昂祐(平26スポ卒=ガンバ大阪ユース)

現在の勝ち点【15】5勝0分0敗

コメント

MF今来俊介(商1=神奈川・桐光学園)

――試合を振り返って

得点が取れたのは良かったですが後半は少し運動量も落ちてしまい、もっと点が取れたと思うのでまだまだです。

――1、2年生が中心となったゲームでしたがいかがでしたか

自分たちの代っていうのは個性がすごく強くて、みんな自分の個性をピッチで発揮してたと思います。個人的にすごくやりやすかったですし、別に下級生主体でもやることは変わりませんでした。

――左サイドを破って得点する場面もありました

あの場面はいいパスが来たので、自分は常にゴールを狙ってますし、あの場面でもGKを良く見て決めれたと思ってます。

――両サイドに顔を出してボールを受けるシーンが印象的でした

試合前にも左サイドに留まらず逆サイドに流れてボールを受けるように言われてましたし、自分のストロングポイントは俊敏性を生かしてボールを受けて展開してゴールに向かうことなので。それをきょうは意識して臨みました。

――次戦に向けての意気込みを

きょうは7点取れましたが、いい部分もあったけどまだまだミスもあるので。このレベルなら相手を圧倒しなくちゃいけないですし、ゴールを目指してやっていきたいです。