アミノバイタルカップ2014(アミノバイタル)2回戦は東京国際大との一戦。関東大学リーグ戦の開幕戦で対戦した際には2―0で圧倒した相手だったが、「開幕戦の時とは違うチーム」(MF近藤洋史主将、スポ4=名古屋グランパスU-18)と語るように拮抗(きっこう)した戦いを繰り広げ、両者無得点のまま延長戦に。だがそこでも決着はつかず勝敗はPK戦へともつれ込む。緊迫した空気が流れる中、GK松澤香輝副将(スポ4=千葉・流通経大柏)が1本目を止めると、ワセダは5人連続でPKを決め勝利をつかんだ。
前半はMF近藤貴司(教4=三菱養和SCユース)とDF新井純平(スポ2=浦和レッズユース)を中心に右サイド切り崩し攻撃のかたちをつくっていく。だが東京国際大の守備意識の高さからなかなかクロスに合わせられず、決定機には至らない。40分にはDF奥山政幸(スポ3=名古屋グランパスU―18)がドリブルで上がり自らシュートを放つシーンも見られたが、DFに当たりゴールネットを揺らすことはできず。そのまま互いに点を奪えずに前半終える。
後半に入っても主導権を握ることができないワセダ。50分には近藤洋が中盤でボールを奪われるとそのままカウンターを許しフリーでミドルシュートを打たれてしまうが、ここは松澤が弾き、事なきを得る。そのような中で78分には相手が1人退場し数的有利の状況をつくりだす。だがそのチャンスも生かせずスコアレスドローで後半終了。試合は延長戦へと突入した。
攻守にわたり存在感を示した新井
延長戦に入るとワセダは運動量で相手を上回りゴールに詰め寄るシーンが多くなる。99分には新井のクロスに途中から入ったFW山内寛史(商2=東京・国学院久我山)がヘッドで合わせるが枠を捉え切れず。延長戦後半を終えてもスコアは動かず勝負の行方はPK戦に持ち込まれた。先攻は東京国際大。1人目を止めれば相手にプレッシャーを与えられるこの場面で、松澤は「助走の感じから右はないな」と予測し左に飛んだ。予想は見事的中し、この流れに乗ったワセダは5人全員が成功。5―4でPK戦を制し辛くも3回戦進出を決めた。
松澤の好セーブで勝利を手繰り寄せた
「もっと思い切ったプレーが出てこないといけない」(MF堀田稜、商3=浦和レッズユース)。終始決め手を欠いたこの試合。勝利したとはいえ、この先優勝を目指すためにはこのままではいけないだろう。「ゴールを決めるというところを高めてチーム全体で競争していきたい」(近藤貴)と語るように、いまさらなる成長が必要とされている。
(記事 伊藤なつ実、写真 芦川葉子、高柳龍太郎)
スターティングメンバー
アミノバイタルカップ二回戦 | ||||
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早大 | 0 | 0-0 0-0 延長前半0-0 延長後半0-0 PK5-4 |
0 | 東京国際大 |
【得点者】 |
早大メンバー | ||||
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ポジション | 背番号 | 名前 | 学部学年 | 前所属 |
GK | 1 | 松澤香輝 | スポ4 | 千葉・流通経大柏 |
DF | 22 | 新井純平 | スポ2 | 浦和レッズユース |
DF | 2 | 奥山政幸 | スポ3 | 名古屋グランパスU-18 |
DF | 3 | 田中進之介 | スポ4 | 湘南ベルマーレユース |
DF | 13 | 西山航平 | スポ3 | 浦和レッズユース |
MF | 23 | 園田慎一郎 | 社4 | 東京・早実 |
MF | ◎6 | 近藤洋史 | スポ4 | 名古屋グランパスU-18 |
MF | 7 | 近藤貴司 | 教4 | 三菱養和SCユース |
MF | 14 | 堀田稜 | 商3 | 浦和レッズユース |
FW | 9 | 宮本拓弥 | スポ3 | 千葉・流通経大柏 |
FW | →98分 | 山内寛史 | 商2 | 東京・国学院久我山 |
FW | 15 | 上形洋介 | スポ4 | 東京・早実 |
◎はゲームキャプテン 監督は古賀聡(平4教卒=東京・早実) |
コメント
MF近藤洋史主将(スポ4=名古屋グランパスU-18)
――試合を終えていまのお気持ちは
勝てて良かったという感じです。延長まで戦ってPKまでいきましたけど、PKの練習もしてたので一つ上にいけて良かったです。
――前期戦った相手でしたが印象の違いなどはありましたか
メンバーも違いますしプレーも違うというスカウティングでした。1部でやってきた中でスピードなども上がってましたし、開幕戦(○2-0)の時とは違うチームでした。
――前半相手は攻守において蹴ってきましたがその対応はいかがでしたか
後ろの対応は特に問題なかったと思います。逆に自分たちの攻撃でノーチャンスなボールを蹴っちゃってたので、そういったところをもっと詰めていかないといけないなと思います。
――攻撃では得点に結びつけられませんでしたが要因はどこにあるとお考えですか
自分自身きょうは攻撃をつくれませんでしたし、ロングボールも多くなってFWに対してサポートも少ないと思ってたので、もう少しFWとの距離を詰めて、中盤でいいボール状況をつくれればと思いました。
――延長戦に入って体力の方はいかがでしたか
これからケアすれば次の試合も全然いけると思いますし、もっといいプレーをしていけると思います。
――PKの場面では一人目のキッカーを務めましたが、元々決まってたことだったのですか
練習の時から自分は一番目で蹴ってるので、順番は決まってました。
――コースの方も決めていたのですか
右か左かに決めて蹴ってるんですけど、自信があるのは右の方でしたし、練習の時からしっかりやってきたので自信持って蹴りました。
――昨年はPK戦で2度敗れてる中できょうの勝利をどのように捉えてますか
ずっとPKの練習してて、きょう全員決めてマツ(GK松澤香輝副将、スポ4=千葉・流通経大柏)も止めてくれたのでチームとしてPK戦への意識は高まったのかなと思います。
――110分間を通して得点はありませんでしたが、課題は
チャンスはあった中で決め切れず、きょうみたいに引いてきた相手に対して自分のとこだったりボランチ辺りが空いてくると思ったんですけど、そこで個の力でゴールに向かって決め切ることができませんでした。自分がそういうところでゴールを決めれないのはチームにとってマイナスだと思うので、責任を感じていきたいと思います。
――FKやCKの場面がきょうは多かったですが、セットプレーの精度はいかがでしたか
ものすごくいいボールを上げてたかと考えればそうではないと思います。もっと相手にとって怖い、ピンポイントで合わせていくボールを上げていかないと駄目だと思います。
――次戦に向けての意気込みをお願いします
次の試合勝って総理大臣杯に進むためにもいい準備をしていきたいですし、自分自身きょうは全然駄目だったので、次はチームを勝たせるプレーをしていきたいです。
GK松澤香輝副将(スポ4=千葉・流通経大柏)
――いまの気持ちをお聞かせ下さい
とりあえず、PK戦でしたが勝ててほっとしています。ただ、0点という結果には決して満足していませんし、チームとしてまだまだ改善しなくてはいけない点が数多くあると思います。
――きょうの相手だった東京国際大はリーグでもすでに対戦していますが、事前にイメージもつかめていたのではないでしょうか
開幕戦(○2-0)で戦いましたが、その時のチームとは全く別のチームになっているということをみんなで意識して取り組んでいたので、もっと相手の攻撃の質、プレーのスピードも上がってくるだろうし、手強い相手になるだろうと思っていました。サッカーどうこうというよりは、相手の勢いを警戒して試合に入りました。
――相手の守備が際立っていたように見えましたが、後ろから見ていてどうでしたか
最後のところでしっかり体を入れて守るということをやってきましたし、守備意識の高いチームだなというのは見ていて感じました。
――ワセダもチャンスをつくっていましたが得点に結びつきませんでした。そういった場面で松澤選手が早いリスタートをするシーンも見受けられましたが、どんなことを意識していたのでしょうか
相手のDFラインは背後のボールへの対応が良くないという情報があったので、FWの選手が積極的に裏へのアクションを起こしていました。それに対してどちらかのFWの頭に合わせるボールを蹴り、そこから背後に厚みをかけて攻撃するという意味ではキーパーからのキックがチャンスになると考えていたので、FWへ正確に蹴ることを意識してプレーしました。
――延長戦へ突入する際に、何かチームで共有したことはあったのでしょうか
自分たちはもっとできるということ、自分たちがもっと走ることでチャンスをつくるということ、そして後半の最後に早いリスタートから人数をかけて攻め切ったようなプレーを延長戦ではもっとつくれると思ったので、それらを考えていました。
――PK戦というときょねんのアミノバイタルカップ、総理大臣杯で敗れたことが思い返されます。PKに臨む際、やはり脳裏によぎったのでしょうか
負けたのはきょねんのことですし、ことしのチームは違うと思っていました。僕自身も練習の時から止めることができていたので、止める覚悟はありました。不安とかはありませんでした。むしろ止めることができるのでは、という自信の方が強かったです。
――1本目はコースを読んでいたのでしょうか
相手がチップキックとサイドのどちらかでくる、という情報があり、また助走の感じから右はないなと感じたので、チップと左のどちらかだと思っていました。相手の表情を見た時に、緊張しているのかなと思ったので、しっかり狙って蹴ってきるだろうと予想しました。なので左に飛んだらそっちに蹴ってくれたので止めることができました。
――きょうもハードな試合となり、また中1日で試合となりますが、次戦へ向けて一言お願いします
体力的にも精神的にもきつい状態ではあると思いますが、自分たちはそういった状況の中でもいままで勝ってきたと思いますし、そんなの当たり前だと思ってやると思います。苦しいかもしれないですが、気持ちがあれば体は動くと思うので、チーム全員で体がきついなんて考えずに戦いたいと思います。
MF近藤貴司(教4=三菱養和SCユース)
――ぎりぎりのところで3回戦進出を決めました。試合を終えて率直な感想をお願いします
応援してくれる人たちがいなければ本当に勝てなかったと試合だと思うので、きょうは全員でつかんだ勝利かなと思います。
――中1日という日程でしたが、短い時間での調整は
自分自身そんなに重くはなかったです。相手もそうだとは思いますが、中1日ということで厳しい部分はありましたが、その中で延長を含めて全員で戦えたのでそこは良かったかなと思います。
――きょうの相手は関東大学リーグ戦初戦で戦った東京国際大でした
相手は立ち上がりからそこまでエネルギーを出してこなかったので疲労があったのかなという風に思いましたし、前半に点を奪えたらもっと楽にゲームを運べたと思いますし、延長戦を含め0得点だったということは、この前の1回戦を含めゴールを決めるという課題は残ったのかなと思います。
――試合を通してスコアレスの試合となりましたが、攻め手を欠いた原因は
両サイドからサイドをえぐってクロスというところでチャンスはありましたし、そこで決め切る力が無かっただけのことかなと思います。
――メンバーを変えず延長戦に挑みましたが、延長戦に向けて変えたことなどはありましたか
延長戦に入る前にもやることは変わらないと監督が仰っていましたし、常にハイを狙い続けるというところで延長前半にもチャンスはあったので、決め切れなかっただけかなと思います。
――延長戦を終えてPK戦となりましたが、どのような気持ちで入られましたか
蹴る瞬間に相手GKが動いたのが見えたので、ラッキーと思いながら蹴りました。もともと蹴る方向は決めていたんですけど、GKが動いてくれてので冷静に決められました。
――アミノバイタル杯ではまだ無得点ではありますが、きょうの試合を含めご自身のプレーはいかがですか
サイドのところで純平(DF新井純平。スポ2=浦和レッズユース)とうまくコンビネーションをつくり出すことはできていますけど、結果的にアシストもできませんでしたし、仕掛ける中で自分でもいってシュートを打つというところもきょうはできなかったので、次の試合では自分が試合を決めるくらいの活躍をしたいと思います。
――PK戦での勝利ということで、きょねんのアミノバイタル杯の借りは返せたというところでしょうか
そんな気持ちは無かったんですけど、PK戦になっても練習はしていたのでチームとして慌てたりはしなかったですし、1本目でマツ(GK松澤香輝副将、スポ4=千葉・流通経大柏)が止めてくれたのが一番大きかったと思います。
――再び中1日で3回戦となりますが、調整していきたい点や意気込みをお願いします
本当にゴールを決めなければ勝てないと思うので、相手がどこであれ前半のところから自分たちのサッカーをしてゴールを常に狙い続けて決めなければ勝てないと思うので、あしたはゴールを決めるというところを高めてチーム全体で競争していきたいと思います。
MF園田慎一郎(社4=東京・早実)
――PK戦を制しての勝利となりましたが、いまの率直な気持ちを教えてください
PKというぎりぎりの結果でしたけど、自分たちが優勝を目指す上で勝利という結果がついてきたので良かったと思います。
――東京国際大とは今季2度目の対戦でしたが以前と比べてやりづらさなどはありましたか
相手も結構メンバーが変わっていて、スカウティングでも相手が開幕戦とは全く違って強くなっているチームだということで、気を引き締めてやれたので良かったと思います。
――点を奪えなかったのはどういったことが原因でしょうか
相手もトーナメントということでしっかり守ってきてそれを上回ることができなかったのが得点が入らなかった原因だと思います。
――相手の守備に圧倒されてしまったということでしょうか
そういうことなのかもしれないですけど、自分たちがもっともっとエネルギーを出してFWだけでなく後ろの選手も出ていかないと点は生まれないのかなと感じました。
――後半途中からは数的有利になりましたが、それを生かせませんでした
あの時間帯で数的有利になって、一人一人が決断して前に行くことがまだまだ少なかったのかなと思います。
――延長戦に入る前にチーム内で話し合ったことはありますか
自分たちの方が明らかに走れるし、いままで積み重ねてきたトレーニングは上だという自負はあったので、それをもう一度確認して全員で戦おうという話をして入りました。
――個人的にはきょうのプレーはいかがでしたか
連戦で、きょうは結構暑かったんですけど、その中でも自分はもっと走らないといけないと思いましたし、もっともっと走れるとは自分自身の中で思ったのでそれが反省点ですし次に生かしたいです。
――ミドルシュートを打つ場面も何度かありましたが攻撃面については
隙があればシュートを打って自分が試合を決めるというのは常に意識していますし、シュートを打てるようになってきたので、次は決められる力をつけていきたいと思います。
――長い試合になりましたが体力面はいかがですか
この後の時間でしっかり回復することに100%を注ぐことで、次の試合を迎えられればいいと思うので問題はないです。
――また中1日で次の試合がありますが、意気込みをお願いします
優勝に向けて絶対に勝たないといけない戦いは続きますし、1試合1試合の重みは次の試合でも変わらないと思うのでしっかり準備してやっていきたいです。
MF堀田稜(商3=浦和レッズユース)
――試合を振り返っていかがですか
相手も自分たちが裏へ裏へとボールを送ってくることを予想していて、その裏へのボールの対応がすごく速かったので自分たちとしては裏を取ろうという意識でやっていたんですけど、なかなかうまくチャンスをつくれなかったかなというのが印象です。相手が1人減った中で90分で決着をつけられるだけの決定力やチャンスをつくりだせる動き、そのようなものが必要だったと思います。
――決定力が足りなかったことにはどのような要因がありますか
0―0のままスコアが進んで、みんなの中でも1点奪われることやミスを恐れてあまりリスクを冒せないシーンもあったと思いますし、打てるところで打たずに横の選手に出してしまったりとか、もっと思い切ったプレーが出てこないといけないと思います。
――堀田選手はサイドから何本かクロスを上げていましたがその点に関してはいかがでしたか
実際に得点につながっていないのが現実ですし、中がどうこうよりも自分のボールが良ければ得点につながると思うので、その回数をもっと増やしていかないといけないですしその質を上げなければいけないので、中1日あるのでそこで高めて次の試合で決定的な仕事をできればいいと思います。
――相手の攻撃の印象を教えてください
25番(FW高木翔太)の大きい選手にロングボールを放り込んできてそこに対して前向きのサポートをして前に厚みを加えるという攻撃をしてきたんですけど、そういうのを分かっていながら何本か簡単にサポートの選手に当てられてしまってカウンターで危ないシーンをつくられてしまったので中盤の選手のプレスバックの意識を高めていかなければならないと思います。
――中1日で3回戦がありますが意気込みをお願いします
このタフなスケジュールは自分たちにとってはむしろ強みとして捉えているので、中1日でも少しでも自分たちがレベルアップできるような取り組みや次の試合に心身共に良い状態で臨むための準備に時間を有効に使って、アグレッシブなゲームができるようにチーム一丸となって取り組んでいきたいと思います。
DF新井純平(スポ2=浦和レッズユース)
――試合を終えていまのお気持ちを教えてください
本当だったらPK戦まで持ち込まずに延長のところで決められるシーンもあったのでそこで決めて勝利したかったなというのが正直なところです。でもPKでも最終的に勝てたということは次につながると思いますし、みんなが一つになれて戦えたので良かったと思います。
――試合内容全体を振り返っていかがでしょうか
前半からサイドで貴司くん(MF近藤貴司、教4=三菱養和SCユース)とコンビで崩したりそこからクロスも上げられたりしたんですけど、最後のフィニッシュのところで決め切れなかったのが自分たちにとっては課題じゃないかなと感じました。あした1日空いてまた試合がありますけど、そういったところをトレーニングの中でも積み上げてやっていかないといけないと思います。
―― フィニッシュの決め手を欠いてしまったのはどうしてだと思いますか
相手がサイドからの貴司くんや自分のクロスを警戒していたのかはわからないですけど、クロスに対しての中でフリーがあまりなくて相手が付いていた中での競り合いが多かったんです。中も競り合いしながらのヘディングは難しいと思うので、もう少し自分も蹴るタイミングを外したり、相手の裏をかいたセンタリングにもっとこだわったりしていって質をもっと追求していかないといけないんじゃないかと思います。
――そのクロスの精度はいかがでしたか
おとといの国際武道大戦ではクロスを上げたシーンもあったんですけどそのスピードが遅くてGKにキャッチされてしまったりしたのが何本かあったので、今回は速いボールを上げようと意識していました。その速いボールを上げられたのは良かったんですけどコースやタイミングがまだまだだったので得点につながらなかったと思います。点につながって初めて自分のクロスが良かったと言えるのでまだまだ駄目だなとは思います。
――前半の入りはボールが落ち着いていないように感じましたがその点に関してはいかがですか
相手は大きく蹴ってきたりというのはあまりなくて今回はつないでくるという印象が強くて、自分たちはそれに対していつも通りプレッシャーをかけていくのをやろうと心掛けていたんですけど、セカンドというところで自分たちが拾えなかったというのが試合を落ち着かせられなかった原因だと思います。
――無失点に抑えましたが守備全体はいかがでしたか
相手の25番(FW高木翔太)がヘディングが強くてそれで反らして7番(MF小玉敏之)が裏に走ってくるイメージがあって。そこではCBの政くん(DF奥山政幸、スポ3=名古屋グランパスU―18)と声を掛けあってチャレンジャーとカバーというのはできたと思います。延長に入って長い戦いになりましたけどしっかり固めて集中しようと何回もみんなで声を掛けあっていたのが無失点につながりましたし、そこに関しては良かったところだと思います。
――きょうは長い試合になり、また中1日で試合ですが体力面・精神面の方はいかがですか
きょう勝てて次につなげられたのは本当に良かったですし、疲れてはいますけどできることを何でもしてこの1日でいいコンディションに持っていって次の試合に臨みたいと思います。
――次の試合での目標を教えてください
まずはチームとして勝つことです。あと今回はクロスも結構上げていましたけど自分の強みはオーバーラップからの得点につながる最後のセンタリングを上げるということなので、そういったところでチームを勝利に導けるようにやっていきたいです。