ついにアミノバイタルカップ2014(アミノバイタル)の火ぶたが切って落とされた。関東大学リーグ戦の間に行われるカップでは、上位6位までの総理大臣杯出場権を懸けて所属リーグを越えた熱い戦いが行われる。昨年7位のワセダが、優勝を掲げて臨んだ初戦の相手は国際武道大。前半は緊張からパスミスが目立ち、攻撃のかたちをつくることができない。苦しい時間が続くが、CKからMF堀田稜(商3=浦和レッズユース)が押し込み、大きな先制点を得る。後半は落ち着きを取り戻し、右サイドを起点に多彩な攻撃を展開。MF園田慎一郎(社4=東京・早実)が公式戦初ゴールを決めると、続いて堀田が3点目を奪って勝負あり。アミノバイタル初戦を突破した。
1度でも負ければ終わり、その重圧はリーグ戦とは異なる。精神面の不安はプレーに表れた。ディフェンスでは相手を抑えて仕事をさせないものの、パスの先に誰もいない場面が多くワセダらしい攻撃のリズムに乗れない。「得点を取るためにリスクを背負える選手が少なかった」と近藤洋史主将(スポ4=名古屋グランパスU-18)は振り返る。そんな中、沈黙を破ったのは堀田。38分、CKからのこぼれ球に詰めてすかさずゴールに押し込む。チームの緊張を解す待望の先制点で、選手たちは活気を取り戻し、1-0で後半へ折り返した。
先制点を含む2得点の活躍となった堀田
後半からは一転してワセダが試合の主導権を握る。DF新井純平(スポ2=浦和レッズユース)とMF近藤貴司(教4=三菱養和SCユース)の右サイドからのパスを軸にして、MF陣がピッチを大きく使い相手を翻弄した。80分、近藤貴が右サイドから上げたクロスが相手に当たったところを園田が豪快なボレーシュート。フリーで放ったボールは相手のゴールネットを揺らした。追加点を得た直後の83分、右サイドを駆け上がった新井のパスをFW宮本拓弥(スポ3=千葉・流通経大柏)が中央で反転して逆サイドの堀田へ。堀田は自身の得意とする左足でのシュートと見せかけて中へ切込み、相手をかわすと右足を振り抜いた。ダメ押しとなる3点目を決めたところでタイムアップ。3-0で国際武道大を撃破した。
今季初ゴールとなった園田
序盤は動きが硬かったものの、結果としてワセダがその実力を発揮し、2回戦に進出した。次節からはさらなる強敵との戦いとなる。しかし優勝のみを狙うチームに敗北は許されない。90分を通して己の強みを発揮できれば、必ず勝機がみえてくるはずだ。2年ぶりの王座奪還へ――。エンジイレブンの戦いが始まる。
(記事 丸山美帆、写真 高柳龍太郎)
スターティングメンバ―
アミノバイタル一回戦 | ||||
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早大 | 3 | 1-0 2-0 |
0 | 国際武道大 |
【得点者】(早)38、83堀田、80園田 |
早大メンバー | ||||
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ポジション | 背番号 | 名前 | 学部学年 | 前所属 |
GK | 1 | 松澤香輝 | スポ4 | 千葉・流通経大柏 |
DF | 22 | 新井純平 | スポ2 | 浦和レッズユース |
DF | 2 | 奥山政幸 | スポ3 | 名古屋グランパスU-18 |
DF | →89分 | 金澤拓真 | スポ3 | 横浜F・マリノスユース |
DF | 3 | 田中進之介 | スポ4 | 湘南ベルマーレユース |
DF | 13 | 西山航平 | スポ3 | 浦和レッズユース |
MF | 23 | 園田慎一郎 | 社4 | 東京・早実 |
MF | ◎6 | 近藤洋史 | スポ4 | 名古屋グランパスU-18 |
MF | 7 | 近藤貴司 | 教4 | 三菱養和SCユース |
MF | 14 | 堀田稜 | 商3 | 浦和レッズユース |
FW | 9 | 宮本拓弥 | スポ3 | 千葉・流通経大柏 |
FW | →76分 | 山内寛史 | 商2 | 東京・国学院久我山 |
FW | 15 | 上形洋介 | スポ4 | 東京・早実 |
FW | →76分 | 中山雄希 | スポ2 | 大宮アルディージャユース |
◎はゲームキャプテン 監督は古賀聡(平4教卒=東京・早実) |
コメント
MF近藤洋史主将(スポ4=名古屋グランパスU-18)
――トーナメントの初戦でしたがプレッシャーなどはありましたか
そうですね。予想した通り1点取るまでに苦労した展開だったんですけど、結果的にこういうかたちで勝てたのは良かったと思います。
――前半は攻撃のかたちがつくれませんでしたが要因は
やっぱりトーナメントでは極力ミスを避けるようなプレーをしていかなくてはいけないんですけど、点を取るためにはある程度リスクを背負う必要もありますし、そういうところで得点を取るためにリスクを背負える選手が少なかったのかなと思います。チャンスはいくつかあったと思うんですけど、そういうリスクを負ったプレーができなかったので得点に結び付けられなかったのかなと思います。
――雨の影響はありましたか
雨でボールも滑りましたし、ファーストタッチもうまく足元に付かないというシーンが何回かあったと思います。
――後半に向けての修正点はどういったところでしょうか
もっと勝負して切り替えるっていう自分たちの強みを出していくのと、1-0という状況だったので相手の攻め残ってる選手たちへのリスク管理っていうのを徹底しました。
――後半は攻撃がうまく機能してました
やっぱり慣れですかね。最初の入りのところはすごく硬くなってたんですけど、徐々に慣れてきて思い切ったプレーが後半には出てきたんだと思います。ただその中でも2点目が遅かったとは思ってます。
――近藤洋選手がボールを触るシーンも後半は増えましたが、トーナメントという雰囲気の中でボランチとしてどういったプレーを意識しましたか
前線にボールを送るのもそうですし、自分のところで飛び出していけば相手が察知できないと思ってたのでそこを意識しました。普段出し手になることが多いんですけど、CBの二人がボールを持った時に受け手に回ることを意識しましたし、それによってセカンドボールを拾えたりしてボールを触れたのかなと思います。
――今大会に向けてのチームとしての意気込みは
総理大臣杯の予選ですけど自分たちは優勝しか目指してないですし、きょうの試合もそうですけど現段階で自分たちが優勝するだけの実力は無いと思ってるので、そういった意味で試合を積み重ねていく中でもっともっとチームでも個人でも成長して優勝したいと思います。
――中1日で迎える次節に向けての意気込みをお願いします
自分自身は疲労は溜まってないですし、次の試合も大事になってくるので、次は2試合目ということできょうよりいい入りをみせて自分たちの強みを出していきたいと思います。
GK松澤香輝副将(スポ4=千葉・流通経大柏)
――きょうの試合を振り返って
初戦ということで難しい試合になるなとは思ってたんですけど、とりあえず勝ててホッとしてます。
――雨が降ってきた影響はいかがでしたか
ボールが滑りやすくなった中でハイボールなどの対処は難しくなったんですけど、そこはDFと連携して守ろうとは話しました。
――ご自身のキックの精度はいかがでしたか
そんなにミス自体は無かったと思いますし、パントキックで足元に付けることはできたと思います。ただそれが攻撃につながったかと言ったらまだまだだと思うので、もっと精度の高いキックで攻撃の起点になっていきたいとは思います。
――守備陣との連携はいかがでしたか
きょうの相手だったので連携の部分ではいつも通りでできましたけど、もっとレベルが上がってくると背後のボールの対応など、もっとDFと連携して守らなくてはいけないので、きょうはできても次またできるように準備しないといけないと思います。
――プロの向けてもこの大会は大きな意味を持つと思いますが、どういったプレーをみせていきたいですか
最後は自分が守るっていう気持ちでいつもやってるんで、最後打たれたシュートをブロックしたりすることを意識してます。DFの選手やフィールドの選手が守るっていうのもありますけど、最後のところは自分が守れば失点もしないので、そこを意識してやりたいと思います。
――次戦に向けての意気込みを
自分たちは優勝目指している中で次も負けられないので、しっかりいい準備をしていきたいと思います。
MF園田慎一郎(社4=東京・早実)
――初ゴールを決めましたがいまのお気持ちは
正直すごいうれしいですし、スタンドで見てくれたお客さんたちはいい試合を期待してくれてたと思うので、それにゴールというかたちで応えれて良かったです。
――開始から攻撃がうまく機能しませんでしたが振り返って
トーナメントの初戦ということで体が硬くなってしまったのは大きいのかなとは思いますけど、その中でも自分たちのサッカーをすることが求められてくるのかなと思います。
――園田選手のチャレンジに対しチームメートからも声を掛けられる場面が何度かありました
自分自身守備からいい攻撃にっていうのを意識してましたし、それがきっかけでチームが良くなってくれればと思いました。
――後半は相手を押し込みましたがその要因は
ハーフタイムでもう一回0-0の気持ちでアグレッシブにやっていこうと話し合った中で、チーム全員がアグレッシブにプレーできた結果なのかなと思います。
――守備面に関してはいかがでしたか
1-0という僅差の時間が長かった中で0点に抑えようというのは後ろの選手同士で声を掛け合ってましたし、しっかり締めようという声が出てたのでそこは良かったと思います。
――初ゴールも決めて自信の方は深まってきましたか
点は決めてこれからも決めていきたいですし、それにつながるプレーもどんどん出していきたいと思ってます。でも自分の強みである運動量と守備の部分はもっともっと成長できるのかなと思います。
――次戦に向けての意気込みを
チーム全体で一試合ごとに成長していこうというのを言ってる中で、やはりおととしワセダが優勝したタイトルをまた取りにいかないといけないと思ってるので、また次の試合も必ず勝てるように高めていきたいです。
DF金澤拓真(スポ3=横浜F・マリノスユース)
――久々のトップチームでの試合でした。いまの気持ちをお聞かせ下さい。
5分ぐらいですが出れたことには価値があると思います。ですが、自分自身先発で出場してチームの勝利に貢献したいという強い思いがあったので、まだまだ悔しい気持ちがあります。トレーニングからそこを意識して練習を重ねているので、きょうに関してはまあ問題なくこなせたかなと思います。
――どのようなことを意識してピッチに立ったのでしょうか
3−0で勝っている状況で残り時間もしっかり守り切ること、そしてみんな疲れていたのでしっかり声を掛けることで集中を促したり、1人でも動くことで周りを助けようと思っていました。結果的に0失点で終われたことは大きいかなと思います。
――前半は試合を外から見ていましたが、どのような印象を受けていましたか
トーナメントの初戦ということなので、前半は動きも硬かったですしなかなか点が入りませんでした。後半はぽんぽんと点が入りましたが、そこまでの過程でみんな積極的にプレーできるようになっていたので良かったかなと思います。後半途中からはいつも通りのプレーができていたのではないかと感じました。
――やはりトーナメントはいつもとは異なる雰囲気なのでしょうか
負けたら終わりという、リーグとは違ったプレッシャーがあるので、そういう意味では大きなリスクを負う中でのプレーになります。そういった精神的に気の張った試合になったと思います。
――今シーズンは自身のポジションも厳しい競争にさらされています
競争がある中でこそ成長はあると思いますし、自分自身も悔しさの中に色々な気持ちを織り交ぜながらプレーしています。継続して続けていればどこかできっとチャンスが舞い降りると信じてやっていますし、きょうのようにチャンスがもらえればどんどんアピールして先発のピッチに立ちたいです。
――自分のストロングポイントを挙げるとしたら
戦う姿勢ですね。僕はうまい選手じゃないので、人より体を張ってボールを奪ったりゴールを守るといったところは誰にも負けたくないですし、そこを強みとしてやってきたので他の選手には負けずにやっていきたいです。
――次戦に向けて一言お願いします
色々なかたちになるとは思いますがチームの勝利に貢献するために自分ができることをきょうこの後の時間から取り組んで行きたいと思います。
MF堀田稜(商3=浦和レッズユース)
――本日はアミノバイタルカップ1回戦ということで、どのようなお気持ちで試合に臨まれましたか
トーナメント方式で、相手も普段やらないような相手ということで、何が起こるか分からない状況でした。自分たちは前半から、相手が経験したことのないようなプレッシャーの強さなど、ワセダの強みを出し尽くすということを意識して臨みました。
――試合中は雨が降っていましたが、プレーに影響はありましたか
僕としては、日が出ている暑い状況を想定していたので、日が陰って少し涼しくなったのは良かったと思いますし、雨もそんなに気にならずにやりやすい環境の中でやれたと思います。
――前半は攻撃のかたちがつくれていませんでしたが
そうですね。裏へのボールに対して、FWや自分たちが意図を共有できていないところが多かったです。裏へ裏へという意識を持つ中で、出し時のタイミングをもっと合わせていかないと、裏へ蹴るだけで相手のボールになってしまいます。そのような意図の合わない回数を減らしていけば、自然と良い攻撃ができると思います。
――流れの悪い前半でしたが、そんな中セットプレーで得点できたことは大きかったですか
自分たちはリーグ戦(関東大学リーグ戦)の15得点のうち、2得点しかセットプレーで取れていなくて、セットプレーを強みにしていこうということを共有し、毎試合前日にセットプレーの攻防を練習しています。セットプレーで点が取れるか取れないかということはカギになると学びました。その点では、きょうセットプレーから点を取れたのは良かったと思います。
――後半は攻撃で相手を圧倒していましたが、どのようなところを修正されたのですか
FW宮本(拓弥、スポ3=千葉・流通経大柏)やFW上形(洋介、スポ4=東京・早実)選手など、前線の選手がボールに入ったとき、そこで競り勝つということを全員が信じて、裏へ裏へランニングしていこう、2枚目の厚みを加えていこうということを共有しました。僕やサイドの選手、ボランチとかが、ボールに対して信じて走りきることでチャンスをつくれたと思います。
――決定打となった3点目を決められた感想はいかがですか
自分は左足からのシュートを強みにしてきました。しかし、練習の中で、もし左を切られたときのために、中へ切り込んで右足のシュートというのもできるようにイメージしていました。それがかたちになったことが良かったと思います。
――ご自身が勝利に貢献されたゲームでしたが、振り返って
これから先のことを考えても、90分のプレーを1つ1つシビアな目で検証して、前向きに課題として捉えるか、それをまた伸ばしていこうと捉えるかという問題だと思います。そのように考えると、得点のシーンは良かったのですが、まだまだ点を決められたシーンはありました。自分が守備においても攻撃においても、もっと的確に動けていれば、チャンスがつくれたシーンもまだまだあったと思うので、そういう部分を冷静に分析して、今後のプレーに生かしていきたいと思います。
――次節へ向けての意気込みをお願いします
中一日という厳しいスケジュールですが、自分たちのやることは変わらないと思います。自分たちもより成長して、良い状態で臨むことができると思うので、次節も90分間自分たちの強みを発揮できるように、心身ともに準備して臨みたいと思います。
FW宮本拓弥(スポ3=千葉・流通経大柏)
――本日は、アミノバイタルカップ初戦てしたが、どのようなことを意識して試合に臨まれましたか
毎年、初戦は簡単に勝てる試合ではありません。気を引き締めていかないと負ける試合ですから、相手を波に乗らせないということを意識していました。
――トーナメントの戦い方はやはりリーグ戦とは違うのでしょうか
はい、違いますね。やはりトーナメントは一発勝負なので、負ければ終わりの世界です。相手も割りきってやってきますし、そこは難しいですが、自分たちは入りの部分から徹底していました。
――実際に、今節も難しい試合だと感じられましたか
点が入るまでは、相手も集中力が高かったため、慌てたりしました。しかし、コーナーキックのこぼれ球をMF堀田(稜、商3=浦和レッズユース)が決めて、そこから自分たちのペースに持っていけたので、大丈夫だったと思います。
――天候が悪かったですが、プレーに影響はありましたか
特にはありませんでしたが、強いて挙げるならボールが滑ることです。裏へ抜けたボールが遠くにいってしまって、厳しかったこともありました。それでも、全体的に苦にはなりませんでした。
――前半は攻撃がうまくつながっていなかったようですが
前半から点を取るということを強く意識していました。どういうかたちであれ、点が取れれば良かったので、崩すというよりは、大胆に前線にボールを入れて、僕が競って、そのこぼれ球を狙っていくという感じでした。それでも何度か良いチャンスはあったので、あとはそこを決めるだけでしたから、問題なかったです。
――後半はワセダのペースでしたが、どのようなところを修正されたのですか
より僕の競ったあとを徹底したり、奪ったボールを失わないとか、単純なところを実践できたと思います。そこは続けられるようにやっていきたいですね。
――アミノバイタルカップ1回戦突破の感想をお聞かせください
まだ初戦突破なので、次も油断できません。次もしっかり勝って、3回戦へ進みたいと思います。
――ご自身のアミノバイタルカップにおける目標は何でしょうか
毎試合点に絡むことです。
――次節へ向けての意気込みをよろしくお願いします
次節はアシストではなく、点を決めていきたいと思います。
DF新井純平(スポ2=浦和レッズユース)
――きょうの試合を振り返って
始めは雨も降っており久々の人工芝ということで、結構スリッピーになっていたので少しやりにくい面もありました。ですが攻撃の参加も前半からある程度できていたのは良かったと思います。最後クロスが上げ切れなかったり、そこまで行けなかったとも思うので動き出しだったりオーバーラップの面で相手より先にいかないといけないと思いました。
――トーナメントの1回戦ということで、いつもとは違った雰囲気だったのでは
そうですね。最近関東大学リーグにも出させてもらっていますが、そこでの重みも変わらないと思います。負けたら終わりというのがトーナメントですが、その中でも意識せずいままで通りの気持ちで試合に臨めたのではないかと思います。
――ミーティングで何かみんなで共有したことはありますか
特に特別なことはありませんが、やはりトーナメントの1回戦は厳しい試合になってくるし、いつもとは異なった状況になるかもしれないという危機感をみんなで持って臨めたと思います。最終的に勝利というかたちで終われたのは、そうやってみんなで共有できたことも一因にあると思います。
――きょうは外からのクロスに加えて、自ら中へ切れ込んでいくシーンも見られました
前半オーバーラップしていた中で、貴司くん(MF近藤貴司、教4=三菱養和SCユース)だったり洋史くん(近藤洋史主将、スポ4=名古屋グランパスU-18)にオーバーラップしてボールを出してもらったときに、相手のCBの選手が僕のカバーリングを意識していることに気がつきました。なので後半は真ん中へ行って、相手の状況だったり不意を突きたいなと考えていました。自分はやはり縦からのクロスで勝負できたらいいなと思いますが、状況に応じて変えなければいけないと思っていました。
――縦の突破からのクロスはやはり自身の武器だと考えていますか
自分のクロスが得点に結びついたらいいなと、開幕から意識しているのでそこは強みとしています。この大会でも自分の強みとして出せていけたらいいなと思います。
――右サイドの近藤貴選手との連携も日に日に高まっているのではないでしょうか
貴司くんとは試合前のスカウティングで相手を見て、相手の穴を話し合ったりしています。試合中でも話しながらやっていますし、自分もコンビネーションは良くなってきているのではないかなと感じています。
――最後にこの大会の目標をお聞かせ下さい
もちろん優勝しかないです。優勝しか見ていないので、そこへ向けて頑張っていきたいです。