またも専大に敗戦。リーグ戦は2位で終える

ア式蹴球男子

 4月に開幕した22節に及ぶ長丁場の関東大学リーグ戦(リーグ戦)が遂に最終節を迎えた。2位が確定している早大の対戦相手はリーグ戦3連覇を果たした首位の専大だ。早大はここ3年間専大に1度も勝てておらず、「専大に勝たなければいけない」(MF近藤貴司、教3=三菱養和SCユース)と選手たちは意気込んだ。試合は立ち上がりから緊張感のある内容で一進一退の攻防となるが、39分にカウンターから専大に先制される。後半、早大も猛攻を見せ多くのチャンスを作るも決めきれず、0-1の敗戦。消化試合ではあったものの多くの観衆を集め、両校のプライドを懸けた好ゲームとなった。

7試合ぶりに先発復帰した松澤

 リーグ戦最終節、1位2位直接対決の名に違わず白熱の一戦となる。前半、相手にボールを保持されながら、粘り強い守備からボールを奪ってカウンターという形でシュートまで持っていく早大。一方の専大も、早大が一瞬の隙を見せると個人技を織り交ぜた巧みなパスワークでディフェンスを崩し、チャンスを作る。両チームが対照的ともいえる特徴を互いに発揮し、緊迫した試合展開に。そして39分にスコアが動く。専大陣地内での早大ボールのFKを相手にクリアされるとそのままカウンターを許し、左サイドからのグラウンダーのクロスをMF北出雄星(専大)に押し込まれ失点。巧さだけでなく鋭さを見せた専大がリードし、前半を折り返す。

 後半も両チーム共に好プレーを見せながら、徐々に早大が多くのチャンスを作っていく。55分、カウンターからFW榎本大希(スポ4=横浜F・マリノスユース)がドリブルで運び、パスを受けたフリーの近藤貴がシュートを放つもキーパーに阻まれる。68分には早いリスタートのFKから榎本が抜け出しシュートも再びキーパーがセーブ。さらに71分、スルーパスに抜け出したMF石川拓(スポ4=神奈川・日本大学高)のシュートがネットを揺らすもオフサイドの判定。早大は決定機を立て続けに作る。対する専大もMF下田北斗、MF長澤和輝、FW仲川輝人を中心とした攻撃で早大ゴールを脅かす。しかし、最後まで互いにチャンスを迎えるもスコアは動かず。意地がぶつかり合った大学サッカー最高峰の試合は0-1で終了となった。

専大主将の長澤と競り合う中田主将(左)

 またしても専大には勝てなかった早大。「ゴール前の精度だけが足りなかった」(DF三竿雄斗、スポ4=東京ヴェルディユース)との言葉通り、多くの決定機を一つもものにできなかったことが敗因として挙げられる。一方で、「ワセダらしさというか、ここ最近無かった自分たちの強みを多く出せた」とMF中田航平主将(スポ4=横浜F・マリノスユース)は語る。ミスやセットプレーからの失点など集中力や球際での強さが欠け、大味の試合が多かった後期だったが、この試合では粘り強さや攻守の切り替えなどで強みを見せ、締まった試合となった。

 リーグ戦全22節が終わって、首位・専大と2位・早大の勝ち点差は『15』。王者の実力をまざまざと見せつけられた結果である。早大は前期9試合で6失点と堅守を誇ったが、後期13試合で25失点と崩壊。同時に勝ち点を取りこぼし、気付けば専大との差は大きく広がっていた。頂点のみを目指す早大にとって、悔しいリーグ戦であっただろう。しかし12月には全日本大学選手権が待っている。専大戦で再認識した自分たちの強みを生かし、リベンジする舞台は目前に迫る。もう一度、昨季辿り着いた大学サッカーの頂へ。「サッカー人生の全てを懸けて」(榎本)、古賀ワセダが連覇を狙う。

(記事 下村龍史、写真 佐藤拓郎、芦川葉子)

関東大学リーグ戦第22節
早大 0-1
0-0
専大
【得点者】(早) (専)39北出
早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK 松澤香輝 スポ3 千葉・流通経済大柏
DF 奥山政幸 スポ2 名古屋グランパスU-18
DF 13 田中進之介 スポ3 湘南ベルマーレユース
DF 金沢拓真 スポ2 横浜F・マリノスユース
DF 三竿雄斗 スポ4 東京ヴェルディユース
MF ◎4 中田航平 スポ4 横浜F・マリノスユース
MF 池西希 スポ4 浦和レッズユース
MF →79分 小松聖音 商4 北海道・札幌光星
MF 近藤貴司 教3 三菱養和SCユース
MF 近藤洋史 スポ3 名古屋グランパスU-18
FW 25 宮本拓弥 スポ2 千葉・流通経済大柏
MF →65分 石川拓 スポ4 神奈川・日本大学高
FW 10 榎本大希 スポ4 横浜F・マリノスユース
◎はゲームキャプテン
監督は古賀聡(平4教卒=東京・早実)
関東大学リーグ戦1部リーグ順位表
順位 校名 勝点 試合数 得点 失点 得失差
専大 51 22 16 54 24 30
早大 36 22 10 34 31
明大 34 22 33 26
国士舘大 34 22 10 38 34
流通経済大 32 22 28 30 -2
筑波大 30 22 36 30
中大 29 22 37 29
順大 27 22 10 39 32
桐蔭横浜大 27 22 11 29 44 -14
10 慶大 23 22 13 30 52 -22
11 日体大 22 22 10 24 33 -9
12 東洋大 19 22 13 31 48 -17
※第22節終了時
※上位5校は全日本大学選手権の出場権獲得
※6位は北信越大学リーグ2位のチームとプレーオフ
※流通経済大は総理大臣杯での優勝で全日本大学選手権の出場権を得たため、6位以内の場合下位チームが繰り上げ
※下位2校は関東大学リーグ戦2部リーグに自動降格
コメント

MF中田航平主将(スポ4=横浜F・マリノスユース)

――きょうの試合は0-1での敗戦となりました。振り返って

悔しいですけど、ワセダらしさというか、ここ最近無かった自分たちの強みを多く出せたと思いますし、もしかしたら決定機はワセダの方が多かったかなという気もするので、ピンチも数回ありましたけど、中盤の守備でもワセダらしさはすごく出せたと思います。それを最近忘れていたからこそ勝てなかったと思うので、もう一度そこが自分たちの強みということでやっていかなきゃいけないなと思わされる試合で、すごくプラスになる敗戦だったと思います。

――相手は専大ということで、いつもよりラインを低くし、スペースを潰すような守備の印象でしたが、意識していましたか

相手が3トップで、1トップと2シャドーが前に入ってきて、ワセダのボランチが引きずり込まれるというシーンが何度かあって、少しラインが下がってしまうシーンはあったんですけど、チームとしてプレッシャーを前からかけれるだけかけようという意識もありましたし、FWがもう少しかけれたらなという場面もありましたけど、自分たちが上手くはめれたシーンも何度もあったかなと思うので、専大相手に良い守備は出来たかなと思います。

――チームとして専大の下田北斗選手に激しくいく場面が目立ちましたが、意識していたのでしょうか

フリーでやらせたくは無かったので、僕個人としてはすごく意識していましたし、池西(希、スポ4=浦和レッズユース)ともどっちかがプレッシャーかけようと話しながらやっていたので、やっぱり意識しちゃう相手でしたね(笑)。

――失点シーンは自分たちのFKからのカウンターでした。いかがですか

北爪(健吾=専大)がクリアする時にはもう1枚相手がフリーになってしまって、そこから戻って最終的に人数は足りていた中で守れなかったし、自分に当たって相手に当たって入ってしまったので、非常にもったいないというか。守備だけでなく攻撃でももっと良いボールを蹴れたかもしれないですし、もっと切り替えの部分で最初にプレッシャーをかけれたかもしれないし、バックするスピードももっと速くできたかもしれないし、失点は何かしらの問題があってのことなので、そこに対してチームとして見直してやっていかなければいけないです。

――攻撃に関しては多くのチャンスを作った中で決めきれませんでした。いかがですか

前半の最初から後半の最後までゴール前までいけたシーンというのは多かったと思うし、オフサイドにかかってしまったシーンも何度もありましたし、その一瞬の50センチや1メートルの差だと思いますが、そこが1位と2位の差なので、そういった部分をチームとして伸ばしていけば専大相手に勝ち切るのではなく、2点3点差つけて勝てるのではないかと思える試合でもあったので、プラスに捉えてやっていきたいですね。

――きょうの試合はここ最近の試合に比べてワセダらしさを発揮し、締まった試合となり、ここ数年の専大戦の中でも手応えのある試合だったと思いますが、いかがですか

自分たちが専大が上手いからといって下がってしまったら収穫が無いと思ったので、自分たちの強みは前からいくことですし、自分個人としてもチームとしてもみんなが切り替えのところで意識して、前から前からとやってたからこそ良い内容の試合ができました。収穫が一番多かったですし、一番勝てるかなと思える試合でもあったので。でもまだまだもっと切り替えの速さやプレッシャーだったり、オンザボールの時を伸ばしていかないと勝てないなとも思う部分もあったので、まだまだトレーニングが必要かなと思いました。

――最終的には首位の専大との勝ち点差は15となりましたが、いかがですか

関東リーグの価値が非常に低いものになってしまったという責任を感じています。ただの2位ではなくて、1位と圧倒的な差がある中での2位だったので、15差というのは意識します。きょうの試合を迎えるにあたって、9差で終わるのか12差で終わるのか15差で終わるのかというのは大きいことだと思っていましたから、なんとしても、関東リーグのためにも勝ち点差9差で終わりたいと思っていたんですけど、結果的に15差になって非常に悔しいというか、関東リーグの価値を下げてしまって申し訳ないなと思います。

――中田主将はリーグ戦としては後期からスタメンとなりましたが、振り返ってみていかがでしたか

3年までほとんど試合に出ていなくて、4年になって多少出始めて、でもその時には遅かったのかなと思いました。やっぱり試合に出ないと得られないものがすごくあるなと思いましたし、試合に出て感じるものは非常に多くあったので。でもまだ後期から試合に出れたというのは自分にとってプラスになりましたし、もっとトレーニングしなきゃいけないなと感じることも出来ました。前を向いて、これから自分のするべきことをもっとトレーニングしたいです。やりきれないというか悔しい思いもありますが、非常に良かったかなと思いますね。

――遂にチームとして、4年生として、中田主将自身として最後となる全日本大学選手権(インカレ)が始まります。それに向けて

優勝したいという気持ちは非常に強いですけど、まずは初戦の相手に勝たなきゃ準々決勝に進めないですし、一個ずつ積み上げてやっていくことが大切なので、初戦を勝つためにこれからのトレーニングはいままで以上に厳しくやって、チームとして強くなっていきたいなと思います。

DF三竿雄斗副将(スポ4=東京ヴェルディユース)

――専大との差は「ゴール前での質」と三竿選手が以前から言っていたことを、如実に表す試合となりましたね

きょうはチャンスという面では自分たちのほうがあって、前半は良い時間帯が多かったなかで得点が取れなかったのが大きかったですね。守備に関しては自分たちのコーナーキックからのカウンターで、一瞬の隙をつかれて失点してしまって。後半も決め切れるチャンスはあったし、内容としては勝てる試合だったと思います。ただ危ない場面でも守りきれて、少ないチャンスを決めきれるのが強いチームです。1位と2位の差というものが確かに表れた試合になってしまったと思います。

――結果はついてきませんでしたが、手応えも多く残った試合のように思えますが

ここ一週間は攻守のスピーディーな切り替えを含め、ワセダらしいサッカーというものをたくさんのお客さんの前で披露して、自分たちがやってきたことが正しかったと証明したい気持ちでやっていました。前半から積極的にボールも奪いにいったし、球際ではほとんど相手に負けていません。そういう部分を見れば、本当に自分たちらしさを発揮できたとは思います。でも、やっぱりきつくなった時間帯で自分たちのエネルギーが落ちてしまうことはチームとして未熟な面です。勝つためには90分間通して良い守備をできれば良かったんですけどね。ただ以前よりは相手に好きにやらせないよう、相手の長所を打ち消して自分たちの長所を出せていたと思います。長所を生かして決定機は作れていたし、あとはゴール前の精度だけが足りなかったので、そこを突き詰めてやっていきたいです。

――きょうの試合から話は移りますが、三竿選手はリーグ戦のベストイレブンに輝かれました

もちろん自分のパフォーマンスが良いと思える試合もありましたが、正直なところ自分のところから失点をしたり、自分が決めていれば勝てた試合が多かったと感じています。今季は4年生ということもあり、リーグ優勝できなかった責任を物凄く感じています。周りからは取れるんじゃないかと言われていましたが、貰ってもチームの結果が伴ってないですし素直に喜べません。それに、こんなパフォーマンスでベストイレブンに選ばれて、恥ずかしいと思う気持ちのほうが強いです。この賞を貰って満足することは絶対にしたくないです。これを悔しさと捉えて、もっと努力をしていきたいと思っています。

――三竿選手にとっての関東大学リーグ戦は本日で幕を閉じました。4年間戦ってきた舞台に、どのような思い入れがありますか

年々自分たちのやろうとしているサッカーに磨きもかかって順位も徐々に上がっていくなかで、良い試合もあったし、コンディションが良いときも悪いときもありました。個人的なことを言えば、自分自身を成長させてくれたと言いますか、夢だったサッカー選手になれたのも監督やスタッフ、仲間や両親などに支えられたからだと思います。そして、こういう真剣勝負の場を与えてくれた関東大学サッカー連盟もなければ、自分はプロにもなれていなかったという思いもあります。一つ一つ試合を振り返ってもかけがえのないものだったし、自分を成長させてくれた全ての人たちに、そしてこの恵まれた環境に対する感謝の気持ちで一杯ですね。

――来季入団する予定のJ1・湘南ベルマーレのJ2降格も先日(11月23日)に決まってしまいましたが

この前の土曜日の湘南の試合は少し見ていました。もちろんJ1でやれることが一番良かったですよ。ただ、5月に入団を決めた当初から、どのカデコリーでもやるべきことは同じだし、自分自身が一番成長できるチームが湘南ベルマーレだと思っていました。そういう決意があるので、モチベーションの浮き沈みは大きくはないですね。

――リーグ優勝を逃してしまった以上、最大の目標はインカレ連覇だと思いますが、意気込みをお願いします

4年生として、リーグ戦ではなかなか勝利に導けませんでした。この悔しさを晴らすのはインカレの舞台しかありません。昨年は先輩たちのおかげで優勝できたようなものなので。今度こそ自分たちの手で勝利をつかめるように、胸を張って終われるように、1日1日を大切にしてやっていきたいです。

MF池西希(スポ4=浦和レッズユース)

――きょうの試合を振り返って

チームとして今までトレーニングの中でやってきた事とかがきょうの試合の中でしっかりと発揮できたと思いますが、それが勝利に繋がらないのが早大と専大との差だと思うので、そこの差をなんとか埋めきれるようにこれからトレーニングしてインカレで勝てるようにしたいです。

――惜しくも逃すシュートが多く見受けられましたがそのことについて

それが本当に早大と専大の差だと思いますし、相手もそんな多くない決定権を決めてきました。一方で早大は結構あった決定権を入れられなかったと思うし、それは本当にトレーニングで補うしかないと思いますし、個の技術だと思うのでそこは自分もしっかりと向き合ってトレーニングに励みます。

――専大は個々の能力が高い選手が多かったと思いますがプレーしていて思った相手の印象は

相手は早さの中での技術が高い選手が多くてそういった選手がいる中である程度は想定してきたのですが、それを上回る早さだったので失点をしてしまいましたし、強いチームだったとは思いますが勝てない相手ではなかったと思います。後3週間を本気で死ぬ気で頑張って練習したら絶対に勝てる相手になれると思うので、そういう意味ではきょうは勝てなかったですけど良い1日だったと思います。

――途中交代ということで悔し涙を流しているように見えましたが、その時を振り返って

泣いてないですよ、泣いているフリです。けど本当にどうしても監督を勝たせてあげたかったですし、仲間のためにもいつも応援してくれているウルトラスのためにも本当に勝ちたかったのでその想いを自分が表現出できればと思っていたのですが、交代と聞いて自然と涙が出てきたと思うのですが涙を流している場合じゃなくて、悔しがる前に練習してもっと上手くなれば悔し涙を流すこともなくなると思うので、明日から練習を頑張ります。

――次のインカレに向けて一言お願いします

3週間後で時間が無いように見えてまだまだあると思うので、前向きに自分たちが今やらなければならないことをきちんと明確にして本当に勝てるように、監督を喜ばすことができるように、仲間もチーム全体を喜ばすことができるように自分がまず何よりも頑張ってチームとして成長できたら良いと思います。

MF小松聖音(商4=北海道・札幌光星)

――意識してきた専大との一戦でしたが、どんな気持ちで臨みましたか

優勝がなくなって最終節ということで各大学の選手やお客さんが集まってくることが予想された試合で、専大の攻撃的で美しいサッカーと対照的にワセダらしい泥臭いサッカーという部分でいかに上回って勝つかということで、見ている人に何か刺激を与えたい、感動を与えたいと思って試合に臨みました。

――試合全体をふりかえって

ワセダらしい部分が1番出せたかなと思っていて、ファーストプレッシャーに行くスピードの速さだったりボールを奪ってからの攻撃の速さという部分は今まで以上のものを出せたと思います。でも本当に一瞬の隙をつかれて、自分たちが速さを出すのが得意な分、相手も速さがあるなかで自分たちがその速さについていけずに1失点してしまい得点を奪いきるところまでいかなくて、得点を奪いきれなかったのが敗因だと思います。

――得点を奪いきれなかった原因は

1人1人シュート練習などは自主練習で他の大学よりもやっているなというのはみんな思っていると思うんですけどそのなかでもいかにプレッシャーのかかった状況というかリアリティーのなかでのプレーの質で自分たちは専大よりも下回っていたように感じます。専大のクロスに合わせる技術だったりとかそういうのは自分達にないものがあるのでそういうのはインカレに向けて強化していかないと、今日みたいにワセダらしく戦っても勝てないまま引退してしまうと思うんでそこはまだ1ヶ月あるのでそこはしっかり更なる練習をしたいと思います。

――DF面ではすごくチームとして集中していましたが、何か変化などはありましたか

特に変えたことはなくて、今までやったきた部分のファーストプレッシャーの強度やファーストプレッシャーにいった他の選手のオフでの役割という部分はこの1週間トレーニングしてきたなかですごく良かったというか更なる積み上げができていました。本当にトレーニング=ゲームというのが露骨に出たのかなと思います。

――交代で入るときは何と監督に指示されて入りましたか

ボールに対してどんどんアプローチしていこうということとボールが来たら迷わず足を振り抜けということを言われました。

――1年間の自身のプレーをふりかえって

やっぱり通用した部分としてはワセダらしい部分というか、ボールを持っていないところでのオフでの段階だったり運動量だったりそういうところは他の大学より強いというか通用した部分はすごくあります。でもやっぱり専大や明大や筑波大などの足下がしっかりした選手が多いチームとしたなかでは自分たちの質というか、そう言う部分では少し差があるという風に感じて、その部分がきょうの試合だったら得点に結びつくかどうかの部分だと思うのでそこを積み上げられるかが大事だと思ったのでインカレに向けてそこをやって行きたいと思います。

――4年間で最も印象に残っている試合は

今年の前期の第3節の筑波戦ですね。あれだけタレントがそろった筑波を相手に自分がスタメンで出て初めて90分間やりきって、労を惜しまずにサッカーをして勝ちきったというのがすごくあって、そこは本当に自分の自信になったというか、そこからワセダのなかでの自分のスタイルや強みを見つけることができました。あとチーム的には自分が怪我をしていたときに観た早慶定期戦なんかはみんなアグレッシブにプレーしていて相手にチャンス1つも与えないくらいの勢いでで90分間やりきったというには外から見ていて刺激的な試合でした。

――では最も悔しかった試合は

個人的には、前期の日体大戦ですね。前期の日体大戦では自分でも何もできないまま途中で代えられてしまって自分の実力のなさを痛感しました。後期は何試合か出させてもらったんですけど自分が出てないのにチームが引き分けたり負けたりするのが悔しかったです。

――インカレへの意気込み

昨年優勝していて周りはディフェンディングチャンピオンという形で周りの人はみると思うんですけど、そんなのは自分達には必要なくて、自分達は関東リーグ2位のチームであって上には上がいるんで自分達は1戦1戦に対しての思いというかそういうので負けてしまったら絶対に勝てないと思うのでそこはまずぶらすことなくやって行きます。4年生や自分に取っては最後なんで、ここで負けてしまった引退ってことを考えると、どうしても最後に優勝して終わりたいんで、必ず優勝出来るように日々のトレーニングがそのまま試合に出るので日々のトレーニングを積み重ねていきます。

MF石川拓(スポ4=神奈川・日本大学高)

――試合を終えていかがですか

専大の優勝と早大の2位が確定した上での試合となりましたけど、ワセダにいる限りどんな試合にも勝たなくてはいけないと思っていたので勝てなかったことがすごく残念です。

――前半ベンチからどうご覧になっていましたか

専大がボールを動かしてくることは試合の前からわかっていたので、実際にその通りに試合が進んでいるなと感じていました。でも大希(FW榎本、スポ4=横浜F・マリノスユース)やミヤ(FW宮本拓弥=スポ2、千葉・流通経済大柏)がすごくハードワークをして追っていたので、その分自分が出たときはハードワークして点を決めることが自分の役割だと思っていました。

――交代の際に指示されたことは

スカウティングで専大の背後が弱いことは言われていたので、監督からはそこを突いていけということ、あとは前線からチェイシングをしていくように言われました。

――いつもより早い段階での出場となりました

早い時間から使ってもらえたことはすごく感謝していますし、ただその分結果と言うのがすごく求められていたと思うので、そういった期待に応えられなかったのが残念です。

――入ってからのプレーを振り返っていかがですか

簡単なミスが多かったので、そこでもうちょっと自分のところで収めていたらワセダのペースでやれていたんだと思うし、何より数字が欲しかったんでその分すごく悔しいです。

――今季の関東リーグを振り返って

シーズン序盤にケガをしてしまって、試合に出れず絡めない時間が長く続いたんですけど、最終節こうやってピッチに出れたことは4年間やってきてすごくうれしいというか、感極まるところもあったんですけど、何より勝って終わりたかったですね。

――4年生として最後の関東リーグでしたが

一番メインな大会でしたし、自分たちの最大の目標が17年ぶりのリーグ制覇ということだったので、優勝できなかったことは不完全燃焼だなというか、悔いの残るものになってしまったと思います。

――最後にインカレへ向けて意気込みをお願いします

最後の大会となるので悔いの残らないようにやるだけで、試合後に監督もリーグ戦が終わってこれからはゼロからのスタートと言われたし、競争なくしてチームの成長は無いと思うので、しっかりチーム内で競争していきたいと思います。

FW榎本大希(スポ4=横浜F・マリノスユース)

――今季のリーグ戦が終了しました。いまのお気持ちをお願いします

開幕前からずっと優勝する事しか考えていませんでした。昨季優勝した専大をずっと意識していた中で、一度も勝てないままに終わってしまいました。準優勝は悔しいです。

――専大には勝ち点15差を付けられてリーグ戦3連覇を許してしまいました

専大が強いことは確かですが、自分たちも2敗して専大に勝ち点6を与えてしまいました。2敗もしていたらこんなもんかというか、しょうがないですね。悔しいですけど最後のインカレでできる限りのことをしたいです。

――攻撃面では前期の対戦に続いて、なかなかロングボールを収められなかったように見えました

押し込まれている時間が長かったのでこちらは戻っている枚数も多く、ボールを取られてしまうのも必然でした。後半から自分たちのペースに持っていけたので、内容的にはそこまで悪くなかったんじゃないかなと思っています。自分たちが優位に進めている時間もあった中でスコアを動かせなかったのが一番大事なところなんですけど…。残念ですね。

――自分たちのサッカーをぶれずに貫き通す中、後期は苦しい戦いが続きました。どういった点が課題だったのでしょうか

やっていることは変わっていないですし、間違っていないと思うのですが、一つ挙げるとすれば大事な場面でセットプレーで失点してしまう点ですね。勝っている時はそういったもったいない失点はしないものですが、「そんなに崩されているわけではないけどやられてしまう」という失点がかさんでしまったことが原因なのではないかなと思います。

――試合後の表彰式ではベストイレブンに選出されました

選ばれるとは思っていなかったのでびっくりしました。他大学の監督が投票で選んでくれたそうなので、素直にうれしいですね。

――リーグ戦22試合10得点という結果についてはいかがですか

15点取りたかったですね。15点取れば得点王ですし、取れなくはなかった点数だと思います。今季は運良く取れたゴールもあったのでこれが現実というか、そういう風に考えています。

――学生生活最後のインカレへ向けての抱負をお願いします

ここからは負けたら終わりなのでサッカー人生の全てを懸けて、一戦一戦悔いの残らないように戦います。

GK松澤香輝(スポ3=千葉・流通経済大柏)

――久々の出場となりましたが、きょうの試合を振り返って

自分たちとしては、順位が決まり周りから消化試合として見られていましたが、なんとしても専大に勝って終わりたかったです。4年生にとっては最後のリーグ戦でもあったので、その意味でも勝ちたかったです。

――何度も得点機を作っていましたが

決定的なチャンスは多くある中で決めきれなかったから負けた試合はきょうだけではないですし、まだまだ自分たちの課題として残っています。その点を治せなければインカレで優勝は出来ないのかなと思いました。

――専大戦に向けてチーム内で話し合われた点は

攻撃的なサッカーを持ち味としている専大に対して、自分たちはワセダらしい泥臭さで上回っていこうと話していました。その点試合を通して発揮出来たと思います。

――後期の課題として挙がる守備について

失点を振り返ると、ボールを奪われ、そのまま速いカウンターに対応できませんでした。失点はその一点だけでしたが、これまでもそのような形で取られていることを考えると、やってはいけない失点だったと思います。一方で全員がボールを奪いにいく姿勢を出せていましたし、守備の面で手応えを感じるシーンも作れていたと思います。

――前節もベンチメンバー入りしていましたが、出場しなかった理由は

単純にGK阿部くん(雄太、人4=千葉・渋谷教育学園幕張)の調子が良かったというのもあります。僕自身のコンディションは上がっていましたが、監督の判断で阿部くんが出ていました。

――後期リーグを振り返って

後期は僕が出ている試合はあまり多くなかったんですが、やはり失点の多さは前期に比べると目立っていました。守備の部分で課題が出たリーグ戦でした。

――この先控える大学選手権に向けて今思っていることは

攻守両面で高めていくしかないですし、専大を上回る力をチーム全体がつける必要があります。日々積み重ねて日本一を取れるように努力したいです。

DF田中進之介(スポ3=湘南ベルマーレユース)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

きょうはこのように多くの人が見に来ているので、その中で選手一人ひとりがそれを体現しようと試合前に統一して確認し合いました。その中で結果として勝てなかったというのは非常に残念です。

――専大の印象はいかがでしたか

専修は個で力を持っていて、それに対してワセダはひたむきに戦ったんですけど、やっぱり個の力で一点取られてしまったという感じです。

――2位となってしまいましたが、リーグ戦を振り返っていかがですか

やはり優勝には程遠いなという感じです。実際に専修との勝ち点差もありますし、桐蔭横浜大と2試合して勝ちを1回もあげられなかったということもあり、やはりワセダが1位になるにはまだまだ多くの壁があると思いました。

――きょうの試合、田中選手はヘディングで競り勝っていた場面が多く見られましたが、いかがですか

そこは自分の強みとして絶対に負けられないポイントだと思っているので、そういうふうに評価されていて嬉しいですし、今後ともヘディングでチームに貢献できたらと思います。

――インカレに向けて意気込みをお願いします

まだ残されたタイトルがある限りワセダは1番ファーストを目指して戦い続けるので、これからも真摯にひたむきに戦っていきたいです。

MF近藤貴司(教3=三菱養和SCユース)

――最終節、また専大へのリベンジに向けて、チームの雰囲気は

専大に勝たなければいけないというプレッシャーがあった中で、今週1週間良い雰囲気だったし、良い練習ができていました。メンバーに選ばれた人たちが責任を持って戦って結果を出すというところで、結果を出せなかったというのは本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

――専大とは後期の開幕戦でも対戦しました。今節に向けては

試合前専大は3バックで来るかなっていう予想だったんですが、予想が外れて4バックで来たなというのはありました。攻撃陣にうまい選手はいますが、守備のところはもろさがあると思っていたので、ボールを取った後に自分たちの強みである速さを出せれば絶対にチャンスは来ると思っていました。でもそういう中で自分自身決定機を2度逃してしまって、自分のせいで負けてしまったと思っています。

――前半はボールを持てる時間が少なかった中でもチャンスをつくり出していたと思います

前半を振り返ってみても、自分たちのサッカーができていたというか、ある程度ボールを持たれている中でも自分たちの守備から攻撃への速さは出せていたと思います。その中でチャンスを決めきれなかったのが痛かったと思います。

――1点のビハインドを負ってハーフタイムに話したことは

ビハインドという状況でしたが、前半のような戦い方をしていけば絶対にチャンスは来ると思っていましたし、最後まで走り切ろうという姿勢は話していましたが、結果的にゴールを奪えなかったのはチームとしても課題が残った部分だと思います。

――後半の方が流れがワセダに来ていたと思いますが、なかなか1点を奪えなかったのは

やっぱり一人一人の能力というか、専大は前半で1回のチャンスをものにしてきた中で、自分が決めていればというシーンがありました。むしろ自分しかチャンスが無かったというくらいなので、本当に自分のせいで負けてしまったなと思います。

――決め切れなかったということでしたが、ご自身のコンディションとしては

正直良いとは言えない状況でした。練習を積み上げ過ぎたかなという部分はありますが、ケガということではないです。それは関係ないんですが、前半からハイな状況が続いていて、その中でも後半まで走り切れる自信はありましたし、実際にチャンスも来ていたので、本当に悔いの残るプレーしかないです。

――決定機を逃してしまった原因は

ボールが来る前に相手GKの位置を確認していれば問題無かったシーンでした。自分自身、ゴール前でのアイディアや余裕が無かったからこそ、ああいうプレーをしてしまったので、練習するしかないと思っています。

――専大について伺います。3年間一度も勝てていませんが、直接対決でなかなか勝てない要因は

正直自分自身は専大とやっていて負けている気はしていないですし、実際チャンスは毎回来ているので、その中で相手の方が決定機を決め切る力がある分、自分たちが負けていると思います。改めてきょうの試合もそうですけど、個の部分で相手に劣っているからこそ負けてしまったんだと思います。

――後期の開幕戦で専大と戦った時との違いは

後期の開幕戦の時は自分はケガしていて外から見ていましたが、外から見ていてワセダは後半までちゃんと走り切れていたしチャンスも来ていたので、きょうの試合も絶対チャンスは来ると思って強い気持ちで臨んだんですが、自分の技術不足で決められなかったんで、本当に練習するしかないです。

――リーグ戦を振り返って、2位という結果について

自分たちはシーズン当初からリーグ優勝を目標にしてきたので、2位という結果には誰一人満足はしていないです。自分としても点も取れなかったしアシストもできなかったので、まだインカレもありますけど、満足いくリーグ戦ではなかったと思います。

――リーグ戦を終えて、インカレに向けて

チームとしてやるべきことだったり今後積み上げていく部分は今まで通りだと思うんですけど、きょう出た課題である個のところを一人一人が意識高く取り組んでいけるかだと思いますし、自分がレベルアップしていって自分がゴールを決めてチームを勝利に導くというのを口だけでなく実際に試合の中で体現していけば絶対に勝てると思うので、自分にプレッシャーかけて練習していって、また初戦勝てるようにやっていきたいです。

MF近藤洋史(スポ3=名古屋グランパスU―18)

――試合を終えての感想を教えてください

正直悔しいというか…。やっぱり最近点を取れていたのできょうは点取ってやろうと思って臨んでいましたが、シュートを打てなくてシュートまで自分が行けなくて、そういった面でまだまだ自分の個人能力を上げていかないとなというのが一番正直悔しかったです。

――きょうは入りの部分はいかがでしたか

入りの部分に関してはすごく良くて、相手のやりたいことをやらせずに自分たちのプレッシャーや切り替え、攻撃の面でも自分たちがやろうとしていたことをピッチの上で表現できていたと思います。けど結局前半を0―1で、あの一瞬の隙で失点して、それが結果につながっているのをみると、入りは良かったけど結果的に結びついていないのでまだまだだなと思います。

――後半はチャンスを多くつくりながらも決め切れませんでした

専大とやるときはいつもそうなんですけど、本当にワンチャンスを決めるというところでした。こっちの守備面に関してはすごく良くて相手になかなかチャンスつくらせずに、良い守備をしていたと思うんですけど、攻撃面に関して言えば、スペースだったり仕掛けるところであったり、自分たちの速さを出す場面が何度もあった中で、得点に結びつけることができずにゼロで終わってしまったということは、自分たちはまだまだダメだということだと思うんで、チームとしてもそうですけど個人としても点を取るということを高めていかないとと思いました。

――近藤洋選手は今季初の専大戦でしたが、いかがでしたか

右サイドにレベルの高い選手が2人いますし、非常に自分自身楽しみにしていました。実際試合に入って普通の相手ではないような攻撃であったり回しや速さの部分で、それを実感して、レベルの高い相手とやれて楽しかったですけど、もっともっと攻撃の面でも守備の面でも、自分の良さをもっと出せたらよかったと思いました。

――やりたいことをやらせてもらえなかった印象がありましたが、ご自身のプレーについて

振り返ってみてやっぱり自分はシュートを打てなかったというのが一番悔しいですね。仕掛ける場面はありましたけど、やっぱり自分で仕掛けてゴールまで行くという点において、自分自身シュートが打てなかったので、本当に自分が仕掛けてシュートを打ってゴールを決めるというところまでできるようになりたいなとすごく思いました。

――専大にはここ数年勝つことができていませんが差はどこにあるのでしょうか

自分たちの内容的には良かったと思いますし、攻撃の面においてチャンスは本当にあったと思うんで、最後に確実にゴールを決めるというところは個人の技術だと思うので、そこはやっぱり専大との差であって、自分たちでシュートまでつなげていく部分が差であったと思います。p>

――きょうで関東リーグの全ての試合が終わりましたが大会を振り返って

後期は勝てなくて…。関東リーグ優勝を目的にやってきましたけど、結果として専大にこれだけ差を付けられてしまって、悔しいですし、自分自身まだまだだなと感じたので、関東リーグは終わってしまいましたけどこれから先もっと自分を高めないといけないと思いました。

――関東リーグは5ゴール3アシストの記録でしたが

まだまだ足りないですね。前期は1点しか取れてないし、後期は取れましたけど遅いと思います。もっと常にゴールが狙えるというか、攻撃面において怖い存在になれるようにやっていきたいと思いました。

――インカレへ向けて意気込みをお願いします

本当に負けたら終わりで、このチームでやる最後の大会になるのでまずは初戦をしっかり勝ちに行きたいですし、きょうの試合でも自分自身まだまだだということを確認したので、まずは個人として頑張っていきたいなと思っています。

DF奥山政幸(スポ2=名古屋グランパスU-18)

――きょうは1位・専大との試合ということで、どのような気持ちで臨まれましたか

優勝はありませんでしたが、前期まで一度も勝っていないチームなので、去年の自分達を越えるという意味がありました。勝つことでそれを証明し、今までの自分達とは違うということを見せようと思って試合に入りました。

――実際に戦ってみて専大の印象は

中盤に非常に上手い選手がいました。自分達がプレッシャーをかけても、少ないタッチでかわしてきて、そこから速い攻撃をしかけてくるという技術の高い良いチームだと思いました。

――後半、早稲田は多くのチャンスを演出することができましたが、決定打に欠けてしまいました。そのことについて

今日は前半から自分達らしく、ハードワークをし続け、後半も数多くチャンスを作れたと思います。しかし、最後の精度というところが練習の中でも課題で、この先の練習でも一人一人がこだわりをもってやろうという話がありました。その積み重ねが足りなかったら、今回、ゴール前で点が取れないという結果になってしまったと思います。

――奥山選手としてはきょうはワセダらしいサッカーができたと思われますか

そうですね。特に中盤や前線の選手は、開始の笛から最後の笛まで常にハードワークし続けてくれて、自分達もそれに勇気付けられました。やらなくてはいけない、と思いましたし、奪ってからの速い攻撃ができたところもあったので、今日はここ数試合の中では一番早稲田らしいサッカーができたと思います。

――失点のシーンを振りかえって

セットプレーからだったので、そこを跳ね返されたところで相手に隙を作ってしまいました。その後の対応も、相手がエネルギーを持って前に出てくるのに対し、こちらは遅れ気味の対応になってしまったので、そういうところが失点の原因になったと思います。

――リーグ戦を振り返って、チームとして成長できたところは

春先から、自分達は一戦にかける思いを強くしてやってきました。後半戦になるにつれて、相手も一戦の価値に差を出してきますし、そういうところで勝ちきれない試合が多くありました。その中でも、開始からハードワークを重ねて、高い位置でボールを奪ってからの速い攻撃の回数が増えてきました。そういう面では成長できたと思います。

――インカレへ向けての意気込みをお願いします

自分達は優勝しか見えていません。しかし今のままでは専大よりも順位は下で、力としても及ばないところが数多くあると思います。今まで通りでは足りないことが今日分かったので、今まで以上に、しっかりと自分に向き合って、妥協を許さず、頑張っていきたいと思います。

DF金澤拓真(スポ2=横浜F・マリノスユース)

――きょうの試合を振り返って

試合を通して自分たちがやりたかったこというか、積極的にボールを奪って速い攻撃でゴールに迫るというところは表現できたと思います。チャンスを作る回数も専修よりうちの方が多かった中で、カウンターから1点決められて、決めるべきところで決められなかった、自分たちらしさを出した中でなかなか結果に結び付けられないということで、本当に悔しかったです。そして、これだけ多くの方が見てくれた中で、勝利出来なかったというのは、反省しなければならなかったなと思います。

――1位である専大と対戦するにあたって意識していたことはありますか