昨年、関東大学サッカーリーグ新人戦(関東大会)にて明大に次ぐ2位という成績を収めて、第7回全日本大学サッカー新人戦(全国大会)に出場、全国大会では帯同したメンバー全員が出場しながら全勝して見事に新人戦日本一を達成したア式蹴球部(ア式)。新人戦全国二連覇を目指すべく、若きア式の戦士たちが関東大会の予選に挑んだ。
試合に向けて準備する伊藤
6チームの総当たりで行われた予選リーグ、初戦はアウェイで強豪・流通経大と対戦。29分にFW伊藤猛志(スポ2=ジュビロ磐田U18)の得点で先制すると、この1点をチーム全員で守り切り初戦を1ー0で勝利する。2戦目の相手は産能大、21分のDF野田隼太郎(商1=静岡・藤枝東)のゴールを皮切りにMF山田皓生(社2=群馬・前橋育英)やMF久米遥太(政経1=東京・早実)などのゴールで大量8発。8ー0の勝利で開幕2連勝を達成する。3戦目は平国大と対戦、なかなか得点を奪えない中で前半終了間際に伊藤のゴールで先制すると、後半には途中出場のMF今西正之輔(社2=神奈川・日大藤沢)やFW網代陽勇(スポ1=福島・尚志)、さらにはMF秋山虎之亮(法1=湘南ベルマーレU18)にもゴールが生まれ4ー0で勝利。
アクションを起こす網代
雨の東伏見で行われた4戦目、この試合も伊藤のゴールで先制すると後半にMF増川暖(商2=静岡・藤枝東)の2ゴールで3ー0の勝利となった。勝てば突破が確定の最終戦は東海大と対戦、立ち上がりに秋山のゴールで先制に成功すると新人戦チームのエース伊藤のゴールで追加点。後半の立ち上がりにオウンゴールで1点を返されるものの、終始ペースを握ったア式がリードを守り切り2ー1で勝利。5連勝で関東大会予選を突破した。
5試合で失点を1に抑えた雨野
予選リーグの5試合で、攻撃では伊藤のゴールを筆頭に18得点、守備では守護神・GK雨野颯真(スポ1=群馬・前橋育英)の安定したセービングもあり、わずかに1失点に抑え込んだ。まずは全国大会出場に向けて関東大会の決勝トーナメント進出を決めた。8チームで3つの出場枠を争う決勝トーナメント、初戦の相手は明大となった。昨年関東大会の決勝で対戦して0ー3の完敗を喫した相手だ。トップチームも今季のアミノ杯にて対戦し、大量失点で敗北した。それでも日本一を目指す上で避けては通れない相手だ。予選リーグの勢いそのままに駆け上がっていってほしい。
(記事・写真 和田昇也)
味方に指示をする金指