第98回関東大学リーグ戦
2024年9月22日(日) vs 城西大学 18:00 Kickoff
@JOSAI SPORTS FIELD 第1グラウンド
試合結果
チーム | 前半 | 後半 | 合計 |
---|---|---|---|
早稲田大学 | 0 | 1 | 1 |
城西大学 | 0 | 2 | 2 |
得点者
後半
49分 城西大学
61分 城西大学
66分 早稲田大学(オウンゴール)
夏の全国大会・総理大臣杯での日本一に向けた挑戦はベスト8止まりとなったア式蹴球部(ア式)。今シーズンの一つの目標であった日本一の可能性はなくなったが、最大の目標である関東大学サッカーリーグ戦2部リーグ優勝、そして1部復帰を目指しての戦いがおよそ2ヶ月ぶりに再開した。再開初戦の相手はリーグ最下位の城西大、5試合勝利をつかめていないア式にとって何としてでも勝ち点3を獲得したい試合だ。
負傷明け初のスタメンとなった本保
やや水を含んだピッチで行われたゲーム。立ち上がりの2分、ゴール前に侵入したア式はFW駒沢直哉副将(スポ4=ツエーゲン金沢U18)に決定機が訪れるも、シュートはピッチに足を取られて枠を捉えることができず。12分のDF佐々木奈琉(社3=新潟・帝京長岡)のシュートは相手のブロックに阻まれると、21分MF本保奏希(スポ3=JFAアカデミー福島U18)のシュートもキーパーに阻まれる。34分にはMF柏木陽良(スポ2=鹿島アントラーズユース)の蹴ったコーナーキックに駒沢が頭で合わせるもこれは枠の右に逸れてしまう。直後のピンチはGKヒル袈依廉(スポ4=鹿児島城西)がしっかり対応。43分には佐々木のクロスに本保がボレーで合わせるもキーパーの正面に飛んでしまう。立ち上がりからチャンスを作りながら、この日も決定力を欠いたア式。前半を0ー0で折り返す。
クロスを上げる佐々木
後半開始直後に自陣ペナルティーエリア内でファウルを犯しPKを献上、そのPKを冷静に押し込まれて先制を許してしまう。同点に追い付くべくMF森田大智(スポ3=熊本・大津)を投入し、状況の打開を図ったア式。しかし61分、相手のロングスローをクリアしきれなかったところを押し込まれて追加点を与えてしまう。それでも直後の66分にDF石井玲於奈(商3=FC東京U18)の縦パスに反応した佐々木がサイドを抜け出しクロスを上げると、これがオウンゴールを誘発し1点差に迫る。70分に再び佐々木のクロスから駒沢が頭で合わせるもキーパーの好守に阻まれてしまう。81分、DF西凜誓(社2=名古屋グランパスU18)のシュートは枠を捉えることができず。85分にはゴール前のクロスに詰めた西がキーパーとの衝突でレッドカードの判定を受けて退場、リーグ戦3試合連続で退場者を出してしまった。最後までゴールに迫るも1点が遠く1ー2で敗戦した。
途中で投入された森田
リーグ戦6試合未勝利で順位は10位、降格プレーオフ圏内に突入してしまった。まだまだ上との勝ち点は詰まっているとはいえ、この敗戦で昇格に黄色信号が点灯したと言わざるを得ない。今のア式にできること、それは残り8試合勝ち続けることだ。今のチームには幾らかの閉塞感が漂っている。そして打破する最大の特効薬は「結果」だ。次節の山学大戦、チームとして大きく前に進むきっかけとなる勝利に期待したい。
(記事、写真 和田昇也)
早稲田大学 メンバー
スタメン
ポジション | 選手名 | 背番号 |
---|---|---|
GK | ヒル袈依廉(スポ4=鹿児島城西) | 1 |
DF | 佐々木奈琉(社3=新潟・帝京長岡) | 2 |
DF | 神橋良汰(スポ4=川崎フロンターレU18) | 4 |
DF | 西凜誓(社2=名古屋グランパスU18) | 12 |
DF | 石井玲於奈(商3=FC東京U18) | 19 |
MF | 谷村峻(スポ3=FC東京U18) | 6 |
MF | 本保奏希(スポ3=JFAアカデミー福島U18) | 11 |
MF | 光田脩人(スポ4=名古屋グランパスU18) | 17 |
MF | 成定真生也(スポ4=神奈川・日大藤沢) | 20 |
MF | 柏木陽良(スポ2=鹿島アントラーズユース) | 28 |
FW | 駒沢直哉(スポ4=ツエーゲン金沢U18) | 9 |
【監督】兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)
サブ
ポジション | 選手名 | 背番号 |
---|---|---|
GK | 海本慶太朗(スポ2=大宮アルディージャU18) | 16 |
DF | 増田健昇(スポ3=横浜FCユース) | 3 |
DF | 石川真丸(スポ4=名古屋グランパスU18) | 5 |
DF | 笹木大史(商3=東京・早大学院) | 13 |
MF | 東廉(スポ4=清水エスパルスユース) | 8 |
MF | 森田大智(スポ3=熊本・大津) | 14 |
MF | 高橋作和(法2=東京・国学院久我山) | 24 |
MF | 佐久間真寛(商3=静岡・藤枝東) | 26 |
MF | 森山絢太(スポ4=兵庫・三田学園) | 30 |
交代出場
選手名 | 背番号 | 交代時間 | 交代相手 |
---|---|---|---|
森田大智 | 14 | 60分 | 成定真生也 |
東廉 | 8 | 79分 | 本保奏希 |
笹木大史 | 13 | 86分 | 柏木陽良 |
兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)
ーー総理大臣杯からリーグ再開までの間はどのようなことに取り組んできましたか
総理大臣杯で疲弊した選手が多かったので、しっかりと休みを取ってから準備した中で、全国取をれなかったところのメンタリティーの回復の部分だったりに取り組みました。試合の入りは悪くはなかったと思うんですけど、悪くなかっただけでよかったかと言われたら、もう最初の1分で仕留めないといけない試合でしたし、そういうところ含めやっぱこう緩みに繋がってたんじゃないのかなっていうところはありますね。
ーー試合はどういう内容だったと振り返りますか
相手がやることは、1ー5ー3ー2で引いてカウンターという中でロングボール対応と崩し方をしっかりと準備してきた中での、クロスの質、シュートの質が改善できなかったところですね。チャンスは作るけど、決めれないと結局何も意味ないです。ジャッジだったりの部分はもう変わらないところという中で、他に左右されない自分たちが変えられるところに目を向けて。じゃあ次は相手の隙を一発で仕留めて、こちらはどれも隙がなく、しっかりと90分やりきるっていうところに対して、また熱量注いでいくしかないのかなっていう風に思います。
ーー2点目を取れなかった要因はどこにあると考えますか
後半のところの入りっていうところで、少し緩くなったので、そこの入りのところをもう少しこっちからアプローチしてやるというところと、そう簡単に綺麗には崩せない中で相手にボールを取られたタイミングの切り替えで、そこから奪ってまたショートカウンターを完結させるところがまだまだ少なかったのかなと思います。
ーー今後に向けてのコメントお願いします
もう相手とか気にしてる場合じゃないので、目の前の相手に向かって最大限準備できることをやってもう自分たちは勝つことでしか奇跡は起こせないと思うので、ただ勝つ。自分たちができることをやり続けるだけですね。