2022全日本木島平サマーノルディック 写真・コメント集

スキー

星野誉貴(スポ4=群馬・利根商)主将

――大会1日目、2日目のレースを振り返ってどうでしたか

 (今大会は)ユニバーシアードの選考会で、僕が当落線上の崖っぷちということで、もう腹を括っていました。2日間とも最初から攻められるいいレースだったかなと思います。

――コンディションはいかがでしたか

 1カ月前の選考会よりはいい状況に持ってくることができました。3年生の時から具体的にユニバーシアードを目標にして、昨日、今日に合わせるというのを1年半近くやってきたので、自分なりにはしっかりいいところまで持ってこれたかなと思います。

――夏の試合はまだ続きますか

 このローラースキーのレースという点では、最後まで、11月の頭くらいまでは雪の上に乗る機会はないので、こういうふうにローラースキーだったりランニングだったり、先日キャンパスで取材していただいたようなトレーニングを続けていくというのが、ここから2カ月弱続いていくと思います。

――ここまでのシーズンを振り返っていかがですか

 4年目のシーズンで全部最後になるかもしれないということで、ひとつひとつ全力でやってこれているので、いい方向にどんどん向かっていけるのかなとは思います。7月にトレーニングが滞ってしまったことがあるんですけど、それもポジティブに考えていい休みになって、9月までトレーニングを積んでこれたのかなと思います。

――フリーとクラシカルどちらが得意ですか

 もともとフリー走法の方が得意で、ずっとフリー走法で結果を出してきたんですけど、大学3年のときからクラシカル走法が得意になってきて、今日も2番だったんですけど、最近はクラシカル走法(が得意)ですね。どちらが好き、嫌いとかはなくて、得意なのはクラシカルかなと思います。こういう選手、広瀬崚(スポ4=富山・雄山)もそうなんですけど、結構いますね。

――ユニバーシアードに向けて意気込みをお願いします

 本当に僕は代表歴もないですし、大した選手ではなかったので、こうやって1つ世界の舞台で戦えるという経験ができるので、後輩にも「やればできる」ということを伝えていきたいと思います。チームとしては、リレーでメダルもそうですし、個人としても出るからにはメダルを取りたいなと思いますね。ジュニアの頃から世界大会というのは経験していなくて、チームのメンバーはみんな国際大会を経験しているメンバーなので、主将として成績ではなかなかチームを引っ張れていないというのは薄々感じていたんですけど、今回こうしてかたちに残せたことが、後輩たちにも少しは示しがつくかなと思います。

――冬に向けての意気込みをお願いします

 学生最後のシーズンになるので、悔いのないようにと言ったらそれはいつもそうなんですけど、インカレでみんなで笑って終われたらいいかなと思います。それぞれはそれぞれで頑張ると思うので、インカレで集まったときにその力が結集できれば、いいかたちでこの98代のチームを終わることができるかなと思います。

祖父江凛(スポ4=長野・飯山)

――今大会、どのような気持ちで臨みましたか

 私はローラーの大会に今季2回しか出なくて、1回目のレースは終わってしまったので、その時の反省点を活かして昨日、今日は走れるようにと前々からプランを立てていました。ここはいつも練習しているホームコースなので、走り方のポイントもわかっているつもりなので、ここではしっかり結果を出したいなと思って試合に臨みました。

――前回の反省点というのはどのようなことか教えてください

 レースの中で1回崩れたら立て直せないというのが前回の反省で、崩れたらそのままずるずるいってしまうということが多かったので、そうならないようにというのは意識しました。昨日、前半はよかったんですけど、中盤からどんどん崩れて後半はかなり疲れてしまってという感じでした。今日は最初の方は風も吹いていて、そういうのもうまく使って走らないとなと思ってそれが順位に直結したということですか、今日は自分が思い描いていたように走れたかなと思うので、そこはよかったかなと思っています。

――それが順位に直結したということですか

 はい、それはあると思います。

――結果がよかったクラシカルの中でも、次に活かしたい改善点はありますか

 ラストで秒差を詰められているという話だったので、やっぱり後半の粘りというのが、この種目に対しても昨日のスケーティングの種目に対しても共通だと思うので、そこをもっと普段の練習から意識していきたいです。

本田千佳(スポ3=秋田・花輪)

――大会1日目、2日目のレースは振り返っていかがでしたか

 1日目はうまく調整できなくて、思ったように滑ることができませんでしたが、2日目は後ろの選手に追い越されても、ついて行って最後までいい調子で滑ることができたかなと思います。

――1日目は女子のレースのときに日差しが急に強くなりましたが、影響はありましたか

 暑いとは思っていましたが、あまり分からなかったです(笑)。

――コンディションはいかがでしたか

 コンディションはよかったと思います。

――大会2日目のクラシカルで入賞された要因はありますか

 平地が多いコースなので、滑りを大きくしてピッチもあまり変えずにできたのが要因だと思います。

――ここまでのシーズンを振り返っていかがですか

 (出来としては)60パーセントくらいです。もっとやらなければいけないこともあったと思いますが、冬のシーズンまで残り少ない中でできるところを練習していきたいと思います。

――冬に向けて、目標や意気込みをお願いします

 インカレ(全日本学生選手権)で3位以内に入り、得点を稼いでチームに貢献したいです。

大堰徳(スポ2=岩手・盛岡南)

――今回はどのような気持ちで臨みましたか

 僕は2年目で、この大会に出るのも2回目です。ユニバーシアードがかかっている試合で、昨日はあまりいい結果を残せなかったです。僕も一応選考の対象にはなっていたんですけど、今回の大会結果だと厳しいかたちになりました。去年の結果よりは成長したところはあるんですけど、今までの成長だけじゃ足りないということを実感しました。特にスケーティングに関しては自分の実力を発揮できなかったので…。

――例えばどういう点において実感されましたか

 滑りは全体的に、技術的にもよくなかったし、あとは身体の調子を合わせるというところでも自分の未熟さが出てしまって、合わせることができず、自分が思い描いていたようなレースができなかったと振り返っているので、そこがこれからの課題になっていくかなと思います。

――昨年と比べて成長したと思う点はどういうところですか

 単純に、今回のクラシカルのレースでしっかり入賞できたことが、一番の成果だなと思っています。しっかりと調整して自分の実力を発揮できれば、大会でも自ずと結果は出てくるのかなと思ったので、体力面や技術的なところが昨年よりずっと成長したなと思っています。

――今日のレースの中で、入賞につながった一番のポイントはどこにあるとお考えですか

 前に速い選手がいたので、そこでレースの感覚をしっかりつかんで、自分のペースを守りながら、目標にしていた選手との差を考えて、レース後半につなげていけたのが一番よかったのかなと思います。そういった点で見ても昨年と全然違って成長できていると思っているので、そこが今日のよかった点だと思います。

――最後に今後の目標をお願いします

 (今シーズンの)ローラーの大会はこれが最後で、あとは冬、11月くらいから北海道に行って、1発目の大会が12月の全日本選手権の2レースです。自分の目標である全日本優勝と、世界選手権もその大会にかかっているので、その世界選手権を、自分にとっては大きな目標ですが、そこを狙ってこれからも練習を続けていきたいです。誉貴(星野、スポ4=群馬・利根商)さんやオリンピックに出場されたの広瀬(崚、スポ4=富山・雄山)さんなど強い先輩はたくさんいらっしゃるので、そこに食らいついて自分の高いところを目指して、世界を目指してやっていきたいと思います。

橋本礼徳(スポ3=長野・飯山)

今溝陽名子(スポ3=長野・飯山)

佐々木美紗(スポ3=北海道・富良野)

山崎大翔(スポ2=富山・南砺平)

小池駿介(スポ1=北海道富良野)

滝沢育矢(スポ1=新潟・十日町)

鎌倉春音(スポ1=長野・白馬)

中島果歩(スポ1=長野・飯山)

山田智子(スポ1=秋田北鷹)

(取材、写真 槌田花、堀内まさみ)