【連載】『結晶』第5回 有路杏子×半藤成実×滝沢こずえ

スキー

 昨年のインカレで女子は総合4連覇を決めた。その中でも圧倒的な強さを見せたのはクロスカントリー競技。主力の多くが残っている今季も活躍は期待大だ。連載第5回目に登場していただくのは、クロスカントリー部門の主力を担う3人だ。有路杏子(スポ4=山形・新庄北)、半藤成実(スポ4=長野・飯山)、滝沢こずえ(スポ2=長野・飯山)。見据えるは、総合5連覇。インカレに向けたそれぞれの思いを語っていただいた。

※この取材は9月26日に行われたものです。

「夏合宿ではチームというのを意識してやっていた」(有路)

今季クロスカントリーチーフを務める有路

――ことしの夏合宿では主にどのようなことをされていましたか

有路 ことしの合宿は、女子は国内で合宿をしていました。長野の白馬村から始まって、志賀高原、秋田の鹿角、少し(期間が)空いて、菅平のセミナーハウスでは男女一緒に練習をしていました。

――場所によって練習内容は変わりますか

有路 鹿角では、全日本のローラースケートの試合があって、それに参加しました。他は、その土地を利用して、山登りとかローラースキーをしたり、ランニングメニューをしたりしていました。

――いまは雪の上ではなく、陸上での練習が主になると思いますが、雪上と陸上では練習にどのような違いがありますか

滝沢 陸トレはランニングとかウエイトとかをしています。

――陸上でのトレーニングではどのようなことを意識していますか

滝沢 陸トレでもスキーの動きをイメージしてやったり、持久力上げることなどを意識しています。

――合宿で一番印象的だった出来事はありますか

有路 その場所その場所でいろいろあります。結構、夏合宿が一番きついメニューで組まれているので。春学期はけがとかもあって、なかなかみんな揃わなかったのですが、菅平でやっと全員揃いました。夏合宿は全体的にきつかったですけど追い込めました。

――合宿で得られた成果にはどのようなものがありましたか

半藤 春と秋に測定があるのですが、測定で夏合宿での成果が出てくるかなと思います。

――有路選手はクロスカントリーチーフをされていますが、合宿ではどのようなことをされましたか

有路 一年生、二年生と下級生がすごい強いチームなんです。私は最初のほうは就活などがあって、なかなか練習に参加できなかったですけど、夏合宿ではみんなで「チーム」というのを意識してやっていました。

――昨シーズンを振り返っていかがですか

滝沢 昨シーズンはいまいちだった感じで、私はどちらかと言ったら結果が出なかったシーズンだった思います。海外レースにも出させていただきましたが、まったく結果が出なかったと思っています。シーズン初めからいまいちだったのを、シーズン後半に出直せた部分はあるのですが、長い間引きずってしまったと思います。いまいち切り替えるきっかけをつかめなかったかなと思います。

――後半で直せたという部分は

滝沢 昨シーズンは、自分の中ではかなり結果を求めたシーズンだったのですが、それに対して結果が出ない、うまくいかないことが受け入れられなかったですがそれを受け入れて、「いいや結果は」と割り切れたときにやっと結果が出てきたなと思います。

――半藤選手はいかがですか

半藤 私は昨シーズンの前に一昨年のシーズンがよくなかったので、それを踏まえての昨シーズンだったので、やることはやったと思うし、それが計画通りにできたので、たぶん2年間で一番成績が出たシーズンだったかなと思います。

――印象に残っているレースはありますか

半藤 やはりインカレですかね。地元開催でしたしそこで勝つことが目標だったので。得意種目でもあったし、自分のイメージした滑りができたシーズンだったので、そこが一番楽しかったですし、嬉しかったです。

――スプリントでの優勝などありましたが、振り返っていかがですか

半藤 そのスプリントの優勝を狙っていたので、イメージ通りにできた、むしろたぶん理想を上回ったくらいの競技点で、すごい嬉しかったです。でもやっぱりリレーが一番です。一走でいつも失敗していたのですが、一番に帰ってきて次につなげられた、そして優勝できた、それが一番嬉しかったですね。

――リレーの練習と個人の練習に変わってくるものがあると思いますが、どのようなことを意識されていますか

半藤 いや別に練習は変わらないです。自分たちの結果出せれば、それがリレーの結果のなので。リレーだからと言って練習が違うことはないです。

――個々の力が合わさって優勝につながったということですね。有路選手は振り返ってみていかがですか

有路 昨年はみんなが言っていたように、練習量がとても多かったので、私がやってきた3年間の中で一番全体的に見て、ワセダは競技的にはよかったと思います。しかし、自分が一番力を出したかったインカレでどの種目にも出させてもらったのにもかかわらず、点数を獲得できなかったので、今シーズンは絶対、4年生として点数を取りたいなと思います。

――昨シーズンを終えてから、前期を振り返ってどのような練習をされていましたか

有路 ことしはインカレの種目が5キロや10キロではなく、ディスタンスといった長い距離を走る競技が多いので、練習時間も長く、スピード練習とかも比較的長めのトレーニングが多かったです。

――ことしに入って、有路選手と半藤選手は4年生ですが、練習や寮などの生活で意識されていることはありますか

半藤 特に意識しないようにしています。あんまりそうやって引っ張る引っ張ると思っていても…。みんな強いですし、それぞれのいいところはあるし、ついてこいっていうことはないです。無言の圧です(笑)。特にそういうのはないです。

有路 個人個人の良さがあるし、個人種目というところもあるので、ここでは例えば短い距離だったらなる(半藤)が引っ張ってという、勝手にそういう雰囲気になるので、そのなかで一人一人たたせてあげて、引っ張らせてという感じです。

――滝沢選手はことし2年目で、後輩も入ってきたかと思いますが、昨年と比べて変わった部分はありますか

滝沢 後輩に関しては、あまり意識しないというか、あまり人のことはいいので、私の中で。ただ、ことしの方針として、持久系をアップさせていきたかった部分を、けがをしてしまって、うまくいってないことは自分で感じています。

――ことしのクロスカントリーのチームの雰囲気はいかがですか

有路 上下関係なく、どんどん皆ガツガツいってくる感じですね、でももっといってもいいかな(笑)。もっと1、2年生がガツガツいってほしいのですが、チームとしてはすごいいいチームだなと思います。

――先輩から後輩にアドバイスや意見を出し合うことはありますか

有路 全然あります。こずえ(滝沢)なんか特に。知識豊富なので。ジュニアに入ってくる人や代表に入ってくる人は知識が豊富なので、いろいろ教えてもらっています。

クロスカントリー部門を色で例えると…

軽快なトークで対談は盛り上がりました

――お互いに尊敬している部分を教えてください

有路 こずえは2年生一人ですが、すごいしっかりしていて、1年生のときからしっかりしていたのですが、2年生になってさらにしっかりしてるかなと思います。練習とかも全部自分で考えられるし、自分の悪いところや課題も明確にしているし、けがもあったのですが、それにもちゃんと向き合っていて、どんどん戻ってきているかなと、私にはそう見えます。すごいすごい頼ってます、私の中では。なるに関しては、同期二人しかいないので、ずっと一緒に頑張ってきた仲です。私以上にこの二人は自分と向き合うのがうまくて、自分と向き合いながらスキーしている印象があります。そういった面でも競技的な面でも、私生活の面でも、自分のメンタル管理はがうまいなあと感じます。時々ちょっと大変なこともあるけど(笑)、でもなんだかんだやはり出すところで出せるし、そういった部分で尊敬しています。

半藤 まずこちらのかた(滝沢選手)は、高校から一緒ですが、まず地元が一緒で、昔から知っている仲です。けれど、いまみたいに深く関わることはあまりなくて、リレー組んだり、いろいろしたりいて、一緒に戦った2年間で思うのは、一緒なんですけど、抜くところは抜ける、真剣になるところは真剣になる、そういうメリハリがちゃんとしていて、そこが一番尊敬していて、そこが一番彼女の強みであって、切り替えは女子チームの中で一番あって、それが結果にもつながっていると思います。杏子は、本当に面白いんですよ。それがチームの中の雰囲気とか、みんなを引っ張っていく部分とかで、杏子でしかできなかった、私じゃ絶対できなかったですし、人のことをしっかり思えると思います。

有路 お母さんみたい(笑)。

半藤 そういうところが、一人一人をちゃんと見てくれるし、チームの雰囲気をいい方向、明るい方向にもっていってくれる、それが彼女のいいところですね。

――滝沢選手はいかがですか

滝沢 被るんですけれど(笑)、杏子さんは本当に面白い。チームのいい雰囲気作っているのは杏子さんだと思います。練習でつらいときや、もう声出したくないなってときに、声を出すのは杏子さんだなと思ってます。あとプラスの方向に声かけしてくれるのも杏子さんで、そこにはすごい救われています。成実さんは、すごい冷静に自分と向き合える人で、じっくり雑じゃない、丁寧に細かいところまで向き合っているところがすごいと思います。

半藤 今後恥ずかしいね(笑)。

有路 生活するうえでね(笑)。

――最初に出会ったときのイメージから変わった部分はありますか

半藤 めっちゃ変わってるよね。こずえはヤンキーだと思ってた、超雑みたいな(笑)。一匹狼みたいな感じで、そういうオーラ放っているんですけど、こうみえて人思いだったり、チーム思いだったり。

有路 めっちゃしっかりしているよね。頼るときが多い。

有路 なる(半藤選手)は、本当にしゃべらないんですよ、人見知りで。だから最初に会った時、なかなかしゃべらないからわからない(笑)。なるも、自分でこずえに言ってましたけど、友達思いだったり、同期思いだったり、チーム思いだったり、なんだかんだいろいろ考えていて、時々ぼそぼそと言ってくれて、そういう面ではすごい優しい子だなと思います(笑)。ストイックだしね。

滝沢 ほんとね。

半藤 そんなことないよ。

有路 だるいとか言ってもやっちゃうタイプですね、この二人は。文句はめちゃめちゃ言うけど(笑)。

滝沢 杏子さんは、ほんとに面白い(笑)。

半藤 面白い(笑)。

有路 ちょっとなんか他ないの(笑)。真面目とか(笑)。

半藤 真面目は真面目なんだけど、おもしろい(笑)。

半藤 下りの滑り方が面白いんですよ。

有路 この二人は、下りが速いので、遅く下りる私をムービーでとるという(笑)。それがまあいい雰囲気になっていますよね(笑)。締まるところは締まって。

――最初から、有路選手は面白いという印象だったんですか

半藤 私はまったく絡んだことなくて、大学入って話すようになって、どういう人かも分からなかったところから始まったのですが、そしたら…(笑)。

――そうしたらこんなに面白いとは

有路 そんなに面白いんだ(笑)。

半藤 うん、面白い(笑)。

――チームの他の方からもよく面白いと言われますか

有路 よく言われますね(笑)。

半藤 彼女がいないと成り立たないチームですよ。暗くなっちゃうよね。

——有路選手が面白いというお話をされていましたが、チームの中でも特にそうなのでしょうか

滝沢 みんな面白いですけど、杏子さんは面白いですね。

有路 でも、ことしの1年生も面白いよね。

滝沢 個性的というか。

有路 クロカンの1年生の2人が特に面白いですね。

――有路選手のお話で何か印象的なエピソードはありますか

滝沢 杏子さんはいろいろありますよね。

半藤 下りとか。やたら転ぶんですよ。

有路 走っていてもよく転ぶ(笑)。高校時代やっていなかったこともあってローラースキーが得意ではなくて、練習で下りに転んだりよくしていました(笑)。それを思うといまは上手くなりましたね。

半藤 すごく上手いです。あとは、ウグイス嬢のモノマネができるんです。やって!

有路 やらないよ(笑)。

半藤 すごく面白いです。モノマネとか、かわいい子ぶった感じの声とかもできます。

有路 よく店員さんのモノマネをやっています。

半藤 上手ですね。

――オフの日にはどのように過ごされていますか

滝沢 私はライブばっかり行っています。

――どのような音楽を聞かれるのですか

滝沢 邦ロックですね。ワンオク(ONE OK ROCK)とかラッド(RADWIMPS)とかです。

――お気に入りの曲はありますか

滝沢 最近はフォーリミ(04 Limited Sazabys)の「Terminal」とかですね。

――お二人はいかがですか

有路 寮生活でずっとみんなでいるので、オフの日はみんな各自バラバラで学校の友達とかと過ごすことが多いです。

半藤 割と外に行くよね。

有路 私は外に出たがりなので、よく遊びに行ったりしますね。

半藤 私は割と寮にいますね(笑)。

滝沢 疲れちゃうから。

半藤 そう、疲れちゃうから(笑)。練習に全力なので、引きこもってDVD見たりしています。でも、最近は外にも結構出ています。

――どこに出かけられることが多いですか

半藤 結構どこでも行くよね?

有路 どこ行ってるの?私知らないんだけど(笑)。

滝沢 私も知らないです(笑)。

半藤 私は渋谷とかに行くことも多いです。

有路 学年が上がるごとに、なるは出かけるようになってきたかな。

半藤 たしかにそうかも。

有路 私はだんだん引きこもるようになってきたから。

半藤 歳かな(笑)。

――気分転換にはどのようなことをされていますか

有路 食べることが好きなので、おいしいものを食べることです。焼肉も好きですし、甘いものが大好きなのでよく食べに行きます。

半藤 私は温泉とかお風呂が好きなので行きます。

有路 おばあさんみたい(笑)。

滝沢 入浴グッズのこととか言わなくていいんですか?(笑)

半藤 好きなんです。露天風呂が好きなのですが、寮にはないので入浴剤を買って来たりして遊んでいます。お風呂が長いです。

有路 長いよね。私は短いかな。

――ことしのチームの雰囲気はいかがですか

有路 クロスカントリーもそうなのですが、ことしは全体的に良い意味で上級生、下級生関係なく刺激し合えているのかなと思います。学年の枠がなくて、ほかの部門でも下級生もどんどん出てきますし、良い意味で競争できていると思います。

――『変革』というスローガンにはどのような思いがありますか

有路 昨年まで男女アベック総合優勝というのを掲げていながら、まだ達成できていないので「ことしこそは」という意味を込めての変革ですね。

――変革を感じるのは、どういった部分ですか

有路 アルペン部門が、「毎年クロカン部門が頑張ってくれているから、自分たちも点数を取りたい」というので盛り上がっている感じはあります。私たちとしては、ことしは日大も強いのでインカレもどういう風になるのかまだ全く見えない状態なので、クロカンが一丸となって、全員が入賞できるようにしたいです。

——ほかの部門の選手から刺激を受けることはありますか

半藤 ありますね。

有路 もうちょっと具体的に話して(笑)。

一同 (笑)。

有路 全体合宿ではアルペンの練習もやったりして、全然やらないジャンプ系だったりアジリティー系の練習をしたときに、アルペン選手にできることがクロカン選手はなかなか苦手で、刺激を受けたりというのはあります。

半藤 私はアルペン選手といることが多くて。1年生の時は同部屋でいろいろと話をしたりしました。セクションは違いますけど目指しているところは、スキー選手はみんな同じなのでそういった面で相談をしたりしました。アルペンの練習が役に立たないということはありませんし、練習に何が正解というのはないので相談したりしながら、「これいいな」と思った練習は一緒にやったりしました。そういうところでアルペン選手からの刺激もありましたね。

――部門ごとのカラーなどはありますか

有路 アルペンはとにかくにぎやかって感じです。

半藤 オレンジって感じだよね、色だと。

滝沢 本当のカラー?!(笑)

一同 (笑)。

有路 競技特性というか、アルペンは自分の練習してきたことが必ず結果に結びつくかというとそうでもないし、運とかセンスとかも問われるのであまり結果を重く受け止めてしまうといけないのかなという感じはします。ポジティブ。クロカンは…

半藤 ネガティブ。

有路 ネガティブ…じゃない(笑)。

一同 (笑)。

滝沢 違う違う(笑)。

有路 真面目だね。

半藤 ザ・真面目って感じ。本当は真面目じゃないけど、そう思われちゃう。

有路 たしかに。

――クロスカントリー部門を色でたとえると何色でしょうか

半藤 エンジ。

一同 (笑)。

滝沢 ワセダカラー(笑)。

有路 ずるいじゃん(笑)。

半藤 ずるいね。

有路 でも、練習の成果がそのまま出るというか、努力した分出てくる種目だと思います。

半藤 実際、熱さはあるよね。赤っぽい感じ。

有路 たしかに。

半藤 でも冷静にいかないといけないっていうところもある感じですね。

有路 女子ジャンプ、モーグルとかはやっぱり一人とかなのでカラーというというよりは個人という感じです。

「リレーでも連覇したい」(半藤)

最後のインカレに向けて気持ちを語る半藤

——クロスカントリー競技の醍醐味は何ですか

有路 陸上の長距離と似ているのですが違うところが、シングルスタートといって1人でスタートしてゴールするまでタイムが分からないというところです。最初から最後まで自分の戦いですね。たぶん自分に勝てた時が成績も出る時だと思うし、ひたすら自分と向き合わなければいけない競技なので、向き合えて勝てた瞬間というのは何にも代え難いなと思います。

——前回のインカレを改めて振り返られて、ことしのインカレにどのような思いがありますか

有路 私はすごく悔しい大会でした。みんながせっかく入賞している中で、全然入賞できず点数も取れなかったので、「ことしこそは」という気持ちが強くなりましたね。4年生として絶対に点数を取りたいなと思っています。

半藤 前回以上ができるかと言われれば、ことしは厳しいところがあると思うのですが、最後だからこそことしはみんなで笑いたいし、それには一人一人が頑張らなければいけないので私も自分と向き合って頑張りたいです。

滝沢 前回のインカレでは3種目ともポイントを取ることができたので良かったのですが、やはり優勝したいという気持ちはあるので、そこはずっと目標としていくのかなと思います。

——ご自身のどのような強みをレースで生かしていきたいですか

有路 ことしは良い意味で泥くさく、粘り強くやっていきたいです。チームで戦う唯一の大会だと思うので、しっかりと全入賞したいです。

半藤 4年間やってきて、いろいろな大会にも出て経験と戦略が強みだと思っています。いまある能力しかないですし、それで勝つためにはあとは戦略だと思います。経験と戦略で、全力でポイントを取っていければと思います。

滝沢 クラシカルが得意なので、クラシカル競技では確実にポイントを取りたいのと、ことしはフリーもフォーム改造をしたり自分なりに積極的に取り組んでいる部分なのでフリーでもしっかりとポイントを取って、そのポイントがチームの優勝につながるように頑張りたいです。

——今回のインカレは5連覇も懸っていますが、チームと個人としての意気込みをお願いします

有路 私は最後のインカレで、1年生の時にしかポイントを取れていないのでしっかりとポイントを取るということと、チームとしても5連覇を目指すためにクロスカントリーで全員が入賞できるようにしていきたいです。

半藤 私も、出た種目が必ずポイントを取るというのが目標で、チームとしてはリレーも取って連覇したいなと思っています。

滝沢 前回初めてインカレを経験して、他の大会とは全然違うなという印象だったので、それだけどこのチームもインカレに懸ける思いは強いということを感じました。私たちのチームももちろんインカレで優勝したい気持ちは強いですし、そのために自分ができることはポイントを取ることなので最低限必ずポイントは獲得したいと思います。そして、必ず優勝したいです。

——ありがとうございました!

(取材・編集 加藤佑紀乃、副島美沙子)

ユニークなポーズで写真に映ってくれました

◆有路 杏子(ありじ・きょうこ)(※写真上)

1993年(平5)6月7日生まれ。身長168センチ。山形・新庄北高出身。スポーツ科学部4年。クロスカントリー競技。半藤選手、滝沢選手は口を揃えて有路選手のことを「面白い」と話してくれました。ものまねをよく披露するなど、チームのムードメーカーとしても欠かせない存在になっています!

◆半藤 成実(はんどう・なるみ)(※写真中)

1993(平5)年4月21日生まれ。身長165センチ。長野・飯山高出身。スポーツ科学部4年。クロスカントリー競技。露天風呂好きと明かした半藤選手。部の寮には温泉がないため、入浴剤を買って楽しむほどのこだわりがあるそうです。疲れをいやす貴重な時間になっているのですね!

◆滝沢 こずえ(たきざわ・こずえ)(※写真下)

1995(平7)年12月5日生まれ。身長163センチ。長野・飯山高出身。スポーツ科学部2年。クロスカントリー競技。全日本ナショナルチームメンバー。好きなアーティストに「ONE OK ROCK」と「RADWIMPS」を挙げてくれた滝沢選手。大好きな音楽を聞くことが日頃の活力につながっているのですね!