2月20日からイタリア・バルディフィエメで2年に一度のノルディック世界選手権が開催される。ノルディック複合競技の代表に渡部善斗(スポ3=長野・白馬)、渡部の兄のOB渡部暁斗(平23年スポ卒=現北野建設)、OB永井秀昭(平18年人卒=現岐阜日野自動車)が選出された。
渡部は今季、FISワールドカップ個人第1戦目から11位につけるなど、世界の舞台でも安定した活躍が目立ち、選出されることになった。先日行われた全日本選手権(全日本)でも兄・暁斗に次いで2位となるなど好調をうかがわせる。特に、全日本でも首位につけた得意のジャンプを武器とした活躍を期待したい。
世界選手権への出場で渡部の全日本学生選手権への出場は叶わなくなってしまった。しかし、代表選出は渡部の努力の賜物である。個人がそれぞれの舞台で全力を尽くすことで、早大スキー部はますます強くなっていくはずだ。
(記事 辻玲乃、写真 千歩まゆあ)
渡部善
◆渡部善斗(わたべ・よしと)
1991年(平3)10月4日生まれ。ノルディック複合競技。全日本ナショナルチームランクC。長野・白馬高出身。スポーツ科学部3年。W杯個人第5戦グンダーセン・ノーマルヒル種目8位(2012年)。W杯個人第1戦グンダーセン・ノーマルヒル種目11位(2013年)。
◆渡部暁斗(わたべ・あきと)
1988年(昭63)5月26日生まれ。ノルディック複合競技。全日本ナショナルチームランク特A。長野・白馬高出身。W杯個人総合2位(2012年)。W杯個人第22戦グンダーセン・ノーマルヒル種目優勝(2012年)。
◆永井秀昭(ながい・ひであき)
1983年(昭58)9月5日生まれ。ノルディック複合競技。全日本ナショナルチームランクC。岩手・盛岡南高出身。W杯個人第8戦グンダーセン・ノーマルヒル種目8位(2012年)。W杯個人第7戦グンダーセン・ノーマルヒル種目12位(2012年)。