全日本学生選手権(インカレ)2日目のきょうは女子3競技、男子1競技が行われた。女子はクロスカントリー競技10キロクラシカルで期待のルーキー大平麻生(スポ1=新潟・十日町)が圧巻の走りで優勝。さらにアルペン競技の大回転で3人が入賞、ジャンプ競技でも小林諭果(スポ1=岩手・盛岡中央)が表彰台に上るなど大量得点を獲得し、総合暫定順位1位で初日を終えた。男子のジャンプ競技にはノルディック複合競技を専門とする3人が出場し、山元豪(スポ1=富山・雄山)が7位に入賞。総合暫定順位は4位となり、明日以降の巻き返しに期待がかかる。
★大平が初戦で優勝!力走を見せる
表彰台で笑顔を見せる大平
女子10キロクラシカルには、早大から5人の選手が出場。ルーキーの大平が33分53秒9で見事優勝を果たし、半藤成実(スポ2=長野・飯山)も8位で昨年に引き続き入賞した。全長5キロのコースを2周する今回のレース。大平は初めてのインカレながら、空気にのまれることなく、堂々とした滑りを見せた。全力でコースを駆け抜け、ゴール後には雪上に倒れこむ。「勝たなければいけない試合だったので、ホッとしました」(大平)と心境を語った。一方、半藤は10位以内に入ったものの、昨年の6位からランクダウンしたこともあり、今回の滑りには納得がいっていない。「個人としても絶対に結果を残すつもりですし、ワセダとしてもポイントがほしいのでがんばりたいと思います」(半藤)と次戦での雪辱を誓った。インカレ女子総合3連覇、そして念願の男女アベック総合優勝に向け、負けられない戦いが続く。
(記事、写真 副島美沙子)
★3人が入賞しポイント奪取
2本目で好タイムを記録した太田
アルペン競技の女子大回転には、同種目で優勝経験のある眞田ひばり(スポ4=北海道・北照)や全日本強化指定選手に選ばれた向川桜子(教4=秋田・角館)など5人が出場。1本目終了時点で眞田、後藤悠子(教4=長野・白馬)、向川の4年生三人が10位以内に入り、良い滑り出しを見せる。するとそれに続くように太田好美(スポ2=北海道・網走桂陽)が、「10番に入れればいいかなと、余裕を持ってスタートできた」と自身も会心のレースを展開。2本目でタイムを落とす選手が多い中、太田は14位から一気に2位まで上り詰め、初めて表彰台に上った。早大からは眞田が3位、向川が9位と三人が入賞を果たし、ポイントを獲得。昨季唯一入賞した石栗優(スポ2=北海道・双葉)は惜しくも22位に終わった。
(記事 細川香衣、写真 松下優)
★初の女子ジャンパー小林、悔しい準優勝
きれいに着地を決めた小林
早大初の女子ジャンパー小林諭果(スポ1=岩手・盛岡中央)は、地元開催のインカレに初めて出場した。しかし、結果は2位と本来の実力を発揮することができなかった。1月末の全日本選手権でも優勝し、「調子は上がってきていた」という小林。試合直前に行われた試技でも全選手中でトップの69メートルのジャンプを見せた。「いける」と思い、臨んだ本番。悪条件の中で、1本目は51.5メートル。この時点で2位の小林は2本目に逆転の望みをかける。しかし、小林が飛ぶ直前に風が追い風に。それが原因となり、ジャンプに乱れが出た。記録は61メートル。天候が味方せず、優勝を逃した。小林は「女子総合優勝に貢献するためにも1点でも多く取りたかった」と悔しげに語った。
(記事 松本理沙、写真 建部沙紀)
★前哨戦で山元が飛躍
早大トップの成績を収めた山元
男子ジャンプ競技には早大から3人が出場。3人とも本来はノルディック複合競技の選手だが、山元豪(スポ1=富山・雄山)が7位入賞を収める。傳田翁玖(スポ2=長野・飯山北)は19位、神島実孟(スポ1=青森・五所川原農林)は35位で終えた。悪天候で開始が2時間遅れ、その後も風の強弱、有無の差が選手によって激しく、非常に難しい試合となる。早大で最高成績を収めた山元も、1本目の79.5メートルに対して2本目は65.0メートルとなったものの、「内容自体はそんなに悪くなかった」と語った。ジャンプ競技に出場した3選手はいずれもあすのノルディック複合に出場する。きょうの経験を踏まえ、あすはさらなる飛躍を見せてほしい。
(記事、写真 建部沙紀)
結果
▽女子暫定総合順位
1位 早大 37.5点
2位 東海大 34.5点
3位 日大 17位
4位 法大 11点
5位 龍谷大 8点
▽クロスカントリー女子10キロクラシカル
優勝 大平 3分53秒9
8位 半藤 35分26秒0
14位 五十嵐優花(スポ3=長野・飯山) 36分46秒9
17位 有路杏子(スポ2=山形・新庄北) 37分41秒8
19位 重田結歌(スポ1=群馬・長野原) 38分5秒2
▽アルペン女子大回転
2位 太田 1分13秒21
3位 眞田 1分13秒22
9位 向川 1分14秒06
11位 後藤 1分14秒25
22位 石栗 1分15秒69
※タイムは2本合計
▽ジャンプ女子ノーマルヒル
2位 小林 118.5点
▽男子暫定総合順位
1位 東海大 30点
2位 明大 20.5点
3位 中大 19点
4位 早大 16点
5位 日大 14.5点
▽ジャンプ男子ノーマルヒル
7位 山元 189.0点
19位 傳田 166.0点
35位 神島 121.0点
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コメント
◇女子クロスカントリー競技
半藤成実(スポ2=長野・飯山)
――インカレ初戦でしたがどのような気持ちでレースに臨まれましたか
2年目のインカレということで、昨年は楽しかったのですが、ことしは苦しいというかつらいというか。ことしユニバーシアードに選んでいただいて、初めて海外でレースをしてきたのですが、周りの速い人たちに圧倒されて本来の自分の滑りが崩れてしまいました。また、昨年は4年生に体を大きく使う自分と同じような滑りをする人がいました。ことしは一緒に海外に行った大平と一緒に練習していたのですが、大平はピッチ走法で、私はストライドを大きいフォームで、一緒に練習していく中自分を見失ってしまい、それからうまく走れなくなってしまいました。それで今季ずっと悩んでいて、このインカレもとても不安だったのですが、インカレは一人じゃなくてみんなで戦うということが私を動かしてくれたというか。このままでは良くないなと思い臨みました。
――きょうのレースを振り返って
きょうはグリップがすごく難しくて、正直全然雪とかんでくれなかったのですが、そういうのはみんな同じだし、その中で強い人が勝つのが勝負の世界だと思うので、結果は今の自分の実力だと思いますし、うまく滑れていないというのが一番悔しいです。
――きょうの勝負どころは
10キロという長い距離だったので、最後まであきらめない人が上位に来たんだと思います。私としても最後は攻めたのですが、それまでの滑り影響してしまったと思います。
――8位という結果については
全然悔しいです。麻生(大平)とはユニバーシアードも一緒だったのですが、そこでもクラシカルでは負けていなかったしFISレースでも勝っていたので、優勝を狙っていたのですが、この結果で悔しくて情けないです。
――次戦への抱負は
次はフリー5キロで、苦手と言えば苦手なのですが、苦手とか得意とか関係なくとにかくがむしゃらに走るしかないと思います。個人としても絶対に結果を残すつもりですし、ワセダとしてもポイントがほしいのでがんばりたいと思います。
大平麻生(スポ1=新潟・十日町)
――優勝おめでとうございます。きょうのレースの感想をお願いします
自分がゴールしたときは、うれしさよりも感謝の気持ちでいっぱいで、ワセダのチーム力というものを感じた1日でした。普段あまりないのですが、今回アルペン部門の先輩方やOBの方々が応援に来て下さったり、きょうはグリップバックスが難しかったのですが、コーチの方やサポートの方々がギリギリまで自分の板を調整してくださいました。走る感じで最後まで滑っていたので、すごく苦しかったのですが、応援の声がすごく聞こえて、苦しい中でもしっかりと踏ん張ることができたのが良かったと思います。
――どのようなレースプランを考えていましたか
タイムトライアルで10キロ走ってみたときに、中盤で長い登りの部分があって、そこでペースダウンしてしまうことがありました。そこでペースダウンすると、(他の選手に)追い付かれてしまうと思ったので、しっかり中だるみしないで、とにかく最初から最後まで全力で動き続けるつもりで走りました。
――初めてのインカレですが、緊張はありましたか
ことしは世界大会からシーズンが始まって、全日本選手権など、どんどん上のレベルで戦っていたので、そこまで緊張はしていませんでした。でも、やはり自分の中で「勝たなきゃいけない」とか「勝ちたい」という気持ちが強くて、自分の中でプレッシャーをかけていたので、いままでは挑戦者の気持ちだったのですが、今回はちょっと緊張しました。
――きょうのコースのコンディションはいかがでしたか
コースの中が氷みたいにツルツルで、グリップバックスがきかなかったので、滑り方も難しかったです。
――ゴール後に倒れこんでいましたが、全力を出し切ったレースだったということでしょうか
そうですね。しかも、きょうは難しいコンディションで、結構足を使って走った部分があって、最後のストレートに入ったときは足がけいれんしていたので、ゴールしたときになかなか起き上がれませんでした。(力を)出しきったなと思いました。
――どのあたりで優勝を狙えると思いましたか
スタートしたときからずっとタイムチェックを聞いていて、そのときにずっとトップだったので、スタートからずっとトップを狙うつもりでした。タイム差があまりなくて途中で焦ったのですが、ゴールしてみて優勝できたことがわかり、勝たなければいけない試合だったので、ホッとしました。
――レースへの自信や手応えはありましたか
インカレ前の試合までは学生の中ではずっとトップだったのですが、前の大会と今回のインカレが2週間ほどあいたので、その間に他校の選手がどう調整してくるかわからなくて不安でしたが、スタートしてみて自分の動きもそんなに悪くなかったので、いけるかな、と思いました。でも、良い結果を出すためには、自分の力を100パーセント出さないと勝てないと思ったので、結果よりも、まずは自分のレースをしようと集中しました。
――得意なコースはありますか
私は結構元気に動けるタイプなので、他の人が疲れてしまうようなタフなコースは、みんなが落ちていく中でも粘ることができて、すごく好きです。今回のコースもタフなコースなので、そこは有利なのかな、と思っています。
――男女アベック優勝に向けて意気込みをお願いします。
サポートに回っている1年生も多い中で、自分は走らせていただいているので、走る以上は中途半端な結果は出さないで、表彰台のトップを狙おうと思います。まだリレーがあるので、もし出られることになったら、チームのために本当に死ぬ気で走って、1点でも多く自分が得点をとって、ワセダに貢献できるように頑張りたいと思います。
◇女子アルペン競技
眞田ひばり(スポ4=北海道・北照)
――きょうのレースの感想をお願いします
レースの時間が押していて、モチベーションがダラダラしたり不安もあったりしたんですけど、(引退前)最後のレースになるので思いっきり楽しもうと思って滑りました。天気も悪くてスケジュールもグダグダしていたのですが、その状況も楽しもうと思って滑りました。
――最後のインカレということで、緊張などはありましたか
いつもの大会よりは緊張しなくて、逆に余裕がありました。4年生になって学年的にも余裕が出てきたのもあるし、きょねんのインカレの成績も悪かったので背負うものもなくて。自分の力を出すだけだったのでリラックスしてできました。
――その自分の力は発揮できたと思いますか
1本目はラップタイムで1番だったので良かったと思いますね。
――比べて2本目はいかがでしたか
2本目はさすがに緊張しました。でも思いっきりいけたというのが今回のレースで印象的だったかなと思います。レースのバーンも変わってちょっとラッキーなところもあって。きのうの男子がやっていたところをもともと女子も滑る予定だったんですけれども、天候の関係で下のコースに変わって、上のコースより下のコースの方が得意なコースだったのでラッキーでした。
――ではこれから迎える回転とスーパー大回転に向けて、意気込みをお願いします
最後の年なので、どっちか1種目は優勝したいと思います。
向川桜子(教4=秋田・角館)
―― 向川さんにとっては最後のインカレとなりますが、どのようなお気持ちで臨まれましたか
2年生の時は、インカレの後に世界ジュニアがありました。そのため、GSだけに出場して、その後世界ジュニアへ行きました。3年生の時は日程が完全に重なってしまい、インカレには出場できませんでした。4年生でインカレに出場できたのは、私にとって良い機会だと思います。集大成として、ワセダの史上初アベック優勝へ貢献できたらと思います。
――本日のコースのコンディションはいかがでしたか
天気もバーンも良いとは言えませんでしたが、その中でも自分がやるべきことをやろうと思っていたため、あまりコンディションには左右されませんでした。
――本日の1本目のレースの感想をお聞かせください
16番スタートだったため、雪が掘れていて、バーンが荒れていました。その中で、気持ちが先走ってしまい、スキーの動きを無視してしまいました。それでも、6番につけて、上位とも僅差だったため、2本目はいけると思いました。
――1本目を終えて、2本目にはどのようなところを修正して臨まれましたか
気持ちをしっかりと板に乗せました。あとは、短いコースなので、ワンミスが命取りとなります。そのため、集中して、全力でいこうと思っていました。
――本日のご自身の順位についてどのように受け止めていらっしゃいますか
満足は全くしていません。悔しい部分の方が多いです。それでも、周りの皆がサポートしてくれて、応援しに来てくれて、心強かったので、感謝の気持ちでいっぱいです。
――以降の種目へ向けての意気込みをお願いします
スーパーGもスラロームも勝ちたいですね。勝って、アベック優勝に繋げたいです。
太田好美(スポ2=北海道・網走桂陽)
――きょうのレースを振り返って
1本目でまず14番だったので、正直10番以内に4年生が3人いて安心感というか、自分は2本目で10番に入れればいいかなと、余裕を持ってスタートできたと思います。
――大会初戦でしたが、どのような気持ちで臨みましたか
あんまり得意な種目ではなくて、こういう大きい大会で入賞したのも小学生以来なんじゃないかという感じでした。順位とかは関係なく自分の一番いい滑りができればいいと思っていて、それができたかなと思います。
――きょうの調子はいかがでしたか
体はすごく動きました。短いコースだったので、体を動かしてどんどん落ちていけるような滑りを意識しました。
――2本目に入るときはどのような気持ちでしたか
いつも2本目であと何人まければ入賞できるとか考えちゃうんですけれど、なるべくそういう思いは消して、いまできる一番いい滑りをしようと心掛けました。
――2本目は滑り終えたときの感触は
男子の選手もみんな応援に来てくれていて、みんなが「おお!いいよ!」って言ってくれたので、ああ良かったんだって(笑)。あんまり実感はなかったです。
――2位という結果をどう受け止めていますか
すごくうれしいです。いい波がつくれたかなと思うので、あと2種目も頑張っていきたいです。
◇女子ジャンプ競技
小林諭果(スポ1=岩手・盛岡中央)
――2位という結果はいかがでしたか
勝とうと思って力んでしまいました。今回の試合は2位という結果なのですが、自分ではあまり納得できていないです。
――今大会を振り返っていかがですか
条件は恵まれなかったのですが、それのせいにしてしまっているところがあるので。そもそもジャンプがあんまりでした。最近調子が上がってきていて、練習とかでは悪くなかったので、本番もいけるかなと自分の中で自分に望みすぎていて、(今回の結果は)妥当な結果なのかなと思います。試合はジャンプのタイミングが遅れてしまって、2本目はあまり伸びなかったです。
――この大会にはどのような思いで挑みましたか
初めてのインカレなので、まずは経験かなと思っていました。ですが、4年生の先輩方が最後になってしまうので、今シーズンの大学の目標であったアベック優勝に向けて、少しでも貢献するためにここで結果を残したいなというのはありました
――地元でのインカレということでしたが
なかなかこっちにも帰ってくることがないので、地元の(ジャンプ)台を飛ぶのが今シーズンは初めてでした。ただ、地元の台だからこそ結果を残したいというところはありました。
――試技では全選手中1位でした
シーズン中盤から調子が上がってきていたので、試技は試技でしかないのですが、いい感じでは飛べていたので、本番もそれが出せればなというのはありました。
――1本目のジャンプでは2位で、2本目へはどのような気持ちで向かいましたか
1本目はバックという風で条件がみんな悪くて、雪も降っていたのでアプローチのスピードも出ていなくて、距離もみんな全然伸びていませんでした。だから2本目は風が吹きさえすればチャンスはあったので、逆転したいなと思って2本目に臨みました。
――2本目は思うようなジャンプができませんでしたか
風が自分のときだけ追い風になってしまって、どこかで向かうまで待ってくれるのだろうなと思っていました。風もだんだん強くなっていって、少しほっとして気を抜いてしまったときに、青になって出たので、「えっ!」と思いながらスタートしてしまいました。だからアプローチにしっかり乗ることもできなくて、タイミングも遅れてしまって。少し気のゆるみが出てしまったと思います。
――ワセダ初の女性ジャンパーとして、プレッシャーなどはありましたか
プレッシャーというほど重くは感じていなかったのですが、飛び終わってみて結果を見たら、やっぱり自分にはもっとできることがあったのではないかなと思いました。他のメンバーにも申し訳ない気持ちになりました。女子の総合優勝に貢献するために1点でも多く取りたかったなと思いました。
――インカレを終えて、今後の目標はありますか
今シーズンは、あと宮様の試合だけなのですが、そこでは自分のベストが出せるように、せっかくジャンプも良くなってきているので、それが試合で出せるように頑張りたいです。
◇男子ジャンプ競技
山元豪(スポ1=富山・雄山)
――インカレ初出場でしたが、1日目を終えての感想は
思ったより静かでした(笑)
――インカレに対する意気込みは
12月のユニバーシアードは日本代表として、大学生の代表として出ていたので、やっぱり国内試合では表彰台に登れる順位は狙っていました。
――きょうの7位という結果については
良かった方じゃないかな、と思いますね。1本目にいい風もらって、2本目はみんな結構フェアな状況で飛んだので、1本目の貯金を活かせたかな、と感じました。
――2本目は1本目に比べて伸びませんでしたが、風の影響ですか
そうですね。内容自体はそんなに悪くなかったのかな、と思います。風に結構ばらつきがあったので、いい人と悪い人がいました。
――コンディションは良くなかったのですか
コンディション自体は良かったです。風がない状態で、スペシャルジャンプの人たちにどれだけくらいつけるか、というのが今回スペシャルジャンプの目標だったので。
――開始が2時間遅れたことで何か影響はありましたか
特にはなかったです。
――その間はどのように過ごされたんですか
人によって違いますけど、コンバインドの選手はあしたのためのスキーテストをやったり、時間はつぶせたので、競技に影響はなかったです。
――ご自身の調子は
きょうの本番のジャンプは、こっちに来てから一番いいジャンプじゃないかなと思います。
――きょうの試合を通して学んだことで、あした生かしていきたいことは
きょうみたいに風があれば空気抵抗なく流れで飛べば飛んでいくんですけど、風がなくなったときは、しっかりジャンプ台に力を伝えないといけないと思いました。
――雪に特徴はありましたか
きょう位だったら影響はないんですけど、やっぱり雪がたくさん降ってしまうとレールに雪が積もってしまってスピードが出なくなってしまうので距離も出なくなっちゃいますね。クロスカントリーの方が影響が大きいです。新しい雪がどんどん入ってきて地面が柔らかくなっちゃうと足が疲れちゃうんですよね。蹴っても埋まってしまうので。
――あしたの目標は
あしたはジャンプもクロスカントリーも両方一番で、というのが目標です。
――あさって以降も出場されるんですか
一応クロスカントリーのリレーのメンバーに入っているらしいんですけど、まだ分からないです。一応クロスカントリーの選手がちゃんと4人いるので。誰かが風邪ひいたりしなければたぶん出ないと思います。
――今後の目標をお願いします
今後は国体と、宮様(宮様スキー大会国際競技会)の2試合しかなくて、2試合ともオリンピックチームがいない試合なので、しっかり成績出して来年にはナショナルチームに入ることを目標に、しっかり優勝したいと思います。