12月9・10日に高崎健康福祉大学伊香保リンクで行われた第43回全日本学生選手権。早大からは、清水凜(スポ3=福島・安積)、道見花恋(スポ1=北海道・帯広三条)の2名が出場した。清水は女子1000mと1500m、3000m、道見は女子1000mと1500mに出場し、それぞれの滑りをみせた。
清水は、1日目に1500m、2日目に1000m、3000mに出場。自分の滑りを60点と分析した通り、タイムは納得できなかったそう。しかし、感覚は戻ってきているといい、今後の大会に照準を合わせる形となった。1000mでは27位、1500mでは18位、3000mでは17位と、順位だけで見ると良くはなかったが、重点を置いている“インカレ(日本学生氷上競技選手権)”に向けてより一層の高みを目指す。
大会2日目、3000メートルに出場する清水
今年から早大スピードスケートチームの仲間入りをした道見は、この大会では1日目に1500m、2日目に1000mに出場。大学生になって大きく変わったことで“環境”を挙げた期待の新人は、自分で考えたメニューで練習を行っている。1000mは納得のいく滑りができたけれど1500mは納得がいかなかったと話した道見。1000mは25位、1500mは23位だった。「コーナーの加速が全体の中では1番できている」と言う道見はまだ1年生。今後成長し、頼もしい選手となる日が楽しみだ。
大会2日目、1000メートルに出場する道見
今シーズンはまだ前半。清水ははじめて後輩がいる中での大会が続いていき、道見は大学生として初めての大会がたくさんある。また、女子は今シーズン、インカレでこのメンバーは全員が“初”となる団体戦への出場も予定している。それぞれがあと1カ月でどれだけ成長した姿を見せてくれるのか、その成果には期待がかかる。
(記事、写真 紀洲彩希)
結果
▽女子1000メートル
清水 1分26秒92 27位
道見 1分26秒49 25位
▽女子1500メートル
清水 2分14秒11 18位
道見 2分17秒36 23位
▽女子3000メートル
清水 5分02秒58 17位
清水凜(スポ3=福島・安積)
――この大会で、自分で点数をつけるとしたら何点くらいですか
100点満点中で60点くらいですね
――その点数に理由はありますか
タイム的には本当に、見たらどういうこと?っていうくらい、かなり悪いのですけれど。感覚だったり、今までの練習をしてきた中でこの滑りだったりっていうのは、ちょっとずつではあるのですけど、戻ってきている段階ではあるので。今後の期待を込めて今は60点かなって。
――今シーズンの目標はなんですか
最終目標は、自分が選んだ環境で自己ベストを更新することが今年の目標ではあるのですけれど。1番ポイントとしているのはやっぱりインカレでいいパフォーマンスを出すことではあるので。残り1カ月切っているので。それまでに大会が1個あるのですけど、それも踏まえて今回の反省も生かしつつ、さらに今回の記録よりももっといい、納得のいく滑りができたらなと思っています。
――インカレへの意気込みをお願いします
私は3回目になって、今までは先輩方がいて、インカレっていうことだったのですけど。今年からは、チームの中では最上級だし、3人の1年生を抱えてというか、1年生がいての、後輩がいるはじめてのインカレになるので。その、自分のいいパフォーマンスをするっていうのを含めて、チームとして「早稲田頑張っていますよ」っていうのを見せられたらなと思います。
道見花恋(スポ1=北海道・帯広三条)
――大学生になって、変わったことはありますか?
1番は、競技環境ですね。私の地元はずっと屋内リンクが近くにあって、毎日屋内で、いいリンクで滑れている状況で競技をしてきたので。大学生になって、近くにリンクがない状況になって、自分でメニューを組み立てたり、自分で考えて取り組んだりすることが多くなって。そこが1番の大きな違いですね。
――自分の滑りの長所はなんですか
コーナーの加速ですね。コーナーの加速が、全体の滑りの中では1番できている方かなと思います。
――自分で点数をつけるとしたら、この大会の滑りは何点くらいですか?
良くも悪くも50点くらいですね。
――その点数に理由はありますか
私は1500と1000に出たのですが、1500はちょっと納得いかなくて。でも1000は自分で納得いく滑りができたので、間をとってかなと。
――インカレへの意気込みをお願いします
インカレでは自己ベストを出せるように。あと少しですけど、練習を積んで頑張ろうと思います。