【特別インタビュー】祝全日本選手権出場

スピードスケート

 12月28~30の3日間で行われた、全日本選手権。日本一を決める大会と言っても等しいこの大会に、早大からは、伊藤誠悟(スポ4=長野・屋代)、鈴木柊香(スポ2=北海道・帯広三条)の2名が出場した。伊藤は男子1000m、1500m、5000mに、鈴木は女子3000mと5000mに出場した。今回全日本選手権を終えて、それぞれにインタビューを行った。

 「スピードがかなりついた」ことを良かった点として挙げた伊藤。確かに、5000mなどの長距離でも前半はラップタイムもほぼ変わらずにスピードに乗っていた感じはあった。一方、それによって浮き出てきた後半の失速が今後の課題だと言う。

 鈴木は、自身の出場した女子3000m、5000mの両種目で自己ベストを更新。陸上練習の時から感覚の違いを確かめるようにしているといった話や、コンディション、メンタルの調整などまで、幅広く話を聞くことができた。

結果

▽男子1000メートル


伊藤 1分11秒46 15位


▽男子1500メートル


伊藤 1分48秒70 11位


▽男子5000メートル


伊藤 6分45秒95 15位


▽女子3000メートル


鈴木 4分23秒30 11位


▽女子5000メートル


鈴木 7分29秒85 5位


コメント

伊藤誠悟(スポ4=長野・屋代)

――3種目滑ってみて、これは良かったと言える種目や、逆に課題が残ったと感じる種目はありますか?

  特に良いと思える種目はなく、どの種目も中途半端な記録だったと思います。課題は、持久力にあり、どの種目も後半の失速が目立っていました。

――良かった点や課題点について少し詳しく教えてください

 良かった点は、スピードがかなりついたことです。スピードがついたことで、後半の失速が目立つようになったので、そこを改善点として頑張りたいです。


鈴木柊香(スポ2=北海道・帯広三条)

――3000m、5000m共に自己ベストを更新されました。自身としては、いかがでしたか?

  自己ベスト更新は素直に嬉しかったです。今シーズン積み上げてきたものを2種目とも結果として残すことができ、良い大会にできたと思います。

――自己ベストを更新する上で、これをやっていて良かったな、といったような練習はありますか?

  練習では毎回の隆上ウォームアップで必ず取組むものを決めていて、それで感覚の違いを確かめています。陸上での感覚が悪い日は氷上の感覚も良くないことが多いので、氷に上がる前に何が良くないのかを考えて、少しでも良いイメージで氷に上がれるようにしています。

――リンクごとの違いなどでなにか気をつけていることの違いはあったりしますか?

  リンクの違いというよりかはその時の感覚で考えています。言葉にするのは難しいんですが、「このリンクはこれ」みたいに、意識することを決めたりはしていないです。

――コンディションの調整や、メンタル面含めて高い位置でキープするために気をつけていること、習慣などはありますか?

  当たり前ですが食事と睡眠は特に気をつけています。特に冬は風邪を引きやすいので栄養をしっかり摂ることとたくさん寝ることは心がけています。またコーヒーが好きなので、休みの日などは美味しいコーヒーを飲んでリラックスできるように心がけています。