ついに迎えた日本学生氷上競技選手権(インカレ)。大会1、2日目には、早大から1日目の男子500メートルと2日目の男子1000メートルに河合健朗(文構1=埼玉・早大本庄)、同じく2日目の男子5000メートルに三村亨太主将(スポ4=北海道・釧路北陽)がそれぞれ出場した。好成績を残そうと意気込んで臨んだインカレの舞台だったが結果は振るわず。悔しさの残るレースとなった。
★河合、男子500メートルで無念の失格
力走を見せる河合
大会1日目の男子500mに出場した河合。しかし、ショートトラックを主戦場とする河合だけに、慣れないロングトラックでのレースに動揺が出てしまった。男子500メートルの1本目で相手選手を妨害したとして失格に。2本目を滑ることすらかなわなかった。「順位ではなく、タイムで成長した姿を三村さんに見せたかった」と気合を入れてレースに臨んだ河合だったが、無念の失格に肩を落とす結果となってしまった。
(記事 進藤翔太、写真 加藤佑紀乃)
★三村のインカレ開幕戦は悔しさの残る結果に
屋外リンクに苦戦した三村
三村は大会2日目の男子5000メートルからの出場。表彰台を目標に設定してレースに臨んだが、リンクの状態と自らのコンディションが合わず、なかなかタイムを伸ばすことができない。表面が溶けてゆるくなった氷に苦戦し体力を奪われ、レース後半にタイムを大きく落としてしまった。結果は15位。決して満足のいく結果ではないが、あしたには男子10000メートルのレースが控えている。「(氷と合うようにスケートの刃を)調節して、自分のコンディションもしっかり整えてあしたに臨みたい」。あしたのレースは三村が早大として出場する最後のレースになる。良いかたちで大会を終えるため、しっかりと準備して翌日の男子10000メートルを迎えたいところだ。
レース後に肩を落とす三村
(記事 進藤翔太、写真 山下夢未、辻本紗支子)
★前日のレースから切り替えられず。31位に終わる
来季は主将を務める河合
「三村さんに恩返しするつもりで頑張った」というルーキー河合。初日に出場した男子500メートルはまさかの失格に終わる。「あまり(男子1000メートルへの)切り替えができなかった」と振り返った翌日の男子1000メートルでは、好スタートを切るも思うようにタイムを伸ばせず。1分23秒74で31位と、一矢報いることはできなかった。結果は伴わなかったが、慣れないロングトラック、また屋外でのレースで経験値を上げたのは確かだ。来季は主将として部員をけん引する側に回る河合。インカレで味わった悔しさを糧に、胸を張ってこの舞台へ戻ってくることを期待したい。
(記事 川浪康太郎、写真 進藤翔太)
結果
▽男子500メートル
河合 失格
▽男子5000メートル
三村主将 7分30秒70 15位
▽男子1000メートル
河合 1分23秒74 31位
コメント
三村亨太(スポ4=北海道・釧路北陽)
――きょうのレースを振り返っていかがでしたか
最後のインカレ(日本学生氷上競技選手権)だったので良い結果を出したかったですし、準備もしてきたんですけど、屋外のリンクだったのであまり(リンクの)コンディションが良くなくて、表面が溶けてしまっていたので(スケートシューズの)刃が引っかからなくてタイムが伸びなかったです。時間が経つにつれてリンクの状態もどんどん変わっていったので。それでもほかの選手は(良い)タイムを出していたので、自分の実力が足りなかったな、と思いますね。
――この大会に向けてはどんな準備をしてきたのでしょうか
10月の距離別(全日本距離別選手権)のあと、少し練習できない期間があって、その中で時間を見つけて少しずつ練習するかたちだったので、例年よりは練習量が少ない状態でのインカレでした。最後の2週間でなんとかインカレに合わせようと思ってやっていたんですけど、なかなか自分のコンディションとリンクのコンディションの両面が合わなかったのが残念です。
――やはり屋外のリンクは違うものなのでしょうか
そうですね。きょうは特に氷がゆるくて、柔らかい氷だったので、今までの練習と(リンクの)コンディションは全く違いましたね。
――後半に入って少しタイムが落ちてしまったと思いますが、原因は何だったのでしょうか
全く(氷を)押せない状況だったので、前半から強めにキックしていたので、それが後半になって疲れが溜まってきてしまって。それが影響したのだと思います。
――あしたは男子10000メートルのレースがありますが、それに向けてはどのように調整していきたいですか
スケートの刃がありすぎると深く(氷に)刺さってしまうので、あしたはリンクの状況を見ながらスケートの刃を少し落として、あまり(氷に刃が)埋まらないようにしたいと思います。そこを調節して、あとは自分のコンディションもしっかり整えてあしたに臨みたいと思います。
河合健朗(文構1=埼玉・早大本庄)
――きょうのレースを振り返っていかがですか
自分は1年生なので、1年間やらせてもらった三村さん(亨太主将、スポ4=北海道・釧路北陽)に恩返しするつもりで頑張ったのですが、きのうは失格と不甲斐ない結果になってしまいました。きょうも調子が悪くまた不甲斐ないレースをしてしまったので、自分的には悪い結果だったと思います。
――インカレの具体的な目標は
得意な500メートルで、順位よりタイムで成長した姿を三村さんに見せたかったです。具体的には37秒の頭くらいでした。1000メートルは得意ではなかったのであまり考えていなかったです。
――屋外のリンクでしたが、氷の状態はいかがでしたか
きょうは5000メートルを見ていて、天気が晴れで暖かかったのでグズグズの状態で良いとはいえない状態でした。
――今回はロングトラックでしたが、ショートトラックと比べて難しい部分はどういったところでしょうか
小学生からずっとショートトラックをやっていて、高校2年生になってスケートを辞めようとした時に三村さんにやらないかと誘われてロングを始めました。ショートトラックは基本的にコーナーでどれだけ加速できるかという競技なのですが、ロングトラックだと100メートルが長いのですがそこで加速しないといけないのでその部分が課題です。
――500メートルは失格に終わりましたが、どのように気持ちを切り替えましたか
初めてロングで失格になってあまり切り替えができなかったのですが、先輩やほかのチームの先輩やOBの方々に切り替えろと言われて頑張って切り替えました。
――インカレで得た収穫と課題はなんですか
レース慣れしていなくて500メートルもパニックになりそのリカバリーができなかったので、自分のメンタルの弱さが浮き彫りになったと思います。1000メートルも体力がないというのは分かっていたのですが、リンクの状態が悪くなるとさらに足にきてしまったので、体力をつけないといけないと思いました。
――今後の日程を教えてください
今月末に国体があるのですが、埼玉県代表で出ます。そのあとはジュニアオリンピックカップというのがあって最後に記録会があるので、2月の中旬まであります。
――残りの大会への意気込みを聞かせてください
まだ調子が良くないので、これからテストとかあるのですが国体に向けて頑張って練習して、少しでも良い滑りができるようにしたいです。らいねんから三村さんがいなくなって自分がキャプテンになるので、三村さんを安心させられるような選手になれるように最後の記録会で結果を出せるよう頑張ります。