第87回日本学生氷上競技選手権(インカレ)も3日目を迎えた。早大からはきのうに続いて4選手が登場。小田卓朗主将(スポ4=山形中央)が連日の表彰台に上がり、三村亨太(スポ3=北海道・釧路北陽)が男子10000メートルで入賞するなど、先日に続いて収穫の多き試合となった。あすは3連覇を懸け、男子チームパシュートに挑む。
★この経験をショートトラックにも
収穫あるレースとなった
女子1500メートルに出場した菊池萌水(社3=長野・野沢北)。「(ショートトラックから)乗り換えてまだ4回くらいしか滑っていない」としながら、スタートより同じ組の選手を大きく引き離す。その後もフォームを崩すことなく順調に滑り、1分37秒62でゴールした。菊池の本職はショートトラック。完全に感覚を取戻すことができぬまま本番を迎えてしまった。それでも今回ロングトラックに再挑戦したことは、菊池にとって大きな意味を持ったようだ。「もう1度両方の良い感覚を思い出すことで、もっと(ショートトラックでも)違うパフォーマンスができるんじゃないかな」。自身の技術の向上を追い求める菊池。そのひたむきな姿勢は、必ずや世界の舞台で実を結ぶだろう。
(記事 落合修平、写真 末永響子)
★小田主将が連日の好順位
自分のペースを保ち3位入賞した小田主将
前日の男子1000メートルで圧巻の走りを見せ優勝を果たした小田主将は、大会3日目のきょう男子1500メートルに登場。得意種目であるために2冠に期待がかるレースではあったが、「あまり意識はしていなかった」と本人はいたって冷静にレースに挑んだ。その言葉通りスタートからスピードに乗ると、最後まで自分のペースを落とさない。同組の選手と競り合う激しいレース展開になるが最終コーナーで差をつけそのままフィニッシュ。2位の選手に惜しくも0.01秒差で届かなかったものの、1分55秒85で3位入賞。2日連続の表彰台に立った。「今の状態ではベストな滑りが出来た」と個人種目で自分の出せる力を出し切った小田。あすはいよいよ最後の種目となる団体戦、チームパシュートで優勝を狙う。
(記事 芝原健輔、写真 末永響子)
★三村が男子10000メートルで8位入賞
仲間の応援を受け粘りの滑りを見せた由井
大会3日目の最終種目である男子10000メートルに、三村と由井大陽(スポ4=長野・佐久長聖)がエントリーした。きのうの男子5000メートルで好調さを示していた二人。6組目での出場となった由井は序盤から積極的に攻めていく。「アイスホッケー部と他の大学の仲間が応援してくれたので最後まで頑張れた」と振り返るように仲間の応援も後押しし、苦手種目で10位と健闘を見せた。由井に続いての滑走となったのは三村。スタートから順調にラップを刻み、好走を披露する。しかし、勝負どころの終盤で失速し最終順位は8位に。「順位的にももう少し上に行きたいと思っていたので悔しいです」と入賞にも笑顔はなかったが、あすは最終種目の男子パシュートが控える。「3連覇を目指してチーム一丸となって頑張りたい」(三村)。4年生の集大成となるインカレを飾るために、早大は最後の戦いへと向かう。
今大会初の入賞を果たした三村
(記事 角田望、写真 又坂美紀子)
結果
▽男子1000メートル
小田主将 1分55秒85 3位
▽女子1500メートル
菊池 2分14秒83 12位
▽男子10000メートル
三村 14分54秒96 8位
由井 15分14秒05 10位
関連記事
大会2日目、小田が男子1000メートルで優勝!(1/08)/第87回日本学生氷上競技選手権
コメント
小田卓朗主将(スポ4=山形中央)
――得意種目の1500メートルで3位という結果、どのように捉えていますか
表彰台が目標だったので、はい(笑)。
――2冠への意識というものはありましたか
あまり意識はしていなかったです。
――きょうのレースでの戦略などはありましたか
ラップを落とさずに周ることを目標としてやっていたんですけど、ちょっとスピードが出にくかったので、そこは反省点で改善しないといけないなと思います。
――自分の走りは出来たと思いますか
最後もペースを落とさずに行けたので自分の滑りはしっかりと出来ていたと思います。
――同組の選手と競り合うレース展開となりましたが
最後いい形で終えることが出来たのでそこは良かったと思います。
――2位の選手とわずか0.01秒差でしたが
それはもう勝負なので、頑張った結果で少し届かなかったということです。少し悔しいですけど、力は出せたので。
――優勝、3位と個人種目は好調であったと捉えていますか
今の状態ではベストな滑りが出来たと思います。
――きのうの言葉通り通りチームに貢献することができたのでは
ポイントはしっかり取れたので、最低限の仕事は出来たんじゃないかなと思います。
――あしたのチームパシュートへの意気込みをお願いします
パシュートは個人と違って、本当に団体の種目なのでチーム全員で力を合わせて優勝目指して頑張りたいと思います。
由井大陽(スポ4=長野・佐久長聖)
――10000メートルを振り返って
きつかったというのが一番深いというか。とりあえずきつかったです。
――ゲームプランとしては
相手が競ってこないだろうなというのは分かっていて自分のリズムだけでどこまでいけるかということを試したかったのですが、最後までもちませんでした。最初に攻めれたことは良かったです。
――どのあたりで苦しくなりましたか
残り7回くらいです。なので6000メートル過ぎから厳しかったです。
――声援は聞こえていましたか
そうですね。アウトとイン側にいてくれたので。アイスホッケー部と他の大学の仲間が応援してくれたので最後まで頑張れたと思います。
――他の部門とは普段交流はしているのでしょうか
寮で一緒なので、結構一緒にご飯を食べに行ったりとか。あとは夏に海合宿に行ったりもしていて、結構仲はいいです。
――個人種目は全て終わりましたが、感想は
ベストは尽くせたかなとは思います。
――パシュートへ向けて意気込みをお願いします
3連覇が懸かっているので、何が何でも優勝したいと思います。
三村亨太(スポ3=北海道・釧路北陽)
――きょうの試合にはどのような意気込みで臨みましたか
まだ入賞していなかったので表彰台には乗りたいと思って臨んだのですが、結果としては悔しいという気持ちです。順位的にももう少し上に行きたいと思っていたので悔しいです。
――きょうの調子はいかがでしたか
調子自体は悪くなかったんですけど、ほかのみんなが強かったとしか言いようがないですね。自分の力不足です。
――10000メートルという距離に対して自信は
10000メートルは好きなので自信はあったのですが、もう少し力を出し切りたかったなと思っています。
――どういったレースプランで臨みましたか
だいたい34秒台でいければ表彰台を狙えるかなと思っていたのですが、最後落ちてしまったので、そこが敗因だと思います。
――最後にペースが落ちてしまった要因は何かありますか
いろいろありますけど、体力的な部分が大きいと思います。
――タイムに関してご自身での評価はいかがですか
タイムももう少し伸びても良かったかなと思っています。らいねんは最後の年なので頑張りたいと思います。
――あすへの抱負をお願いします
あしたはパシュートなので、3連覇を目指してチーム一丸となって頑張りたいと思います。
菊池萌水(社3=長野・野沢北)
――きょうのレースに対する意気込みは
滑らせるような感覚で、伸びるようなスケーティングをしたいと思っていました。
――レースを振り返っていかがでしたか
きのうよりはだいぶ滑ることができましたね。(ショートトラックから)乗り換えてまだ4回くらいしか滑っていなかったのですが、その中でもきょうは良い感覚で滑ることが出来たので良かったです。それと同時に、もっとこういう感覚を自分の中で研ぎ澄ませて、ショートトラックとの両立の中で、相乗効果で伸びていけばいいな、とは感じました。
――この経験を本職のショートトラックでも活かせそうですか
元々両方やっていて、今回3年振りくらいに普通のトラックを滑ったのですが、感覚を完璧に忘れていました(笑)。もう1度両方の良い感覚を思い出すことで、もっと違うパフォーマンスができるんじゃないかな、という期待があります。
――ここまでのインカレをチームとして振り返っていかがですか
ショートトラックではこういうものが無いので今回初めて参加したのですが、個人個人が自分と戦っているからこそ相手を尊重できるし、そういう中でお互い励まし合ったり高め合えるのは良い関係だと思います。また、この雰囲気の中走ることができたのは良かったと思います。
――今後の目標をお願いします
全日本選手権がこの前あったのですが、タイトルを取ることが出来なかったので、もっと自分の地力を強くして、次こそは取りたいと思います。