【アイスホッケー】決定力を欠き、初戦は無得点に終わる/法大戦

アイスホッケー

エイワ杯関東大学リーグ戦 9月7日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

TEAM1P2P3P
早大
法大

 夏合宿、大学交流戦を経てパワーアップした早大は関東大学リーグ戦の初戦を迎え、法大と対戦した。序盤から積極的に攻撃を仕掛けるも、第1ピリオドで相手に2点を先制される。続く第2ピリオドでは3点を奪われ、第3ピリオドでもゴールを決め切れなかった。0-5で悔しい敗戦となった。

 試合開始直後、第1ピリオドの2分、いきなり法大に先制点を許してしまう。FW飯塚創哉(教2=東京・早実)やFW清水朝陽主将(社4=北海道・武修館)などが積極的にシュートを仕掛け相手を揺さぶるが、相手からパックを奪っても思い通りの攻撃ができない。11分には法大に追加点を許してしまった。その後は、FW村上太一(スポ1=北海道・白樺学園)のシュートが相手キーパーに阻まれるなどゴールまであと一歩及ばない。

パックを奪って攻撃をする飯塚

相手選手とぶつかり合い奮闘する清水

 第2ピリオドでは序盤から攻めの姿勢を見せるものの、4分、法大に3点目を許してしまう。FW高見澤英翔(スポ2=埼玉栄)がゴール前で激しい攻防を繰り広げ意地を見せたが、その後10分、12分に立て続けに2失点してしまう。

法大に得点を許し悔しがる選手たち

 これ以上の失点は許されない状況で、早大に好プレーも見られた。早大の選手が1人少ない状態、いわゆるキルプレーの時間では、早大のDF陣が法大の厳しい攻撃に耐え、GK大塚斗琶(スポ2=北海道・苫小牧中央)が手でシュートを止めるなどした。FW杉本大洋(スポ1=埼玉栄)が相手からパックを奪い1人で攻撃を仕掛ける場面もあった。第2ピリオド終了間際には、清水が鋭いシュートを打ったものの得点にはならなかった。

ゴール前で攻める早大

 苦しい展開で迎えた第3ピリオドで早大の攻撃は一層激しさを増したように見え、相手との激しいぶつかり合いもあった。しかし、流れを引き寄せることができなかった。何度か訪れた得点のチャンスをものにすることができないまま、試合終了となった。

試合が終わり挨拶をする選手たち

 早大のシュート数は法大と拮抗していたものの、決定力を欠いた試合だった。来週は明大、中大と、強豪校との対戦を控える。今試合の反省を活かし、早大らしいプレーを見せてくれることを期待している。

(記事・写真 栗原礼佳)

 

 

◆コメント◆

DF共田野安副将(国教4=カナダ・George Eliot Secondary School)

――今日の試合を振り返っていかがでしたか

 まずは悔しいですね。夏合宿で頑張っていて、ミーティングをして早稲田のプレーを決めていました。しっかり奥でプレーすること、しっかりダンプしてフォアチェックして決めるというプレーですが、それを今日はできなかったから負けたのかなと思います。とても悔しい試合でしたが、しっかり振り返って次に活かしたいです。

――夏の間に取り組んでいたことを今日はどれぐらい活かせましたか

 良いところは出ていましたが、それを60分続けることがやはり難しくて、今日は出来なかったです。たまに出来ていましたが、しっかり 60分続けないと強い相手には勝てないです。

――先月の大学交流戦では法大に勝利していましたが、その時とは何が異なっていましたか

 同じことになってしまいますが、(大学交流戦では)夏合宿で決めた早稲田のプレーを60分間続けて、相手に得点を許さずに帰ってこられました。今日は逆に、相手に5点も決められてしまったので、リベンジしたいです。

――今日の試合で、収穫はありましたか

 前、(法大に)勝ったからいけるでしょう、というところがあったので、一試合一試合を大切にしないといけないということを知れた、というのが収穫です。準備が多分足りなかったので、しっかり準備をしなければいけないとことを皆分かったと思います。これからは舐めて試合に入らなくなるのかなと。そこが収穫になれば良いです。今日しっかり振り返って、そうなれるように頑張ります。

――次の試合に向けての意気込みをお願いします

 来週末の二連戦は明大、中大という強豪と戦わないといけないので、早大のプレーをしっかりやり、強豪にも勝てるようにしたいです。夏ベスト4はいけましたが、中大、明大にその時は敗れまだ今年は勝てていないので、リベンジできるように、絶対勝てるように頑張っていきます。

ーーありがとうございました!