関東大学選手権 5月6日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ
2025年秩父宮杯第72回関東大学選手権が開幕し、初戦に臨んだ早大は大東文化大に2ー5で敗北。試合の主導権を掴みかけた場面もあったが、相手の勢いに押し切られる形で、悔しい結果となった。
緊張感漂う第1ピリオド。大東文化大に3つのペナルティーが立て続けに与えられ、早大は数的優位でチャンスを掴む。DF松下仁(商2=東京・早実)が先制ゴールを挙げ、FW樋口能乙(スポ2=青森・八戸)・DF榎本康生(文2=東京・早実)のアシストも見事だった。しかしその後、大東文化が反撃。試合は同点に戻され、第1ピリオドは互角のまま終えた。
先制点を挙げ、喜ぶ選手たち
続く第2ピリオド、大東文化大が序盤から積極的に攻め込み、早大は失点を許しスコアは1-2に。さらに、ベンチマイナーペナルティーで早大は有利となったものの、得点にはつながらず。その後、大東文化大に連続ゴールを許し、点差は1ー4へと広がった。
第3ピリオド9分、FW飯塚創哉(教2=東京・早実)がFW村上太一(スポ1=北海道・白樺学園)のアシストからゴールをきめ、2点差に迫る。しかし終盤、大東文化大に追加点を許し、再び点差は3点に。さらに、早大の痛恨の反則が響いた。
パックを運ぶFW飯塚
失点を許し悔しがるGK大塚斗琶(スポ2=北海道・苫小牧中央)
試合は、2-5で終了。先制点を奪うもの流れをつかみきれなかった早大は、初戦を白星で飾ることはできなかった。
試合を終え、挨拶をする選手たち
チームとして、課題の残る試合だったが随所に光るプレーも見られた。ここからの修正と巻き返しに、次戦以降への期待がかかる。
(記事 坂部翔子 写真 栗原礼佳)
※掲載が遅くなり、大変申し訳ございません。
♦試合後コメント♦
DF松下仁(商2=東京・早実)
ーー今日の試合を振り返っていかがですか
シーズン初戦ということもあって、すごく大事な一戦でした。相手の大東文化大学さんには、去年も『自分たちは絶対に勝たなきゃいけない』という気持ちで臨んでいたんです。でも結果的に、昨季は一勝一敗に終わってしまって、自分たちとしても悔しさが残りました。だからこそ、今年はそのリベンジという強い気持ちを持って挑んだのですが、結果はこうなってしまって、本当に悔しいです。
ーー試合を終えて、どんな課題が見えましたか
今年に入って、ミーティングを重ねながら、みんなで“共通意識”をしっかり持ってやってきたんです。でもその中で、決定機を外してしまったり、シュート数では相手を上回っていたのに、得点につながらなかったという部分が大きな課題かなと。結果に結びつかないという現状が、今の自分たちの課題だと感じています。
ーー今回はご自身もゴールを決められていましたね
はい、スコアできたこと自体は凄く良かったと思っています。すごく良いパスが来たので、自分はそれを決めるだけでした。でも試合全体を振り返ると、やっぱり自分がもっとチームを引っ張っていかないといけないな、という責任も感じるので、自分もまだまだ成長していきたいと思います。
ーーありがとうございました!
FW 飯塚創哉(教2=東京・早実)
ーー試合を振り返っていかがですか
入りは良かったのですが、時間が経つにつれて足の動きやプレーにおいて、相手の方が良くなっていました。徐々に相手のペースに持っていかれてしまいました。
ーー得点されていましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか
第3ピリオドの方がパックに触ったり、プレーに絡むこと多かったです。第1ピリオド、第2ピリオドは少しプレーから遠いところにいたので、もうちょっと第1ピリオド、第2ピリオドからパックに近いところでプレーできれば、スコアチャンスもできたのかなと思っています。
ーー昨年と比べて、ご自身の状態はいかがですか
スキル的にはできることも増えていますので、去年と比べるとかなり良くなっているかなと思います。
ーー今回の試合を終えて、どのような課題が見つかりましたか
まずチームとして以前に、技術的な課題がかなり見つかったので、まず春はその修正にかかりたいです。
ーー今後への意気込みをお願いします
チームの目標であるインカレ優勝に向けてまだまだ時間はあるので、一つ一つの課題を改善して、最終的には決勝リーグで戦える、決勝にいけるようなチームにしていきたいなと思っています。
ーーありがとうございます!