練習試合、相手の守備に阻まれ敗北

アイスホッケー

練習試合 4月26日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

 4月26日、早大は中央大学との練習試合に臨んだ。第1ピリオドで1点、第2ピリオドで2点を奪われる苦しい展開が続いたが、FW飯塚創哉(教2=東京・早実)のゴールにより1点を返す。しかし第3ピリオドでは中大に4点目を許した後、FW村上太一(スポ1=北海道・白樺学園)が2点目を取り返すが、その後は中大に2点を奪われ2-6で敗北を喫した。

 試合開始直後は両大学とも攻めの姿勢を見せ、一進一退の攻防が続いた。相手がシュートを放つ展開が何度か訪れたが、GK大塚斗琵(スポ2=北海道・苫小牧中央)の守備が光り、ゴールを守る。また、DF陣も多く活躍を見せた。しかし第1ピリオド14分、中大に先制点を許してしまう。17分には、ペナルティにより早大のプレーヤーが1人少ない状態、いわゆるキルプレーとなり、主導権を相手に握られてしまう。守りの時間が長かったが何とか耐え、第1ピリオドを終えた。

 第2ピリオドでは、早速相手のペナルティにより相手のプレーヤーが1人少ない状態、いわゆるパワープレーとなったが、これを生かせない。パワープレーの時間が終了した4分、中大に2点目を許してしまう。守備の隙を突かれた、一瞬の間でのゴールだった。その後早大は何度も攻撃を仕掛けようとするが、相手のDF陣に阻まれ思うようにプレーができない。主導権を握られ守備の時間が長く続き、14分には中大に3点目を許してしまう。しかし16分、今度は早大が相手の守備の隙を突きパックを奪うと一気にゴール前まで駆け、最後はFW飯塚がゴールを決めた。待望の1点を獲得した。

プレーをするFW飯塚

 第3ピリオドでも中大に主導権を握られ、7分にはさらに4点目を奪われてしまう。それでも早大は諦めず、DF田村隼人(スポ1=北海道・武修館)がシュートを放つ場面も見られた。そんな中、残り8分でチャンスが訪れる。中大のペナルティが2つあり、早大が5人でプレーするのに対し中大が3人でプレーするという、早大にとってかなり有利な展開になったのだ。このチャンスを絶対に逃すまいと早大は主導権を握り、13分、FW笹沼葵(教3=東京・早実)、FW飯塚のアシストによりFW村上がゴールを決め、2―4とした。しかしこの有利な時間が終わると、中大に15分には5点目、17分には6点目を取られてしまった。相手の勢いを崩すことのできなかった早大はこの後得点を奪うことができず、2-6で敗戦した。

積極的に攻撃を仕掛けるFW笹沼

 敗北したものの、得るものは大きかった練習試合だった。5月から関東大学選手権に望む早大はこれを糧にして、さらに良いプレーを見せてくれるだろう。

                            

                                           (記事・写真 栗原礼佳)