6点差で快勝し、セカンドリーグに弾みをつける/日大戦

アイスホッケー

 関東大学リーグ戦(秋リーグ)ファーストリーグ最終戦、日大との試合は9ー3と大差をつけて勝利した。ファーストリーグを4勝3敗で勝ち越し、勝ち点を12とし、4位でセカンドリーグ進出を決めた。

 

 第1ピリオドは、チャンスを得点につなげ、6ー0と盤石な試合運びを見せた。序盤こそなかなかアタッキングゾーンにパックを運べずに苦しむが、6分42秒、相手選手の反則によるパワープレーでこぼれたFW金井真副将(スポ4=北海道・苫小牧東)のシュートをFW共田野安(国教2=カナダ・ジョージエリオットセカンダリースクール)が押し込み、先制。その後はFW清水朝陽(社2=北海道・武修館)笹沼葵(教育1=東京・早実)FW清水が2点目を、FW林幹汰(文3=東京・早実)FW金井が立て続けに得点し、相手に落ち着く隙を与えない。GK千葉琉矢(スポ4=北海道・武修館)もピンチを冷静におさえ、無失点で20分を終えた。

 シュートを打つDF共田

 

 

続く第2ピリオド、点差に余裕のある早大はGKをGK飯見拓未(社2=東京・早実)に交代する。現在正GKを務める千葉は4年生のため、来季に向け、GK飯見に経験を積ませたいところだ。開始1分10秒、パワープレーのチャンスが訪れる。数的有利でパックを運び、ゴール前には、決めれば公式戦初得点となるFW江島陸人(国教4=東京・早稲田)。しかし放ったパックは惜しくも決まらなかった。3分50秒、キルプレーのピンチを迎えるが、GK飯見が丁寧にキャッチしてしのぐ。ベンチからはGK千葉の「飯見コール」が響いた。そのままキルプレーを失点せず乗り切ると、6分23秒、FW鎌田悠希主将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)が落ち着いてパックを運び、冷静に得点。7点差のため、大会規定によりランニングタイムとなった。無失点のまま耐え切りたい早大だったが、16分29秒、長く続いた攻撃を途切れさせることができず、日大主将・吉成翼に1点を返された。

 

ゴールを守るGK飯見

 

 7ー1で迎えた第3ピリオド。開始早々キルプレーのピンチを迎える。点差の余裕はあったが、流れをしっかり保持し、いいかたちで試合を締めくくるため、大切な第3ピリオドだ。キルプレーの2分間を守りきるがしばらく得点の動かない時間が続く。11分25秒、早大のDF陣から抜けた吉成(日大)とGK飯見が1対1に。シュートを弾くことはできず、日大に2点目を追加されてしまう。その後、早大は8点目、DF棚橋俊太副将(スポ3=愛知・東海)が鋭いシュートを突き刺し、さらにFW鎌田主将がFW笹沼からのパスをゴール前で合わせ、9点。残り時間4分12秒、日大の3点目がVARの後に認められると、最後は早大がキルプレーの状態で試合終了のブザーが鳴った。

2得点2アシストを決め、活躍したFW鎌田主将

 

 ファーストリーグの最終戦であった日大との試合を終え、早大は勝ち点を12とし、東洋大、明治大、法政大に次ぐ4位でセカンドリーグに進んだ。セカンドリーグでは勝ち点は一度リセットされ、上位4校が勝点を継続した状態でファイナルリーグに進むことになる。昨年の秋リーグは6位に終わっている早大は、セカンドリーグを突破できるかが焦点だ。セカンドリーグの初戦、29日の法大戦に勝利し、ファイナルリーグ進出に向けた大きな一歩を踏み出したい。

 

                           (記事、写真 田島璃子)

 

結果
早大 ピリオド 日大
6(29) 1st 0(8)
1(17) 2nd 1(13)
2(13) 3rd 2(8)
9(59) 3(29)

※( )内はシュート数

得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
早大 07:16 共田 金井 PP1
早大 08:48 清水 鎌田 川本
早大 09:18 笹沼
早大 10:26 清水 鎌田 棚橋 PP1
早大 11:44
早大 11:55 金井 田中 棚橋
早大 26:23 鎌田 清水 川本
日大 36:29 吉成 笹川 中川原
日大 51:25 吉成 中川原
早大 54:26 棚橋 金井
早大 55:12 鎌田 笹沼 江島
日大 55:38 小嶌 白鳥 内野
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする

早大メンバー
セット DF DF FW FW FW
棚橋 共田 川本 清水 鎌田
有賀 松下 田中 金井
上山 平林 笹沼
大塚 仲見 江島
GK 千葉、飯見