同点に追いつかれるも終盤突き放し、連敗ストップ!/日体大戦

アイスホッケー

 関東大学リーグ戦(秋リーグ)第5戦目、次の対戦相手は日体大だ。3週間ぶりの試合となる今回。第1ピリオド(P)は両者得点をあげることはなかったが、第2P早大の2連続得点から試合が動く。その後、相手に追いつかれてしまうが、第3Pで得点をあげそのままのリードで逃げ切った。3−2で勝利を飾り、連敗をストップさせた。

 第1P、両者パックを奪いシュートを打つが得点とはならない。中盤に入り、相手に攻められる展開が続き、自陣でプレーする場面が多くなる。その後、早大が一人選手が少ないキルプレーとなったが、ゴールを守りきり得点が動くことがなく第2Pへ。

ゴール前でパックを取り合う選手たち

  第2Pに入り、早大が試合開始から23分16秒、FW清水朝陽(社2=北海道・武修館)が相手からパックを奪い、ゴール前にいるFW川本周平(スポ4=北海道・白樺)にパス。FW川本がシュートを打ち、今試合の初得点となった。この得点で勢いづいた早大は、フェイスオフからFW金井真副将(スポ4=北海道・苫小牧東)がパックをキープし、相手のディフェンスを振りきりゴール前まで一点突破。相手GKとの一対一の戦いとなり、ゴールネットを揺らした。その後も早大ペースで試合が進み、得点につながる惜しいプレーが続いた。しかし、早大のペナルティが増え2失点をしてしまい、同点で第2Pを終えた。

ゴール前までパックを運ぶFW金井副将

  第3P、早大が試合の流れを掴み、果敢にシュートを打つ。早大のパワープレーが訪れ、DF共田野安(国教2=カナダ・ジョージエリオットセカンダリースクール)がシュートを打ち、このチャンスをものにする。その後も、追加得点を狙い、積極的に攻めるが惜しくもゴールとはならない場面も多くあった。しかし、このリードを守り3−2で勝利を飾った。

 

ゴールを守るGK千葉琉矢(スポ4=北海道・武修館)

 「第3Pは、本来らしいシンプルなプレーができた」と堤広利監督(平10人卒=東京・早実)は今試合を振り返る。シュート数でも12対6と大幅に上回っており、安定したプレーが見られた。しかし、第1P、第2Pでは、3週間ぶりの試合ということもあり、力が出しきれてなかったともいえる。次戦の大東大戦では、本来のアイスホッケーを見せ、大東大に快勝する選手たちを見られることだろう。

(記事 荒井理沙、写真 田島璃子)

 

結果
早大 ピリオド 日体大
0(13) 1st 0(7)
2(10) 2nd 2(12)
1(12) 3rd 0(6)
3(35) 2(25)

※( )内はシュート数

得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
早大 23:16 川本 清水
早大 24:14 金井
日体大 32:25 佐野
日体大 39:48 黒丸 伊藤 佐野 PK1
早大 48:38 共田 金井
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする

早大メンバー
セット DF DF FW FW FW
棚橋 松下 大塚 仲見 鎌田
有賀 沼田 田中 金井
共田 上山 平林 笹沼
  川本 清水 江島
GK 千葉、飯見

堤広利監督(平10人卒=東京・早実)

――今日の試合を振り返ってみていかがでしたか

3週間空いて久しぶりの試合だったので、最初選手たちも言っていましたが、試合感が遠ざかっていたということが1番の課題でした。

――各ピリオドを振り返ってみていかがですか

第1Pは0-0で終わってしまい、動きも固かったと感じています。第2Pに入っては、序盤に2点取れたんですけれども、そこでちょっと油断が生じたのか、反則が増えてしまい同点で第3Pを迎えて。 第3Pはようやく(調子が)戻ってきたかなというところで、本来らしいシンプルなプレーができたので、結果勝ててよかったです。

――前回、課題として「自分たちのプレーを60分間続けること」をあげられてましたが、その点は今日いかがでしたか

まだできてはいないと思っています。第3Pのプレーを第1P、第2Pでできていれば、もっといい結果になったと思います。

――最後に、明日も試合がありますが、その意気込みをお願いします

人数も少ないですし、連戦になって疲れも出てくるでしょう。とはいえ、今日1試合こなしているので、試合感は戻ってきてると思いますから、次戦頑張っていきたいと思います。