高麗大の速いスピードを前に4点差で敗北/高麗大戦

アイスホッケー

 今年度、早大の初練習試合は、高麗大だ。第1ピリオドは相手に主導権を握られ、早大はペースをつかめなかった。第2ピリオドに1点を返したものの点差を縮めることができず、1ー5で敗北した。

 第1ピリオド、開始直後から高麗大の猛勢が続く。相手の速いスピードと巧みなパス回しに翻弄(ほんろう)されながらも、早大はGK千葉琉矢(スポ4=北海道・武修館)を中心にチーム全体でくらいつく。守備に徹する早大だが、相手の一瞬の隙を突き、FW金井真(スポ4=北海道・苫小牧東)がゴール前にパックを運ぶ。しかし、惜しくもこのシュートは決まらず、その後も得点のチャンスが訪れるが相手のGKにゴールを阻まれる。11分25秒、早大はディフェンスを敷くが、相手にこぼれたパックを押し込まれ失点。その後も不意を突かれゴール前へのパスを許し、2点目を奪われてしまう。

相手選手の動きを見るGK千葉

 第2ピリオド、21分45秒(※)、パワープレーの場面で、ボード際でパックを取り合い混戦となるも早大がものにし、FW笹沼葵(教1=東京・早実)へパスを出す。そのまま、FW笹沼が放ったシュートは相手のDFをすり抜け、1点を取り返した。その流れのまま、攻撃を仕掛ける早大。しかし、FW鎌田悠希主将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)がシュートをするも堅い守りを持つ相手のGKにパックを捕られてしまう。その後も果敢にシュートを狙っていくものの、相手の素早い対応によりパックをゴール前まで運ぶことができない。後半、この点差を広げまいと粘り強く守る早大だが、ゴールを守りきれずに得点を許してしまう。

 

今試合で得点を決めたFW笹沼

2点差と厳しい状況で始まった第3ピリオド。開始から相手の攻撃が続き、22分2秒に相手の素早い動きに対応できず、失点。その後、15分51秒に訪れたキルプレーを守り切るが、相手の連携の取れた守備を崩すことができず、劣勢となる。9分30秒に更に1点を決められ点差が4点と広がる。早大は得点機を作ることができないまま、1ー5と敗北した。

 高麗大との練習試合は今年度、初の試合ということもあり新たな戦い方を試した一戦でもあった。今回の敗戦で新チームの課題を見つけ、より成長するだろう。また、新戦力の笹沼がシュートを決め、早大に頼もしい1年生が加入したことを実感した試合でもあった。初の公式戦は関東大学選手権での東海大戦だ。そこでの新たな早大アイスホッケー部に期待が高まる。

※試合は1ピリオド25分、ランニングタイムで行われた。

(記事 荒井理沙、写真 田島璃子)

 

結果
早大 ピリオド 高麗大
1st
2nd
3rd