早慶戦、思い出の詰まった東伏見で勝利を飾る

アイスホッケー

 宿敵・慶大との戦いが今年も東伏見の地にやってきた。両校のカラーで染められた早慶定期戦(早慶戦)の会場はOB戦、高校戦、そして早大スケート部フィギュア部門による美しいエキシビションによって盛り上げられる。その後行われた開会式ではダイナミックな演出で選手が登場し、現役戦への期待がより一層高まる。そうした空気に包まれたリンクで、4年生にとっては大学生活最後、そして1、2、3年生にとっては4年生と一緒に戦う最後の試合がフェイスオフ。序盤、相手のペースに合わせなかなか得点を重ねることができなかったが、第2ピリオド(P)で徐々に本来のプレーを発揮し、追加点を挙げる。3点差で迎えた最終Pは、慶大も追い上げを見せたが、最後の1秒までゴールを守り切り5-4で制した。

観客の拍手に答えるDF住友愛斗(教4=東京・早実)

 第1P、序盤から早大のペナルティーで不利な状況になるが、4分34秒にFW上山響平(スポ1=北海道・駒大苫小牧)が先制ゴールを決めると笑顔でメンバーとハイタッチを交わす。両チームは張り合い、得点が無いまま試合が進んでいく。残り時間5分を切り、PK(※2)で相手にチャンスを与えると、キーパーが弾いたパックを叩かれ同点となる。その後、相手のペナルティーが重なり数的に有利な状況が続くがパックはネットを揺らすことなく、振り出し状態で次のPへ。

 第2Pが始まり、ロングシュートがゴールの縁にあたるなど惜しいプレーが続く。このP、2回目のペナルティーでPKとなるが、「流れが悪いなと思っていたので、自分が変えてやろうと意気込みはありました」と試合後に語ったFW金井真(スポ2=北海道・苫小牧東)が相手の打ったパックを拾い勢いよくゴール前まで駆け上がって追加点を入れる。ここで流れが変わった早大は、FW杉本華唯(スポ4=北海道・駒大苫小牧)主将のアシストでルーキーFW林幹汰(文1=東京・早実)がゴールを決める。「決めるとこで決めてくれた後輩たちがいたのでそれはよかったなと思います」(杉本)。下級生が4年生への思いをプレーに示し、その後もFW鎌田悠希(スポ2=北海道・駒大苫小牧)が正面からシュートを放ち得点すると、4-1で最終Pを迎える。

ゴールへ駆け上がり、得点する金井

 しかし、慶大も簡単に勝たせてはくれない。開始10分で本日2点目となる金井真が得点を献上するが、その後、どんどん差を縮められ、慶大の12分16秒のゴールで一点差となる。追加点を入れたい早大は杉本が相手のパスをカットしてパックを運ぶといった粘り強いプレーを見せるがあと一歩のところで得点にならない。一方の慶大も最後までゴールを狙うがが、GK村上隼人(スポ4=北海道・駒大苫小牧)がしっかりとシュートを阻止し、5-4で早大が白星を挙げた。

キーパーを囲む選手

 MVPを獲得したのは早大の杉本主将。「やっぱり一番苦労してるのは彼だと思いますので、何かできることがあればこんなことくらいかなと思います」(内藤正樹監督、平3二文卒=北海道・釧路湖陵)。それは今シーズン、チームを支えたという感謝の気持ちが詰まったものであった。 悔しい試合も多かった中、集大成となる伝統の早慶戦を勝利という最高のかたちで終えることができた早大。来シーズンから最高学年となるDF務台慎太郎(スポ3=北海道・駒大苫小牧)は試合後、「チーム状況が苦しい中でも先頭を切ってチームづくりをいいものにしようとしてくれました。その姿は来年も見習うべき部分だなと思います」と最上級生としての意気込みを力強く語った。こうして先輩の背中をしっかりと記憶に刻んだ後輩たちに、バトンは繋がれていく。

杉本主将のMVPに喜ぶ下級生

※1 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が多く、数的有利な状態をパワープレーと呼ぶ。

※2 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が少なく、数的不利な状態をキルプレーと呼ぶ。

(記事 岡すなを、写真 七澤拓未、田島璃子、落合俊、宮島真白)

※( )内はシュート数

結果
早大 ピリオド 慶大
1(12) 1st 1(11)
3(14) 2nd 0(3)
1(12) 3rd 3(15)
5(36) 4(29)
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする

得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
早大 04:34 上山 沼田 杉本
慶大 16:57 田原 振津 PK
早大 28:40 金井 PK
早大 31:03 林幹汰 杉本
早大 35:40 鎌田 沼田 大塚脩世
慶大 40:28 振津 笹山 長谷部
早大 48:37 金井真 上山 務台 PP
慶大 51:25 笹山 長谷部 振津 PK
慶大 52:16 笹山 長谷部 振津 PK
GK村上 B-GK 千葉

早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
上山 杉本 林幹汰 務台 棚橋</td
鎌田 木綿 大塚鵬蓉 大塚脩世 沼田
金井真 田中 北村 住友 有賀
川本 林風汰 金井和 松下
コメント

内藤正樹監督(平3二文卒=北海道・釧路湖陵)

――今日の試合を振り返っていかがですか

うちも慶應もパッとしないというか、インカレ終わった後ということもありますし、内容はともかく勝てたことは良かったのかなと思います。

――第2P、金井真選手のゴールで徐々に流れが良い方向に変わりましたね

そうですね。相手よりも一歩先に動くというところをあの場面で金井が体現してくれたので、みんながそれに引っ張られるようにいったのかなと。1Pが相手に合わせたようなプレーをしていたので、そうじゃないよと、早稲田大学が一生懸命足を動かして体を使って守って、一個のパックを大事にしないといけませんので、それを2Pは相手より少しできたのかなと。それが数字につながったのかなと思います。

――第3P、慶大が追い上げてきて危ないシーンもありました

そうですね。ペナルティーがちょっと多かったですね。入れられた点数、全部ペナルティーだったので、余計な反則はするなと言ったんですけど。これも反則しないといけない状況に追い込まれる、それは結局足が動いていなかったり、慶應の方が一生懸命頑張っていたのかなと思います。それを体を使って止めれなくて、反則で止めようとした結果です。いいところ悪いところが出たという感じでしょうか。

――結果として、勝利を収めることができました

今まで40、50年近く負けてないので、40勝50勝とひとくちに言いますけど、年に1回しかない大会なので、これを1個ずつ積み上げるというのは、今日生まれた子供が50歳になるまで負けないということなので、それはやっぱり大事にしないといけないことだと思います。(スケート部は)来年100周年を迎えますが、そういうチームであることはとても大切なので、誰が選手、誰が監督になっても1勝ずつ積み上げるしかないかなと思います。

――MVPは杉本選手が獲得されましたが、そのことについてはいかがですか

今日の試合うんぬんではなく、1年間この決して強くないチームを一生懸命引っ張ったと思います。やっぱり一番苦労してるのは彼だと思いますので、何かできることがあればこんなことくらいかなと思います。

――4年生に向けてひとことお願いいたします

それぞれ、これから社会に出たり、留学したり、もう一回就活活動し直す人間とか色々いますけど、やっぱり体育会に限らず早稲田大学を出た人間の1人として、やっぱり誇りとプライドを持って社会に進んで欲しいなと思います。社会に出れば当然早稲田大学卒業という目で見られますので、それに恥ずかしくない知識と経験を身につけて準備をしたと思いますので、これから社会に出て、アイスホッケーをやってた人間として社会に貢献してほしいと思います。

――来シーズンにむけての意気込みをお願いいたします

また最初からやり直しですね。せっかく今年インカレベスト8を突破するチャンスだったんだけれども逃しました。また来年厳しい戦いになると思いますけれども、めげずにやらないといけませんので。他の部活も頑張ってますし、うちも頑張らないといけないと思います。

FW杉本華唯主将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)

――早慶戦を終えて今のお気持ちを聞かせてください

まあ、どんな形であれ最後勝ったのでホッとしています。

――今日の試合全体を振り返っていかがですか

両チームともに反則が多くて試合運びがすごく難しかったです。決めるとこで決めてくれた後輩たちがいたのでそれはよかったなと思います。

――個人のプレーを振り返っていかがですか

今日僕は今シーズン一番動きが悪かったのでみんなに助けられたという感じです。

――大学4年間を振り返っていかがですか

すごく良い先輩にも、良い後輩にも出会えて人の出会いに恵まれた4年間で、すごく感謝しています。両親にも大学4年間やらせてもらって感謝の気持ちでいっぱいです。

――内藤監督から、杉本選手が一番苦労したシーズンだったというお話もありましたがいかがですか

大変だったんですけど、まあ、みんなも大変だったんじゃないかなと思うので、自分が一番苦労したどうかは自分ではあんまりわからないですが、内藤さんがそう言ってくださるのはとてもありがたいです。

――後輩にむけてメッセージをお願いいたします

これからも早稲田はずっと僅差の試合が続くと思うんですが、このチームでやっていかないといけないというのも選手それぞれわかっていると思うので、辛いことの方が多いと思いますが逃げずに向き合って、一勝でも多く勝って優勝してくれればなと思います。

DF大塚脩世副将(スポ4=長野・佐久長聖)

――最後の早慶戦でしたが、どんな思いで試合に臨みましたか

大学ホッケー最後となりますし、自分のホッケー人生最後でもあったので、自分の集大成ということで、出せるものは出し切って臨もうかなと思っていた試合でした。

――早慶戦を終えてみた今のお気持ちはいかがですか

結果的に5-4で、あまり差をつけられなかったのですが、後輩のみんなが頑張ってくれて本当に良かったなと思います。

――後輩のみんなというお話が出ましたが、弟(FW大塚鵬蓉、スポ2=埼玉栄)との最後のプレーはいかがでしたか

自分が1浪して、何かの縁で弟も入ってきて2年間ホッケーやることができたのですが、自分のいい経験になったなと思います。国体でも数試合かぶるので、まだあることはあるんですけど、大学ホッケーで最後だったので本当に良かったなと思います。

――ホッケーに限らず、大学4年間を振り返ってみていかがですか

自分は受験で入ってきたのですが、最初は部活と授業のオンパレードで本当につらくて、大変だったのですが、何だかんだ先輩方に支えられて、同期にも支えられて、ここまでできてきたので、本当に皆さんに感謝したいです。

――チームの一番良いところは

みんな優しくて良い人が多いので、ずっと同じところに住んでいるというのもあって、本音で話し合えるところがあるのは本当に良かったことかなと思います。

――後輩へのメッセージをお願いします

来年から人数がどんどん減っていってしまうと思います。絶対つらい状況とか出てくるとは思うのですが、そこはチーム一丸となって、下級生は上級生を助けられるように、上級生は下級生を引っ張っていけるように、そういう所を意識して頑張っていただけたらなと思います。

DF住友愛斗副将(教4=東京・早実)

――早慶戦を終えて今のお気持ちを聞かせてください

4年間終わったなというのが素直な感想です。長かったような短かったような、体感としては長いけど、振り返ればあっという間だったなと感じています。これで本当に長い時間やってきた競技としてのアイスホッケーも終わりなので、試合内容はふがいないところが多々ありましたが、最後勝てて終わって良かったなと思っています。

―― 今日の試合を振り返っていかがですか

序盤結構良い試合をしちゃって、中盤点差離れたと思ったのにそこから観客の皆さんをドキドキさせる試合内容にしてしまいました。そこは後輩たちも先ほど言いましたが、来年以降修正点だと思います。勝てたことは本当に良かったです。今シーズン、一年間の締めくくりとしても、とりあえず結果勝ったということは良かったなとみんなで話しています。

――自身のプレーを振り返っていかがですか

良くはなかったと思います。ただ、対談の時にも話した自分のストロングポイントであるシュートブロックなどの体を張るプレーというのができたところは多くあったので、後輩がそこを感じ取ってくれていれば、自分の4年間の役目としては果たせたのかなという内容です。

――大学4年間を振り返っていかがですか

いろいろうまくいかないところや、苦しい辛い時も多くありましたが、そこを自分なりに解決して乗り越えられた4年間だと思っています。そこはホッケーの技術面でもそうですし、人間としても成長できる部分が多くあったので、長いようで短かったけど、内容の濃い4年間になったなと思います。

――後輩へのメッセージをお願いします

早稲田は人数も少なくて、なかなかスーパースターと言われるようなタレントも少ない中、これからも戦っていかなければならないですが、ポテンシャルはみんなあると思っています。自分たちのやるべきこと、よく言われる早稲田のホッケーを貫いて形にできれば、絶対良い成績を残せて、良いチームにもなると思うので、そこを目指してがんばっていただけたらなと思っています。OBとして、皆さんの活躍を見守っています。

 

FW北村瑞基(商4=東京・早実)

――早慶戦を終えて今のお気持ちを聞かせてください

あっという間だったなと思います。けど、仲間たちに感謝したいという気持ちが一番大きいかなと思います。

――今日の試合を振り返っていかがですか

自分たちとしてはすごく難しい相手で、ちょうどスピードが噛み合わなかったり、プレーのタイミングが噛み合わないことがいつも多い相手だったんですが、今日もそこに苦労しました。慶應もすごい良い部分もあったし、逆に早稲田の良い部分もあったので、そこで少しだけうちが上回ったかなと思います。

――自身のプレーを振り返っていかがですか

競技シーンという意味では、小さいときからずっと続けてきて、インカレでしっかり出し切った上での集大成という位置付けだったので、点が入ったという結果にこだわらなければ、自分なりのプレーができたのかなと思います。

――大学4年間を振り返っていかがですか

上手くいかないことがほとんどだったなと思います。もちろん一緒に寮生活をして楽しかった思い出もたくさんありますが、毎年早慶戦を除けば、節目で負けて終わるシーズンばかりだったので、何が足りなかったのかというところの結果が最後まで後輩たちに残せなかったなと4年間を振り返って思うので、いつかその答えを出してもらわないとずっとベスト8で負けてしまう伝統になってしまうので、ぜひ来年突破してほしいと心から願っています。

――後輩へのメッセージをお願いします

特に来年は4年生が少ないのでチームをまとめるのも大変かなと思いますが、来年キーになると思うのは新3年生の代です。すごくポテンシャルの高い選手がたくさんいるんですが、まだ少し抜けてる部分もあったので来年から上級生としての自覚を持って、自分たちがチームを引っ張るんだという強い意志を持てば、チーム全体がよくなっていくと思うので期待してます、頑張ってくださいと伝えたいです。

GK村上隼斗(スポ4=北海道・駒大苫小牧)

――本日の試合を終えられた今の率直な感想をお願いします

ほっとしたというのが一番の感想です。

――大学生活最後の試合となりましたが、どんな意気込みで臨まれましたか

最後に伝統ある『早慶戦』で引退できるというのは早稲田と慶應さんの良いところだと思ってはいて、やはりそこでは負けたくないという思いで臨んでいました。制限されていた中でもお客さんは来てくれていて、期待に応えたいという思いでした。

――今日の試合展開はキーパーという立場からみて、どのような展開だったと振り返りますか

1Pはやはり動きが硬いなという印象で、2Pは選手の足が動き始めて点も取ってきてくれて、3Pは3点差がついた状況で気が緩んでしまっていたのかなと思います。そこで、結果的に危ないゲームになってしまったと振り返ります。

――そんな「危ないゲーム」のなか守り抜かれたわけですが、ご自身のプレーはどのように振り返られますか

最後の試合ということで、緊張をしてはいましたが思ったよりは冷静に臨めていました。ですが、結果的に4失点してしまったということに関しては、もう少しチームを楽に勝たせてあげられたのかな、という思いです。

――これまで早稲田で過ごされた4年間はどんな4年間でしたか

すごい強い、すごい弱い、というチームではなかったのでどこの大学とやるにしても接戦が多いチームでした。だからこそ早稲田にいなければできなかった経験もあったと思いますし、充実した4年間に繋がりました。

――部活動を通して出会われた先輩、後輩の選手に対しての思い入れは

スポーツだけではなく私生活で素を見せてくれる先輩方が多くて、尊敬できる先輩方にたくさん出会えました。公私にわたって仲の良い部活でした。

――後輩に向けてメッセージをお願いします

4年生が4人という、来年も4年生が少ないチームなので、下級生が上手く支えてあげればいい結果になるのではないかと思います。応援してます!

DF務台慎太郎(スポ3=北海道・駒大苫小牧)

――開会式では旗手を務めました。どのような思いでしたか

 代々主務がやってきたものなのですが、早慶戦をつくり上げる人員の一人になれたというのが自覚でき、光栄なことだなと思いました。

――今日の試合を振り返っていかがですか

 最後の試合だったのですが、全体的に足を動かしてというような早稲田らしい部分が100パーセントできていたかというと全然そうではなく、難しい部分がありました。また、PKでの失点が僅差になってしまった原因だと思います。今後試合はないのですが、来年そういうところを改善していけたらいいなと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

分かっていたことなのですが、準備作業などもありコンディションが十分ではないものでした。序盤は運動量が少なかったと思うのですが、後半になるにつれて運動量も上がってきて、パス出しというのも徐々に良くなってきたんじゃないかなと思います。

――無事4年生を勝利で送り出すことができました。4年生に伝えたいことはありますか

本当に一つ上の人たちにはすごく可愛がってもらいました。今年はいろいろ苦悩もあったと思うのですが、そういうところをあまり見せず、チーム状況が苦しい中でも先頭を切ってチームづくりをいいものにしようとしてくれました。その姿は来年も見習うべき部分だなと思いますし、感謝の気持ちでいっぱいです。

――これから最上級生になり、チームをけん引していく立場になると思います。意気込みを聞かせてください

最上級生になって、これまで以上に後輩が見ているというか、先輩としての姿を見せていかなければいけないと思います。それはプレーだけではなく、もちろん私生活もそうですし、そういうふうに上に立つべき姿を見せながら多くのチームメートにいい影響を与えていきたいなと思います。

FW金井真(スポ2=北海道・苫小牧東)

――早慶戦にはどのような気持ちで臨みましたか

4年生の最後の試合だったので、みんな気持ちが入っていました。僅差にはなってしまったのですが、いい試合だったなと思います。

――東伏見での早慶戦は初めてでした。感触はいかがですか

普段よりも演出があったり、観客が多かったり、雰囲気がすごくありました。それでふわふわした状態で最初望んでしまいました。緊張もあったので、場慣れが必要だなと思います。始まったら緊張はなくなっていきました。

――試合を振り返って、いかがでしたか

点も取れましたし、自分の長所である体を使うプレーもできていたので、個人的には結構いい出来だったと思います。

――金井真選手は2ゴールを決められました。それぞれのゴールシーンを振り返って、いかがですか

1点目は、相手のミスからの得点で、そこを活かせて良かったです。2点目は、1年のFW上山(響平、スポ1=北海道・駒大苫小牧)がいいアシストをしてくれたので、あとは決めるだけでした。両方とも相手や味方に助けられた得点だったなと思います。

――ゴールで流れが変わりました。その点はいかがですか

こっちの反則も多くて、流れが悪いなと思っていたので、自分が変えてやろうと意気込みはありました。けれど、あんなにうまくいくとは思っていなかったです(笑)。

――4年生を勝利で送り出すことができました

最後勝てて良かったですし、4年生には感謝しかないので、それを自分の活躍と勝利で体現できたのが良かったです。

――来季への意気込みをお願いします

来季は上級生となって、自分にかかる役割も大きくなると思います。今以上に練習も試合もステップアップしていきたいです。