| TEAM | １Ｐ | ２Ｐ | ３Ｐ | 計 |
| 早大 | １ | ３ | ２ | ６ |
| 日体大 | ０ | １ | ０ | １ |
ここまで関東大学リーグ戦（リーグ戦）４試合まだ勝ちのない早大は、同じく４連敗中の日体大と対戦した。試合は第２ピリオド（Ｐ）に勝ち越した早大が、中盤以降もそのままリードを広げて勝利。もう負けられない中で、念願の初白星を飾った。
先制点がほしい早大は、序盤から主導権を握り攻めるが、なかなか枠をとらえることができない。第１ピリオドも終盤に差し掛かった15分、ゴール裏の壁に跳ね返ったパックがＦＷ仲見颯太（スポ４＝北海道・苫小牧東）のもとへ。フリーだった仲見が、これを落ち着いて決め、欲しかった先制点を奪った。そして残り４分となった場面。日体大が反則により一気に２人退場となり、早大は追加点を奪う機会を得る。数的優位の中、パスをつないでゴールをうかがう早大だったが、ディフェンス陣に阻まれて決め切ることができず、絶好の好機を逃した。
先制点を決めた仲見（左）
第１ピリオドで攻め続けるも、１点しか取れず迎えた第２ピリオド。４分にＦＷ林幹太（文４＝東京・早実）が抜け出し、相手ＧＫと１対１の状況になる。しかし、シュートが阻まれてゴール裏で跳ね返ると、逆に相手に速攻を仕掛けられて同点ゴールを奪われてしまった。試合は１－１の振り出しに。流れを引き寄せたい早大は８分、相手陣内でのフェイスオフからＦＷ高見澤英翔（スポ１＝埼玉栄）がゴール前へ運ぶと、アシストを受けたＦＷ上山響平（スポ４＝北海道・駒大苫小牧）が決めて勝ち越しに成功。続く10分には、ＦＷ飯塚創哉（教１＝東京・早実）が自ら斬り込んでゴールを奪った。さらに第２ピリオド終盤には、またも上山がシュートを決めて４点目。このピリオドでも、数的優位の場面で無得点など我慢の時間を過ごすこともあった早大だが、流れをつかむと一気に引き離した。
パックを運ぶＤＦ沼田恵祐（文４＝青森・八戸）
初勝利を懸けた最終ピリオド、猛攻を仕掛けようとする日体大に対して、ＧＫ大塚斗琶（スポ１＝北海道・苫小牧中央）の好セーブなどで追撃を許さない。すると13分、林の放ったシュートは惜しくも弾かれるが、ゴール前にこぼれると高見澤がすぐさま反応。貴重な追加点となるゴールを挙げた。その直後には再びゴール前の攻防で、最後は上山が押し込み６－１。上山は今日の試合だけで３得点を挙げる活躍を見せた。
攻め上がるＦＷ棚橋俊太主将（スポ４＝愛知・東海）
中盤以降、攻守が噛み合い、勝利を飾った早大。リーグ戦も終盤へと差し掛かっているが、まだまだ逆襲の機会は残されている。そのためにも「この後も、勝つためのプレーを60分間続けることができるか」（棚橋）との言葉通り、良かった流れを継続していくことが大事となる。残り２試合、今節の勢いに乗って勝利をつかめるか注目したい。
（記事 廣野一眞、写真 小島大典、大村谷芳）
コメント
ＦＷ棚橋俊太主将（スポ４＝愛知・東海）
――ここまで勝ちがない中で、どういった気持ちで戦いましたか
上を目指すチームとして、この試合は絶対に落とせない試合ですし、今まで勝ってなかったので絶対に勝つという思いがありました。
――第１ピリオドを１点リードで終えましたが、試合の入りとしてはいかがですか
今までの試合で出来なかった、シュートを多く打ったり、続けて流れをこちらに持ってくるということがこの試合でできました。１得点しかできなかったのですが、試合の流れとしてはとてもいいのかなと思います。
――結果的には６点を奪いましたが、攻撃陣の調子はいかがでしたか
今までＦＷ陣が得点できなくて、そこを課題としてずっと練習もしてきたので、この試合ＦＷで６点取ることができたので、これからもいいことにつながっていくと思うので良かったです。
――これからに向けて改善点や課題はありますか
今までの試合でも勝つためのプレーを１試合通してできていなかったので、次の２試合やその次のステージで、引き続き60分間通してできるかというところは課題だと思います。
――次戦に向けて意気込みをお願いします
次のステップに行くためには負けられない試合なので、絶対勝って次につなげたいと思います。